カテゴリ:クエルボ・イ・ソブリノス




1882年、カリブ海の真珠と謳われたハバナで誕生した高級機械式時計ブランド「クエルボ・イ・ソブリノス(CYS)」」の新作発表会と、「ラティーノJAPAN 2008」の授賞式が「GARB pintino」(東京/芝公園)で催され、女子プロゴルファーの上田桃子さんが出席しました。
「ラティーノ JAPAN」とは、その年活躍している著名人の中から、CYSの生誕の地であるキューバにちなんで、“アツい”ラテンスピリットを持った方を表彰するイベント。
本年は、2007年の賞金女王で、今年ツアー2勝を挙げる活躍を見せている女子プロゴルフの上田桃子さんが選ばれました。

ハバナゆかりの時計、〈クエルボ・イ・ソブリノス〉(CYS)の収納ボックスは、保湿機能がついた葉巻保管箱としても使えます。ご覧のようにボックス内部の、金メッキされた金具は、サビを防ぐ仕様。ケース素材はスパニッシュシダー、ボックス内部には接着剤を使わず、シガーの香気が損なわれないようになっているのです。
そんな〈クエルボ・イ・ソブリノス〉のパーティか何かの席上、クエルボ・イ・ソブリノス特製のシガーが振る舞われたことがあります。そのコロナサイズの品は自宅のシガー保管庫内でエージング、今年4月ごろにくゆらせごろを迎えました。
というわけでシガーの話。
シガーといえば5年ほど前、5人が乗った自動車内で、1人がコイーバというハバナシガー、1人がフルーツのような甘い香りがあるパイプタバコ、1人がいぶされてゴロワーズのような匂いのあるラタキアという葉がミックスされたパイプタバコを一斉に吹かし始め、その場に居合わせた私は案の定酔い、以降はパーティ会場やホテルのバー以外でシガーを手にすることはなくなっていました。
しかし今年4月、シガーも愛した先達が亡くなり、喪に服し、線香を焚く意味合いから、帝国ホテルのバーなどで、その先達と共に火を回したコイーバやモンテクリストなどのハバナシガーの合間に、クエルボ・イ・ソブリノスの葉巻をくゆらせてみました。日に、少なくとも3本くらいずつは消費してきました。
こうした経緯があって、シガーが日常のものとなり、シガーも産地やブランドではなく、ましてや金額の高低が格を決めることはないということに気付いたのです。
ニカラグアやホンジュラス、ブラジル、フィリピン産にも口に合うシガーがあって、1本7,000円とか1万数千円ほどのハバナシガーのヴィンテージもののリングをはずしてしまって、現地価格1本30円くらいのニカラグア産、フィリピン産の同サイズのシガーと混ぜるようにして保管したら……。
このようなブラインドテスト状態にすると、どれもこれもおいしいわけです。各ブランドの差は金額の高低に比例しない。〈コイーバしか吸わない〉という知人たちも同様の意見で。
キューバでも限られた地域でしか上質なシガーリーフは採れないとか、こうした蘊蓄は不要のものとなりました。何事においても、やはり、こだわり(拘泥)とか蒐集とかとは距離を置きたい。
そしてシガーの本質的なことがわかってきました。甘さ、体臭のような香気、かすかなアンモニア臭……。
これはまさに女。それも成熟した、とびっきりの女。
吸い込むという動作からは、授乳期の記憶、絶対的な安心感といったようなものも呼び起こされるのかも知れません。
そんなシガーもパイプスモーキングも、個人的には高温多湿な梅雨時がおいしい。そういえば、腐臭が漂う雨期のフィリピンの海辺で吸ったシガーは格別でした。雨の日のジュネーブでは、老舗の喫煙具店主から、〈雨の日のパイプはとてもおいしい。今日は外に出て軒先で一緒にパイプを吸おう。そして天の恵みに感謝しよう〉と呼びかけられたこともあります。その日、室内では、シガーの香気がする、スイスやフランスのシャグタバコ、バルカンソブラニーといった銘柄の香りが高く上がることはなく、煙はビロードや上質なシルク布が顔の周辺を微妙な力加減で撫で上げるように、いつまでもまとわりついて、それが心地よかった。


時計ブランド「クエルボ・イ・ソブリノス」が創業125周年を記念して2008年11月27日火曜日、東京・青山にあるレストラン「アルトモンド」で、プロゴルファーの片山晋呉選手に「ラティーノ JAPAN賞」を贈呈。
片山選手にはマルツィオ・ヴィラCEOより、受賞記念品となるクエルボ・イ・ソブリノスのスクエアケースモデル『プロノミンテ デュアルタイム』が手渡されました。
1882年、ハバナで誕生したクエルボ・イ・ソブリノスでは、ラテン系文化や遺産を誇りとして、2003年より各界で活躍するラテン系民族「アンディ・ガルシア」たちを称えるために「ラティーノ インターナショナル賞」を授与してきましたが、今年はブランド創業125周年にあたるため、これを記念してラティーノにふさわしい、熱いハートを秘めた日本人に贈られることになりました。
式典はプレス、リテーラーを時間帯に分けた2部制で行われ、その後の懇親パーティではハバナ発祥を誇りとするブランドらしく、シガーが振る舞われました。
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