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カテゴリ:プジョー
プジョー・クーペ407 -艶やかな大人のクーペ その3-

■クーペ407に搭載されるエンジンは3.0LのV6で、これに6速ATが組み合わせられる。動力性能的には十分といえるもので、大排気量らしくゆとりが感じられる。嬉しいのはアクセル・ペダルの踏み込みに対し、スロットルの開度をヘンに小細工していないこと。これによって停止からの発進では、実にじんわりとトルクが生まれ自然にタイヤが回り始める。少ししかアクセルを踏んでいないのにグイッと強引に前に出るクルマが多い中にあって、これは実に好印象だ。
■もっともそれだけに、爆発的な加速力…という感じは受けない。とはいえ、必要な加速の分だけアクセルを開けてあげる…という極々自然な操作感があるため、歯痒さは一切ない。同時にこうした特性だからこそ、アクセル・ペダルの操作感とそこから生まれるエンジンの力に、リニアな感覚が生まれているわけだ。
■ハンドリングはセダンの407よりも若干スポーティに仕立てられている。とはいえこちらもあまり過度にではなく、あくまでプラスαのスポーティさを盛り込んだという感覚。そしてこれもまた好印象を与えてくれるポイントになっている。またクーペ407はセダンよりもトレッドを広げるなどしているため、コーナリングでも安定感がさらに増している。セダンよりも低められた車高による動きを、しっかりとリアで受け止める…という理屈だろう。もちろん乗り味はセダンの407に近いもので、サスペンションが実にしなやかに動き路面をいなす感覚は健在だ。エレガントなクーペらしく、実に颯爽とした身のこなしが味わえるというわけだ。
■だからワインディングを走らせていると、そこはかとない気持ちよさに包まれる。ドイツ車のような路面を踏みつけるような安定性ではなく、路面に応じて柔軟性のある対応をする安定感が漂うのだ。そしてここに、エンジンの爽やかな味わいがマッチすることで、ドライビングを存分に堪能できる贅沢な時間が生まれるのである。
■だからクーペ407は、目を三角にして攻めるでなく、適度なペースを保ってリズミカルに走らせるのが楽しいし気持ちよい。そしてこうした部分もまた、艶やかな大人っぽさを感じさせてくれるのである。

■お問い合わせ:プジョー・ジャポン
プジョー・クーペ407 -艶やかな大人のクーペ その2-

■美しいエクステリアが自慢のクーペ407だが、一方でインテリアも実に魅力的。室内は基本的にセダンの407のパーツを使うものの、セダンよりも「贅沢な1台」としての魅力を演出するマテリアルが与えられている。写真からも分かるようにダッシュボードを始めとして、あらゆる部分にレザーが奢られ、実に豊かで味わい深い室内を作り上げているのだ。
■外から眺めたときには美しい造形にホレボレとし、コックピットに収まれば身体が触れるひとつひとつのパーツが吟味されたものとなっている…まさにクーペらしい、大人の演出がそこには溢れているのである。

■この日はあまり時間に縛られることなく1日を使ってのんびりとクーペ407を試乗したわけだが、上の写真のように何気なく取った1枚にストーリーめいたものを感じさせるのもまた、大人のクーペならではといったところではないだろうか?
■お問い合わせ:プジョー・ジャポン
プジョー・クーペ407 -艶やかな大人のクーペ その1-

■プジョーが日本に投入したクーペ407は、タイトルの通り「艶やかな大人のクーペ」という表現が相応しい1台である。
■プジョーはかつてからクーペモデルを大切にしており、そのルーツは1898年にまでさかのぼることができる。そして同社のラインナップには代々、美しいクーペが用意されてきた経緯がある。そして最近では406クーペというモデルが記憶に新しい。クーペ407以前にラインナップされていたこのモデルは、「世界で最も美しいクーペ」と称されたほど。もちろん、その後を受けた今回のクーペ407も美しいスタイリングが特徴の1台となっている。
■以前のモデルが「406クーペ」なのに、なぜこのモデルは「クーペ407」となるのか? 理由は407クーペとしてしまうと単にこれまでの406クーペの後継ととらえられてしまうからだとプジョーは説明する。そう、プジョーはこのクーペ407を単に406クーペの後継としたり、407の派生モデルという風に考えるのではなく、独立したモデルと考えている。事実日本ではこのクーペ407がプジョーのフラッグシップに位置づけられている。

■写真からも分かるようにクーペ407は実に伸びやかで美しいスタイリングが魅力的だ。特にフロント回りは実に大胆にデザインを行っている。大きなヘッドライトやエアインテークを与えるとともに、サイド部分には3つの切り欠きを与えることでクーペ独自のアイデンティティを作り上げている。今回クーペ407のデザインを手がけたのはプジョーのデザイン部門である「スティーレ・プジョー」。プジョーのデザインといえば406クーペのデザインを手がけたピニンファリーナが有名だが、こうしてクーペ407を見るとプジョー自身の手による最近のデザインもピニンファリーナに劣らず魅力的と分かる。さすがに社内でデザインしているだけあり、「らしさ」やアイデンティティを以前以上に協調しているわけだ。
■お問い合わせ:プジョー・ジャポン
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