・Mgr 菊池

明かりと色の魔術師「堀さん」です。
「堀さん」は照明チームのチーフであるだけではなく、ツアーの全行程を共にするレギュラースタッフの中でも最年長の裏の番長です。

「堀さん」は「一般照明」と呼ばれるムービングライトや電飾等の特殊照明以外のオペレートを担当しますが、同時に「ライティングデザイナー」でも有り照明に関連する全てのことの責任者でありプランナーでもあります。

「堀さん」にしか判らない「ASIAN FLOW」のキューシートです。
「ASIAN FLOW」の曲中で使う色やタイミングが全て書き込まれています。
ナンの事やら全く判りません。
今回のツアーは「クラシック小屋」と呼ばれるコンサートホールが演出プランの基本です。クラシック小屋は通常の会館と違い「照明バトン」が数本しかありません。
通常の会館は客席から見えるステージの天井部分の上に更に約20メートル程の空間がありそこに20〜30本のバトンと呼ばれるステージ幅いっぱいの鉄の棒が吊されています。そのバトンに150〜200の照明機材を吊す事から仕込みがスタートします。
そのバトンが「クラシック小屋」には数本しかありません。
多くても5本程度です。 バトンには重量制限があり、仕込みは格段に楽なのですが、我々が求めるクオリティーは5本分に減ることは決してありません。
機材を仕込む場所が無くても去年のツアーよりヴァージョンアップした照明をプランニングするワケです。
ステージ上には照明の効果を大きくするために舞台用スモーク(煙)が焚かれています。
明かりのラインを出し、ぼんやり灯る効果を煙が出してくれるのですが、「クラシック小屋」は、そのスモークも禁止です。
手も足ももぎ取られて、それでも幻想的な世界を造り上げるまさに魔術師です。