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カテゴリ:着物
- 120521 二十四節気のアンティーク着物コーディネートIN小満[ 2012-05-21 14:46 ]
- 120514 ふのりで糊付け初体験[ 2012-05-14 22:27 ]
- 120509 便利グッズ!長襦袢の袖幅直し[ 2012-05-09 20:49 ]
- 120508 仕上げ完了![ 2012-05-08 21:56 ]
- 120505 二十四節気のアンティーク着物コーディネートIN立夏 アーカイヴ[ 2012-05-05 11:06 ]
- 120504 長襦袢と虹[ 2012-05-04 22:10 ]
- 120426 深紅の草履[ 2012-04-26 20:42 ]
- 120420二十四節気の着物コーディネート IN穀雨[ 2012-04-20 21:56 ]
- 120404 二十四節気のアンティーク着物コーディネートIN「清明」アーカイヴ[ 2012-04-04 13:46 ]
- 120305 二十四節気の着物コーディネート③啓蟄 アーカイヴ[ 2012-03-05 13:35 ]
今日は二十四節気の小満(しょうまん)です。
「春に蒔いた麦の穂が実りすこし満ちてきた」
というのが小満のもともとの意味でしたが、そこから次第にすべてのものが満ち始めてきた時期をさす言葉として使われるようになりました。

立夏を過ぎると夏日になることもあるので、気分も軽やかになる単衣(裏地のついていない一枚で仕立てた着物)に袖を通したくなる季節です。
現在の着物の暦では6月1日が衣替えとなっていますが、明治以前の衣替えは立夏から単衣の解禁だったそうです。
この着物の藤柄を気に入って骨董市で購入したのですが、当時は旧暦の衣替えを知らなくて、
「藤」は関東近辺では4月末から5月上旬で終わってしまう…
「うーん、なぜ単なのに藤の柄???いつ着ればいいの?」
となかなか出番がなく悩んでいましたが、立夏を過ぎたら着ていいんだとわかり気持ちスッキリ。
しかもこの着物の青い縦縞。これはまさしく「雨」。
「五月雨」の雨に藤が濡れる風情です。
小満は旧暦でいえばまだ卯月のはじめ、睦月・如月・弥生の春を終えて、ようやく夏に入った頃、ということになります。

「答えは自分の中にある」手帳セラピーよろしく、「柄の答えは着物の中にある(※自然と調和して生きていた時代のアンティーク着物に限る)」のですね~。

足元は、コルクの台に畳表の「常履き(つらばき)」といわれる畳表のなかでもカジュアルなものをセレクトしました。鼻緒の可愛らしさにひかれてオーダーしたお気に入りです。(京都の「やや」さんで鼻緒3500円、台20000円くらい)

半襟は柳揚という縦シボのある縮緬に藤と流水の刺繍。藤は池の上などに藤棚を作って鑑賞されることが多いので「水」のモチーフと一緒になっていることが多いです。
亀戸天神の藤棚は有名ですね。
さあ、これでコーディネートのできあがり。
着物の楽しみは寄りでみて美しく、引きで見て一枚の絵になる、この遠近両用を愛でる楽しみがあります。
ひとりでも多くの方に近くで、遠くでこのコーディネートの楽しさを味わっていただきたいと思い最近着まくっています。
講座で、カフェで、ワークショップでお会いしましょうね!
着物…一越縮緬の単 藤に五月雨柄
帯……塩瀬に刺繍 流水に菖蒲
半襟…柳揚縮緬 藤に流水
さとうめぐみ
「春に蒔いた麦の穂が実りすこし満ちてきた」
というのが小満のもともとの意味でしたが、そこから次第にすべてのものが満ち始めてきた時期をさす言葉として使われるようになりました。

立夏を過ぎると夏日になることもあるので、気分も軽やかになる単衣(裏地のついていない一枚で仕立てた着物)に袖を通したくなる季節です。
現在の着物の暦では6月1日が衣替えとなっていますが、明治以前の衣替えは立夏から単衣の解禁だったそうです。
この着物の藤柄を気に入って骨董市で購入したのですが、当時は旧暦の衣替えを知らなくて、
「藤」は関東近辺では4月末から5月上旬で終わってしまう…
「うーん、なぜ単なのに藤の柄???いつ着ればいいの?」
となかなか出番がなく悩んでいましたが、立夏を過ぎたら着ていいんだとわかり気持ちスッキリ。
しかもこの着物の青い縦縞。これはまさしく「雨」。

「五月雨」の雨に藤が濡れる風情です。
小満は旧暦でいえばまだ卯月のはじめ、睦月・如月・弥生の春を終えて、ようやく夏に入った頃、ということになります。

「答えは自分の中にある」手帳セラピーよろしく、「柄の答えは着物の中にある(※自然と調和して生きていた時代のアンティーク着物に限る)」のですね~。

足元は、コルクの台に畳表の「常履き(つらばき)」といわれる畳表のなかでもカジュアルなものをセレクトしました。鼻緒の可愛らしさにひかれてオーダーしたお気に入りです。(京都の「やや」さんで鼻緒3500円、台20000円くらい)

半襟は柳揚という縦シボのある縮緬に藤と流水の刺繍。藤は池の上などに藤棚を作って鑑賞されることが多いので「水」のモチーフと一緒になっていることが多いです。
亀戸天神の藤棚は有名ですね。
さあ、これでコーディネートのできあがり。
着物の楽しみは寄りでみて美しく、引きで見て一枚の絵になる、この遠近両用を愛でる楽しみがあります。
ひとりでも多くの方に近くで、遠くでこのコーディネートの楽しさを味わっていただきたいと思い最近着まくっています。
講座で、カフェで、ワークショップでお会いしましょうね!
さとうめぐみ
最近、いつにもまして着物の手入れがマイブームです。
日曜日はお天気も良かったので、ずーっとやってみたかった
ふのり(布海苔)
での糊付けをやってみました。
お手入れに使う布海苔はお味噌汁に入れる海藻の白いバージョンです。
「どこで入手できるんだろう?」
と思っていたら、インターネットで販売している新潟のお店を発見!
「便利〜」
と、さっそく取り寄せてみました。

白い方が取り寄せた糊付け用、紫色の方が近所の自然食屋で購入した食用。並べてみると色の違いがよくわかりますね。
まずは糊づくり。
ちぎったふのりを水でふやかし、鍋を火にかけ煮とかします。
見た目は寒天を溶かした感じ…続く
さとうめぐみ
日曜日はお天気も良かったので、ずーっとやってみたかった
ふのり(布海苔)
での糊付けをやってみました。
お手入れに使う布海苔はお味噌汁に入れる海藻の白いバージョンです。
「どこで入手できるんだろう?」
と思っていたら、インターネットで販売している新潟のお店を発見!
「便利〜」
と、さっそく取り寄せてみました。

白い方が取り寄せた糊付け用、紫色の方が近所の自然食屋で購入した食用。並べてみると色の違いがよくわかりますね。
まずは糊づくり。
ちぎったふのりを水でふやかし、鍋を火にかけ煮とかします。
見た目は寒天を溶かした感じ…続く
さとうめぐみ
ゴールデンウィーク中に取り組んだ単衣の季節に着る絽の長襦袢のお手入れの報告です。
骨董市で5000円で手に入れた長襦袢の袖幅が長かったので、自分で直すことに。
裁縫は苦手ですが、
着物を着るなら針仕事を避けてはいけないと頑張りました。

写真左下に見えるのは便利手芸グッズ
●アイロン定規
アイロンをかけながら縫い代の分量を計ることができるので超便利!
パンツの裾あげとかにも活用できそうでオススメです♪
さとうめぐみ
骨董市で5000円で手に入れた長襦袢の袖幅が長かったので、自分で直すことに。
裁縫は苦手ですが、
着物を着るなら針仕事を避けてはいけないと頑張りました。

写真左下に見えるのは便利手芸グッズ
●アイロン定規
アイロンをかけながら縫い代の分量を計ることができるので超便利!
パンツの裾あげとかにも活用できそうでオススメです♪
さとうめぐみ
ゴールデンウィーク中に手洗いした絽の長襦袢にアイロンをかけて仕上げました!

単衣(ひとえ)の時期が待ち遠しいです♪
さとうめぐみ

単衣(ひとえ)の時期が待ち遠しいです♪
さとうめぐみ
想像を絶する愛らしい草履が出来上がってきました!
八重桜の刺繍の着物の足元をご覧ください。

敬愛する着物文化研究家の中谷比佐子先生(チャコちゃん先生)が主催する
秋櫻舎
http://www.iki-modern.com/
に誂えをお願いして出来上がった草履です。
赤坂の名店といわれた
叶屋
の草履が誂えられるのは今や秋櫻舎だけ。
二石(にこく)の鼻緒は足に優しいです。
私好みの一枚台の高さは3寸。
でも、ハイヒールと違って前にも高さがあるから、sサイズでかかとを出して履いてもすたすた歩けます!
最近の草履の台は、ラメみたいなひかりかたをするものが多く、アンティークの着物に合うものがなかったので、相談して誂えることに。
待つこと1〜2ヶ月でした。
クリスチャン・ルブタンもびっくりな深紅の草履、お値段はルブタンよりずっと可愛く
25000円
銀座界隈の履き物屋さんでの値段を知っている人には驚きのお手頃価格だと思います。
誂えというと高いイメージがありますが、良いものを手頃に揃えてこその楽しみです。
秋櫻舎は、私が10数年以上探していた着物に関するグッズと叡智が全部あるといってもいいところで、訪ねて行って皆さんと話す時間が本当に楽しいです。
本格的な着付けや、体に優しい天然素材の着付け用品を探している人はぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか!
さとうめぐみ
八重桜の刺繍の着物の足元をご覧ください。

敬愛する着物文化研究家の中谷比佐子先生(チャコちゃん先生)が主催する
秋櫻舎
http://www.iki-modern.com/
に誂えをお願いして出来上がった草履です。
赤坂の名店といわれた
叶屋
の草履が誂えられるのは今や秋櫻舎だけ。
二石(にこく)の鼻緒は足に優しいです。
私好みの一枚台の高さは3寸。
でも、ハイヒールと違って前にも高さがあるから、sサイズでかかとを出して履いてもすたすた歩けます!
最近の草履の台は、ラメみたいなひかりかたをするものが多く、アンティークの着物に合うものがなかったので、相談して誂えることに。
待つこと1〜2ヶ月でした。
クリスチャン・ルブタンもびっくりな深紅の草履、お値段はルブタンよりずっと可愛く
25000円
銀座界隈の履き物屋さんでの値段を知っている人には驚きのお手頃価格だと思います。
誂えというと高いイメージがありますが、良いものを手頃に揃えてこその楽しみです。
秋櫻舎は、私が10数年以上探していた着物に関するグッズと叡智が全部あるといってもいいところで、訪ねて行って皆さんと話す時間が本当に楽しいです。
本格的な着付けや、体に優しい天然素材の着付け用品を探している人はぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか!
さとうめぐみ
立春から数えて6つめの二十四節気「穀雨」(こくう)のコーディネートをご紹介します。

「穀雨」は文字通り穀物に降り注ぐ恵みの雨の意です。萌え出た新芽を育てるために、時期をあわせて天が雨をもたらしてくれることにちなんでつけられました。
実際、春先は長雨が続くことが多いもの。ちょうど菜の花が咲くことにちなんで「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼びます。そこで着物を菜の花畑のイメージでまとめてみました。

着物の地の色の青は青空かそれとも雨か。菜の花を意匠化した可愛らしい花模様に影絵のような蝶々が飛んでいるのがいかにも大正~昭和のモダンな雰囲気を伝えています。東郷青児が蝶々を描いたらきっとこんな蝶々になったのではないかと思います。

そして帯にはアールデコ調に図案化された桜の柄を。桜模様の柄はたくさんありますが、花びらが散った後桜の木に残っている雄蕊と雌蕊「桜蕊」(さくらしべ)を図案化したものは珍しいはず。よく見ると、葉桜をバックに桜蕊、桜の花が描かれていて、一本の帯の中に花から結実へと移り変わっていく桜の命がしっかりと描かれていることがわかります。昔の人は身近にある自然をよーく観察していたのだと感心します。「見る」ことで自然のリズムをそれこそ自然に体に取り入れていたのでしょうね。
「穀雨」は二十四節季の「春」の最後に位置する節季で次の節季はもう「立夏」(りっか)。桜吹雪、葉桜、そして桜蕊の季節へ移り変わるごとに季節も進んでいくのです。帯揚げに鮮やかな黄色を持ってきて、菜の花畑を表現してみました。

半襟はたてシボのある地に蝶々の半襟です。下を見れば菜の花、上を見れば初夏へ向かう桜と舞い飛ぶ蝶々。
♪菜の花畑に入日薄れ 見渡す山の端 霞深かし♪
童謡「朧月夜」が似合うようなメルヘンチックなコーディネートに仕上がりました。
さとうめぐみ

「穀雨」は文字通り穀物に降り注ぐ恵みの雨の意です。萌え出た新芽を育てるために、時期をあわせて天が雨をもたらしてくれることにちなんでつけられました。
実際、春先は長雨が続くことが多いもの。ちょうど菜の花が咲くことにちなんで「菜種梅雨(なたねづゆ)」と呼びます。そこで着物を菜の花畑のイメージでまとめてみました。

着物の地の色の青は青空かそれとも雨か。菜の花を意匠化した可愛らしい花模様に影絵のような蝶々が飛んでいるのがいかにも大正~昭和のモダンな雰囲気を伝えています。東郷青児が蝶々を描いたらきっとこんな蝶々になったのではないかと思います。

そして帯にはアールデコ調に図案化された桜の柄を。桜模様の柄はたくさんありますが、花びらが散った後桜の木に残っている雄蕊と雌蕊「桜蕊」(さくらしべ)を図案化したものは珍しいはず。よく見ると、葉桜をバックに桜蕊、桜の花が描かれていて、一本の帯の中に花から結実へと移り変わっていく桜の命がしっかりと描かれていることがわかります。昔の人は身近にある自然をよーく観察していたのだと感心します。「見る」ことで自然のリズムをそれこそ自然に体に取り入れていたのでしょうね。
「穀雨」は二十四節季の「春」の最後に位置する節季で次の節季はもう「立夏」(りっか)。桜吹雪、葉桜、そして桜蕊の季節へ移り変わるごとに季節も進んでいくのです。帯揚げに鮮やかな黄色を持ってきて、菜の花畑を表現してみました。

半襟はたてシボのある地に蝶々の半襟です。下を見れば菜の花、上を見れば初夏へ向かう桜と舞い飛ぶ蝶々。
♪菜の花畑に入日薄れ 見渡す山の端 霞深かし♪
童謡「朧月夜」が似合うようなメルヘンチックなコーディネートに仕上がりました。
さとうめぐみ
今日は立春から数えて5つ目の二十四節気「清明」です。
「春の嵐」が過ぎた後は気持ちの良い青空。
桜満開、春爛漫、全身桜のコーディネートをお届けします♪

着物では防寒のために羽織やコートを着なくてすむ姿のことを「帯つき(姿)」といいます。ちょうど「清明」のころから気温が上がってくるので、街に「帯つき」姿の着物美人が増えてくるころ。こんな気候にあわせた装いのルールを「羽織は紅葉とともに着て、桜とともに脱ぐ」という粋な言葉で伝えています。絹などの自然素材から作られる着物はどこまでいっても地球と調和していく素敵な衣装だな~、と改めて思います。
「清明」のころの行われた行事のひとつに「踏青(とうせい)」があります。中国の古い行事が日本に伝わったもので、春の野に出て青草を踏んで遊ぶ、というなんとものどかなもの。重い上着を脱ぐ季節の喜びを味わえる行事だったのでしょうね。
この「踏青(とうせい)」に漢文の返り点(レ点)を打てば「青鞜(せいとう)」。明治の女傑、平塚らいてうが立ち上げた女性解放の雑誌の名前になります。
「青鞜」の命名は、当時のヨーロッパで知的な女性達が青い靴下を好んで履き「ブルーストッキング」と呼ばれたことに由来してつけられた、というのが定説ですが、人目を気にせず自分の意思で選んだものを履き時代を闊歩しましょう、というウーマンリブ運動を紹介する雑誌の思想の根底に、「春の野の青草を踏んで遊ぶ」という古事の影響があったのかもしれない、と想像するのも楽しいものです。過激といわれる人ほど、童(おさなご)のような純粋無垢な気持ちを持っているもの、わたしもいつもそうでありたいと思っています。

そんな「自由に踏み出す」モダンガールの先輩から力をもらって、その時代の長襦袢で作った「帯」をメインにコーディネートしてみました。
鳥の種類は謎ですが、堂々と羽ばたいているところが素敵です。「帯つき」の装いの楽しさはなんといっても「帯」。「帯に派手なし」と言われ、いくつになっても帯は派手なものを〆ていいことになっているのです♪
着物も帯も「柄」いっぱいなので、コーディネートのコツは両方に使われてある色の中で一番面積の少ない色でつなぐこと。この場合は、鮮やかな緑色です。

着物の柄の中にある、桜の葉っぱの色と謎の鳥の中にある緑色をとって、帯揚げを緑色にしました。こうすることで桜色の着物に横一文字緑が入り、季節を少しだけ先取りした「葉桜」の趣を演出することができます。

半襟にも桜で、満開の桜を表現。よく見ると渦巻きが刺繍されているので、「花吹雪の半襟」と名づけて楽しんでいます。
手帳セラピーをはじめると巻き起こる「ハッピートルネード」はこの半襟からイメージした言葉です。

そして胸元には懐紙の代わりに名刺を入れた懐紙入れを忍ばせて。平塚らいてうのように前に進む女性のイメージで。塩瀬地に桜の刺繍がされたこの懐紙入れは、大戸骨董市で見つけました。この名刺入れをたくさんの人にみていただけるよう、お仕事も広げていこうと思いを新たに購入しました。

そして、実は今回のコーディネートのポイントの謎の鳥が染められた帯は、大のお気に入りで着物雑誌『キモノ・ミオ』(2003年10月発売)の特集「街で見つけたキモノ美人」の取材を受けたときにも撫子柄の単の着物に合わせて着用しています。どこかでこの雑誌を見つけたらページをめくってみてくださいね。9年前のさとうめぐみが載ってます。
あの時はただのアンティーク着物コレクターでしたが、今はキモノコンシェルジュとしてもお仕事させていただいている…「着物で仕事をする」という「想いを貫く」ことができたから今がある、着物からたくさんのエネルギーをもらっているんだな~ありがたいな~と思います。装うことで生まれるエネルギーの循環に感謝です
着物……縮緬地桜色に七宝つなぎ・桜柄着物
帯…… 縮緬鳥柄染め帯(長襦袢地の仕立て直し)
半襟……縮緬地 桜刺繍
小物…… 塩瀬地懐紙入れ・桜刺繍 縮緬細工の桜袋物
「春の嵐」が過ぎた後は気持ちの良い青空。
桜満開、春爛漫、全身桜のコーディネートをお届けします♪

着物では防寒のために羽織やコートを着なくてすむ姿のことを「帯つき(姿)」といいます。ちょうど「清明」のころから気温が上がってくるので、街に「帯つき」姿の着物美人が増えてくるころ。こんな気候にあわせた装いのルールを「羽織は紅葉とともに着て、桜とともに脱ぐ」という粋な言葉で伝えています。絹などの自然素材から作られる着物はどこまでいっても地球と調和していく素敵な衣装だな~、と改めて思います。
「清明」のころの行われた行事のひとつに「踏青(とうせい)」があります。中国の古い行事が日本に伝わったもので、春の野に出て青草を踏んで遊ぶ、というなんとものどかなもの。重い上着を脱ぐ季節の喜びを味わえる行事だったのでしょうね。
この「踏青(とうせい)」に漢文の返り点(レ点)を打てば「青鞜(せいとう)」。明治の女傑、平塚らいてうが立ち上げた女性解放の雑誌の名前になります。
「青鞜」の命名は、当時のヨーロッパで知的な女性達が青い靴下を好んで履き「ブルーストッキング」と呼ばれたことに由来してつけられた、というのが定説ですが、人目を気にせず自分の意思で選んだものを履き時代を闊歩しましょう、というウーマンリブ運動を紹介する雑誌の思想の根底に、「春の野の青草を踏んで遊ぶ」という古事の影響があったのかもしれない、と想像するのも楽しいものです。過激といわれる人ほど、童(おさなご)のような純粋無垢な気持ちを持っているもの、わたしもいつもそうでありたいと思っています。

そんな「自由に踏み出す」モダンガールの先輩から力をもらって、その時代の長襦袢で作った「帯」をメインにコーディネートしてみました。
鳥の種類は謎ですが、堂々と羽ばたいているところが素敵です。「帯つき」の装いの楽しさはなんといっても「帯」。「帯に派手なし」と言われ、いくつになっても帯は派手なものを〆ていいことになっているのです♪
着物も帯も「柄」いっぱいなので、コーディネートのコツは両方に使われてある色の中で一番面積の少ない色でつなぐこと。この場合は、鮮やかな緑色です。

着物の柄の中にある、桜の葉っぱの色と謎の鳥の中にある緑色をとって、帯揚げを緑色にしました。こうすることで桜色の着物に横一文字緑が入り、季節を少しだけ先取りした「葉桜」の趣を演出することができます。

半襟にも桜で、満開の桜を表現。よく見ると渦巻きが刺繍されているので、「花吹雪の半襟」と名づけて楽しんでいます。
手帳セラピーをはじめると巻き起こる「ハッピートルネード」はこの半襟からイメージした言葉です。

そして胸元には懐紙の代わりに名刺を入れた懐紙入れを忍ばせて。平塚らいてうのように前に進む女性のイメージで。塩瀬地に桜の刺繍がされたこの懐紙入れは、大戸骨董市で見つけました。この名刺入れをたくさんの人にみていただけるよう、お仕事も広げていこうと思いを新たに購入しました。

そして、実は今回のコーディネートのポイントの謎の鳥が染められた帯は、大のお気に入りで着物雑誌『キモノ・ミオ』(2003年10月発売)の特集「街で見つけたキモノ美人」の取材を受けたときにも撫子柄の単の着物に合わせて着用しています。どこかでこの雑誌を見つけたらページをめくってみてくださいね。9年前のさとうめぐみが載ってます。
あの時はただのアンティーク着物コレクターでしたが、今はキモノコンシェルジュとしてもお仕事させていただいている…「着物で仕事をする」という「想いを貫く」ことができたから今がある、着物からたくさんのエネルギーをもらっているんだな~ありがたいな~と思います。装うことで生まれるエネルギーの循環に感謝です
今日、3月5日は二十四節気の3番目の節気「啓蟄(けいちつ)」です。
冬の間寒さを避けるために地中にもぐっていた虫達が春の気配を感じて地上に出てくる頃、という意味の「啓蟄」」は春を伝える暦の言葉としてよくニュース番組の天気予報などでも取り上げられるので、二十四節気の中でもポピュラーな節気名かもしれません。
「虫」という漢字はもともと「蝮(まむし)」をあらわした象形文字なので、啓蟄で目覚める生物には昆虫だけでなく、蛇や蛙などの爬虫類・両生類も含まれます。好き嫌いは別として生きとし生けるものすべてが生命エネルギーを感じて動き出す季節の到来です。
虫や爬虫類が好きな少女…といえば、「虫愛ずる姫君」を連想します。
平安貴族に生まれた姫君は女の子なのに毛虫や昆虫が大好き。姫君の乳母たちはこの奇行が将来の縁談に差し支えないかと日々気をもんでいますが、姫君は虫籠を片時も離そうとしない…やがてその虫籠のなかの毛虫たちは綺麗な羽を持つ蝶へと成長し、お転婆だった姫君も美しい姫となって心優しい貴族と結ばれる、という話です。
今日ご覧に入れるのは、そんなイメージの帯留。

そして最後にちょっとした遊び心として、縮緬細工の蝶をお太鼓結びにした帯の中に隠し持って。
巾着になっているこの縮緬細工はもともとはお琴の爪入れとして作られたものですが、巾着部分にはお香を入れて香り袋の代わりとして使っています。
奈良法隆寺門前にある古布の名店「おおたに」で購入しました。
「虫」といえば、「腹の虫」「虫の知らせ」「虫のいどころが悪い」「虫が好かない」などという言葉があるように、日本語では理性で説明のつかない感覚をいう時に「虫」という言葉を使いますね。
自分でコントロールすることのできない何か、これはまさに第六感「直感」。
二十四節気を通して自然に親しむことで自分の体の中に確かに存在する「虫」=「直感」に気づくことができるのです♪
自然の恵み、素晴らしいですね!
さとうめぐみ
冬の間寒さを避けるために地中にもぐっていた虫達が春の気配を感じて地上に出てくる頃、という意味の「啓蟄」」は春を伝える暦の言葉としてよくニュース番組の天気予報などでも取り上げられるので、二十四節気の中でもポピュラーな節気名かもしれません。
「虫」という漢字はもともと「蝮(まむし)」をあらわした象形文字なので、啓蟄で目覚める生物には昆虫だけでなく、蛇や蛙などの爬虫類・両生類も含まれます。好き嫌いは別として生きとし生けるものすべてが生命エネルギーを感じて動き出す季節の到来です。
虫や爬虫類が好きな少女…といえば、「虫愛ずる姫君」を連想します。
平安貴族に生まれた姫君は女の子なのに毛虫や昆虫が大好き。姫君の乳母たちはこの奇行が将来の縁談に差し支えないかと日々気をもんでいますが、姫君は虫籠を片時も離そうとしない…やがてその虫籠のなかの毛虫たちは綺麗な羽を持つ蝶へと成長し、お転婆だった姫君も美しい姫となって心優しい貴族と結ばれる、という話です。
今日ご覧に入れるのは、そんなイメージの帯留。

そして最後にちょっとした遊び心として、縮緬細工の蝶をお太鼓結びにした帯の中に隠し持って。

巾着になっているこの縮緬細工はもともとはお琴の爪入れとして作られたものですが、巾着部分にはお香を入れて香り袋の代わりとして使っています。
奈良法隆寺門前にある古布の名店「おおたに」で購入しました。
「虫」といえば、「腹の虫」「虫の知らせ」「虫のいどころが悪い」「虫が好かない」などという言葉があるように、日本語では理性で説明のつかない感覚をいう時に「虫」という言葉を使いますね。
自分でコントロールすることのできない何か、これはまさに第六感「直感」。
二十四節気を通して自然に親しむことで自分の体の中に確かに存在する「虫」=「直感」に気づくことができるのです♪
自然の恵み、素晴らしいですね!
さとうめぐみ
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