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らーめん太陽堂

 以前に東京都立川の「鏡花」を紹介しましたが、立川にはまだまだ個性的で実力のあるラーメン店が存在します。今回ご紹介する「太陽堂」も、店主の心が込められた珠玉の一杯を味わえるお店です。
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 店主の須崎氏はもともと大手外食グループに在籍し、店を大きくするノウハウは熟知のはずですが、「いまいるお客さんに満足いくラーメンを出すので精一杯。だから最近はマスコミ取材も断っているんです」と謙虚な姿勢を見せています。僕の本では開店当初からのお付き合いということで毎年掲載させていただいていますが、味の良さの割に意外と知名度が低いので、穴場と言えるかもしれません。
 店は立川駅からも西立川駅からも徒歩10分以上の場所にあり、外観も内観も決して豪華でなく、手作りであることが一目で分かります。しかしクールな中に温もりが感じられ、手作りゆえの雑さではなく店主のセンスや丁寧な仕事を窺わせる造りは、ラーメンの造りの良さをも期待させ、いっそう食欲をかき立ててくれます。このセンスの良さはデザインだけでなく味作りにも発揮されており、ここ数年で増えた“青葉インスパイア系”(中野の「青葉」に影響を受けた店)の中でも屈指のレベルに仕上がっていると言えるでしょう。豚骨と鶏ガラ、煮干し、サバ節など定番の素材で輪郭を描き、トサカや鶏皮、挽き肉で微調整し、魚介のコクと旨味、風味を最大値まで引き出した一杯は、すでにオリジナルの味として成立しており、本家「青葉」や青葉インスパイア系の有名店「九段斑鳩」などと比べても決して引けを取りません。探究心のある店主なので、今後もより多彩な味を追求してくれるのではないでしょうか。 
 店主と対面しながら思い入れのある一杯を味わうのは、ラーメンを食べ歩くうえで最高の楽しみですね。そんな店主がまだまだ増えて、どんどん新しい味や食べ方を提案してくれるから、ラーメンの人気は衰えを知らないのでしょう。

 1年余りにわたってお届けしたブログも、今回で最終回となりました。短い間ではありましたが、ご愛読いただいたみなさん、ありがとうございました。
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【らーめん 太陽堂】
住所 東京都立川市富士見町3-1-1
営業 11:30~14:30、17:00~20:00(スープ切れ終了)
定休 水・日曜
メニュー 醤油チャーシューめん950円(写真)、塩つけめん690円 ほか
by ism-ramen | 2007-02-27 16:37

渋谷の変わらぬ味

 渋谷と言えば時代とともに変わり続ける街、というイメージがありますが、今回は創業から50年以上も変わらぬ味で、人気を絶やさない老舗をご紹介します。数々の人気ラーメン店がしのぎを削っている渋谷も、かつては“ラーメン砂漠”と揶揄されるほど、美味しいラーメンの少ない街でした。そんな中、ラーメン好きにとってオアシスのような存在だったのが、道玄坂にある「喜楽」です。
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 東京の老舗ラーメン店といえば、アッサリした醤油スープにチリチリの細麺、具材は焼き海苔にナルトのスタイルが一般的ですが、喜楽のラーメンは平打ちの太麺に、味付け玉子、モヤシ、脂が効いてコッテリとした口当たりの醤油スープが組み合わされ、まったく異質のスタイルです。さらに喜楽最大の特徴である揚げネギが得も言われぬ香ばしさと甘みを演出し、オリジナルの味を貫いてきました。揚げネギは現在では珍しくなくなったアイテムですが、当時ラーメンに使っている店は少なく、初めて口にする人は誰しも大きな衝撃を受けたものです。(何を隠そう、僕自身も喜楽でラーメンに開眼した一人でした。)
 初めて喜楽を訪れた10代の頃はまだバラックのような一軒家の店舗で、手動式のエレベーターでラーメンを2階席へ上げていました。渋谷の町が変貌するとともにお店も新築して綺麗になりましたが、ラーメンはかつてと変わらぬ姿で、いまだその魅力は色褪せていません。東京を代表する貴重な名店の1つ、渋谷へお出かけの際は是非食べてみてください。

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【中華麺店 喜楽】
住所 東京都渋谷区道玄坂2-17-6
営業 11:30~20:30
定休 水曜
メニュー 中華麺600円(写真)、もやし麺700円、五目麺800円、チャーシュー麺800円、もやしワンタン麺850円、五目ワンタン麺950円、チャーシューワンタン麺950円、湯麺700円、炒麺750円、ワンタン麺750円、ワンタン600円、五目ワンタン800円、もやしワンタン800円
by ism-ramen | 2007-02-26 10:47

東池袋大勝軒を受け継ぐ味

 つけ麺の考案者としてラーメン業界に大きな足跡を残した山岸一雄氏の店「東池袋大勝軒」が来月をもって閉店することになりました。多くのメディアに取り上げられ、全国各地に沢山の弟子を輩出したことから“ラーメン界の聖地”とも喩えられる名店ですが、残念ながら山岸氏は数年前より体調を崩し、店に立っていない状況です。しかし過去に山岸氏から直接教えを受けた弟子達には、もはや師匠超えをも果たしたとも思える優秀な職人も存在します。
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 その筆頭が今回ご紹介する「滝野川大勝軒」です。自他ともに認める山岸一雄氏の一番弟子・飯野敏彦氏が作るスープは、旨味の豊満さ、コクの厚みと全てにおいて、数ある大勝軒系のなかでも飛び抜けた出来栄えです。また、何より他の大勝軒と一線を画しているのが、月イチで創作メニューを発表している点でしょう。確かに山岸氏の味を真似さえしていればある程度の客数は見込めますが、それでは本当の意味で「大勝軒」の魂を継いだとは言い難いのではないでしょうか。山岸氏が賄いからつけ麺を考案したように、自由な発想でラーメンを創造するのも“大勝軒イズム”と言えるでしょう。飯野氏はそれを最も積極的に実践している弟子なのです。
 以前も大崎の「六厘舎」を、看板を掲げず大勝軒の遺伝子を継ぐ店としてご紹介しました。対して滝野川大勝軒は、その看板を前面に出し、義務感と緊張感をもちながら大勝軒イズムを貫いている店です。名店の閉店は寂しい部分もありますが、今後は全国に散らばった大勝軒を食べ歩く楽しみが増えました。つけ麺というラーメンの一大ジャンルを築き、数多くのラーメン職人を育ててくれた山岸氏に感謝し、ゆっくり静養してほしいと思います。長い間お疲れさまでした。

<下は東池袋大勝軒の写真>
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【滝野川 大勝軒】
住所 東京都北区滝野川2-10-3
営業 11:30~15:00、17:30~21:30
定休 月曜
by ism-ramen | 2007-02-22 13:21

黒味噌ラーメン

最近の東京は冬とは思えない暖かさが続いていますね。今回は常識外れの暖冬に合わせて、「味噌ラーメン=茶色」の常識を覆した店をご紹介したいと思います。
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 東京大学赤門前にある「初代けいすけ」の店主・竹田氏は、僕が今最も注目しているラーメン職人の一人です。最近は高田馬場にできた「二代目けいすけ」と立川の「三代目けいすけ」が話題になることも多いのですが、彼の出発点となったのがこの「初代」であり、そのずば抜けた独創性は今も色褪せていません。
 もともと居酒屋を経営していた竹田氏は、居酒屋営業の合間に試作を重ね、半年の期間を経て黒味噌を完成させたそうです。味噌は信州、仙台、八丁、豆板醤、甜面醤など国内外7種をブレンドしたのち、竹炭を混ぜ込んで2週間近く熟成させることで、真っ黒という印象的なヴィジュアルの演出に成功すると同時に、塩角を取り去り、円い味わいへと変貌させています。チャーシューは黒味噌の持ち味を損ねないよう穏やかに味付け、スープのインパクトに負けないようメンマを特大にして具にも存在感を持たせるなど隅々までバランスを考慮しています。「どこにもない味噌で勝負したい」という職人気質が創り出した渾身の漆黒味噌ラーメン。東大を受験する方もそうでない方も、ぜひ立ち寄ってみてください。
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【初代けいすけ】
住所 東京都文京区本郷5-25-17
営業 11:00~23:30
定休 なし
メニュー 黒みそラーメン680円(写真)、どっさり葱ラーメン830円
by ism-ramen | 2007-02-13 17:31

“鉄板焼皿麺”とは?

 1月24日、蒙古タンメン中本が新たな店をオープンしました。今回のお店は中本とは全く違う、そもそもラーメンですらないというか、どの麺料理にジャンル分けすれば良いのかも分からなくなってしまう不思議な品です。お店の名前は「くまが屋」、メニュー名は「鉄板焼皿麺」です。
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 その名の通り鉄板を使って調理するのですが、店内に足を踏み入れると具材を焼いた芳ばしい香りが漂ってきます。うどんのように太い中華麺を茹でてから一度揚げて水分を飛ばし、カキや海老、野菜類などの具材と一緒に鉄板で炒めます。麺の生地には卵やカン水が使われていてラーメンと一緒なのですが、極太な形状はうどんのようで、鉄板で焼き上げる調理法は焼きそば風です。食べた感覚としては焼きうどんが最も近い感じですが、実にオリジナル性の高い仕上がりです。しっかりした噛みごたえの麺と芳ばしく焼かれた具材が絡み合い、ガツガツと食らいつきたくなる味わいです。本丸である「蒙古タンメン中本」のようにコアなリピーターを掴むことが出来るか、これから注目のお店です。
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【くまが屋】
住所 東京都豊島区西池袋3-33-17
営業 11:30~20:00
定休 日曜
by ism-ramen | 2007-02-10 01:26

「トーフラーメン」の名店

 埼玉の一部で食べられている「トーフラーメン」をご存知でしょうか? 初めて耳にした人は想像がつかないと思いますが、醤油、ラー油、砂糖、酒、ゴマ油などで味と香りをつけた餡に、絹ごし豆腐、挽き肉、ニンニク、生姜、ネギなどを入れ、甘めの餡かけラーメンに仕上げたものです。
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 今回ご紹介するのは西浦和駅近くの「トーフラーメン 幸楊」です。こちらのご主人・高木さんは昭和47年にトーフラーメンを初めて考案した人物で、当時勤めていた岩槻市の中華料理店の1メニューとして出されたのが最初のトーフラーメンでした。その中華料理店に倣って付近の店でもトーフラーメンを出すようになり、徐々に地ラーメンとして根づいていきました。現在では高木さん自身も店を持ち、看板に「トーフラーメン」を掲げています。トーフラーメンを知る人も知らない人も、元祖の味を堪能してみてはいかがでしょう。
 ところで、幸楊のもうひとつの秀作として推薦したいのが「つけメン」です。つけメン用の麺はトーフラーメンの麺とはまったく別物で、群馬県産の小麦「農林61号」と「ツルピカリ」をブレンドした粉で特注され、喉越しが滑らかでコシも申し分ありません。つけメンには醤油味と辛味噌味があり、醤油のツユには国産のゲンコツと地鶏のガラを加え、煮干しや節類で香りをつけ、エビ油、ネギ油、ゴマ油などをあしらって重量感を強化しています。一方の辛味噌は3種の味噌と豆板醤を自家ブレンドしており、どちらも店主の渾身作と言えるでしょう。トーフラーメンのインパクトに埋もれがちなメニューですが、看板メニュー以外にも力を込めている、店主の真面目さが生み出した一杯です。ぜひトーフラーメンとともに味わってみてください。

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【トーフラーメン 幸楊】
住所 埼玉県さいたま市桜区田島1-21-18
営業 11:30~21:30/日祝11:30~21:00
定休 木曜
メニュー ラーメン600円、トーフラーメン600円(写真上)、塩ラーメン600円、ネギみそラーメン650円、幸楊ラーメン700円、担々メン700円、田島ラーメン700円、醤油つけメン700円(写真中)、みそ辛子つけメン700円、チャーシューメン850円
by ism-ramen | 2007-02-06 19:32