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ライフスタイルーデジタルフォト ismコンシェルジュ:伏見行介 板見浩史


伏見 行介
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カテゴリ:ライフ

  • 神と共存の島、バリ。
    [ 2007-02-21 15:42 ]
  • ステキなWinter Wander Land!!
    [ 2007-01-22 20:54 ]
  • こころウキウキ、クリスマス
    [ 2006-12-18 11:45 ]
  • 男の「こだわり」のブツ撮影
    [ 2006-11-09 10:55 ]
  • 女子撮影
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    [ 2006-09-05 10:29 ]

神と共存の島、バリ。

ライフ編の最終回は、海外撮影編です。
前回は、極寒の地ニセコでしたので海外旅行編は灼熱の地、インドネシアのバリ島に行くことにしました。
バリ島を選んだのは、行った事が無い事と以前私の会社に関わっていたフォトグラファー加藤君がバリ島の州都デンパサールで、フォトグラファーをしているので、灼熱の地での撮影の注意事項を聞けるからです。
バリ島は、日本人にとっても馴染みのリゾートでしたが、2002年10月にクタという所で、202人が無くなったテロと、2005年10月の23人が無くなったテロで、若干人気が下がってしまいましたが、最近は治安も回復し人気が復活してきました。
人工の90%が回教徒のインドネシアのなかで、バリは島民90%がヒンズー教、10%が回教徒という島です。日常の生活がヒンズー教の神と共存している島でした。


準備
フィルムカメラの時代は、写真好きが海外旅行に行く場合、持って行くフィルムの数や種類など、色々悩みました。また、空港の荷物検査用のX線でフィルムが感光しないように鉛でコーティングされた袋にフィルムを入れるなどの対策が必要でした。
また、国によっては、持ち込むフィルムの数量制限等もありました。
でも、デジタルになったら、これらの悩みも全部解決してしまいました。
まず、フィルムの種類ですがデジタルカメラですと、そもそもフィルム自体がいりませんし、ISO感度もISO100~1600までカメラの設定で撮影途中でも変えられます。便利です。
荷物検査のX線もフィルム代わりのCFカードやSDカードなら問題ありません。
フィルムの持ち込み数量の制限も関係ありません。本当に楽になりました。
その代り、デジタルになって気をつける必要がでてきたのは、電圧とプラグの形です。
デジタルカメラはバッテリーが命の源です。日帰りならともかくとして、旅行にいったら必ずといって良いほど充電する必要がでてきます。そのとき必要なのが充電器です。今、カメラに附属している殆ど全ての充電器はそのまま使えますが、充電器からコンセントまでのACコードはそのまま使用できません。日本のコンセントは100Vですが外国は100Vとは限りません、むしろ100Vの国の方が少ないくらいです。そのため、充電器からコンセントまでのACコードを外国で使用できるコードに変える必要があります。このコードはカメラの量販店や電機屋さんの海外旅行のコーナーで買えます。そして、このコードは日本国内でも使用できますので、一度変えたらそのまま国内でも使用しておいてもかまいません。ちなみに私はヨドバシカメラで780円で買いました。
つぎに、必要なのはコンセントの変換アダプターです。外国のコンセントは実に色々な型をしています。それらの異なるコンセントの形状に合わせられるアダプターが、これもカメラや電気器具の量販店で購入できます。私は7種類のコンセントに対応したアダプターを2,070円で買いました。
出発前には、旅行のガイドブックなどで目的地の電圧とコンセントの形状を調べておくのはマストです。

ニコンの充電器MH-18の裏側です。入力の所がAC100ー240Vとなっていれば外国でも使用可能です。

ACコードの付け根部分です。少しわかりにくいかもしれませんが、2.5A 250Vと書いてあります。このコードなら、外国使用でokです。

コンセントの変換アダプターです。
このアダプターで、7種類のコンセントの形状に対応しています。
下はホテルのバスルームで使用中の写真です。

このコンセントも220Vですが、今回持って行ったアダプターでは対応できませんでした。



持って行った機材。
今回のバリ島旅行に持って行ったのは、
カメラ   Nikon D200
レンズ   AF-S Nikkor 18-200mm ED
バッテリー EN-EL3e x 3
充電器   クイックチャージャー MH18
メディア  6GBマイクロドライブ x2
フィルター 偏向フィルター
カメラ掃除セット
以上です。
メディアにCFカードではなく、ちょっと時代遅れのマイクロドライブを選んだのは、書き込み速度は速くありませんが、容量のわりには価格が安いからです。量販店で6GBで19,800円で売っています。

優れもの、18-200mmズームレンズ!!
旅には、1本で何本ものレンズの役をはたす、ズームレンズがやっぱり便利です。
今回、18―200mmのズームレンズの凄さを再認識しました。下の写真を見れば、その性能は一目瞭然です。同じ場所から、一番広角側と、一番望遠側で撮影をしました。18―200mmは約11倍のズームレンズで、撮影面積を計算すると11x11=121で最望遠の撮影面積に対して、再広角側では121倍の大きさの写真が写せるのです。
また、このレンズは手ぶれ防止装置つきなので、室内の撮影や少し暗くなった夕方の手ぶれにも力を発揮しました。
上の写真は18mmで撮影、下の写真は同じ場所から200mmで撮影しました。
1本のレンズで撮影できるのですから、11倍ズームは凄いです。



意外に役に立つ内蔵ストロボ。
私達プロは、カメラに付いている内蔵ストロボは殆ど使用しませんが、今回は別のストロボを持って行かなかったので、内蔵ストロボを使用しました。あまり期待をしていなかったのですが、多いに役立ち、実力を見直しました。ただし、ストロボを使用すると、電池が無くなるのも早いので注意してください。それから、AF-S Nikkor 18-200mm EDの場合、レンズフードを付けたまま内蔵ストロボを使用すると、フードの影が被写体に出る場合がありますので、フードは外して使用してください。
有名なケチャダンスです。
夕暮れから、日没にかけて開催される踊りなので、踊りの最後の方にはストロボが必要になります。上の写真はストロボ無しで、下の写真は内蔵ストロボを使用しました。
内蔵ストロボを使用するときは、発光量を-1/3位に、少し弱めに設定して使用すると自然な感じになります。



何かと便利なPL(偏光)フィルター。
私は、旅には、第一回めのライフ編でご紹介したPLフィルターを持って行きます。空の色を強調したり、ちょっとしたアクセントを写真に付けるのに役にたちます。
上の写真は偏光フィルターを使用せずに撮影しました。
下の写真は、偏光フィルターを付けて撮影しています。空の感じが違うのがおわかりになると思います。



バリの写真事情。
今回、バリに住んで3年と少しのフォトグラファー加藤君と何軒かの写真屋さんをまわってみました。バリの人達は写真好きとかで、写真屋さんは結構ありますが、売っているカメラは殆どが、フィルムとデジタルのコンパクトカメラで、レンズ着きのデジタル一眼レフキットを1台だけ見かけました。そのデジタル一眼レフキットの値段は日本円で94,000円くらい、2005年の平均賃金が都市部で30,000円程のインドネシアでは給料の3ヶ月分以上の価格という訳です。
何軒かの写真屋さんを見ましたが、どのお店でもCFカード、SDカードは売っていました。私達が仕事で使用する、サンディスクのエクストリームⅢの2GBのCFカードは、日本円で14,500円くらい、日本の量販店では23,000円位するので、バリの方がだいぶ安いようです。
左の写真は、バリの典型的な写真屋さんです。フォトスタジオを併設しているお店も多いです。
看板を見てもおわかりになるように、デジタルが主流になりつつあります。
このお店に、デジタル一眼がありました。
付属品はほとんど無く、レンズに付ける72mmのプロテクトフィルターを探したのですが、58mmまでの、フィルターは何種類かありましたが、72mmはありませんでした。
加藤君達も、本格的な写真用品はジャカルタまで買いに行くそうです。


灼熱の島での撮影注意事項。
バリ島の最大の街、デンパサールのフォトグラファー加藤君に暑い所での撮影注意事項について聞いてみました。
加藤君はバリの高級リゾートホテルのリッツカールトンの写真室の立上げに携わり、その後フリーになり、ウエディングやホテルのカタログを撮影しています。
加藤君が、撮影で一番気をつけているのは、暑いバリでも「結露」だそうです。
暑い室外で撮影したカメラを、冷房の良く聞いた室内に持ち込むと、すぐに結露してしまうので、外で使うカメラと室内で使うカメラの2台を準備し、外で使用するカメラは室内には持ち込まないようにしていると言うことでした。
じっさい、ビーチの日向にカメラを出しっぱなしにしておいたら、レンズの鏡胴がさわれないくらい暑くなりました。
この人が加藤君です。加藤君でストロボ有り無し、日中シンクロの作例です。
左の写真は、内蔵ストロボを使用。右の写真は使用していません。加藤君がモデルさんでも、ストロボを使用した写真の方が、影が弱くなっているのがわかると思います。美しい女性で作例をつくっておけば良かったと反省しています。(加藤君ゴメンナサイ)

最後になりますが、外国で撮影する場合は、日本と習慣も異なるので、日本では大丈夫な事でも現地では嫌がられる事もあるので十分注意してください。
例えば、バリでは左手は不浄の手、子供の頭はなでてはいけない等の宗教上のタブーがあります。現地の人に不快な思いをさせては、決して良い写真は写せません。
by nikondigital | 2007-02-21 15:42 | ライフ | Trackback | Comments(2)

ステキなWinter Wander Land!!

東京は暖冬ですが、みなさんのお住まいの地域はいかがでしょうか?
寒いからといって、家に閉じこもっていてはいけません。冬こそ一眼デジタルを持って外にでましょう!
どうせ行くなら、う~んと寒い所、話題の所という事で北海道のニセコに行ってきました
上の写真は、ニセコの隣りヒラフの街のスナップです。
TVや雑誌等で、随分取り上げられているので、ご存じの方も多いと思いますが、ニセコ、ヒラフはオーストラリアからのスキー、スノーボードをしにくる観光客が、ここ4~5年異常に多い土地です。百聞は一見にしかずで、行ってみたのですが、予想以上なので驚いてしまいました。

ニセコを選んだ訳はもう一つ、フォトグラファーの依田さんが住んでいるのです。
依田さんは、常にブログランキングのベスト3にランクされている人気ブロガーで、犬やアウトドアの写真をNikon D70 をメインに使用して活発に写しています。寒さのベテラン依田さんから、寒冷地撮影のヒントを頂こうと思います。

今回、撮影に持って行ったのは、ある程度の雪のなかでも大丈夫な防塵防滴ボディーのNikonD200、レンズはAF-S NIKKOR VR ED18-200mm 1:3.5-5.6 G EDを持って行きました。

スポーツ写真はデジタル一眼レフカメラの得意種目 
スノーボードの撮影
ニセコといえば、上質なパウダースノー、そのパウダースノーを求めてオーストラリアの人達もスキーやスノボーをしにやってくるのです。という訳で、スノーボードの撮影です。
スポーツ写真撮影は、レンズ交換ができ、ピント合わせが早く、連続撮影もでき、レリーズタイムラグの少ない、デジタル一眼レフの独壇場です。

上の写真は次のカメラ設定で撮影をしました。
フォーカスモード:C この設定はシャッターをおしている間、動いている被写体に自動的にピントを合わせ続けます。
AFエリアモード:ダイナミックAFモード
測光モード:マルチパターンモード
動作モード:CH 高速連続撮影
ホワイトバランス:オート
露出モード:A絞り優先
絞り設定:F8
ISO感度設定:640
以上の設定をして、シャッターを押し続けました。
雪上での正しい露出決定は、オートでもチョットしたコツが必要でしたが、デジタルカメラですと、液晶モニターで確認できるので、簡単になりました。
昔なら、スポーツ専門のプロのカメラマンでなければ写せなかった写真も、今では簡単に写せるのです。

上の写真は、連続モードで撮影した写真で、この連続写真の4コマめの次の5コマめが、上の大きな写真です。

スノーボード撮影・上級編
次は、ナイター撮影に挑戦です。基本的は上の設定とおなじですが、露出モードをMマニュアルで、絞りF5.6 シャッタースピード1/125に設定して、ISO感度は1600に設定しています。
夜のゲレンデの照明の明るさは場所によって差があります。目では同じような明るさに見えても、カメラで露出を計ってみると結構差があります。
そこで、シャッターを切る場所を決めて、そこの露出をマニュアルで合わせて、スノーボーダーがそこに近づき始めたときに、シャッターを押します。
昼間とは違った雰囲気の写真ができあがると思います。

今回、撮影協力で滑ってくれたのは、藤井真由美ちゃんです。となりに写っているのは真由美ちゃんの愛犬、オオカミ犬のマロン君です。
真由美ちゃんは、スノボー歴7年、競技会にも参加している、元気印の女の子です。
寒い中、ありがとうございました。


動きのある被写体 流し撮り
さて、次は動きを表現する「流し撮り」という手法です。
ニセコに着いた日、撮影のポイントを探すために幾つかスキー場をまわりました。
最後に寄った、ニセコアヌプリスキー場ではゲレンデ整備の雪上車が走り回っていました。
その動きを表現したくて撮影したのが、下の写真です。

シャッタースピードを遅く設定して、被写体の動く方向に、被写体のスピードに合わせてカメラを動かして、この写真の場合は左から右に動かして撮影しますが、上下にカメラが動くと「ただの」ブレた写真にになってしまいます。重要なのはシャッタースピードで、被写体のスピードによりますが、1/30~1/4秒くらいが適当です。
この写真は、シャッタースピード1/8秒、絞り5.6 1/3(6.3)、露出モードはMマニュアルで撮影しました。
流し撮りは、ちょっとした慣れが必要ですが、撮影結果がすぐ見られる、デジタル一眼で撮影すれば「コツ」を掴むのも早いです。

測光モードによる違い
上級編の作例のような、画面の中で明るさの違いが結構ある被写体では、カメラの測光モードの設定の仕方で、できあがる写真の明るさがだいぶ違ってきます。下の写真は同じ場所を測光モードを変えて写した作例です。
左はマルチパターン測光、右は中央部重点測光にセットして撮影をしました。同じ場所から撮影しても、ずいぶん違いがでるものです。ちょっと、複雑な光の状態の時はカメラのセッティングを色々ためして、液晶モニターで確認してみましょう。


寒いところでの撮影注意!
万能なデジタル一眼レフですが、ちょっと寒がりです。
人間でも、寒がりの人は、多めに着こんだりホカロンで暖めたりします。カメラも全く同じです。
適切な防寒をしないと、本来の性能がでなかったり、動かなくなってしまう事さえあります。デジタルカメラは、どこが寒さに弱いかというと、実はカメラそのものより、使用している電池と記録メディアが問題なのです。
一般的に電池は低温に弱い傾向が、あります。
今回の撮影では、最低気温がー7℃、最高気温でもー3℃くらいのなかで、これからご紹介する寒さ対策をしながら撮影しましたが、東京の撮影より20%ほど、電池が減る時間が早かったようでした。
また、案外知られていませんが記録メディアも低温には、あまり強く無いようです。
例えば、D200は記録メディアとしてCFカードを採用していますが、同じメーカーでも製品によって耐寒性能に差があります。
今回は、サンディスクのエクストリームⅢという書き込み速度133倍速のカードを使用しました。このカードはメーカー保証の最低温度はー25℃です。エクストリームⅡという、書き込み速度がもう少し遅く、価格も安いカードがあるのですが、こちらのカードのメーカー保証の最低温度は0℃です。東京で使用している時は、カードの書き込み速度ばかり気になりますし、メーカーも書き込み速度が「速い」ことばかり、強調して宣伝していますが、特殊な環境で使用する場合は、色々と調べてカードを選んだ方が良いようです。

防寒対策
カメラ本体:寒い外気にさらさない事に注意します。
一番簡単な方法は首からぶら下げて、ジャケットの内側に入れておき、撮影の時だけ出して使用し、撮影後はすぐにジャケットのなかにしまいます。ちょっとゴロゴロしますが、一番簡単な防寒対策です。もう少し本格的な寒さ対策はケースを使います。
上の写真は依田さん愛用のロウプロというメーカーのケースです。クッションも入っているので、首から下げてスノボーをして、転んでも大丈夫です。このケースの中に白金カイロを入れておけば、万全です。

電池
寒いところでの撮影では、必ず予備の電池を持って行きましょう。その時も、裸で持ち歩かずケースに入れて持ち歩きます。今回使用したのはニコンの純正「バッテリーポーチ プロ」に、白金カイロを入れて携帯しました。

メディア ケース
記録メディアもやはり、裸で持ち歩かずにケースにいれます。
色々なケースがありますが、ウレタン製のクッションで防滴タイプがお勧めです。
今、私が気になるカードケースは、スライドマウントで有名なスイスのGEPE 社のケースです。

手袋
これも、依田さんからお借りしたものですが、アクシーズクイーンという会社の手袋で、指先が出るようになっているので、カメラ操作には凄く便利でした。


カイロ
寒いときには防寒ばかりでは無く、やはり積極的に暖める必要もあります。そういう時にはカイロです。今はカイロというとホッカイロのような、科学反応で暖めるタイプが一般的ですが、機材を暖めるには向いていません。科学反応タイプは、温かくなるのに人の体温が必要で、単独で使用すると温かくなりません。その点、白金カイロは大丈夫なので、カメラバックに2つくらいいれておくと効果的です。
ただし、飛行機で移動する時は、機内にも持ち込めず、手荷物としても預けられません。

依田さんに聞きました
今回、撮影コーディネートをお願いした依田さんは、東京、札幌でグラフィックデザイナー、プランナーをした後、ニセコの自然に引き寄せられて、ニセコに移住したフォトグラファーです。
それだけに、1年を通じてニセコの撮影ポイントは熟知しています。
今度の旅では、ー7℃、風も少しあった時は体感温度がー13℃くらいでしたが、2月になると、気温がー20℃以下になる時もあるそうです。
そうなると、ズームレンズのズームの動きが堅くなったり、CFカードの調子がおかしくなる事もあるとの事です。
そして、注意しなければならないのは「結露」、眼鏡をかけている人ならわかると思いますが、寒い外から、あたたかい室内に入ると、眼鏡が曇ります。これが結露です。
同じ事が、カメラにも起こってしまいます。眼鏡ですとレンズだけですが、デジタルカメラですと、カメラの内の電子部品や受光素子にも結露してしまい事故の原因になります。
それを防ぐには、例えば二重窓の窓と窓の間にしばらくカメラを置いて、次に室内に入れるなどの注意が必要になるそうです。

それではみなさん、防寒準備をしっかりして、Winter Landを楽しんでください!!

ニセコの生活、自然がわかる、依田ワールドのブログ達です。
「Niseko bowgraphic 青い世界をクール便で」はここをクリック
「犬撮り物語り」はここをクリック
2006年日本ブログ大賞受賞「尻別川の畔より」はここをクリック
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今回、宿泊した、写真を写したくなる ニセコ・セゾン クラブ のブログはここをクリック
下の写真は、依田さんの作品です。

by nikondigital | 2007-01-22 20:54 | ライフ | Trackback(4) | Comments(23)

こころウキウキ、クリスマス

唐突ですが、皆さん、クリスマスすきですか?
私は、けっこういい歳なのですが、訳もなくクリスマス大好きです。
11月中旬からクリスマスソングを聴き始めます。最近は日本もクリスマスイルミネーションが盛んになり、なおさら心が浮き浮きしてしまいます。
さて、このクリスマスイルミネーションや夜景は、デジタルカメラになって撮影しやすくなった被写体の一つです。
フィルムカメラですと、撮影をして現像があがってくるまで、上手くうつっているかわかりませんでしたが、デジタルカメラですと、撮影結果がすぐに確認できるのです。もし思い通りに写っていない場合、これからご紹介する「ちょっとした工夫」で上手に撮影できるようになること、請け合いです。

ちょっとした工夫
イルミネーションや夜景を上手に撮影する、ちょっとした工夫を4つご紹介します。
1:ノイズリダクションの設定。
2:ホワイトバランスの設定。
3:露出補正の上手な利用。
4:測光モードの上手な利用。
以上を、撮影時に使えば、よりきれいな、イルミネーションや夜景が写せます。
なお、撮影は絞り優先Aモードで、自動で撮影しました。
では、その実際をご紹介しましょう。

ノイズリダクションの設定
デジタルカメラの一般的特性として、長時間露出をかけると、画面の暗い部分にざらざらしたノイズがでてきます。また、撮影の時、感度を高くすると、高感度フィルムの粒子が粗いように、デジタルの場合はノイズがでてきます。その、ノイズを軽減するのがノイズリダクションです。
上は、Nikon D200の撮影メニューの設定画面ですが「撮影時ノイズ除去」「高感度ノイズ除去」ON,Highに設定をするとノイズリダクションが効くようになります。
これにより、画面の暗い部分のノイズ(ざらざら感)を弱める事ができます。
デジタル一眼レフならば、Nikonのカメラだけではなく、他社のカメラにも付いているので、夜景やイルミネーションの撮影前にはノイズリダクションをかならずONにしましょう。

ホワイトバランスの設定
次は、ホワイトバランスです。
普通は、ホワイトバランスをオートで撮影している場合が殆どだと思いますが、夜景やイルミネーションの撮影では、ホワイトバランスを晴天や電球モードにする事により、色が変ります。
右の写真は、ホワイトバランスを電球に設定。左の写真はオートホワイトバランスで撮影しました。
同じ場所で撮影しても、ホワイトバランスの設定だけでこれだけ色が違います。
どちらが、正しい色という事ではありません。液晶モニターで確認して、自分好みの色の方で撮影すれば良いのです。

露出補正
3番目は露出補正です。
ちょっと専門的になりますが、カメラのオート露出というのは、黒い紙などを画面一杯に写すとグレイに、また白い紙を写すとこれもグレイに写るように設定されています。
下の作例写真のように、夜、暗い空が画面の割合に多い風景をオート露出で撮影すると暗い空がグレーっぽく写ってしまいます。
これは、画面のなかで、暗い空の部分の面積が大きいので、カメラがそこの部分をく計測して、暗い空がグレイに近くなってしまいます。まるで、夕方に写した写真のようですね。
そこで、カメラの露出補正機構で-2にして撮影すると、下の写真になりました。
フィルムカメラですと、経験が必要だったこのような撮影も、デジタルカメラですとカメラの液晶モニターで結果をその場で確認できるので、経験や勘をたよりにする事なく簡単に撮影できるようになりました。

夜景に限らず、ステージ等、背景が暗い場合は、原則マイナス補正で撮影すると、結果が良いようです。
反対に、雪景色や、スキー場など背景が白い部分が多い場合は、露出補正をプラスにして撮影すると良い結果が得られます。

測光モードの上手な使い方。
殆どのデジタル一眼レフカメラには「スポット測光」「中央部重点測光」「評価測光」等の、光のはかり方の切り替えが付いています。詳しい説明は、それぞれのカメラの説明書を読んでいただくとして、光の測り方によって撮影結果が異なります。
ちなみに、測り方の難しい順から「スポット測光」「中央部重点測光」「評価測光」の順になります。
左の写真はスポット測光モードでツリーの明るい部分の露出を計り撮影をしました。右の写真は中央部重点測光で露出を計り、撮影しました。
左の写真の方は、ツリーや雪だるまは少し暗くなっていますが、天井は等は暗く落ちてツリーが浮き立って見えます。
被写体の何処の部分の明るさを計るかによって、写真の明るさが違って写るので、そのコツさえ飲み込めば、思ったような明るさの画像が写せます。

演出効果
夜景やイルミネーションは、きれいに写せるとそれだけでもきれいですが、ちょっと工夫をすると別の味がでてきます。

上の写真は、六本木ヒルズのケヤキ坂です。
車のライトや信号に十字の光がでています。上の方のレインボウブリッジの写真にも十字の光がでています。
これは「クロスフィルター」というフィルターをレンズの前に付けて撮影しているのです。


これが、クロスフィルターです。
十字の光りのでかたによって、サニークロス、バリクロス、スノークロス等の種類があります。
このての、フィルターは時々使うのが効果的で、使いすぎは禁物です。

下の写真は、お台場のクリスマスツリーを、ほぼ同じ角度から撮影したものです。
右側の写真は、自家製のクロスフィルターを付けて撮影しました。



自家製クロスフィルターはレンズのプロテクターに、薬局で売っているワセリンを塗って作りました。
塗り方は写真のように、ラフに塗ればOKです。塗り方を失敗した場合は、ティッシュペーパーに水分を付けてふけば、簡単に拭き取れますので、何回でもやり直しがききます。


塗り方によって、ソフトフォーカスフィルターのようにも使用できますので、ワセリンは価格も安く、慣れてくると色々な効果を創れるので面白い素材です。


あると、便利なグッズ。
夕景やイルミネーションを撮影するのは夜なので、シャッタースピードは遅めにになります。
三脚を持って行って撮影すれば、ブレは解決しますが、いつも重い三脚を持って行動するのは大変です。そんな時便利なのが、ペットボトルのキャップに被せるだけで、三脚の代りになる」ヨドバシカメラで販売している」「ボトルンデス」という、三脚の代りになる製品です。
ただし、重い一眼レフは単独ではちょっときついので「ボトルンデス」を利用し、カメラに手を添えて撮影するだけで、ブレはかなり防げます。

これからのクリスマスシーズン、今回の4つのヒントを活用して、きれいな夜景の撮影をお楽しみください。
それから、最後にもう一つ、夜景+人物の撮影をするときは、ストロボの発光量を調節できるストロボならば、発行量を-1/2~-1段位で撮影すると人物も自然な光の感じで撮影できます。
by nikondigital | 2006-12-18 11:45 | ライフ | Trackback(3) | Comments(3)

男の「こだわり」のブツ撮影


どうです、上の万年筆の写真、なかなかカッコイイでしょう。
今回は「こだわり」のブツ(物=製品)撮影です。
Ryouさんという「寫眞毎日」というタイトルでエキサイトブログを運営している友人がいます。彼は大の「物」好き。カメラも、フィギュアもRyouさんは「こだわり」をもって、いろいろ集めています。
今回は、そんな彼の持ち物のなかから、万年筆とウクレレを題材に、Netオークション出品用の製品撮影とイメージ撮影のレッスンです。

撮影場所

撮影するには、撮影場所=スタジオが必要です。
スタジオといっても、万年筆やウクレレの撮影には特に大げさな場所は必要ありません。
今回はRyouさんの自宅マンションの普段使用しているデスクの上をかたづけてをスタジオにしました。


ご覧のように、白いケント紙を貼ればスタジオに早変わりです。ライトは、写真に写っている、蛍光灯のスタンドを2つ使用しました。

用意する機材

照明機材→この撮影のように、家庭用のスタンドで十分です。2台使用する場合は、光源が同じスタンドが必要です。1台が蛍光灯で、1台が電球というのでは正しい色がでない可能性があります。

三脚→商品撮影には必需品です。

白ケント紙→上の写真のように、撮影背景に使います。大きさは70Cmx100Cmくらい。少し大きな文房具屋さんや、画材屋さんで手に入ります。
ケント紙が手に入らない場合は、目の細かい布にアイロンをかけて、皺を伸ばしても使えます。

トレーシングペーパー→光を拡散する為に使います。50cmx60cm位の大きさがあればOKです。厚さが何種類かありますが、中位の厚さのものがいいでしょう。

スチレンボード→レフ板に使います。スチレンボードとはハレパネに使用されている白い合成樹脂の軽いボードです。手に入らなければ白いダンボールでもかまいません。

黒い紙→イメージ写真の背景に使用します。これも、文房具屋さんや画材屋さんで手に入れてください。黒い紙にも色々な種類がありますが、自分のイメージにあった紙を選んでください。紙でなくても、布でも何でも、自分のイメージに合った材質であればなんでもオーケーです。

物撮影の種類

物撮影には、単品撮影、集合撮影、イメージ撮影等の区分けがあります。
例えば、トップの写真は、イメージ撮影というジャンルになり、撮影する製品の細かなディティールまで解らなくても、フォトグラファーが感じた製品のイメージを伝えれられればOkです。
私は、ペン先が一番印象に残ったので、ペン先を強調した撮影をしました。
一番感覚的に撮影できる物撮影です。

単品撮影というのは、文字通り製品一つを、見る人にわかりやすく、撮影する写し方です。
Netオークション等の撮影は、このジャンルです。

集合撮影というのは、いくつかの製品を、いっぺんに解りやすく、撮影する写し方です。単品も集合撮影も、イメージ撮影とは異なり、白とかグレー等の背景で撮影します。

使用レンズ

今回は、18mm~70mmの標準ズームレンズを使用しました。
使用したのは、最も望遠側の70mm側を使用しました。ワイド側の18mmでは、撮影製品が小さくしか写せませんし、レンズによる製品の歪みも出やすくなります。

万年筆の単品撮影
上の写真は、デスクの上に作ったスタジオに万年筆を置いて写しました。こういう置き方を七三(しちさん)と呼びます。横が70%正面が30%といった見え方の意味です。
この写真は、これを見れば商品がわかる、極めて説明的な写真です。
この作例では、絞りをF5.6と殆ど絞らずに撮影したので、ピントが商品全部に合っていませんし、また影も強くコントラストも強い写真です。製品撮影としては不十分です。
そこで一工夫、照明に使った蛍光灯の光をトレーシングペーパーに通し影を柔らかくし、レフを使ってコントラストを弱くし、ピントを万年筆全部に合わせるために、絞りを16まで絞って撮影したのが下の写真です。

何も工夫していない写真と何処が異なるかを整理すると、
・万年筆の緑の部分がはっきりわかります。
・金メッキ部分も明るく写っています。
・影が柔らかく、明るくなっています。
・ピントも全部に会っています。



撮影風景

上の写真は万年筆の単品撮影のメイキング写真です。
トレーシングペーパーを持っているのがRyouさんです。一般の家庭ではトレーシングペーパーを固定するのはチョット大変なので手持ちにします。トレーシングペーパーと光源の距離で影が柔らかくなったり強くしたり調整ができます。
手前にはスチレンボードを使用したレフを立ててあります。
それでは、両手がふさがっているのにシャッターはどうやって押すのでしょうか?
答えは、セルフタイマーです。セルフタイマーをセットしシャッターを押して、トレーシングペーパーを両手で持って、シャッターが切れるのを待ちます。
ピントはマニュアルで合わせます。絞りはオートでOKですが、液晶モニターで明るさを確認して露出は調整してください。
ホワイトバランスは、オートでOKです。
このような、スタジオ風な撮影をする時には、撮影に使用するライト以外の部屋のライトは消してください。また、撮影が昼間でしたらカーテン等を閉めて外光も遮断してください。


ペン先の撮影

ペン先は万年筆の最も重要な部分です。
ペン先がよく解るように、クローズアップで撮影しようとすると、今回使用した18mm~70mmのズームレンズの最短撮影距離38cmでは十分なクローズアップは撮影できません。レンズには、それぞれ最短撮影距離というのがあって、それより近い撮影距離ではピントが合いません。
クローズアップを撮影するには、クローズアップ専用のマクロレンズを使う方法や中間リングを使用する方法がありますが、今回使用するクローズアップレンズを使用するのが、一番手軽で、使用方法も簡単で費用も少なくてすみます。
今回使用した67mm径のクローズアップレンズは、量販店で¥3.000.-弱で買えます。

クローズアップレンズは、レンズの前に付けるだけで使用できます。
クローズアップレンズは被写体に近寄れる距離によって、何種類ありますが、複数枚を重ねて使用することもできます。
手軽に使用できますが、画面の周辺の画質が若干悪くなる事がありますが、下のサンプル写真のように、中央部分を使用するのであれば問題ありません。


この写真の背景は白でなく薄いグレーになっていますが、ペン先の金属部分が明る過ぎないように、マイナス側に露出補正をしているからです。
クローズアップ撮影をする時は、カメラの液晶モニター上で拡大表示をして、表現したい部分のピントが合っているか、露出が正しいかを確認してください。

イメージ撮影

このブログのトップのような写真を商品の「イメージ」撮影といいます。文字通り、撮影商品からフォトグラファーが感じた、印象=imageを写真で表現すればOKです。
ペン先が一番印象に残ったので、この写真の場合は、ペン先が目立つ、このような構成(並べ方)に「私」はしました。
もし、皆様が同じ万年筆のイメージ写真を写すにあたっては、全く別の並べ方になっても、それが人それぞれの「個性」や「感覚」なのです。

Raw撮影

殆どのデジタル一眼レフでは、Rawとjpgが同時に撮影できるセッティングがありますので、これまで、このブログのデータはjpgで撮影してきましたが、今回のイメージ撮影ではRawでも撮影しました。
通常使用している、jpgデーターが普通のトーストだとしたら、Rawデータは厚焼きトーストといった感じです。上から見れば同じですが、厚さが違います。つまり「余裕」がちがいます。
今回のイメージ写真は、ペン先が光り物で、背景は暗くしたので、撮影条件的にはけっこう難しい条件なのです。撮影後に画像処理をして、思い通りの仕上げにしたいので、アレンジしても画質が劣化しないRawでも撮影をすることにしたのです。
Rawデータが撮影できるのがデジタル一眼レフカメラの特徴の一つなのです。また、最近のコンパクトデジタルカメラでは、上級機でRawデータで撮影ができる機種も出てきましたが、数えるほどしかありません。
Rawデータ撮影での後処理に関しては、NikonのRawデータ現像ソフト「キャプチャーNX」のご紹介とともに次号のアレンジ編で説明いたします。

ウクレレ撮影
次は、万年筆より大きいウクレレの単品撮影です。
この撮影では、下の解説写真のように蛍光灯のスタンドを2台と、レフ板を使用して撮影しています。
Ryouさんが持っているのは、トレーシングペーパーです。
反対側の蛍光灯スタンドは傘にトレーシングペーパーをテープで止め、さらにレフ板に光を反射させて、光を柔らかくしてウクレレに当てています。
この撮影でも、マニュアルでピントを合わせ、セルフタイマーでシャッターを切っています。
撮影の注意点としては、製品が大きいので、光が製品全部に均等に当たるように、照明用の蛍光灯スタンドの被写体からの距離を万年筆の撮影の時より離しぎみに置くことです。

ブツ撮影、いかがでしたか。
モデルさんや、人物撮影とは異なるおもしろさがあります。とくにイメージ撮影は自由な発想が求められる、頭の柔らかさをためされる撮影です。
ブツ撮影で一番大事な事、それは「目をさらのようにして、ブツを見る事」です。


万年筆とウクレレの蘊蓄です。
by nikondigital | 2006-11-09 10:55 | ライフ | Trackback | Comments(7)

女子撮影

2週間ぶりの実技講座です。今週は「女の子の写し方」です。
前回は、車を中心に実習しましたが、車と言えば次は「女の子」が定番です。
カッコイイ車で女の子とドライブをして、カワイク彼女を写してあげられたら好評間違いなし。「写真の趣味、写真を写す楽しさ」を、彼女も「より」理解してくれると思います。
今回モデルになってくれたのは、東京の美術系の学校に通っている藍美ちゃんです。

一番最初にする事は?
左右の違いを知りましょう。


女の子を写す時、モデルさんがプロでも、そうでなくても「右と左どっちの顔が好き?」と必ず聞くように、私はしています。
モデルさんがプロで無い時は「お友達と写した時や、プリクラで写真を写したときに、気にいった顔の方向ある?」なんて聞きます。
「私は、こっちの方の顔が好き」って言われたら、必ずその方向から写してあげます。「そんな事わからない」っていう子には、「人の顔って、左右違うからこの写真できたら研究してみて」なんていう感じでスタートします。
自分の顔の好き嫌いがわかっている女の子は、好きな方向から写され始めたら、安心して「乗り」が良くなりますし、自分の顔のどっちが好きかわからない女の子には、右も左も沢山撮ってあげて、新しい魅力を発見してあげましょう。
一眼デジタルカメラですと、液晶モニターで撮影した画像をすぐに確認できるので、モデルさんとのコミュニケーションも良くなり、撮影も快調に進みます。

どうせ撮るならスマートに!
カメラのポジションに気を付けましょう。


女の子の写真、特に全身を撮影するときには、カメラのポジションを少し低くして撮影してあげましょう。理由は、その方がスマートに写るからです。
極端な例ですが、赤ちゃんを立ったまま写すと頭でっかちに写ってしまいます。赤ちゃんの目線ぐらいの低い位置にカメラポジションを下げて撮影すれば、頭でっかちは防げます。それとおなじです。
下の作例をみてください。左は立ったままで撮影しました。右はひざまずいて撮影しました。
顔の大きさが、ぜんぜん違いますよね。もちろん小顔の方が、女の子に喜ばれます。
カメラポジションの重要性はわかったと思いますが。上の作例写真は写真的にはいまいちです。
問題点は、足と手の処理と車の位置にあります。プロのモデルさん達は、手の位置や、綺麗に見える足のポージングは慣れていて上手ですが、普通の女の子はそうはいきません。
藍美ちゃんも、そのへんが苦手なので車を使ってまとめたのが、左の写真です。
この写真では、車を「小道具」に使用しましたが、ハンドバッグを持たせたりしても良いかもしれません。また、足の処理ですが、立つときに姿勢良く、背骨をのばして立ってもらい、左右どちらかの足に重心をのせて立った方がよいようです。上の作例写真では、左の写真より右の写真の方が足のポージングは上手くいっています。
彼女が読んでいる、女性誌のファッションページ等を時間のあるときに見て、ポージングの研究をしておくと、役に立ちます。

女の子を写す時は、絞らない。
「絞らない」とは、レンズの絞りの事です。人物の写真を写すときは、絞り優先Aモードで写します。設定する絞りは使用するレンズの一番明るい開放か、1絞りくらい絞った値で撮影します。その訳は、人物の背景をボカして、人物を目立たせるためです。
また、ISO感度の設定は晴れていたら、100、曇っていたら400位に設定し、シャッタースピードが遅くならないようにします。せっかくピントが合っていても、モデルさんがブレていたのではだいなしです。
上の作例の左の絞りはF5.6、この時使用した18-200mmズームレンズの開放絞りです。右はF22で、左の写真の絞りより4絞り分絞っています。
レンズの絞りというのは、数値が大きくなるほど、ピントのあう範囲が広くなってしまいます。
右の写真は、左の作例より背景の木の葉や幹がはっきり写っていてうるさい感じがします。
実際にピントを合わせた場所よりも、ピントが合う範囲が広くなる事を「被写界深度」と専門用語で言います。イメージとしては上の図のようになります。
今回は、ズームレンズで撮影しましたが、明るい単焦点レンズや、ちょっと高価ですがF値の明るいズームレンズを使用して、絞りを思い切り開けて撮影すると、人物の背景がボケたきれいなポートレートが写せます。
ただし、その場合は、オートフォーカスのフォーカスポイントを使いこなすか、マニュアルフォーカスでしっかりモデルさんの目にピントを合わせる必要があります。

女子は順光で写してはいけません!

私たち、プロフェッショナルが人物撮影するときは、順光で撮影することは、殆どありません。
逆光か半逆光でレフ板を使用して写します。順光だと、鼻や顎、ほっぺたの影が出て、その影をレフ板などで起こすのは大変なのです。
この項は、レフ板を使用せずに秋のコントラストの強い光で、しかも順光ぎみのトップライトという光でも、女の子を綺麗に写す方法をお教えします。

左は13時頃のトップライトという、太陽が頭の上近くにあるポートレート撮影には、最も不向きな太陽光下での撮影です。
絞り優先Aモードでの撮影です。顔に色々な影が出て、決して綺麗だとはいえません。
右は、同じ太陽の条件で、有る物を使用し、露出補正を+1しました。光が綺麗にまわって、左の写真よりずっとステキです。そのあるものとは・・・・

それは、左の写真の傘なのです。コンビニなんかで売っている、ビニール傘です。透明なビニールの傘でなく、乳白色のビニール傘です。太陽光が乳白のビニールを通る事により、拡散し柔らかい光になります。このままでも、OKですが、この状態に弱めにレフを当てれば、最高の光になります。もし、傘が無い場合は、モデルさんを木陰に入れて写しても同じような効果が期待できます。


昼間でも、ストロボを使います。

高級機以外の一眼デジカメに付いている内蔵ストロボ、積極的に使わなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
内蔵ストロボ、見た目が小さいからとバカにしてはいけません。使いこなすと結構色々な事ができるのです。
今回は、難しい使い方ではなく「ストロボは夜だけに使う物ではない」という事を、覚えていただければOKです。
左の作例写真、上は内蔵ストロボを使用せず撮影しました。
下の写真は、内蔵ストロボを発光させて撮影しました。違いは一目瞭然です。
ただし、この写真はいかにも「光をあてました。」という感じです。
各カメラの内蔵ストロボの説明書チョットだけ読んで、使用の仕方を研究してみてください。もっと自然な感じの明るさにできるはずです。
色々試した結果を、すぐにカメラの背中の液晶パネルで確認できるのも、デジタルカメラのいいところです。


アドバイス!!

女の子の写真は、フォトグラファーの力だけでは綺麗に写せるとは限りません。
プロの場合は、ヘアメイクさんとスタイリストさんも、重要なスタッフです。
今回の撮影で、一緒に仕事をしたヘアメイクさんとスタイリストさんからもアドバイスをもらいました。
まずは、ヘアメイクさんの谷村 瞳ちゃんから、モデルになる女の子へのアドバイス。
ーメイクは撮影前に、リップグロスをつけ直して、つやっぽくしたりすると肌がひきたちます。アイメイクの崩れを直すためマスカラを整えたり、まつげのカールをつけ直すと、エレガンスになりますよ。ヘアはブラッシングをし直し、トリートメントオイルを毛先になじませて、まとまりが有るようにするといいですよ。ーとの事でした。
次は、スタイリストの水嶋 依子ちゃんからのアドバイス。
ー撮影前には、着崩れをチェックしましょう。大きな鏡があったらベストですけど、写真を写されるとわかっているのだったら、少し大きめの手鏡でよいので持って行って、服の乱れをチェックしましょう。自分がどう写されたいかをはっきりさせて、着ていく洋服を選ぶと良いでしょう。
今回の撮影では、赤い車だとわかっていたので、女の子が目立つように白地に紺の柄のワンピースを選びました。ーとのことでした。

いろいろ、書きましたけど、一番肝心な事は被写体を好きになることです。
仕事で、大きな会社の社長さんから、タレントさん、果ては猫ちゃんやワンちゃんまで撮影しますが、被写体の良いところを写そうと、一生懸命になります。そうすると、心がつうじるもので、相手も感じて良い表情をしてくれます。
また、モデルさんには、女の子でも、男子でも、社長さんでも、撮影中は大きな声で褒めながら撮影します。「きれいだね」とか「その笑い最高!」なんて、女の子にはっきり言えるのは、写真を写すとき位です。
よく、アマチュアの撮影会や、イベント等で、黙ってムッツリモデルさんや、コンパニオンを写している人がいますが、あれはやめましょう。声をかける勇気がないなら、にっこり笑ってから写して、写し終わったら「ありがとう」の一言くらいはいってください。
「写真は、楽しく!」です。


by nikondigital | 2006-10-02 13:19 | ライフ | Trackback(3) | Comments(9)

いとしのAlfa Romeo!


撮影編の第一回は「クルマ」です。
このblogをお読みになっている皆様のなかに「クルマ」好きの方は大勢いらっしゃると思います。私を含め、フォトグラファー達も結構クルマ好きです。そして、クルマに対しては「一家言」持っているようです。
フォトグラファーはカメラというメカニズムを扱います。職業柄「デザイン」を見るという観点を持っています。そしてクルマは仕事上でも切っても切り離せないパートナーなのです。そんなこんなで、いつの間にか、フォトグラファーはクルマに関心を持つようになるのかもしれません。
実は、私は若い頃に仕事で「月刊 自家用車」なんていう雑誌の表紙撮影をしていたのですが「Car graphic」のクルマの写真が好きで、あんな写真を写せたらと思っていました。
「Car Graphic」の写真には、遠く及びませんが、愛車の好きな部分を写して、後でインテリア小物等にするために、撮影したいと思います。

これまで、仕事でも、個人的にもいろいろなクルマに乗りましたが、どうしても気になるクルマがあります。それは「Alfa Romeo」です。フリーのフォトグラファーになった頃、よく、友人のペンションに行きましたが、そこにブルーのアルフェッタで来るお客さんがいました。彼はAlfa Romeoの楽しさを、いつも語っていましたが、今でもそのブルーのボディーカラーとエンジン音が忘れられません。
それから、だいぶたちましたが、東京を走っていると、ここ数年Alfa Romeoが目にとまるようになりました。
どうせクルマの撮影を取り上げるなら、気になるAlfa Romeoを撮影したいと思い、思いの丈をフィアット オート ジャパン さんに伝えました。すると、快く撮影用に、147TI 2.0 TWIN SPARKのSELESPEEDの赤を貸してくれました。アルファレッドという赤です。


このクルマ、ドイツ車みたいにデザインがゴツクないし、色もカワイイのでチョット素敵女性なんかがドライブしたら似合うとおもいます。




撮影開始!
カメラはもちろん一眼レフタイプのデジカメです。
レンズは、18mm~200mmのズームレンズを使用しました。
18mm~70mm,18mm~135mm等のレンズでもかまいませんがワイド側は18mmくらいの広角は欲しいところです。
まづ、撮影モードの設定です。
撮影モードは、絞り優先オート「A」に設定します。設定する絞りは、使用するレンズの開放絞りより1段絞ります。
感度はISO200に設定します。
ホワイトバランスも「A]、オートに設定します。
色空間はAdobe RGBに設定します。もしAdobe RGBの設定機能が無い場合はカメラのデフォルトでOKです。
ピンと合わせですが、オートフォーカスでもOKですが、少し慣れてきたら、この種の撮影の場合はマニュアルでのピンとを合わせましょう。マニュアルでもピンと合わせができるのが、一眼レフタイプの最大の特徴なのですから・・・
画像の種類とサイズは、jpgでそのカメラの最大サイズにします。通常はRawデータで撮影する必要は無いでしょう。

カメラ以外に用意するものは、三脚とPLフィルターと白いケント紙です。
PLフィルターというのは、簡単にいうと、余分な反射を取り除くフィルターです。
(詳しくはここのクリックでPLフィルターの説明がのっています。)
ケント紙は少し大きな文房具屋さんに行くと手に入ります。大きさはA0サイズを今回は使用しました。


これが、PLフィルターです。
このフィルターを付けると、光が多少カットされるので、普通の撮影より多く露光を欠ける必要がありますが、オートで撮影すれば、露出補正は必要ありません。




三脚の重要性
プロフェッショナルのフォトグラファーとアマチュアのフォトグラファーは、何で見分けますか?
答えは、三脚で見分けます。アマチュアは良いカメラとレンズを持っていても、三脚は持っていないか持っていても貧弱な三脚の場合が殆どです。プロは、そこそこのカメラやレンズでも三脚は、ハスキーやジッツオの中型以上の三脚を持っています。よく、アマチュアの写真でピンとが悪い写真がありますが、ピンとの会っていない写真より、ブレた写真の方が多い位です。
少し面倒かもしれませんが、三脚にカメラを装着して撮影すれば、シャープな写真が撮影できます。今回の撮影は、全て三脚を使用しています。


私の使用しているフランス製の三脚「ジッツオ」です。
ジッツオは機関銃の台座を作っているメーカーなので、少し重いですが丈夫です。
皆さんは、こんな大きな三脚は必要ありませんが、中くらいの大きさのカーボン製の三脚が1本あると便利です。








クルマ撮影の大原則
愛車のエクステリアをかっこよく写すには、薄曇りの日に写すのが大原則です。
クルマの撮影は、フォトグラファーにとっても、難しい撮影の一つです。カタログ用のクルマのエクステリアの撮影等では、大がかりな撮影となってしまいますが、普通の人が自分の車を写すときには天気と時間を選びましょう。
クルマの撮影に適した天気は薄曇りの日か、日陰か、時間でしたら早朝です。理由は晴れた日だと、光のコントラストが強すぎるのです。

PLフィルターの効果
百聞は一見にしかずです。
上の写真はPLフィルター使用。ボディーの写り込みが 取れてボディーの形状がはっきりわかります。



Alfa Romeoのアイディンティティー
それは何と言っても、フロントグリルと紋章です。
アルファの紋章はミラノ市の市章からとったもので、長い歴史の中で何回かの変更があり、現在のものになりました。変更はありましたが、基本的なデザインは変っていません。
レンズのワイド側を使用しました。PLフィルターは使用せずに、ボンネットの写り込みを生かすようにしました。
フロントグリルのクローム部分の写り込みは、次回のアレンジ編で画像処理ソフトで修正をします。



美しいエンジン
最近のドイツ車や日本車のボンネットを開けても、カバーされたエンジンや補機類があるだけで、とても無機質です。
それに比べて、Alfa Romeoのエンジンはきれいにデザインされていながら、人間的というか、思わず磨きたくなるようなエンジンです。
作業ライトを照明器具として使用しました。



ホイール
TI専用17インチアロイホイールです。


下の写真は、上の写真を撮影している時の様子です。
ケント紙に穴を空けてレフ板の役とホイールのロゴの部分に白を写しこみます。





左が白のケント紙を写しこむ前です。右がケント紙を写し込んだ写真です。写し込んだ方はAlfa Romeoのロゴとマークがはっきりと見えます。

という訳で、第一回めの撮影編は終了です。
今回撮影した写真を使っての、アレンジ編は9月12日アップの予定です。
お楽しみに~!!



協力    フィアット オート ジャパン株式会社 
問合せ先 0120-779-159 受付時間:午前9時~午後9時(年中無休)
by nikondigital | 2006-09-05 10:29 | ライフ | Trackback(6) | Comments(16)