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日本時間の今日の早朝、ついに今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)が始まりました。わがミランは、グループHで、何とバルセロナと同じ組になってしまいました。
バルサは、現時点で誰もが認める世界一のクラブチームです。2年連続世界最優秀選手のメッシだけでなく、W-Cupに優勝したスペインのイニエスタ、シャビらの素晴らしい選手たちが縦横無尽にパスを繋ぐポゼッション・サッカーは誰が見ても楽しいですし、本当に強いです。昨年のチャンピオンズリーグ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦も圧勝し、名将ファーガソン監督も脱帽せざるを得ませんでした。今年のCLも注目点は、バルサが下馬評通り連覇をするか、もし止めるチームがあるとすれば一体どこなのか?という構図です。 そのバルサといきなりグループリーグの初戦で対戦することになり、しかも敵地カンプノウということで、なんとかドローに持ち込めれば!と思っていましたが、見事2-2の引き分けに持ち込むことができました。 KO直後の24秒、高めのセンターバック2人をスピードで置き去りにしたパトが見事なゴールで先制!昨シーズンのデルビーのゴールを思い出しました。しかし、パトに厳しいマークがつき始めるとペースは徐々にバルサのものになり、それからの90分はほぼミラン陣内でバルサに自由自在にパスを回されるということになってしまいました。しかし、そんな中でもメッシの個人技とスピードでペドロが合わせただけのゴールとビジャのFKによる2点だけに抑え、反撃の機会を待っていました。するとロスタイム2分が過ぎ、もう1プレイか、というところでミランがCKの機会を得、セードルフのキックにチアゴ・シルヴァが頭で合わせ、同点に追いついたのです!!私も熱狂しました!!!DFの選手だけでなく、MFの選手も粘り強くバルサも攻撃を凌いだ苦労を神様が見てくれていたのでしょう。特にネスタが久々に素晴らしい読みと身体能力を発揮してくれました。アバーテも凄く良かったと思います。 まあ常識的にはグループHはミランとバルサの2強の勝ちぬけで決まりでしょうが、バルサに勝つためには、という一筋の光明が見えた気がします。しかも、今日はエースのイブラヒモビッチにロビーニョ、インザーギまで欠いたメンバーだったのですから、限りなく勝ちに等しいドローだったと言えるでしょう! 次は今週末のナポリ戦です。これも厳しいアウェイ戦ですが、やってくれると思います!!
9月11日はNYの同時テロからちょうど10年に当たる日でした。そして、今年の3月11日の東日本大震災からはちょうど半年でもあります。ロイヤルチェンバーオーケストラ(以下RCO)では、この第80回定期演奏会をチャリティーコンサートとして、開催しました。
プログラムは三枝成彰の”震災のためのREQUIEM”とモーツァルトの「レクイエム」K626。 三枝さんの方は、1995年の阪神淡路大震災のために書かれた作品で、1998年の「1,000人のチェロコンサート」で初演されました。それは弦合奏曲に編曲したもので、祈りを捧げるような静かな曲です。チェロやヴァイオリンが奏でる物悲しくも美しい旋律は、いつまでも耳に残るような素晴らしいものです。 そしてモーツァルトの「レクイエム」。ご存知の方も多いでしょうが、モーツァルトが書いた最後の作品です。この曲中の「ラクリモーザ」の8小節まで書いたところで、モーツァルトは天に召されてしまいました。RCOでは、この公演に当たりRCO専属の合唱団を立ち上げて、質の良い演奏をしようということになりました。そこで、昨年12月のメンデルスゾーンの”讃歌”の時のスペシャル合唱団で歌って頂いた方を中心にRCO合唱団を結成し、半年前から練習を重ねてきたのです。合唱団の指導は、大学の1年後輩の小屋敷真先生にお願いをし、団員も弊社の合唱団の海外ツアーのリピーターの方たち、私の高校時代の合唱団の仲間、弊社のオペラツアーのリピーター、そして私が教えている青山女声合唱団まで、ごくごく親しい方たちに集まってもらいました。この場を借りてお礼申し上げます、ありがとうございました!! 指揮はもちろん音楽監督の堤俊作氏。合唱団だけの練習にも何度も足を運んで頂き、かなり気合の入ったコンサートとなりました。彼独特の解釈で、テンポはかなり速めで、最初は面喰っている団員も多かったようですが、最後はモーツァルトの素晴らしい音楽を満喫できたようです。当日のお客様の入りもほぼ満席で、終演後は万雷の拍手を頂きました。ご来場頂きましたお客様も本当にありがとうございました!
チャリティーマッチのためにACミラン・グローリエが来日しました。ACミラン・グローリエとは、2003年に創設された栄光のミランOBたちによるチームで、今までも恵まれない子供たちや難病と闘う人々、震災の被害者のための組織「ミラン財団」の付属機関です。そのグローリエが、東日本大震災のために来日して、チャリティーマッチを仙台で行ったのです。対戦相手は、元Jリーガーによって今回組織されたJエスペランサ。主にドーハ組、フランスW-Cup組の日本代表、そしてベガルタ仙台OB組によって豪華なメンバーが集まりました。
さて、今回のミラン・グロリエのメンバーです。 主なところだけ挙げておきます。まずキャプテンは不滅の永久欠番6、永遠のカピターノ、フランコ・バレージ。バレージと一緒にミランとアッズーリで黄金のディフェンスラインを形成した、アレッサンドロ・コスタクルタ。昨年まで現役だったGKのブラジル人ジダ。抜群の運動量を誇ったステーファノ・エラーニオ。悲劇のレフティ、ジャンルイージ・レンティーニ。ザッケローニの下で活躍したフェデリコ・ジュンティ。左サイドスペシャリスト、元ブラジル代表のセルジーニョ。エスパルスでも活躍したFWのダニエレ・マッサーロ。元フランス代表でバロンドールも獲得したジャン・ピエール・パパン等々。 他にも懐かしい選手はたくさんいましたが、やはり最初に感動したのはバレージが6番のユニフォームでピッチに現れた時です!しかし、今回のメンバーの中でも最年長なので、5分くらいで膝に手をついてハーハー言っていましたので、きっと運動不足なのでしょう。前半の途中で早々に退いてしまいました。でも、ラインを統率する姿は昔のままで、涙が出そうになりました。ビリー(コスタクルタ)の抜群の読みによるナイスカヴァーもジーンときました。マッサーロも頑張っていましたが、1人だけちょっとお腹が出ていて、足はついていかないようでした。そんな中で動きが1人だけ別次元に素晴らしかったのがセルジーニョ。3年前まで現役だったので、当然なのかも知れませんが、まだまだ現役で出来る感じでした。見事なFKも決めてくれました。パパンも何度か切れ味鋭いドリブルを披露、あわやというシュートも放ってくれました。GKのジダは後半の途中で退いたのですが、何と残り5分くらいのところでユニフォームを着替え、フィールドプレイヤーとして、前線でボールを追い始め、万雷の拍手を浴びていました。ジダはハーフタイムの時にフィールドでリフティングをしていたのですが、これがまた素晴らしいのです。やはり規格外の選手だったのでしょうね。 Jの方では、元ベガルタで岩本輝雄や千葉直樹、平瀬智行らが張り切っていましたが、やはり1人だけ動きが違ったのが、当夜1人だけ現役選手として出場したカズです。拍手も1番大きかったと思います。また、シュートを決めたのが福田正博、北沢豪というカズと同じドーハ組というのも、彼らのスター性なのでしょうか。 両チームのキャプテンはカズとバレージだったのですが、カズがイタリアに渡ってジェノアのプレイヤーとして1年だけプレイしましたが、その最初のゲームの開幕戦でミランと対戦してゴール前で激突して鼻骨を骨折させられた相手がバレージ。この2人が握手を交わすシーンには思わずニンマリでした。また元エスパルスの同僚であったマッサーロと澤登正朗はひときわ熱い抱擁を交わしていましたし、他にも各選手の現役時代の動きそのままのところもあったりして、大満足の一夜となりました。 さて今夜は、セリエAの開幕戦です。ストライキで2節を流してしまったので、正確には第3節からの開始になるのですが、ミランは難敵ラツィオです。Forza Milan!!! ![]()
先月末、テノール歌手のサルヴァトーレ・リチートラがシチリア島にてスクーターで交通事故に遭い重体という第一報に接し、非常に心配しておりましたが、今朝、脳死判定を受け、臓器提供というショッキングなNEWSが入ってきました。彼は1968年8月10日生まれなので43歳になったばかり。今月のボローニャ歌劇場の来日公演では、「エルナーニ」のタイトルロールを歌う予定でした。最近は、まさに脂が乗り切った感じでしたので、残念でなりません。
スイス生まれですがシチリア人の両親を持ち、パルマで声楽の勉強し、カルロ・ベルゴンツィに師事し、1998年パルマ・レッジョ劇場の「仮面舞踏会」のリッカルド役でデビュー。同年のヴェローナ野外音楽祭で急遽同役の代役のオファーがあり、大成功。2000年にはムーティ指揮の「トスカ」のカヴァラドッシ役でスカラ座にデビュー、12月7日には「トロヴァトーレ」のマンリーコ役にも大抜擢されました。METではパヴァロッティのドタキャンを受け、カヴァラドッシ役でセンセーショナルな成功を収め、その後も順調にキャリアを重ねてきました。声は本格的なテノーレ・スピントで、ポスト3大テノールの最右翼とも言われました。アクートが強く、中低音から高音まで安定感があり、繊細な表現も出来る非常に貴重な歌手でした。 素顔の彼は、大スターであるのにまったくおごることがなく、イタリア人にしては無口で多くを語らず、しかし人懐っこい笑顔が魅力的なナイスガイでした。2年前にミラノで食事をした時も、イタリアとスイスの国境近くの実家からバイクで来ていて、しかも数年前にもバイクで大きな事故を起こしていたので、くれぐれも気をつけて運転して下さいね!と言っていたのに。 このブログでも彼のことは何度も書いてきました。良いことも悪いことも。今朝からずっと彼のCDを聞いていますが、本当に残念です。心から冥福を祈っています。 ![]()
当日のコンサートは、第79回の定期演奏会でしたが、編成は小さめでちょっと渋めのプログラムによる定期演奏会になりました。そしてゲストはチェロの林峰男。堤マエストロの桐朋の同級生で、今もとても親しくされているようですが、スイスに住んでいらっしゃって主にヨーロッパで活躍していらっしゃいます。
さて当日のプログラムは、 シュターミッツ作曲「シンフォニア・パストラーレ ニ長調」作品4-2 クープラン作曲「チェロと弦楽合奏のための演奏会用小品集」 ハイドン「チェロ協奏曲第1番 ハ長調」 シューベルト作曲「交響曲第5番」 というなかなか玄人好みするような渋いプログラムになりました。 演奏は林さんのソロはもちろんのこと、まとまりのある好演だったと思います。また、マエストロが得意とするハイドンとその近辺の作曲家が多かったために、メンバーたちも手慣れたもので、安定感がありました。 また、この日のプログラムのプログラムノーツも私が書きました。 さて次はいよいよ9月11日(日)のモーツァルトの「レクイエム」です。NYの同時テロからちょうど10年の日にモーツァルトのレクイエム」とは意義深いコンサートになりそうです。昨年秋にメンデルスゾーンの「讃歌」を歌った時の合唱団のメンバーを中心に、RCO(ロイヤルチェンバーオーケストラ)合唱団を組織し、この日のために練習を重ねてまいりました。興味のある方は、晴海の第一生命ホールで15時開演ですので、ぜひ足をお運びください!私もバスパートの1員として合唱を歌う予定です。また、「レクイエム」の前プロで、三枝成彰の「震災のためのRequiem」も演奏する予定です。
津田ホールでオペラ?最初に聞いた時に驚きましたが、演奏会形式で伴奏はピアノと聞き、納得しました。舞台の後方に30名ちょっとで2列の合唱団、上手奥にピアノ、上手手前に指揮者、そして、舞台前方に6名のソリストたちと譜面台という並びでした。そして驚いたのは、舞台後方の反響板の中央部に映し出された字幕です。スクリーンなどはまったくなく、普通の備え付けの反響板に見えるところに字幕が映し出されるのですが、非常に読みやすく、クリアーでキレイなのです。プロジェクターから投影されていると思いますが、あんなにキレイならスクリーンは要らないかも知れません。
さて「夢遊病の女」ですが、ベッリーニの作品の中では圧倒的に「ノルマ」が有名で上演回数も多いでしょう。「カプレーティとモンテッキ」「清教徒」「テンダのベアトリーチェ」などと並び時々上演される、というのがこの「夢遊病の女」です。ストーリーは主役の夢遊病の娘が眠ったまま細い橋を渡るという荒唐無稽にもほどがある内容ですが、スイスを舞台とした牧歌劇です。音楽は素晴らしいのですが、アミーナとリーザという2人の卓越した技術を持つコロラトゥーラ・ソプラノが必要なのと、エルヴィーノというハイCの上の超高音が必要となるテノールがいないとオペラにならないので、なかなか上演回数に恵まれないのでしょう。しかし、アリアや合唱などの旋律の美しさはベッリーニのオペラの中でも特筆すべきオペラと言えます。 私もこのオペラを見るのは2003年のウィーン国立歌劇場以来のような気がします。この時はとにかくステファニア・ボンファデッリが全盛期で、完璧なテクニックに容姿の美しさで1人で観客を魅了していました。最近はまったく彼女の話を聞かなくなってしまいましたが、どうしたのでしょうか。音声障害になってしまったのは知っていますが、そのあと復活したはずだったのですが。やはりコロラトゥーラは難しいのですね。グルベローヴァやデヴィアは特別の中の特別なのでしょう。 さて、話がすっかり横に逸れてしまいました。当日のキャストは、主役のアミーナに平井香織、ライヴァルのリーザに村瀬美和、エルヴィーノの青柳明、ロドルフォにバリトンの折河宏治というメンバー。不勉強で申し訳ありませんが、ほとんど見たことがないメンバーながら、まず平井香織さんは素晴らしいソプラノでした。コロラトゥーラにしては少し太く当てすぎかな?という箇所もありましたが、アジリタのテクニック、高音から中低音域までムラのない声、音量的にも申し分ない立派な声でした。プログラムのプロフィールを見るとR.シュトラウスやワグナーを多く歌っているようですが、ベルカント・オペラも十分に行ける感じでしたが。今度はもう少し大きなホールでコンサート形式ではないちゃんとした演技付きのオペラを見てみたいものです。 テノールの青柳明さんはある意味で驚愕させられました。まず良い面は、とにかく上が強く、ハイCよりも上の音でもさほどムリなく出すことが出来ます。レッジェーロのテノールにしては音量も十分で、最後の方でもまだまだ大丈夫そうでしたので、発声も悪くないのかも知れません。しかし、あまりに棒声で、抑揚がなく、浅いポジションでアペルトに当たりすぎている感じです。あと、曲の最初のフレーズのところの音程が悪く、いつもふらついてしまうのはなぜでしょうか?きっと持っている素質は大きいのだと思いますが、あの歌い方では素人にも素人くさく見えてしまうと思います。
日本時間の月曜日の早朝にW-Cupドイツ大会の決勝が行われ、日本が1度も勝ったことのないアメリカにPK戦で勝ち、みごと優勝を飾りました。あらゆるマスコミがこれ一色なので、もう知らない人はいないでしょう。
私もライブ中継で見ていましたが、2度先行されながら追いつき、勝った瞬間は歓喜の雄たけびをあげました!そして、キャプテンの沢選手が大会NVPと得点王に輝き、名前を永久のものにしました。 まさに歴史的な快挙で、口を挟む余地のないあっぱれな勝利と選手たちのパフォーマンスでした。ただ、単純に男子のW-Cupと比べることはできませんし、ましてや他のスポーツと比べるのもナンセンスです。この大勝利を単純に喜びましょう! それから、女子サッカーをサポートしている企業も今は良いでしょうが、これからも継続的に応援、サポートして欲しいものです。マスコミもすぐに飽きてしまうのが日本のマスコミの特徴なので、これからもずっと女子サッカーを取り上げて欲しいものです。 それにしても女子サッカー。20年前、10年前と比べて、考えられないくらいの進歩をしています。ほんの10年くらい前は見ていて恥ずかしいくらい下手で、戦略も稚拙でしたが、今は男子も見習う必要があるのでは、と思うほどです。また、それは日本代表だけでなく、他の国も本当に上手く、強くなりました! これからも頑張って下さい、なでしこジャパン!!
昨日の投稿がなぜか文章の途中で切れてしまって、最後の方が見れなくなっていましたので、続きを書きます。
ただ私は、オペラというものは基本的にはその国の言語でやるべき、というのが持論なので、イタリア語で上演し、そして字幕をつけた方が良かったのではないでしょうか?日本語訳はなかなか上手いと思いましたが、言葉の特性上、どうしても台本通りにするのは難しいですし、歌手が歌いづらそうなところも何箇所か見受けられました。特にイタリア語の場合、言語自体が非常に美しく、作曲家もそれに合わせて作曲をしていますので、外国の言語を無理に当て嵌めると、音楽自体に影響を及ぼしてしまいます。 また、若い歌手たちがこれから海外へ渡っていったり、大きな舞台に立つ場合、必ず原語でということになりますが、日本語で勉強したオペラはほとんど役に立ちません。同じオペラでも、日本語訳のものと原語のものでは、2度勉強をしなければならないことになってしまいます。 チェコ語とかロシア語とか日本語で上演するのが困難な言語であれば、また状況は変わってきますが、少なくともイタリア語のオペラの場合、言語で上演して字幕を流す、というのが良いと思われます。 それから合唱団です。おそらくトラの方たちが入られていたと思いますが(特に男声)、とても良かったと思います。声も良く出ていましたし、アンサンブルも悪くありませんでした。アマチュアの方々も、それぞれに演技を楽しんで舞台に立っているという感じが良く伝わってきました。 最後に当日は六男の仲間も大勢応援に駆けつけていましたが、武蔵野音大の卒業生が多く出ていたこともあって、武蔵野音大の関係者の方とも何名かお会いしました。その中でもテノールの菊池英美先生は学生時代も親しくさせて頂いた方ですが、スピリチュアルの江原啓之さんと一緒に来ていらっしゃいました。菊池先生はアディーナの西本さんの先生ですが、そういえば江原さんも菊池門下だったことを思い出しました。実は江原さんは六男の古いメンバーで、最近はお忙しいのかほとんどお会いしていませんでしたが、久々にお会いしてとてもお元気そうでした。「幽霊メンバーですみません」とおっしゃっていたので、まだ六男のメンバーのつもりでいてくれているようです。江原さんとは六男の横浜のインターコンチネンタルホテルのディナーショーの打ち上げ2次会の時に、彼に歌ってもらうことになり、私が急遽楽譜もないのにピアノで伴奏したことを覚えています。確か「セヴィリアの理髪師」のフィガロのアリア「私は町の何でも屋」ではなかったでしょうか。
ドニゼッティの傑作ブッファ「愛の妙薬」は、何十回も見てきた超スタンダードナンバーですが、いろいろな思い出がたくさんあります。その中でも、ネモリーノに関するだけでも、パヴァロッティが歌えなくなる直前にナポリのサン・カルロ劇場で椅子に寄り掛りながら「人知れぬ涙」を2回歌ってくれたことや、その直後にピッツァ・マルゲリータ発祥の店「ブランディ」で食事をしていたらパヴァロッティが仲間に両側から支えられてようやく店に入ってきたこと。ベルリン国立歌劇場でまだまったく無名だったローランド・ヴィラゾンを見て、彼は絶対にこれから出てくる歌手だと思ったこと。ウィーン国立歌劇場で見た故山路芳久さんの素晴らしいネモリーノ。先日亡くなってしまったヴィンチェンツォ・ラ・スコラのスカラ座での名演等々。テノーレ・レッジェーロにとっては絶対にはずすことができないのがこのネモリーノ役と言えるでしょう。
前置きが長くなってしまいましが、六男のバリトンのパートリーダーで東浩市さんがベルコーレ役で出演するとあって応援に行ったのです。出演者には東さんの他にも何人か知っている人がいましたが、1人1人がとても良く、大満足のオペラとなりました。 まず最大のサプライズはアディーナ役の西本真子さん。おそらく私は彼女の声を少なくとも主役では聞いたことがなかったと思いますが、素晴らしいソプラノでした。低音から高音まで非常に安定感があり、喉に無理のないベルカントな発声法、フレージングやブレッシングも実に上手く、アジリタも軽々こなしていましたので、コロラトゥーラの役もできるでしょう。声の伸びやヴィブラートのかかり方もまったく問題がありません。次はぜひもうちょっと大きなホールで、別の役を聞いてみたいものです。 ネモリーノは青地英幸さん。実にネモリーノらしい輝かしく繊細なレッジェーロです。1幕のフィナーレの方で少し疲れ気味な感じがありましたが、2幕は見事に立て直してくれました。この西本、青地のお2人で私の後輩なので、ますますの活躍を期待しています。 ドゥルカマーラは岡元敦司さん。六男がイタリアで「Jr.バタフライ」の合唱を歌った時に、トラとして手伝ってもらったことがありますが、朗々たる美声の持ち主です。彼もとても良かったですし、演技もとても上手でした。しかし、2幕のフィナーレはちょっと疲れてしまったでしょうか? そして我らが東さん。普段は六男のバリトンパートを後ろかから支えてくれているので、あまりソロを聞かせて頂く機会はありませんが、さすがでした。フレーズの作り方が上手く、喉も良く鳴っていたと思います。演技も生真面目なベルコーレがとても合っていました。 最後に字幕と上演言語について。当日は日本語上演でさらに日本語の字幕付きという新国のように非常に親切な舞台となっていました。ただよくよく聞いてみると、日本語上演というのは主催者の方針で、オペラを分かりやすく紹介するため、とのこと。そして本来は字幕を入れたくないが、ホールが響きすぎて言葉が聞きづらいということなので、初めて導入したとのことです。 ただ、今回の公演に関していえば、字幕はまったく要らなかったと思います。まず歌手たちの日本語がとてもはっきり聞き取りやすいものだったということ。次に愛の妙薬と言うオペラはちょっと言葉が聞き取れなかったとしても、ストーリーが分からなくなってしまうことは決して無いでしょう。 ただ私は、オペラというものは基本的にはその国の言語でやるべき、というのが持論なので、イタリア語で上演し、そして字幕をつけた方が良かったのではないでしょうか?日本語訳はなかなか上手いと思いましたが
本日の早朝、羽田空港に到着しました。ミクさんのコンサートは、7月2日(土)の20:30からLAでも屈指のNOKIAホールで行われ、大成功でした。日本でもTVのNEWSなどで取り上げられているそうですが、盛り上がり方は凄かったです。普段、オペラやクラシックのコンサートしか行くことのない私としては、すべてが未体験である種のカルチャーショックでしたが、世界的なミクさん人気にはただただ驚くばかりでした。
舞台正面に据えられた透明のパネルの中を駆け回るミクさんは、非常に立体的で、その迫力は3Dの映像を見ているような感じでした。その周りを取り囲んで演奏するギター、ベース、ドラム、キーボード、そして弦合奏と1つになって、とてもヴァーチャルな世界とは思えないほどの臨場感。 そもそも今回のこのコンサートは、7/4までLAで開催されたANIME EXPOのメイン・イヴェントとしてミクさんが呼ばれたわけですが、このANIME EXPO、凄い人の出でした。入場者の半分くらいが思い思いのキャラクターのコスプレに身を包み、写真を撮り合ったり、ふざけ合ったり。 1番驚いたのは、日本のアニメがこれほど世界的に人気があり知られているということ。私でも知らないようなキャラクターをアメリカ人のハイティーンたちが当たり前に知っているのです。そして、入場者にアジア系の女の子たちが多いのにも目を引かれました。 弊社のツアーにご参加頂きました方々、本当にありがとうございました!
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【筆者のプロフィール】 上月光 (KOZUKI,Hikari) 株式会社ラテーザ代表取締役社長。音楽評論家。青山女声合唱団団長、指導者。六本木男声合唱団倶楽部バリトンメンバー。ロイヤルチェンバーオーケストラ相談役、評議員。武蔵野音楽大学声楽科卒業。バリトン。趣味ゴルフ、スポーツ観戦等。熱狂的なACミランのファン(ミラニスタ) 【リンク】 男の隠れ家~大人の男のためのオペラ入門塾~ 六本木男声合唱団倶楽部 株式会社ラテーザ ピアニスト一世オフィシャルサイト カテゴリ
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