2010年1月28日
ツイッターというつぶやきブログが人気らしい。
若い唄歌いがマイスペースを持っていて、プロフィール
や好きな歌手やらと数少ない情報がアップされているが、
それはそれとしてこのマイスペースに登場している可愛
らしい唄歌いのお嬢さんが今の今、何を思っているかが
よく分からないから、自分の感情や思いを文章にするの
も簡単じゃなかろうし時間もかかるものだから、ジャス
トワンフレーズ、たった一言でいいからなにか書いてみ
なさい、ただし毎日書くんだよ、一言なら毎日書けるん
でしょ、とアドバイスをして、お嬢さんはマイスペース
の中のブログのコーナーで一言ブログを開始したが、ど
うもこれが一言ではすまないらしい。
わたしが提案したのは、
「朝から雨。憂鬱」
たったこれだけジャストワンフレーズ。いやむしろこれ
だけしか書いちゃいけないのだが、実際には、
「今朝から冷たい雨が降っている。大好きなレインコー
トがクリーニングから戻ってきてない。このままじゃ
外に出られない。憂鬱」
と、なにやらつぶやきになっている。ツイッターになっ
ている。
つぶやくのは構わないが、ジャストワンフレーズの狙い
は、一言で表すことによって、このお嬢さんの感情を詩
にできないかなと考えたのである。「マイ フェイバリ
ット シングス」という好きなものについて歌う曲もあ
るじゃないか。よしんば狙い通りにはならなくとも、悪
感情をツイータすることによってぼやきになってしまう
ことはさけられる。野村監督じゃあるまいし若いお嬢さ
んにぼやきは似合わない。第一、詩とは余程かけはなれ
たものになってしまう。
話はかわるようだが、小文、ミニセンテンスになると文
章が主文、副文によって構成されてきて少し複雑になる
し、感情を表現するから感情を文章にすることになるか
ら、うまく書けても散文であり詩にはならない。
若い可愛らしい歌歌いのお嬢さんのブログが詩になった
らいいのにな、と考えながら高速道路を走っていると、
道路上に灰色のおおきな餃子のようなかたちをした石が
落ちているのが見えた。ハンドルを左に切りながら石を
避けて通り過ぎようとしたその瞬間、石が翼を広げ飛び
立ち車の前を間一髪ですれ違って去っていった。石だと
思ったら鳥だった。ハンドルを誤操作するほど慌てはし
なかったが、ビックリした。
お嬢さんへアドバイスしたとおりに書けば、
「石が飛び立つ。仰天」
となるのだろうか。
こちらの方がやっぱり詩的である。