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HOPE for Mothers (2011年 ザンビア) 
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【7/30】リプロダクティブ・ヘルス講座 第4回目 私たちに何ができるか?
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7月30日は

「私たちのアクションが世界を変える」

と題し、実際に私たちに何ができるかを考察しました。

日本は1899年に産婆規則が制定されるまで、妊産婦死亡率が449(出生10万対)と、とても高い数値を示していた過去があります。この状況の中、懸命に妊産婦の命と健康を支えたのが、当時の助産師さんたちでした。彼女たちは、地域を回り、妊産婦を健診し、産前産後に必要な知識の普及に力を入れました。その尽力のおかげで、わずか20年の間に日本の出産は自宅分娩から施設分娩へと移行し、妊産婦死亡率も急激に削減させることに成功しました。1950年には161.2(出生10万対)にまで数値を下げています(現在は5)。

この時の経験やノウハウを活かし、いかに途上国で応用できるか。

途上国で妊産婦が命を落とす原因には、次の3つの遅れがあると言われています。
①決断の遅れ
②搬送・アクセスの遅れ
③医療ケアの遅れ

これらの改善のために、かつて日本で助産師さんが行ってきた草の根活動を途上国で活かそうと、ジョイセフでは設立以来、人材の育成に力を注いできました。

例えば、ザンビアでは母子保健推進員(SMAG)を養成し、直接村を訪れ、住民に対して母子保健に関する正しい知識を提供し、施設分娩の必要性を普及しています。また、診療所の近くに出産まで待機できる「マタニティーハウス」を建設し、施設分娩がよりスムーズに行われるための環境づくりにも力を注いでいます。

ミャンマーでは、助産師(Skilled Birth Attendant)の再教育に力を入れると共に、母子保健推進員の養成、保健システム(制度)の強化を行っています。

途上国での支援活動において、大切なことはマッピング。
「どこに、どんな問題があるか? それに対して何ができるか?」をあらかじめ調査し、最終的にその国の人々が自分たちだけで実行していける自立発展性のあるプロジェクトを計画する必要があります。
なぜなら、プロジェクトが終了した後にそれを継続していくのは、その国の人たち。最先端の技術にばかりこだわったプロジェクトを行ったとしても、最終的に彼らが自分たちでそれを実施していけないようであれば、結局サービスは浸透せず意味がありません。

だからこそ、アクションを起こす時には、その国の事情をよく考えて行動を起こす必要があるのです。そして、いかに既存の組織・人材の活用できるかを吟味することも大切です。

鈴木事務局長は言います。「持続可能な支援とは、available(利用できる)、existing(既存の)、organization(組織)を活用し、その国の問題点、事情に即したプロジェクトを実行すること。それができて初めて、一歩先へ行ってもらえる支援になる」と。

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講座後に行われた質疑応答は、今回も白熱していました! 中でも、持続可能な支援のために不可欠なリーダーシップトレーニング、コーチングトレーニングに関して興味を持つ参加者多数! もしかして、スピンオフの講座もあるかも、な展開になっています!こちらも決定次第、ウェブサイト、ブログ等で連絡させていただきますので、お楽しみに!

RH講座はいよいよ来週8月13日が最終日です。鈴木事務局長いわく、「明日、航空券を買って途上国に行きたくなるような話をする」予定とのこと。

最後の一回だけの受講も可能です! ふるってご参加くださいませ。






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by JOICFP | 2013-07-31 16:19 | ニュース/お知らせ
【7/16】リプロダクティブ・ヘルス特別講座 第3回 いよいよアフリカ編!
7月16日のテーマは

「アフリカでは今:命をかけた妊娠・出産が行われている現実を検証する」

開発途上国、とりわけアフリカで妊産婦や女性に起こっている現実を考えました。
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2000年に採択され、その期限まで2年を切った「ミレニアム開発目標(MDGs)」。各国が目標達成に向け、一層の努力が望まれる中、達成することは難しいだろうと言われているのが
「目標5:妊産婦の健康の改善」です。

これは、妊産婦の死亡率を2015年までに4分の1にすることを目指していますが、いまこの瞬間にも世界では妊娠・出産を原因として1日800人、年間では28万7000人もの女性が命を落としています。しかもその99%が途上国で起こっており、56%はアフリカのサハラ以南と呼ばれる国々で起きているのです。

アフリカの中でも、マラウイやエチオピアなどのように大幅に妊産婦死亡率を下げることに成功した国もありますが、現実は依然厳しい状況が続いています。

その理由は、なぜか。

アフリカの村では、いまだに医師はもちろんのこと、きちんとした技術を習得した助産師もいない村が少なくありません。もしくは、診療所があったとしても、遠くて行くことができないということもあります。そうした地域では、正しい知識のある介助者のいない状態で出産に臨まなければならず、緊急事態に陥った時に処置ができずに多くの女性が命を落とす結果を招いています。
また、アフリカでは、初経を迎えたばかりの10~12歳の少女が親の意向で結婚させられることが多く、児童婚が問題となっています。少女たちは、学業もままならないまま結婚させられるため、十分な教育を受けていません。妊娠・出産に対する正しい知識を得ていない彼女たちは、なぜ妊娠するのかもわからずに妊娠し、その結果、安全でない人工妊娠中絶などで命を落としてしまうこともあるのです。実際に、世界では1年で2000万人の女性が安全でない人工妊娠中絶をし、その内15%が亡くなっています。

私たちになにができるのか。

鈴木事務局長は言います。
「家族計画の必要性を住民に理解してもらう。それができれば望まない妊娠は防ぐことができ、多くの女性の命や健康を守ることができる」と。

そのために、必要なこととして、鈴木事務局長は3つのメソッドをあげました。
①証拠(Evidence)の提示:
実際に村で起こっている現実を数値化して伝えます。
②背景(Human story)の提示:
「どこの誰が望まない妊娠をして、安全でない人工妊娠中絶でなくなった」と具体例をあげます。
③対処法の提示:
改善するために何をしたらいいかを2~3分で伝えます。

望まない妊娠を減らし、妊産婦の命と健康を守るためには、女性だけが頑張っても叶えることはできません。そのコミュニティに住む男性までも巻き込み、皆で問題を解決する必要があります。しかし、その理解を得る道のりはイバラの道です。鈴木事務局長も専門家としてフィールドに出ていた時は、宗教家や村長など地域住民に行動変容を促すことができる男性リーダーに「なぜ今、女性の健康と命を守らなくてはいけないのか」何度も何度も足を運び、説いたと言います。

「全ての男性は女性から生まれいる。お母さんが一生懸命育ててくれたから、あなたは立派になれた。だからこそリターンする必要がある」。

最初は頑なだった男性リーダーたちも、次第にそれを受け入れ、やがて自らの言葉として村で語るようになり、家族計画という考え方が広まっていくと言います。

ここに話が至るまで、鈴木事務局長の話はまるでジェットコースターに乗っているよう!
ぐいぐいと聴衆の心をつかんで離しません。

その証拠に、参加者からは
「アフリカの現状を知ることができて良かった」
「鈴木さんの熱意や変わっていこうとする村や女性たちの姿に感動しました」
との声が。

講座後の質疑応答もほとんどの参加者が鈴木事務局長に質問を投げかけ、アフリカが直面する問題の解決策を探ろうと、白熱したディスカッションが行われました。

さあ、次回7月30日(火)のRH講座はさらに加速度を上げ、
「私たちのアクションが世界を変える」をテーマに、私たちにできることや日本だからこそできるアクションについて考えていきます。

残りの2回となりましたが、今からでもまだ参加をすることは可能です!
ぜひご興味のある方は下記ページよりお申込みください。
↓↓↓
http://www.joicfp.or.jp/jp/2013/05/13/18331/





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by JOICFP | 2013-07-17 16:57 | ニュース/お知らせ
学生たちと。考える、交流する、SmSが盛況に終了!
大学生限定の企画
Student meets Studentがスタート!!

ジョイセフスタッフと一緒に新しい★★を企画しよう!!

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集まった学生は、22名。
もちろん全員大学生。

国際協力やソーシャルプロジェクトに興味がある人はもちろん、
チャリティーピンキーリングでジョイセフのことを知ったオシャレに興味がある人、
ま~ったくジョイセフのことは知らなかった人、
国際協力のことまったく興味がない人、
友達に誘われて、おもしろそうだったからと参加した人、
いろんな大学の人と交流をしたかった人、

参加したきっかけはさまざま。

津田塾、早稲田、慶応義塾、獨協、上智、神奈川、跡見学園女子、学習院女子、明治、帝京、亜細亜、東京女子、成蹊

まさにいろんな大学から集まりました~!


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アフリカの女性のこと、
途上国で起きている問題のこと、
日本からできる支援活動のこと、


広く日本の若い世代に関心をもってもらうためには??

私たちに何ができるだろう??


そんなことをベースに、
各グループで下記お題について、
ざっくばらんに意見を出し合ってもらいました。

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お題は4つ!

・わたしが選ぶ、イチオシのオピニオンリーダーは!?
 なぜその人??その人から聞いてみたい話は?

・思わず買いたくなるチャリティーアイテムは?
 こんなアイテムが欲しい!

・学園祭に向けて、できる企画はズバリ何!?

・教えて!もし自分がジョイセフの広報だったら・・・
 何する?? 



それぞれのお題に7~10分のシンキングタイムを設けて、
各グループから、出されたアイディアを発表してもらいました。

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大学生から出されたアイディアはとても新鮮!
そして実にオモシロイ!!
オンラインのツール、SNSを使いこなしている学生たちだからこその視点で、
認知・普及のために
今すぐできそうな有効なアイディアがたくさん出てきました。


ジョイセフは、月に一回?(隔月に1回?)
これからも、定期的にこのようなSmSの場を作る予定です。
今日出されたアイディアを
ひとつでも実現できるように、
これから学生たちと一緒にタスクチームを組んで、煮詰めていきたいと思います。






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by joi_micchi | 2013-07-10 21:42
【7/2】リプロダクティブ・ヘルス特別講座 第2回開催!
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7月2日(火)のテーマは
「日本の母子保健の経験:助産師・保健師と地域の女性が健康を支えた、その使命感とスピリットに学ぶ」

この日は短い時間ながらも
日本の母子保健の歴史を振り返りながら、
助産師の果たした役割が鈴木事務局長によって語られていきました。

後半には、
今回の講座に参加してくださっていた助産師の方に
助産師を取り巻く状況について最新の情報を聞く機会もあり、
参加者の方々も巻き込んで一つの勉強会のようで
前回に引き続き個人的にも大変学ぶことの多い回になりました。

なかなか会場の雰囲気を伝えることが難しいのですが、
この回の鈴木事務局長のレクチャーの一部を動画にしましたので、
参加できなかった方も、ご興味のある方は是非ご覧ください。




次回は
7月16日(火) 18:30~
アフリカでは今:命をかけた妊娠・出産が行われている現実を検証する」と題し、
国際協力機構(JICA)の長期・短期専門家の他、20余カ国の開発途上国での人口・保健分野の国際協力業務に従事した経験を持つ鈴木より、
今、開発途上国、特にアフリカで妊産婦や女性に起こっている現実を再び考える予定です。

まだ残りの三回も参加することが可能ですので、
ご興味のある方は下記ページよりお申込みください。
↓↓↓
http://www.joicfp.or.jp/jp/2013/05/13/18331/


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by joicfp | 2013-07-03 18:05 | ニュース/お知らせ


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