GENERAL HEAD MOUNTAIN GENERAL HEAD MOUNTAIN

深みを増す日々に、ただ微笑みを。5
〜前回のあらすじ〜
「木漏れ日にツキル」が完成する。


僕が思う「刺さる音楽」に確かに辿り着いた。
しかし、それだけだった。
刺さっただけ、それ以外の言葉が見つからなかった。
そして僕は、再び考える。
「刺す事は出来た、ならば刺さった状態で何かをそこから染み込ませる事が出来たならより新たな感覚が生まれるのでは」と考えれば考える程に、寝言のようにふわっとした感覚ではあるがそう思うようになった。
「しかし、何を染み込ませればよいものか。どうせなら温かい方がいいな、しかも人肌ぐらいがいいな」と思った時、背筋にひゅっと風が吹いた感覚。
それと同時に襲ってくる絶望的な自己嫌悪。
しかし「迷ってる時間はない」と腹をくくる。
「破壊と再構築」の後に見えた世界は、バカっ面で何となく呼吸をするだけの猿、すなわち僕の身体の真ん中あたり。
しかし、それをどう書いていいのか分からない。
分からない時は、書き殴る。
と言う訳で、勢い一発、声にすれば「うおー」、とにかく書き殴る。
そして出来上がった新曲は、なかなか危ない香りが漂う変な奴だった。
でもそんな空気感なのに、触れても痛くないし、なんだか少しだけ温かい。
しかし、これが本当に僕が求めていたものだったのか半信半疑。
とりあえず、この曲には「月」と言う綺麗な名前をつけてみた。
うーん、しっくりこない。
「ライブでやればしっくりくるかな」なんて思いながら、「木漏れ日にツキル」のリリースを待っていた。


続く。
by sekennosukima | 2010-01-18 09:25
<< 深みを増す日々に、ただ微笑みを。6 深みを増す日々に、ただ微笑みを。4 >>