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「Pain in Japan」慢性痛セミナー

「ムンディファーマ株式会社」が実施した、“痛み”に関する大規模調査「Pain in Japan 2010」。
調査から見えることを専門医がレクチャーしてくれる報道関係者向けのセミナーは、
最前線の医療現場の取り組みを取材する貴重な機会です。

最終回のテーマは、
「筋骨格系疾患における“寝たきり”防止の取り組みと痛み治療」。
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日本の高齢者の多くが、腰痛や肩こり、膝の関節の痛みなどを感じているという実態がありますが、
「仕方がない」と痛みを我慢して抱えていると、どんどん身体を動かさなくなってしまい、
慢性の痛みを持つ高齢者の筋力が著しく低下していくということがよくあるそうです。

筋力が落ちたり、骨や関節に障害がある高齢者は転倒しやすくなり、
骨折などで動けなくなると、さらに筋力が落ち、最終的に“寝たきり”の状態になるとのこと。

高齢者にとって、適切な“痛み治療”とリハビリテーションがいかに重要かということを、
大阪医科大学の佐浦隆一教授がお話くださいました。

「“寝たきり”ではなくて“寝かせきり”!
痛みをコントロールして身体を動かしてもらうことが、
寝たきり状態の回避につながります!!」と、佐浦教授。

超高齢社会に向けて、痛みをどううまくコントロールしていくかが、
介護予防の大きな鍵を握っているといえそうです。

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さて、明日はがんに関する市民公開シンポジウムのおしごとで、
黒岩祐治神奈川県知事にお目にかかります。
7年も一緒に番組をやらせていただいた黒岩知事と、
ご来賓と司会という立場での再会は、なんだか不思議な感じがするような、楽しみなような…です♥

by mori-mado | 2011-12-09 19:51 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

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