モロッコへ行く。⑤ ~マラケシュダンジョン後編~
(マラケシュダンジョン前編のつづき)
広場を後にして、さらにダンジョン奥地へ進んでみる。
日本から持っていった旅行誌は、
大雑把なことしか書かれていない。
マラケシュダンジョンの複雑さに根負けしたのか、
付属の地図もあいまいで、あまり役に立たなかった。
使ったのは、『リヤドブッサ』でもらった、
現地発行の観光地図。
日本の旅行誌よりは細かくしっかり書かれている。
ただし、フランス語・・・。
それでもないよりはずっとマシなので、
異国の地図を握り締めて、さらなるダンジョンへ行くのであった。
進め、私!
行くんだ、私ィィィ!!
■今日のカメ
*画像をクリックしていただくと、大きく見やすくなります。
■ダンジョン北上中
実際は、15分くらいらしいのですが、迷いに迷って、30分くらいメディナダンジョンを北上したところ、モロッコらしい場所に出てきました。
この辺は、世界遺産史跡地区の中でも、重要な文化財が残っている地域です。
■きれい!
公道の門の装飾。何気なくなるものが、すべて凝っていて、きれいでした。
■さらに奥へ
北東に向かって進行中。
メディナの中には、たくさんロバがいて、荷物を運んだり、観光客を乗せたり、大活躍しています。と、同時に、そこら中に糞が落ちているので、結構、町は臭いです。
■狭い道を・・・
このあたりから、完全に行き当たりばったりで進んでいます(笑)。
■ダンジョンっぽいw
壁にある落書きが、またいい感じでダンジョンっぽい。
このあたりで、もう9割方迷子になっていましたが(笑)、テンションだけは上がります。
■なんか、塔きた。
なんかデカイ塔の前に出てきました。ダンジョンの目印になりそう。
■二股だが・・・
道が二手に分かれているが、どっちに進むべきか見当もつかん・・・(笑)。
■落書きが目印
とにかく迷いやすいので、たまにある壁のこういう落書きが、道をたどるとても重要な役目を果たしています。
■サッカー場
メディナの北東外れにあるサッカー場に到着。ここまですでに迷いに迷い、1時間(ホントは20分くらい)。
実は、この裏にある革なめしギルドに行きたかったのですが、地図見ても分からず、41度の中で朦朧としてきたこともあり、根負け。途中から、ちょっと高いチップを払って、自称ガイドモロッコ人に案内してもらいました。
■『タンネリ』
メディナの町外れにある『タンネリ』と呼ばれる革なめし職人地区です。
日本の旅行誌には、気軽に行けるかのように紹介されていましたが、とんでもない!行くのも、入るのも大変です。ここまでの案内役にもチップを払い、ここに入って写真を撮るにもチップを払います。しかも、高額を要求してくるので、「これだけだ!」と強く交渉する必要があります。
■タンネリの様子①
昔ながらのやり方で、手作業で革なめしを行っています。
■タンネリの様子②
毛が付いたままの革を強力な薬剤に漬けてなめすのですが、ここのタンネリ周辺は、ものすごい異臭がします。
牛いっぱいで掃除をしばらくしていない牧場と、アンモニア工場を足して2で割ったような・・・(笑)。ちょっと驚くくらいのニオイ。
■生ミント、大活躍
観光客はタンネリに入る前に、自称ガイドから生ミントを手渡されます。これを鼻に当てながら入れ、と言われます。
大げさかと思われるかもしれませんが、このミントないと、息吸えません、マジで。
■タンネリの様子③
革から取られた獣の毛。
■今度は、南下。
ようやくタンネリの見学が出来たので、今度はメディアを南西に向かって、南下。
南には、王宮などの史跡があり、北よりも少し開けています。
■南の町並み①
細い道のスークが集まる北に比べ、広い道も増え、優雅です。
■南の町並み②
モスクの塔。
■南の町並み③
観光客向けの馬車もたくさんいます。
■スパイススークの様子①
スパイス専門店が集まるスパイススーク(市場)があったので、立ち寄ってみました。
料理、薬、美容、用途は様々。
■スパイススークの様子②
三角錐にキレイに積みあがったスパイスの山。
■スパイススークの様子③
どうやってこんなにキレイに、崩れずに積み上げているのかと思ったら、スパイスの山の中に太い棒が入っていて、それを軸に固めているようです。
■スパイススークの様子④
ブレンドハーブティー、カモミール、ドライガーリックなど。
■スパイススークの様子⑤
この丸っこいの、ジャスミンです。
洋服ダンスに入れたり、トイレに置いたりする、芳香剤。
■スパイススークの様子⑥
スパイス店のお兄ちゃんと仲良くなったので、ハーブティーと、芳香剤のジャスミンを買っていくことにしました。
ハーブを挽いたりするのは、このレトロな挽き機を使います。
■スパイススークの様子⑦
量り売りのものは、この天秤と分銅を使います。現役!
■買いました。
ハーブティーとジャスミンを100gづつおまけしてくれて、ハーブティー600gとジャスミン300gで約3000円くらい。
■ハマムへ行く①
モロッコと言えば、「ハマム」(モロッコ式あかすり銭湯)。いっぱいあって、どこが良いのか分からず、かつ、フランス語での予約ができないので、『リヤドブッサ』のAliに相談し、地元のハマム「Hammam Mille & une Nuit」を紹介してもらいました。
ここは、待合室。ちなみに、男性も可(もちろん、別室)。
■ハマムへ行く②
チェックのカーテンの向こうに、更衣室やあかすり場があります。
ちなみに、地元のハマムに行ったので、リラックスとか優雅とかとはほど遠く、明るい半裸のモロッコおばちゃんによる本気のあかすりでした(笑)。
■ミントティー
待っている間にミントティーのサービス。
■ハマムへ行く③
昔のハマムの様子が描かれた絵。
■現地の地図
日本の旅行誌の地図がほとんど役に立たなかったので、『リヤドブッサ』でもらった現地発行の地図が頼りでした。フランス語であることが、唯一のネック。
この地図に、自分が気がついたことを書き込んで、自分用の地図を作っていきます。ゲーム感覚で楽しい作業でしたw。