
この1000年に一回と言われる未曽有の大震災に見舞われた今年は、どなたにとっても激動や苦難の一年だったのではないでしょうか…?
ご多分に漏れず、僕らも受難の年となりました。数年前に事務所を独立してやっとやっと少しだけ軌道に乗り掛かった矢先、九州新幹線開業イベントで故郷の大牟田でライブのリハーサル中、あの震災が起こりました。勿論、祝賀ムードは瞬時にして消えテレビで恐ろしい現実を目の当たりにして愕然とし震えました。東京に戻ったら帰宅難民になり、ようやく家に辿り着いても悲惨な状況が待っていました。
物ならまた買えますが、命や培って来た人々との絆、繋がり、縁は取り戻す事が出来ません。相次ぐ訃報に触れ心がねじけて折れました。決まっていた夏以降の大きなイベントやライブも新幹線開業ライブに続き次々と中止やキャンセル。活動を維持する術もなく途方に暮れました。震災の二次被害で一番に友人の会社倒産のニュースが入り、もう僕もinfixも終わった…と廃業すら覚悟し別の道を模索しました。
信じていたハズの人々は「この時!」とばかりに早々と去って行きました。僕が20年以上かけて積み上げて来た物は、ただの思い込みの虚構であり幻想でした。これが僕が積み上げて来た脆く儚い現実だったのです。
しかしその反面、思いも掛けなかった方々が救いの手を差し伸べて下さったり仕事に力を貸して下さったりして、思わぬ友情や愛を傍らではたくさん頂戴しました。自分の物の見方がいかに曖昧で目が節穴だったかを思い知る一年でもありました。

けれど、肝いりのワンマンライブも思った様には運ばず、やはり自分の想いの足りなさ、徳分のなさを身を以て知る事となりました。震災で改めて世の無常、人間の力ではどうにもならない生老病死を改めて思い知り些少の募金やチャリティーライブ参など、、命あり役目があるうちに何でもやらせて頂こう!それが歌であり番組やバラエティーであっても、、ロック以外に童謡や唱歌でも、何でも人様に喜んで笑顔になってもらえる事をエンターテインメントとしてやろう!と想ったわけです。
こんな悲惨な状況の中、震災チャリティーCDとして世界の松本零士先生の片腕でメカデザイナーにして著名な板橋克己先生にジャケットを書き下ろして戴いたり…板橋先生との有り難く貴重なつながりを、先ずはプラネタリウムコラボライブを開催させて頂き、今後は宇宙戦艦や宇宙船とコラボしたイベントなども開始し、老若男女・年齢性別を超えた仕事をして行きたいと思います。

故郷の大牟田大蛇山祭りに初めて参加させてもらい山車にも乗って子供の頃からの夢がまた叶いました。世界近代化遺産登録間近の故郷の美しい明治、大正ロマンに満ちた景色をバックに念願だったビデオ撮影も敢行しました。YouTubeinfix動画で観て下さい。また新しい風景を盛り込んだ『ASIAN DREAM』はじめ幾つかのPVも制作アップします。
人間の生活に溶け込み、人間の生き様、息吹を作品やライブに込めたい!と想うのです。こんな弱小の身で何が出来るか解りませんが出来る事は「今、この時」にやっておきたいのです。
幼稚園の園長先生から高校の先生まで、先輩後輩に同級生、街の様々な人々と深い縁を結び新しい自分本来と向き合う時代が来た気がしています。
出逢う人、去り行く人…織り成す巡りのあやもまたこれ無常かな。
応援してくれてありがとう。そしてまだ見ぬ新しく出逢う人、ありがとう…そしてよろしく。
来年も、、デビュー20周年を迎えるinfixを宜しくお願い致します<(_ _)>
皆さん、良いお年を…そして感謝を。

インフレンズ代表
infix 長友仍世