日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、河口まなぶによる、個性派カー情報。
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カテゴリ:フォルクスワーゲン
- VW EOS -屋根も魅力も全開の1台-[ 2006-10-31 23:55 ]
- VW EOS -屋根も魅力も全開の1台登場-[ 2006-10-25 23:49 ]
- VW・EOS -試乗編・感動の走り その1-[ 2006-07-21 13:13 ]
- VW・EOS -試乗編・感動の走り その2-[ 2006-07-21 13:10 ]
- VW・EOS -VWの特別なライン-[ 2006-06-30 07:42 ]
- VW・EOS -ついに試乗! 速報-[ 2006-06-30 06:32 ]
- VWゴルフR32 【特集】その3 -あまりの人気ぶりに…-[ 2006-03-29 21:18 ]
- VWゴルフR32 【特集】その2 -理想の乗り味・走り味-[ 2006-02-22 12:25 ]
- VWゴルフR32 【特集】その1 -スポーツカーが霞んでく-[ 2006-02-21 13:03 ]
VW EOS -屋根も魅力も全開の1台-

■イオスは電動式メタルトップを備える他、オープンカーとしてのボディ補強が施される関係上、車重は1590-1640kgとゴルフより重めになってしまう。だが実際に走らせるとこの重さが功を奏して、ゴルフ以上に重厚感ある豊かな乗り味を生んでいるのが特徴だ。またパサート譲りとなるリアのサスペンションが特に効果を発揮している印象で、乗り心地がとてもマイルドでフラット感が高く好印象を与えてくれる。
■2.0Lターボ、3.2LのV6ともに17インチのタイヤ&アルミホイールを備え、オプションで18インチを装着するが、どちらでも乗り味/乗り心地は非常に優れているのが特徴でもある。
■しかも屋根を開けるとボディの剛性バランスが変化するからか、極めて滑らかな乗り味が得られるのである。これには心底驚かされた。一方ワインディングでは快適性を感じさせつつも、おっとりとした感じを抱かせないハンドリングをしっかりと実現しているのも美点だ。
■スイッチを操作ひとつで簡単にオープンにでき、風の巻き込みも高速域まで皆無で快適。
■こんな具合で走りも実に味わい深く、さすがゴルフ以上の位置づけにあるクルマだと思えたのだった。
■それにこれなら、家族持ちでもオープンが愉しめる。ウチにも1台欲しい…そんな風にすら思えたのである。
VW EOS -屋根も魅力も全開の1台登場-

■VWは今日、新モデル「EOS(=イオス)」を発表した。EOSはVWの基幹車種であるゴルフのモジュール(VWではプラットフォームと呼ばず、このように表現する)を用いた電動メタルトップのオープン4シーターだ。
■ならば存在としては、かつてのゴルフ・カブリオレの後継? と誰もが思うはず。だが、実際にはちょっと異なる。というのもEOSは、基本的にゴルフのモジュールを採用するものの、リアのサスペンション回りはゴルフの上級車種であるパサートと共通だからである。つまりEOSはゴルフとパサートの中間に位置するモデルといえる。もっともパサートもまた、ゴルフのモジュールから派生した上級車種であることを考えれば、一連のゴルフ・モジュールの派生版…という言い方が正しいのかもしれないが。
■EOSはゴルフGTIと同じ2.0Lの直噴ターボ・エンジンと、ゴルフR32と同じ3.2LのV6エンジンの2種類を用意する。組み合わせられるトランスミッションはともに6速2ペダルMTのDSGだ。
■EOSの特徴は何と言っても電動メタルトップ。最近のオープンカーは世界的に電動式メタルトップが流行しているが、この分野で後発となるEOSはなんと5分割という実に複雑な機構を採用してきた。この手の電動メタルトップの多くを手がけるサプライヤー(部品メーカー)であるヴェバストとの共同開発となるそれは、オープン状態の他、ルーフ部分がガラス製となることで屋根を閉めていても開放感が得られる。またガラス部分はサンルーフ機構も持ち、手軽にオープンを味わえると言った具合で多彩な表情を見せてくれる。さらに開閉そのものがエンターテイメントと思えるほど、見入ってしまう複雑な収納方法を採用する。
■もちろん操作はボタン1つでOK。約25秒で開閉を可能としている。
■EOSの価格は2.0L直噴ターボ搭載車が438万円からで、3.2LのV6搭載車が498万円。
■では実際に試乗してどうだったのか? それはまた別の機会にレポートしたい。
VW・EOS -試乗編・感動の走り その1-

■既に速報でお伝えした通り、先月末にドイツに行ったとき、VWの新型モデルである「EOS」に試乗することができた。EOSはご覧のように電動メタルトップを備えたオープン4シーターモデルだが、これまでのゴルフ・カブリオの後継車というよりは、わずかに上級にシフトしたモデルととらえるのが正解だろう。
■理由はEOSが基本プラットフォームこそゴルフと同じであるものの、リアのサスペンション回りは上級モデルであるパサートのものを用いるからである。つまり、メカニズム的にもゴルフとパサートの間に位置するモデルなのだ。
■その証からか、内外装はゴルフよりも上質な仕上げとされている。今回の試乗車はVWが本国で展開する「individual」という特別なモデルのため、ノーマルよりもさらに上級な仕上げとなっているが、それを差し引いてもなおEOSの内外装はゴルフ以上となっている。例えばフロント・グリルはアルミ調のグリルが与えられているし、内装もインパネを始めとして随所にメッキパーツなどが与えられている。

■搭載されるエンジンは2.0Lの直噴ターボ。これはGTIなどと同様のもので、200ps/28.6kgmを発生するタイプ。試乗車では6速MTが組み合わせられていたが、日本に導入されるモデルはクラッチレス2ペダル6MTのDSGとなるだろう。
■ゴルフなどと比べて車両重量が増しているためか、動力性能的にはさすがにGTIには及ばない。ただしVW2.0L直噴ターボは低速からトルクがあり実に扱いやすいため、ゴルフよりも重いEOSに組み合わせてもネガティブな印象は一切ない。いやむしろオープン4シーターというキャラクターに合った適度に穏やかな滑らかさや力強さがあって好印象といえる。
VW・EOS -試乗編・感動の走り その2-

■しかし何より感動したのはその走り。先にEOSのシャシーはゴルフとパサートの中間にある…と記したが、このシャシーが走り出してスグに良さを伝えてくる。それこそエンジンをスタートさせて数m走っただけで、感触はゴルフにはない上質さを感じるほどなのである。
■この上質さは明らかにリアのサスペンションがパサート用のものだからこそ。リアのキャパシティがアップしたことで、ゴルフにはない落ち着きと洗練を生み出しているのだ。さらに速度をあげて行くと感動は増す。路面の継ぎ目などを通過する際のショックを極小に抑えると同時に、路面のうねりなども見事に吸収。これによってドライバーは、そこはかとなく気持ちよい感覚を覚えるのだ。例え荒れた路面であっても、キレイに整えられた路面に思えてしまうほど。そのくらいにフラット感が高く、サスペンションの動きが滑らか。これには心底驚かされた。

■しかも面白いのは、この走りの感動を痛感するのがオープン状態で…ということ。屋根を開けている時はお世辞ではなく、パサートクラスの上質なセダンに乗っていると思えるほど。試しにその後屋根を閉じての走行もしてみたが、屋根を閉じると抜群の静粛性を誇る一方で、やはり重量物が上に来るゆえに、ややバランスは変わる。このため少しボディが重い感じを受ける。とはいえ、普通にながすレベルでは至極快適なことこの上ないわけだが。
■総じて見ると、EOSはゴルフ以上に落ち着きと洗練の走りを備えた1台だった。屋根を開ければ実に滑らかな感動の走りが味わえるし、屋根を閉じれば静粛性が増して快適性もアップ。その上で4人が楽に座ることができるというユーティリティも備える。そう考えるとこれはファミリーカーとしても魅力的1台と思えたのだった。
VW・EOS -VWの特別なライン-

■先に速報したVW・EOSは、実は普通のEOSではない。上の写真をみても分かるように、シートは2トーンで仕立てられるなどしている。
■実はこのEOS、VW・individual社が手がけるモデルなのだ。VW・individual社はその名の通り、VWにおける特別なモデルを送り出す部門で、最近ではあのR32を送り出した…といえば分かりやすいだろう。
■VW・individual社は他にも、このEOSのように特別な内装を与えるなども手がけているのである。
■日本で購入することのできるVW・individualが手がけたモデルは、現在のところR32やトゥアレグのW12など極めて少ない。ただ今後もVW・individual社はユニークなモデルを手がけるだろうから、将来的にはVW・individual社が手がけたモデルは増えるはずである。
■が、さすがに今回のEOSのような内装を特別に仕立てる…というのは難しいだろうか? できれば日本のVWでも、VW・individual社に特別な内装などを発注できるようなシステムがあるとうれしいのだが…。
■事実このEOS、レザーも非常に上質で魅力的だった。日本にもVW・individualが展開されることに期待したい。
VW・EOS -ついに試乗! 速報-

■実はいま、ドイツにきている。そして今日、幸運なことにVWが先日送り出したばかりのオープン4シーターモデルである、EOSを試乗する機会を得た。
■詳しい話は今後展開したいと思うが、正直ちょい乗りで大きな感動を覚えてしまったのだ。
■EOSはいわゆるゴルフ・カブリオレの後継的存在にあたるわけだが、今回からその位置づけは微妙に変化しており、ゴルフとパサートの中間に位置するものとなっている。それはもちろんメカニズムにおいてもそうで、リアサスペンションは実際にパサートのものを使うというから、成り立ち的にもゴルフとパサートの中間なのだ。
■今回はあくまで試乗しました!という報告だけだが、これはゴルフVを初めて乗ったときに感じた感動と同等以上のもの…。
■果たして僕はEOSのどこにそれほど感動を覚えたのか? これについてはもう少々お待ちください。
VWゴルフR32 【特集】その3 -あまりの人気ぶりに…-
■随分と時間が空いてしまいましたが、R32の特集のラストをアップします。前回は「これぞ現代のスポーツ・モデルの理想型」と書いたR32、それは既に読者の皆さんの間にも浸透しきっていたようで、実はこのR32は今ディーラーに行って契約しても、「年内の納車が微妙…」と言われるほどの人気ぶりとなっているのだ。

この写真は日本仕様にはないレッドのボディカラーをまとったR32
■ゴルフR32の車両価格は、3ドアの6速MTで419万円。5ドアの6速DSGで439万円と、「ゴルフとしては」決してリーズナブルな価格とはいえない。しかし! 特集1と特集2を読み返してほしいのだが、その内容を考えると実はかなりバーゲンに近い価格なのである。
■3.2LのV6エンジンを搭載し、なおかつ4WDを備える…こうした輸入車は通常はもっと効果になることがほとんどである。そう考えるとR32は400万円前半に価格を「抑えた」とすらいえるのだ。もっともわざわざこんなことを書かなくても、実際の人気ぶりがそれを証明しているといえる。そう、やはりR32は価格以上の価値あるクルマ…と多くの人が認めているのだ。
■そんなわけで特集の最後は、意外な報告となってしまった。本当はR32にいかにバリューがあるかを書いていこうと思ったのだが、冒頭のニュースで既にそれは証明されている。だから今回はここまで。
■最後に改めて書いておきますが、ゴルフR32は今僕河口まなぶが「絶対的に自信を持ってオススメする」1台です。はい。

この写真は日本仕様にはないレッドのボディカラーをまとったR32
■ゴルフR32の車両価格は、3ドアの6速MTで419万円。5ドアの6速DSGで439万円と、「ゴルフとしては」決してリーズナブルな価格とはいえない。しかし! 特集1と特集2を読み返してほしいのだが、その内容を考えると実はかなりバーゲンに近い価格なのである。
■3.2LのV6エンジンを搭載し、なおかつ4WDを備える…こうした輸入車は通常はもっと効果になることがほとんどである。そう考えるとR32は400万円前半に価格を「抑えた」とすらいえるのだ。もっともわざわざこんなことを書かなくても、実際の人気ぶりがそれを証明しているといえる。そう、やはりR32は価格以上の価値あるクルマ…と多くの人が認めているのだ。
■そんなわけで特集の最後は、意外な報告となってしまった。本当はR32にいかにバリューがあるかを書いていこうと思ったのだが、冒頭のニュースで既にそれは証明されている。だから今回はここまで。■最後に改めて書いておきますが、ゴルフR32は今僕河口まなぶが「絶対的に自信を持ってオススメする」1台です。はい。
VWゴルフR32 【特集】その2 -理想の乗り味・走り味-
■前回のエントリーでは、VWゴルフR32のエンジンの素晴らしさをお伝えしたわけだが、もちろんR32はエンジンだけが魅力のクルマではない。素晴らしいエンジンの実力を遺憾なく発揮するためには優秀なシャシーによる乗り味・走り味の実現が不可欠だが、この点においてもR32はひと言で、「極めて理想的」といえる仕上がりとなっているのだ。
■R32のようなスポーツモデルは、イメージとして乗り心地がカタくハードな乗り味ではないか? と思うだろう。しかしR32はそうしたイメージを完全に覆す乗り心地によって、実に絶妙な乗り味を生み出している。
■まず走り出すと思わず「えっ?」と拍子抜けするほど滑らかで、乗り心地は極めて洗練されていると感じる。この印象は速度が上がっても変わらないもので、言うならば高級セダンのような乗り味がそこにあるといえる。
■ただ、こんな風に書いてしまうとR32が親父っぽいクルマと勘違いされてしまうだろうからもう少し詳しく記しておこう。滑らかで洗練された乗り心地と乗り味を提供するものの、それは決して親父っぽかったり、旦那仕様という感じではない。言うならば、メカニズムの精度がいかにも高く、それらが滑らかに作動しているからこその感触なのだ。
■よって洗練された乗り心地でセダンを思わせる乗り味ながら、同時にそこにはスポーツモデルらしいしっかり感や瑞々しい「ハリ」がちゃんと残っている。カチッとしたボディがあるからこそ、サスペンションがしっかりと仕事を行い、結果滑らかで洗練されたフィーリングを伝えるのだ。
■だから真っ直ぐが主体となる高速道路などでは、実に痛快・爽快な感覚を覚える。滑らかで洗練された乗り味に、力強く、美しく、目の覚めるようなエンジンが加わることで高速クルージングは悦楽のひとときとなる。もちろんこの時、どこまでも真っ直ぐ突き進む直進安定性の良さやクルマの姿勢を常にフラットに保つなど、欧州の高速モビリティの中で生まれたクルマであることも痛感する。この頼もしさは、やはり日本の同クラスでは感じられないものだ。
■ただ、これがR32の真骨頂ではない。やはりR32が光り輝くのはワインディング。峠に乗り入れると、まさに「解き放つ」という表現が相応しい鮮烈な走りを提供する。
■滑らかな乗り心地による洗練された乗り味に、高い運動性能による超絶に気持ちよい走り味が加わる瞬間だ。
■情報伝達性に優れたステアリングを切っていくと、R32はとても忠実に反応し、ノーズをカーブの内側へと向けていく。そして実にスムーズな感触でクルマをロールさせていく。そしてロールしきったところで、信頼のおける踏ん張り感を見せてくれて、どこまでも安心して曲がって行けそうな感じを伝えてくる。
■そのコーナリングレベルは非常に高く、公道では限界を見ることはできないほど。つまりコーナリングは圧倒的な超速なのだ。しかもこうしたシチュエーションで、R32が優れているのは決して苦しさを感じさせないこと。あくまでスマートにコーナリングをこなす感を受ける。また同クラスの国産車では限界が高まるに連れて、走りの質感は乏しくなるが、R32は限界近くまで実にゆとりを感じさせながらコーナーを駆け抜けていくのだ。
■結果、走り全体から受ける印象は、「まさにホレボレ」のひと言に尽きる。前回はエンジンに魅了されたが、それと同じかそれ以上にこのハンドリングに魅了されるのだ。
■滑らかな乗り心地と洗練された乗り味を持ちながら、ゴルフの頂点に位置するスポーツ・モデルとしての高い運動性能を持ち合わせ、超絶に気持ちよい走り味をも提供する…そんな様をして僕は「これぞ現代のスポーツ・モデルの理想型」と思えたのだった。
<part3へ続く>

■まず走り出すと思わず「えっ?」と拍子抜けするほど滑らかで、乗り心地は極めて洗練されていると感じる。この印象は速度が上がっても変わらないもので、言うならば高級セダンのような乗り味がそこにあるといえる。
■ただ、こんな風に書いてしまうとR32が親父っぽいクルマと勘違いされてしまうだろうからもう少し詳しく記しておこう。滑らかで洗練された乗り心地と乗り味を提供するものの、それは決して親父っぽかったり、旦那仕様という感じではない。言うならば、メカニズムの精度がいかにも高く、それらが滑らかに作動しているからこその感触なのだ。
■よって洗練された乗り心地でセダンを思わせる乗り味ながら、同時にそこにはスポーツモデルらしいしっかり感や瑞々しい「ハリ」がちゃんと残っている。カチッとしたボディがあるからこそ、サスペンションがしっかりと仕事を行い、結果滑らかで洗練されたフィーリングを伝えるのだ。

■ただ、これがR32の真骨頂ではない。やはりR32が光り輝くのはワインディング。峠に乗り入れると、まさに「解き放つ」という表現が相応しい鮮烈な走りを提供する。
■滑らかな乗り心地による洗練された乗り味に、高い運動性能による超絶に気持ちよい走り味が加わる瞬間だ。
■情報伝達性に優れたステアリングを切っていくと、R32はとても忠実に反応し、ノーズをカーブの内側へと向けていく。そして実にスムーズな感触でクルマをロールさせていく。そしてロールしきったところで、信頼のおける踏ん張り感を見せてくれて、どこまでも安心して曲がって行けそうな感じを伝えてくる。

■結果、走り全体から受ける印象は、「まさにホレボレ」のひと言に尽きる。前回はエンジンに魅了されたが、それと同じかそれ以上にこのハンドリングに魅了されるのだ。
■滑らかな乗り心地と洗練された乗り味を持ちながら、ゴルフの頂点に位置するスポーツ・モデルとしての高い運動性能を持ち合わせ、超絶に気持ちよい走り味をも提供する…そんな様をして僕は「これぞ現代のスポーツ・モデルの理想型」と思えたのだった。
<part3へ続く>
VWゴルフR32 【特集】その1 -スポーツカーが霞んでく-
■ついに登場したVWゴルフの最上級スポーツ・モデル、R32はひと言「スポーツカーが霞んでく」といえるほどのスーパー・ゴルフだ。

■R32の名の由来は、搭載エンジンの排気量にある。VWインディヴィデュアル社(VWの特殊なモデルを手がける部門)は、1.4-2.0Lクラスのエンジンを搭載するゴルフのボディに、なんと3.2LのV型6気筒エンジンを搭載してしまったのだ。加えて駆動方式はVWが4MOTIONと呼ぶ4輪駆動が与えられている。つまり3.2LのV6から生み出す高性能を、4輪に余すことなく伝える…当然、ゴルフ最速モデルということになる。
■搭載エンジンのスペックは最高出力250ps/6300rpm、最大トルク32.6kgm/2500-300rpmというもの。いまや3.2LのV6としては群を抜くというほどの数値ではないが、車重1500kg台のゴルフに対してかなりの高性能であることには間違いない。事実このエンジンには6速MTか6速2ペダルMTのDSGが組み合わせられ、最高速は6速MTで250km/h、DSGで実に248km/hに達する。0-100km/h加速性能も6速MTで6.5秒、DSGでは6.2秒という俊足ぶりを発揮するのだ。
■そうした高性能ながらも燃費性能に優れる辺りが最近のVWの特徴で、6速MTでは10.8km/L、DSGでは10.2km/Lという低燃費が実現されている。3.2LのV6であることを考えると、この数値は驚きに値するものである。

■高出力/低燃費を実現する3.2LのV6がさらに凄いのは、僕個人の経験に照らし合わせて「現状で世界一素晴らしいサウンドを発するV6」と呼べる素晴らしい音色を持つことである。R32はエンジン始動時から、「フォン」と高らかな音色を発し、アクセルを踏んでいくと実に官能的なサウンドを発する。これまではアルファロメオのV6をして「官能的」という表現がなされていたが、既に純血のアルファロメオV6がなくなった昨今にあっては、このR32のV6こそが「官能的」と呼ぶに相応しいものになったといえるほどだ。
■3.2LのV6のレブリミット(=最高回転数)は、実は6500rpmと低い。世の中には8000回転も回るV6があるほどだから、実に平凡な数値といえる。しかし、回転の吹け上がりの気持ちよさはそうした回転数を全く感じさせない。いやむしろ、8000回転まで回るV6エンジンと比べても気持ちよさでは全然負けていないどころかこちらの方が圧倒的に滑らかで気持ちよい吹け上がりと思える。というか実際にアクセルを踏んで素晴らしい音色と圧倒的加速感を味わえば、そうしたことは全く気にならないだろう。
■といった具合でゴルフR32は、実にエンジンの印象だけでこれほど語れてしまうほど素晴らしいものだったのである。
■そして今、僕が自動車ジャーナリストとして、読者の皆さんに最もオススメする1台だと断言できるのである。
<part2に続く>

■R32の名の由来は、搭載エンジンの排気量にある。VWインディヴィデュアル社(VWの特殊なモデルを手がける部門)は、1.4-2.0Lクラスのエンジンを搭載するゴルフのボディに、なんと3.2LのV型6気筒エンジンを搭載してしまったのだ。加えて駆動方式はVWが4MOTIONと呼ぶ4輪駆動が与えられている。つまり3.2LのV6から生み出す高性能を、4輪に余すことなく伝える…当然、ゴルフ最速モデルということになる。
■搭載エンジンのスペックは最高出力250ps/6300rpm、最大トルク32.6kgm/2500-300rpmというもの。いまや3.2LのV6としては群を抜くというほどの数値ではないが、車重1500kg台のゴルフに対してかなりの高性能であることには間違いない。事実このエンジンには6速MTか6速2ペダルMTのDSGが組み合わせられ、最高速は6速MTで250km/h、DSGで実に248km/hに達する。0-100km/h加速性能も6速MTで6.5秒、DSGでは6.2秒という俊足ぶりを発揮するのだ。
■そうした高性能ながらも燃費性能に優れる辺りが最近のVWの特徴で、6速MTでは10.8km/L、DSGでは10.2km/Lという低燃費が実現されている。3.2LのV6であることを考えると、この数値は驚きに値するものである。

■高出力/低燃費を実現する3.2LのV6がさらに凄いのは、僕個人の経験に照らし合わせて「現状で世界一素晴らしいサウンドを発するV6」と呼べる素晴らしい音色を持つことである。R32はエンジン始動時から、「フォン」と高らかな音色を発し、アクセルを踏んでいくと実に官能的なサウンドを発する。これまではアルファロメオのV6をして「官能的」という表現がなされていたが、既に純血のアルファロメオV6がなくなった昨今にあっては、このR32のV6こそが「官能的」と呼ぶに相応しいものになったといえるほどだ。
■3.2LのV6のレブリミット(=最高回転数)は、実は6500rpmと低い。世の中には8000回転も回るV6があるほどだから、実に平凡な数値といえる。しかし、回転の吹け上がりの気持ちよさはそうした回転数を全く感じさせない。いやむしろ、8000回転まで回るV6エンジンと比べても気持ちよさでは全然負けていないどころかこちらの方が圧倒的に滑らかで気持ちよい吹け上がりと思える。というか実際にアクセルを踏んで素晴らしい音色と圧倒的加速感を味わえば、そうしたことは全く気にならないだろう。
■といった具合でゴルフR32は、実にエンジンの印象だけでこれほど語れてしまうほど素晴らしいものだったのである。
■そして今、僕が自動車ジャーナリストとして、読者の皆さんに最もオススメする1台だと断言できるのである。
<part2に続く>
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