89年式でChrysler New Yorker最終型の丸っこい96年式が出るまでの5年余り発売されていたモデル。フルサイズの時代からコンパクトで角張る格式を残しつつディティールが流麗にしてクールな佇まいというデザインの時代の一台。目が隠れていて、Cピラーの落ち方がアメリカ的な伝統のランドートップにホワイトウォールタイヤ、クロムメッキのリムやホイール・・・フルサイズ時代からコンパクトになってアメリカらしくなくなってきただなんて当時揶揄もされていたけれど、ある意味とても現実的で日本車的な美学とアメ車の美学が折衷されたそのスタイリングに当時憧れたものです。しかも名前がNew Yorkerだったので、とても印象的でもありました。もう何回売り飛ばされて、こんな薄汚れた旧い車に成り下がってしまったのでしょう? 同年式のCadillac Fleetwoodともかなり似たスタイリングでしたが、目が隠れていてキャディーじゃないのががミソでしたね。96年式を最後にNew Yorkerは発売終了となり・・・
Harlemをよくわかっていないインド人運転手のYellowCabをHarlemで降りて→East Harlemへ歩いた時はものすごく殺気にあふれ、未だというか今一度?New Yorkの治安が悪くなっているのかな?と少し感じた。East Harlem=Spanish/Latin Harlem一帯を歩き尽くした頃に出会ったNewyoricanのTitoと街を少し歩き、その後、Central ParkのMuseum Streetの方にさしかかる裏道にこのChrysler New Yorkerは停まっていた。