並木麻輝子さんの弟子、並木組が総力あげて取材するTOKYOランチ情報。
カテゴリ
以前の記事
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
最新のコメント
| SM好きは必見!隠された.. |
| by SMチェッカー at 11:11 |
| このテル友で実際に出会ち.. |
| by テル友 at 11:28 |
| 出合いカフェで出会いたい.. |
| by 出合いカフェ at 15:28 |
| 高松宮記念 2011必勝.. |
| by 高松宮記念 2011 at 20:33 |
| 9&DX#HtR, ww.. |
| by ギャル動画 at 14:18 |
最新のトラックバック
| VACANZA(ヴァカン.. |
| from デートに使えるレストラン |
| イカー!イーカチュー!! |
| from イカチュウ |
| たはー・・・ |
| from 珍々有 |
| しょーすしょすしょすw |
| from びえぶ |
| ちょちょちょ(^^; |
| from さい8 |
タグ
ガルボ公式ブログ
【おことわり 】
コメント、およびトラックバックは、エキサイト株式会社にて、当コンテンツへのコメント、およびトラックバックとしてふさわしいか、誹謗中傷や公序良俗に反する内容が含まれていないかどうかを確認いたします。内容により予告なく削除する場合もございますので予めご了承ください。
コメント、およびトラックバックは、エキサイト株式会社にて、当コンテンツへのコメント、およびトラックバックとしてふさわしいか、誹謗中傷や公序良俗に反する内容が含まれていないかどうかを確認いたします。内容により予告なく削除する場合もございますので予めご了承ください。
カテゴリ:和食
- リーズナブルに覗き見る本格日本料理 ~日本橋ゆかり~[ 2007-02-24 16:13 ]
- 素材を活かす店-新宿割烹中嶋[ 2006-12-26 10:00 ]
- 名古屋めしランチ~味噌カツ三昧~「 黒豚屋 らむちい」[ 2006-08-29 00:05 ]
- 長崎料理 吉宗[ 2006-06-30 00:18 ]
- ザ☆素材勝負 -魚のプロが供するオサカナ定食を食べ尽くせ!の巻-~うおこう~[ 2006-06-20 21:13 ]
- 名古屋めしランチ「ひつまぶし」~あつた蓬莱軒 蓬莱陣屋~[ 2006-06-08 22:35 ]
- 季節を映す料理とともに、蕎麦屋で大人の極楽時間。~吉法師~[ 2006-04-23 10:30 ]
- 根津の町並にとけこむ、そこは、時間の流れの異なる、うどん専門店~釜竹~[ 2006-04-10 23:13 ]
リーズナブルに覗き見る本格日本料理 ~日本橋ゆかり~

明けて2007年の1月某日、並木先生のお講座で日本橋を訪れました。
殺風景なビルの立ち並ぶ小路に突如現れる、純日本風の前庭。
一見(いちげん)には足がすくむ扉に恐る恐る手をかければ、その向こうに待ち受けるは、老舗の日本料理店『日本橋ゆかり』。

老舗の看板をしょって立つご主人は、三代目 野永喜三夫さん。
並木先生の広い交友関係の中でも、仲の良い料理人のお一人だそう。
かつて絶大な人気を誇ったテレビ番組「料理の鉄人」のジャパンカップで、テーマが鶏肉という圧倒的に不利な立場であったにもかかわらず、鉄人をすら見事に下して総合優勝を果たしたという凄腕の持ち主です。
しかもなんと、当時は若干29歳!
いかに底知れぬ天賦の才を秘めた方なのかがうかがい知れますね~。

まずはお通しの茶碗蒸し。
硬すぎずゆるすぎず、さすがに見事な塩梅の蒸し加減です。
右に見えるは自家製梅酒、野永シェフがご厚意でサービスして下さいました。
ほんのりと蜂蜜とレモンの風味がして飲みやすく、お昼の食前酒には最適です。

さてさて、こちらが本日メインの松花堂弁当。
大間のマグロの刺身や鯛飯などの花形に加え、こぶ締めや蒸し海老にいくらを挟んだものなども並び、お正月を意識した仕様になっていました。
どのお料理も関東風の味つけが少し濃いめで食べ応えがありながらも、やはり上品な味わい。

お楽しみのデザートは、これもご厚意で二種類出して下さいました。
一つ目は、研究を重ねて作り上げたという酒粕のぷりん。
ほのかに感じる程度に酒粕の量を抑えるのが秘訣だとか。
酒粕のコンディションの問題で冬限定メニューとしているそうで、一般人には計り知れないこだわりように感服してしまいます。

二つ目はきなこのアイスクリーム。
アイスの上にもきなこがかかっているので、より深いコクが。
チラホラと黒く見えるものは、贅沢にも丹波産の黒豆です。
ふっくら艶やかに炊かれていて、やはりひと味違います。
松花堂弁当の気になるお値段は、お通し、赤だし、食事、デザートつきで、なんと税込3675円ナリ。
限定数量しか用意できないそうですので、予約は必須です。
なんだかとっつきづらい感のある本格日本料理の世界。
その足掛かりにお勧めの、とってもお値打ちなランチコースのご紹介でした。

★おまけショット★
豪勢に個室を借り切っての今回の講座の様子がこちら。
女性ばかりがズラッと並んで、ちょっとビビってしまう光景ですよね・・。
一番奥に鎮座ましましているかの女性は、もちろん大奥・・じゃなかった、並木先生です~!
codama+
住所:東京都中央区日本橋3-2-14
電話:03-3271-3436
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:30)
17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日: 日・祝
素材を活かす店-新宿割烹中嶋
ちょっと疲れている。
おいしいものが食べたい。
フレンチとかイタリアンとか
分厚い肉のステーキを食べるほどには 元気が無く、
でも、お粥という程 体力が無いわけじゃない。
とにかく まともなものが食べたい。
普通の料理を おいしく食べたい。
・・・そんなことってありませんか?
そんな時にも行きたい、新宿割烹 中嶋
もちろん、近ければ 頻回お世話になりたいお店。
平日のランチとは ここでは “お昼の献立”。
鰯料理の定食です。
いずれかを選ぶ方法。
-刺身
-フライ
-煮魚
-塩焼き
-柳川鍋
各800円(除く 柳川鍋900円)也。
新宿という土地柄なのか、
ランチの時だからなのか、
献立の料金が良心的だからなのか
・・・・敷居の高さは すっごく高くは感じさせない。
料金なりの料理。
でも、これが 他ではなかなか得難いこと。
新宿界隈の飲食店では
安いだけなら 他にもあるけれど、
真面目なご飯は そうめったに出会えない。
店内は衛生的。飾り過ぎない行き届いた店内。
おいしい+きれい+安い
⇒これって、新宿では なかなか貴重です。
そして新宿勤務者にとって大事なのは、“待たせすぎない”こと。
むしろ、ここは 早いと思う。それもサービスのうちなのですね。
それだけ、調理という仕事管理が徹底されている所なのでしょう。
カウンターに座れば その仕事ぶりを目で見て確かめられます。
客層にはサラリーマン風もいれば、ゴージャスな方たちもいらっしゃいます。
みなさん お行儀のいいお客さんがそろっているので、
その点が 安心させるのです。
鰯のお刺身定食。
ぴかぴかのお刺身の下には わかめ。添えてある生姜までもがおいしい。
香の物でさえ 隙が無い。
中嶋彩々(季節の盛込膳)も 一部ご紹介しちゃいます

茄子型に入っているのはおから。8種類の素材が入っているそう。
その中でも 私が感動したのは
歯ざわりのいいごぼう。とっても細かく刻んであればこそ。
天かすは海老の香りを移したもの。
噛むと味があるんです。それに風味もいい。
焼き〆てある寒鰤とウニ

お茶漬け。梅香煮かたくちいわしとしそとごま。お出汁がいい。

これ以外に口をさっぱとしてくれるデザート
(今回はりんごのシャーベット)がつきました。
最後まで おいしかったです♪
ご馳走様でした・・・と きちんと手を合わしたくなりますよね。
〔お店〕
新宿割烹中嶋
平日営業 11:30-14:00
土日 12:00-15:00
お店のサイトに
お店までの行き方が 丁寧に書いてるのでご参考ください。
メニューは“営業のご案内”のカテゴリーにあります。
文:プル
おいしいものが食べたい。
フレンチとかイタリアンとか
分厚い肉のステーキを食べるほどには 元気が無く、
でも、お粥という程 体力が無いわけじゃない。
とにかく まともなものが食べたい。
普通の料理を おいしく食べたい。
・・・そんなことってありませんか?
そんな時にも行きたい、新宿割烹 中嶋
もちろん、近ければ 頻回お世話になりたいお店。
平日のランチとは ここでは “お昼の献立”。
鰯料理の定食です。
いずれかを選ぶ方法。
-刺身
-フライ
-煮魚
-塩焼き
-柳川鍋
各800円(除く 柳川鍋900円)也。
新宿という土地柄なのか、
ランチの時だからなのか、
献立の料金が良心的だからなのか
・・・・敷居の高さは すっごく高くは感じさせない。
料金なりの料理。
でも、これが 他ではなかなか得難いこと。
新宿界隈の飲食店では
安いだけなら 他にもあるけれど、
真面目なご飯は そうめったに出会えない。
店内は衛生的。飾り過ぎない行き届いた店内。
おいしい+きれい+安い
⇒これって、新宿では なかなか貴重です。
そして新宿勤務者にとって大事なのは、“待たせすぎない”こと。
むしろ、ここは 早いと思う。それもサービスのうちなのですね。
それだけ、調理という仕事管理が徹底されている所なのでしょう。
カウンターに座れば その仕事ぶりを目で見て確かめられます。
客層にはサラリーマン風もいれば、ゴージャスな方たちもいらっしゃいます。
みなさん お行儀のいいお客さんがそろっているので、
その点が 安心させるのです。
鰯のお刺身定食。

ぴかぴかのお刺身の下には わかめ。添えてある生姜までもがおいしい。
香の物でさえ 隙が無い。
中嶋彩々(季節の盛込膳)も 一部ご紹介しちゃいます

茄子型に入っているのはおから。8種類の素材が入っているそう。
その中でも 私が感動したのは
歯ざわりのいいごぼう。とっても細かく刻んであればこそ。
天かすは海老の香りを移したもの。
噛むと味があるんです。それに風味もいい。
焼き〆てある寒鰤とウニ

お茶漬け。梅香煮かたくちいわしとしそとごま。お出汁がいい。

これ以外に口をさっぱとしてくれるデザート
(今回はりんごのシャーベット)がつきました。
最後まで おいしかったです♪
ご馳走様でした・・・と きちんと手を合わしたくなりますよね。
〔お店〕
新宿割烹中嶋
平日営業 11:30-14:00
土日 12:00-15:00
お店のサイトに
お店までの行き方が 丁寧に書いてるのでご参考ください。
メニューは“営業のご案内”のカテゴリーにあります。
文:プル
名古屋めしランチ~味噌カツ三昧~「 黒豚屋 らむちい」
名古屋めしランチも三回目。今回はザ・名古屋めしの味噌カツをいただいてきました。
NHK連続テレビ小説「純情きらり」のでも話題になっている八丁味噌。地元でも、八丁味噌が秘かなブームになっています。
今回、私が訪れたのは名古屋一の繁華街・栄のど真ん中にひっそりと構える「黒豚屋 らむちい」。その名の通り、三河産黒豚や鹿児島産黒豚を使った味噌かつがいただけます。味噌だれは八丁味噌をベースに2日間じっくり煮込んだ、秘伝の味です。

看板メニュー「味噌かつ定食」〈大・1,650円、小・1450円)にもひかれたけど、「平日限定」の文字にやられ「鉄板味噌かつ定食」(1080円)を選びました。
「平日限定」メニュー、他にも「味噌串かつ定食」〈680円)、「味噌チキンマヨかけ定食」〈680円)、「味噌チキンとオムレツ定食」〈880円)など10種類ほどあります。
運ばれてきた「鉄板味噌かつ」、あつあつ、ジュージューの鉄板の上に半熟卵が!そして卵の上にトンカツが!!!

お好みで、ねぎ、千切りキャベツ、味噌だれをかけていただきます!

さっくさく、ジューシーなトンカツと八丁味噌ベースの味噌だれの濃厚なハーモニーを、たっぷりのねぎと熱々半熟卵がマイルドにしてくれます。ごはんがグングン進みます。鉄板にのっかっているから、いつまでも熱々でいただけるのがうれしいですね。
ご飯、お味噌汁、ねぎ、千切りキャベツがおかわり自由なのも、名古屋的、うれしいサービスです。
超満員の店内では「おばちゃん、ごはんおかわり!」というサラリーマンやデパートの美容部員さんの声と「あいよ!」と威勢のいいおばちゃんの声が響いています。
味噌カツこそ、名古屋のビジネスパワーを支える、名古屋めしなのです。
【ショップデータ】
黒豚屋 らむちい
住所:愛知県名古屋市中区栄3-15-6 栄STビル B1
TEL:052-241-1664
営業時間 月ー土 11:00~15:00、17:30~23:30(LO23:00)
日祝 11:00~15:00、17:30~22:30(LO22:00)
さてさて。食堂以外でも、味噌カツランチ、楽しめちゃいます。
天気のいい日は味噌カツサンドウィッチを持って、公園でピクニック!

右より、「さぼてん」の味噌かつサンド、コンビニの味噌かつドッグロール、横濱勝列サンド屋の一口味噌かつサンド。

おやつに、名古屋地区限定お菓子、「カルビー ポテトチップス みそかつ味」
新幹線の駅弁ランチ。「名古屋だるま」のびっくりみそかつ弁当。八丁味噌使用。

そして、味噌かつランチのデザートにいかが?
びっくり仰天?!味噌かつ丼アイス。バニラアイスの上に鎮座まします、凍った味噌かつ。
そして、その味は????摩訶不思議の一言につきます。


これさえあれば、ご家庭でも手軽に味噌かつが楽しめます。チューブ入り味噌かつのたれ。
右より、「献立いろいろみそ」〈イチビキ)、「つけてみそ かけてみそ」(ナカモ)。
名古屋人にとって、マヨネーズ以上に必需品。トンカツ以外にも、豆腐や茄子、青菜にかけても美味ですよ。

さあ、明日はどの味噌かつランチをいただきましょ???
ROTONDA
長崎料理 吉宗
今回、私の故郷九州の郷土料理をご案内します。
訪れたのは、長崎料理の「吉宗(よっそう)」。銀座通り沿いで、新橋に程近い銀座8丁目にあります。

お店は長崎関係の事務所などがある、長崎センタービルの地下1階です。お店に入ると、銀座でありながら、なんとなく懐かしい雰囲気があります。お客も九州から上京してきたような感じの方が見受けられ、テーブルの上の調味料でも、醤油やソースよりお酢のビンが大きいところが、いかにもといったところです。

さて、長崎料理といえば、やはりなんといっても「ちゃんぽん」と「皿うどん」が有名です。子供の頃、家族でデパートに買い物に行き、最上階のレストランで食事をするのが楽しみでした。当時のレストランは和洋中なんでも揃った大型食堂です。何百種類もあるメニューのなかで、老若男女を問わずぶっちぎりの一番人気はなんといっても皿うどんです。全お客の半分近くが注文しており、私もほとんど毎回注文していました(時々ふわふわのホットケーキに浮気したこともありましたが)。
いまでも、無性に食べたくなる時があります。幸い東京でも皿うどんが食せる店も増え、便利になりました。ただ、本場のものと味が異なる場合があり、期待はずれの店もあります。好みにもよるかとは思いますが、私はかなり細めの揚げ麺が好きです。そして、パリパリよりも、出来上がってから4・5分待って、餡が麺に浸み込んで、柔らかくなったら食べごろです。
具はシンプルにキャベツ、もやし、豚肉、赤白かまぼこなど。コーンなどは論外です。酢やソースをかける人もいますが、私に言わせれば邪道だと思います。
一方、ちゃんぽんは、皿うどんほど馴染みはありませんが、それでもスープ麺といえば、とんこつラーメンよりも、ちゃんぽんでした。イメージとしては、おかずといった感じで、よくご飯と一緒に食べていました(関西でいうお好み焼きとごはんと同じようなものです)。
話が少しそれてしまいましたが、今回はランチメニューで出島定食(2,000円)を注文しました。内容は季節の小鉢、お造り、豚の角煮、茶碗蒸し、蒸しずし などです。
まず、お造りですが、九州特産のきびなご、鯛そしてブリの3種。きびなごは実にあっさりしていますが、一方ブリはたいへんあぶらがのっています。九州でブリというのは意外かもしれませんが、九州ではよく食べられている魚です。特に地元の海では養殖が盛んでした。また、醤油は関東のものよりも、かなり甘いタイプです。

次に吉宗名物の蒸しずしと茶碗蒸し。特にここの茶碗蒸しは量が半端ではなく、、蒸しずしとほぼ同じ大きさのどんぶりサイズです。

具は白身魚から始まって、鶏肉、椎茸、きくらげ、筍、ぎんなん、巻きかまぼこ、麩、穴子など盛りだくさんです。味付けは薄味で実にあっさりしてました。
一方、蒸しずしは甘めの酢飯のうえに、錦糸卵、海老のおぼろ、穴子です。東京の味付けに慣れてしまった舌にはかなり甘く感じます。おぼろやでんぶは九州では結構利用され、巻き寿司の中の具として、よくみかけます。
そして、大好物の豚の角煮ですが、期待どうりとろとろのおいしさでした。

この他にも、一品料理を賞味しようと思っていたのですが、茶碗蒸しのボリュームがすごくて、鯨や辛子レンコンまでたどり着けませんでした。残念。
庶民的でありながら、本場の長崎の味が楽しめるお店です。
(データ)
吉宗銀座店
中央区銀座8-9-16
tel 03-3572-7686~7
営業時間 平日 10時~21時
土日 10時~20時30分
(メニュー) 皿うどん 大1,130円
中 930円
長崎ちゃんぽん 大1,130円
中 930円
茶碗蒸し定食 1,050円
出島定食 2,000円
長崎定食 2,500円
by ゲン
訪れたのは、長崎料理の「吉宗(よっそう)」。銀座通り沿いで、新橋に程近い銀座8丁目にあります。

お店は長崎関係の事務所などがある、長崎センタービルの地下1階です。お店に入ると、銀座でありながら、なんとなく懐かしい雰囲気があります。お客も九州から上京してきたような感じの方が見受けられ、テーブルの上の調味料でも、醤油やソースよりお酢のビンが大きいところが、いかにもといったところです。

さて、長崎料理といえば、やはりなんといっても「ちゃんぽん」と「皿うどん」が有名です。子供の頃、家族でデパートに買い物に行き、最上階のレストランで食事をするのが楽しみでした。当時のレストランは和洋中なんでも揃った大型食堂です。何百種類もあるメニューのなかで、老若男女を問わずぶっちぎりの一番人気はなんといっても皿うどんです。全お客の半分近くが注文しており、私もほとんど毎回注文していました(時々ふわふわのホットケーキに浮気したこともありましたが)。
いまでも、無性に食べたくなる時があります。幸い東京でも皿うどんが食せる店も増え、便利になりました。ただ、本場のものと味が異なる場合があり、期待はずれの店もあります。好みにもよるかとは思いますが、私はかなり細めの揚げ麺が好きです。そして、パリパリよりも、出来上がってから4・5分待って、餡が麺に浸み込んで、柔らかくなったら食べごろです。
具はシンプルにキャベツ、もやし、豚肉、赤白かまぼこなど。コーンなどは論外です。酢やソースをかける人もいますが、私に言わせれば邪道だと思います。
一方、ちゃんぽんは、皿うどんほど馴染みはありませんが、それでもスープ麺といえば、とんこつラーメンよりも、ちゃんぽんでした。イメージとしては、おかずといった感じで、よくご飯と一緒に食べていました(関西でいうお好み焼きとごはんと同じようなものです)。
話が少しそれてしまいましたが、今回はランチメニューで出島定食(2,000円)を注文しました。内容は季節の小鉢、お造り、豚の角煮、茶碗蒸し、蒸しずし などです。
まず、お造りですが、九州特産のきびなご、鯛そしてブリの3種。きびなごは実にあっさりしていますが、一方ブリはたいへんあぶらがのっています。九州でブリというのは意外かもしれませんが、九州ではよく食べられている魚です。特に地元の海では養殖が盛んでした。また、醤油は関東のものよりも、かなり甘いタイプです。

次に吉宗名物の蒸しずしと茶碗蒸し。特にここの茶碗蒸しは量が半端ではなく、、蒸しずしとほぼ同じ大きさのどんぶりサイズです。

具は白身魚から始まって、鶏肉、椎茸、きくらげ、筍、ぎんなん、巻きかまぼこ、麩、穴子など盛りだくさんです。味付けは薄味で実にあっさりしてました。
一方、蒸しずしは甘めの酢飯のうえに、錦糸卵、海老のおぼろ、穴子です。東京の味付けに慣れてしまった舌にはかなり甘く感じます。おぼろやでんぶは九州では結構利用され、巻き寿司の中の具として、よくみかけます。
そして、大好物の豚の角煮ですが、期待どうりとろとろのおいしさでした。

この他にも、一品料理を賞味しようと思っていたのですが、茶碗蒸しのボリュームがすごくて、鯨や辛子レンコンまでたどり着けませんでした。残念。
庶民的でありながら、本場の長崎の味が楽しめるお店です。
(データ)
吉宗銀座店
中央区銀座8-9-16
tel 03-3572-7686~7
営業時間 平日 10時~21時
土日 10時~20時30分
(メニュー) 皿うどん 大1,130円
中 930円
長崎ちゃんぽん 大1,130円
中 930円
茶碗蒸し定食 1,050円
出島定食 2,000円
長崎定食 2,500円
by ゲン
ザ☆素材勝負 -魚のプロが供するオサカナ定食を食べ尽くせ!の巻-~うおこう~

皆さん、こんにちわ。あびょぺ~です。お魚定食系ランチを御紹介するです。
よろしくね♪
場所は高円寺。北口・純情通り商店街を抜けて庚申通りに入った角から2件目です。駅から徒歩3分。
こちらのお店、実はお隣のお魚屋さん【魚耕】が母体。しかも魚耕といえば地元では有名な『行列のできるお魚屋』なんだよ。
夕食の買い出し時になると、この界隈の皆さんが常に並んでいらっしゃるです。初めて見るとかなり新鮮に驚けるです、魚屋だけに。ぷぷぷ♪
そんなワケで、お料理屋さん【うおこう】の方も、いつも当たり前にお魚が新鮮でウマウマいの。
店内はシンプルな和テイスト。いつもジャズが静かに流されています。
女将さんもお姉さんも感じが良く、女性お一人様でも安心してお食事が楽しめるですよ。
以前から小ぎれいなお店だったのでーすが、最近また内装に少し手を入れられ、奥にカウンター席が出来ました。
このカウンター、何故だか妙に落ち着くので気になっていたのですが、聞けば御主人が図面から引いた力作だそう。
『居酒屋風にはしたくない。といって寿司屋や割烹の様にしたら高円寺という街に似合わない』
との思いから天板に悩み、探し回った結果、間伐材の利用に至ったのだそうです。エコですね♪
色味は店内に合わせてシックなのですが、なるほど温かい感じがしますです。奥行≒49cmの深め仕様なので定食の大盆も楽に乗り、且つ気持ち的にも落ち着けるサイズだと思われるです。

客層は老若男女問わずバラバラ。土地柄かスーツ姿の男性は少なく、むしろ女性の御一人が多い様です。でも相席は絶対ありません。御主人曰く「効率は悪くなるけど、自分が客だったら相席は絶対嫌だから」だそうです。
素晴らしい!
さて、本題に入りましょう。ワシ等はウマウマい魚を肴に(ぷぷぷ♪)『お疲れビール』しに夜伺う事が多いのですが、実はランチ★ファンも多い。だってコストパフォーマンス激高いだから!
レディースランチや昼御膳等、内容盛り沢山の定食もあって、どれも人気なのですが、ここはやぱ~り日替わりのお魚定食をお薦めしたいー。
お魚定食は常時【焼】【煮】【揚】【丼】【刺身】の5種類あります。それぞれの内容はその日の仕入れネタによって毎日変わるです。良い感じ♪
では早速注文。
「こんにちは。今日のお魚定食は何ざんす?」
「今日は~、『焼』が鯛のカブト焼き、『煮』はカンパチのカマ・鰈・鰯の3種類から、『フライ』が鮪カツ、『丼』がサーモン刺、『刺身』が鮪です。」
うーん、困りました。否、困りません。ここはランチ★ブログ、ビジュアル的に絶対カマだ。
という事でカンパチのカマ煮を注文。
あはあは♪( ̄フ ̄)
「煮魚・焼き魚は少々お時間を頂きます」との事。じっくりシッカリ火を通すのだそう。ふむふむ、それに負けない素材が肝要て事ですね、うんうん。
ワクワクわくわく待つ事しばし。
来ました、ド~ン!

(ノ゜O゜)ノうぉ~!!すんぎょい迫力!全体図はこんな感じ↓

(ノ゜O゜)ノうぉ~!! うぉ~!!\(゜O゜\)
カマ好き系猫党にはたまらんですニャゴニャ~ゴ。
よくさ、伊豆・熱海辺りの旅番組で
「ここへ来たらやっぱりお魚ですよねっ…(゜▽゜*){ワォッ!!」
的な画ヅラがあるでない?あんな感じ、あんな感じ。
ツヤツヤの照り照りですよー!悩殺系です。効くぜ。
あ~、甘辛い煮汁の香で食指がブリブリ振れるです。脂乗ってるなー。ウマウマいなー。カマとかカブトの楽しい所って、色々な食感がパーツ毎に集まってる所だと思うのですよ。『ここは大トロぽい。こっちは鳥モモみたいだな。お~、コラーゲンコラーゲン、明日お肌ツルツルだ♪』とか。それ等が骨の壁で上手い事仕切られていて、時に突き、時に手を使って攻め進んで行く醍醐味。ワシ、カマを目前にすると人格が変わります。も~夢中。嫌な事忘れますね。
「カマなら何でも良いってもんじゃないんだよ」
とは御主人の弁。えぇ、その通りですっ!
それにしても煮魚と御飯てナイスなペアですね。ゴハン進む進む。日本に生まれて幸せです。折しも世の中W杯。頑張れ!
頑張れ日本~っ!!
あぁ、つい夢中になりすぎました。この辺で小鉢を頂きましょう。日替わり定食には小鉢が2種類付くのですが、この日は野菜の煮物と蕨のお浸しでした。
野菜は薄味のおダシで炊いてありますね。かぼちゃがポクポクです。お浸しも良かった。お浸しって、どうしても見た目は地味ですが、お魚が脂ノリノリ大迫力なので、間に挟むと口の中がホっとするですね。
…てコトで、猫にもそっぽ向かれる有り様にペロ~リと完食。
とはいえ結構なボリュームですよ。120%おなかポンポン。
良いスイカの音がします。ぷぷぷ♪
では最後に御主人から一言。
『魚料理は素材勝負、シンプル・イズ・ベスト。うちは魚のプロだから、同じ定食でも他では絶対味わえない物を提供したい』
御主人の高いプロ意識がヒシヒシと伝わって来ます。
素晴らしい!
余談ですが、こちらのお店、御夫婦揃ってとっても素敵な方々です。御主人はキッチンにいらっしゃるので、あんまりお会いできないんですけどね。お二人ともワシは大好き♪
ロックな街・高円寺で頂く、魚のプロの定食。午後にも力が出ますよ。是非お試しあれ♪
【ランチ★データ】
さかな料理専門店 うおこう
杉並区高円寺北2-22-8
Tel 03-3339-5778
月曜定休
席数20席 うちカウンター6席(ランチ時、2Fのお座敷席はお休み。1Fのみ使用)
ランチ時間 12:00~14:00
【ランチメニュー】
[コーヒー又は紅茶付・消費税サービス]
●昼御膳(刺身・焼物・酢の物・煮物・小鉢2種・茶碗蒸し・デザート)1300円
●レディースらんち(焼物・煮物・酢の物・前菜2種・茶碗蒸し・デザート)880円
●日替り刺身定食880円
●日替り焼魚定食880円
●日替り煮魚定食880円
●日替りフライ定食880円
●日替り丼780円
●うなぎ丼880円
※日替りとうなぎ丼には全て小鉢2種類が付きます
あびょぺ~♪
名古屋めしランチ「ひつまぶし」~あつた蓬莱軒 蓬莱陣屋~
「東京ランチ」に名古屋からお邪魔します。
名古屋めし、といえばまずは「ひつまぶし」でしょう。名古屋人にとって、土用の丑の日もそうでない日も、うなぎ、といえば「ひつまぶし」なんです。
ということで、名古屋の老舗「あつた蓬莱軒 蓬莱陣屋」に行ってきました。
創業明治6年。熱田神宮の森の横、昔は情緒もあっただろう料亭風のお屋敷。でも、今は、お店の周りは人人人!黒山の人だかり。警備員まで出る始末です。
並び方も名古屋的でとってもアバウト。いったん店内で名前を告げ、お店の外で待ちます。順番が近くなると、名前を呼ばれ、靴を脱いで玄関を上がり、さらに待つこと30分!
そして、ようやく通されたのは、約30畳のお座敷です。お腹ペコペコだし、迷わずひつまぶしをオーダー。刻んだうなぎの蒲焼がのっかったおひつご飯、薬味、おだしが運ばれてきました。

ご丁寧にメニューには、ひつまぶしの食べ方が書かれています。
「おひつのご飯を十文字にすじを入れて一こまづつにします。
一膳目 お茶碗に盛り、そのままお召し上がりください。
二膳目 薬味(のり、ねぎ、わさび)を入れてまぜうなぎと薬味の風味をお楽しみください。
三膳目 薬味とおだしをかけてうな茶漬けとしてお召し上がりください。
最後は一番お好きな方法でお召し上がりください。」
ではでは、正しい食べ方に従って、いただきましょ!
一膳目、うなぎまぶしご飯の感覚。うなぎは香ばしくって、タレは辛め。お腹も空いてるし、グイグイ食べられます。
二膳目、薬味をたっぷりかけていただきます。蕎麦でも薬味たっぷり派なので。わさびのおかげがさっぱりしていて、ガンガンいただけます。
三膳目、薄めのおだしをかけて。うなぎの脂とタレがおだしに染み出て、濃厚なうな茶漬けに。サラサラっといただけます。
最後は、薬味オンリーでいただきました。これが一番、さっぱりといただけます。
ああ。満腹満腹。お腹も満たされて、ふと周りを見渡すと。Tシャツ&短パンの家族連れあり、工事現場のおじちゃんあり、名古屋セレブあり、学生の団体あり・・・。これぞまさに、名古屋人の日常のランチって感じです。
聞くところによると、「ひつまぶし」は名古屋人の節約魂から生まれた料理らしいです。うなぎ一尾で一杯のうな丼ではなく、細かく刻んでご飯にまぶせば大勢で食べられる・・・。なんとも名古屋的!
確かにひつまぶし、お腹も大満足だし、一杯で4度楽しめて心も大満足、しました。
rotonda
お店データ あつた蓬莱軒 蓬莱陣屋
住所 名古屋市熱田区神戸町503番
℡番号 052-671-8686
営業時間 AM11:30~PM2:00 PM4:30~PM8:30
月曜定休日(祭日の場合営業)
名古屋めし、といえばまずは「ひつまぶし」でしょう。名古屋人にとって、土用の丑の日もそうでない日も、うなぎ、といえば「ひつまぶし」なんです。
ということで、名古屋の老舗「あつた蓬莱軒 蓬莱陣屋」に行ってきました。
創業明治6年。熱田神宮の森の横、昔は情緒もあっただろう料亭風のお屋敷。でも、今は、お店の周りは人人人!黒山の人だかり。警備員まで出る始末です。
並び方も名古屋的でとってもアバウト。いったん店内で名前を告げ、お店の外で待ちます。順番が近くなると、名前を呼ばれ、靴を脱いで玄関を上がり、さらに待つこと30分!
そして、ようやく通されたのは、約30畳のお座敷です。お腹ペコペコだし、迷わずひつまぶしをオーダー。刻んだうなぎの蒲焼がのっかったおひつご飯、薬味、おだしが運ばれてきました。

ご丁寧にメニューには、ひつまぶしの食べ方が書かれています。
「おひつのご飯を十文字にすじを入れて一こまづつにします。
一膳目 お茶碗に盛り、そのままお召し上がりください。
二膳目 薬味(のり、ねぎ、わさび)を入れてまぜうなぎと薬味の風味をお楽しみください。
三膳目 薬味とおだしをかけてうな茶漬けとしてお召し上がりください。
最後は一番お好きな方法でお召し上がりください。」
ではでは、正しい食べ方に従って、いただきましょ!
一膳目、うなぎまぶしご飯の感覚。うなぎは香ばしくって、タレは辛め。お腹も空いてるし、グイグイ食べられます。
二膳目、薬味をたっぷりかけていただきます。蕎麦でも薬味たっぷり派なので。わさびのおかげがさっぱりしていて、ガンガンいただけます。
三膳目、薄めのおだしをかけて。うなぎの脂とタレがおだしに染み出て、濃厚なうな茶漬けに。サラサラっといただけます。
最後は、薬味オンリーでいただきました。これが一番、さっぱりといただけます。
ああ。満腹満腹。お腹も満たされて、ふと周りを見渡すと。Tシャツ&短パンの家族連れあり、工事現場のおじちゃんあり、名古屋セレブあり、学生の団体あり・・・。これぞまさに、名古屋人の日常のランチって感じです。
聞くところによると、「ひつまぶし」は名古屋人の節約魂から生まれた料理らしいです。うなぎ一尾で一杯のうな丼ではなく、細かく刻んでご飯にまぶせば大勢で食べられる・・・。なんとも名古屋的!
確かにひつまぶし、お腹も大満足だし、一杯で4度楽しめて心も大満足、しました。
rotonda
お店データ あつた蓬莱軒 蓬莱陣屋
住所 名古屋市熱田区神戸町503番
℡番号 052-671-8686
営業時間 AM11:30~PM2:00 PM4:30~PM8:30
月曜定休日(祭日の場合営業)
季節を映す料理とともに、蕎麦屋で大人の極楽時間。~吉法師~
東急東横線学芸大学駅から目黒通り方向をめざして歩く。碑文谷公園やサレジオ教会がある界わいは、目黒通りのけん騒とはうって代わって、閑静な住宅街だ。その一角に蕎麦の銘店「吉法師(きちほうし)」がある。
わたしがその外観に憧れながら、始めて暖簾をくぐったのは4年前の5月は夕暮れの頃。店先には季節の鉢植えや盆栽がほどよく並んでいて、ほっとするような外観にふとたたずんでしまう。
当時、ある雑誌の蕎麦屋の特集号で表紙をかざり、クローズアップされて紹介された吉法師に行くには、かすかな期待を感じたことを憶えている。店内はこざっぱりと落ち着いた印象。さりげないしつらえが居心地よさそうだ。1階はテーブル席。2階は個室やお座敷もあり、宴会も可能だとか。
ここの特長は、蕎麦はもちろんだが、季節の素材をいかした料理の数々とご主人がこだわりで選んだ日本酒や焼酎の品揃え。お客さまは、蕎麦を目当てに、お酒や料理を目当てに通うのである(わたしの家族もその一人なのだが)。でも、ここでは、大声や泥酔者さんは似合わない。
ではさっそく、暖簾をくぐってみましょうか。

まずいただいたのが、焼き筍 ほりたての旬の筍にうっすら醤油をぬって焼いてある。焦げぐあいといい、木の芽の散らしぐあいも素敵。春はやっぱ、筍でしょ!

エシャロットの味噌あえ(735円) え〜!蕎麦屋でエシャロット?これが意外にも和のアレンジ=味噌のマジックであとをひく

汲み上げ生湯葉(635円) これは、わたしのいちおし。京都の生湯葉のやさしいあまさに笑顔がこぼれます。たれ汁とわさびが味の架け渡し状態。ゼッタイ、おすすめしたい

青豆と生姜のかき揚げ どーしてお蕎麦屋さんの揚げ物ってこんなにもそそられるのでしょうか。しかも、生姜の千切りにお豆さん。こだわりのお塩をかけすぎないようにそっとふり塩してどうぞ

すっぽん雑炊(1500円) 昼限定。なんたって『売り切れ御免』の限定品。コラーゲンたっぷり。美容と健康のためになんて、講釈ぬきで。玉子とすっぽんがこんなに相性いいなんて。飲んだ人もそうでない人もぜひトライしてほしい。そえられたお漬け物に皮付き長いもがありまたまた、小さな感動

せいろ(735円) これを食せずして吉法師を語るなかれ。石臼びきの厳選蕎麦粉を使用した細打ちめんはのど越しの良さが絶妙。手打ちならではの蕎麦粉の香りが鼻腔にひろがります。かえし(つゆ)は濃くも薄くもなくちょうどよい感じ。あ〜もういちまい食べたい!

蕎麦はせいろ以外もさまざまな種類があり、料理はふんわりとした食感が素晴らしい、蕎麦屋の定番、玉子焼き。手間ひまかけた処理を感じる焼き魚や鴨料理など、お酒を飲まない人にもおすすめできる品々が揃っている。冬には、予約制でふぐも。とにかく、日本各地の新鮮で美味しい食材をつかって本格的に食べさせてくれる。また、塩、味噌、七味などが厳選されていて、うれしい。魚はとくに上質で、新鮮なお刺身やアレンジ上手な品々多数。もちろん、日本酒、焼酎、など酒好きには極楽なる一杯を楽しめる。そして、甘党ならずとも食べたい、大納言小豆をつかったそばかきしるこやそばかきぜんざいなどの和スウィーツも充実という心くばりに脱帽。
さて、次回は初夏あたり、また一献かな♪
予算は軽く飲んで、つまんで、せいろを食べて3500円前後というところです。わざわざ探していっても価値ある蕎麦屋さんです。
【DATA】
東京都目黒区碑文谷4-2-3
電話03・3794・5253 営業時間12時〜15時 17時〜21時半
定休日 月曜日(祭日の場合は営業。翌日休み。月1回 不定休休みあり)
アクセス 東急東横線学芸大学駅から徒歩7分
Hamako*
わたしがその外観に憧れながら、始めて暖簾をくぐったのは4年前の5月は夕暮れの頃。店先には季節の鉢植えや盆栽がほどよく並んでいて、ほっとするような外観にふとたたずんでしまう。
当時、ある雑誌の蕎麦屋の特集号で表紙をかざり、クローズアップされて紹介された吉法師に行くには、かすかな期待を感じたことを憶えている。店内はこざっぱりと落ち着いた印象。さりげないしつらえが居心地よさそうだ。1階はテーブル席。2階は個室やお座敷もあり、宴会も可能だとか。
ここの特長は、蕎麦はもちろんだが、季節の素材をいかした料理の数々とご主人がこだわりで選んだ日本酒や焼酎の品揃え。お客さまは、蕎麦を目当てに、お酒や料理を目当てに通うのである(わたしの家族もその一人なのだが)。でも、ここでは、大声や泥酔者さんは似合わない。
ではさっそく、暖簾をくぐってみましょうか。

まずいただいたのが、焼き筍 ほりたての旬の筍にうっすら醤油をぬって焼いてある。焦げぐあいといい、木の芽の散らしぐあいも素敵。春はやっぱ、筍でしょ!

エシャロットの味噌あえ(735円) え〜!蕎麦屋でエシャロット?これが意外にも和のアレンジ=味噌のマジックであとをひく

汲み上げ生湯葉(635円) これは、わたしのいちおし。京都の生湯葉のやさしいあまさに笑顔がこぼれます。たれ汁とわさびが味の架け渡し状態。ゼッタイ、おすすめしたい

青豆と生姜のかき揚げ どーしてお蕎麦屋さんの揚げ物ってこんなにもそそられるのでしょうか。しかも、生姜の千切りにお豆さん。こだわりのお塩をかけすぎないようにそっとふり塩してどうぞ

すっぽん雑炊(1500円) 昼限定。なんたって『売り切れ御免』の限定品。コラーゲンたっぷり。美容と健康のためになんて、講釈ぬきで。玉子とすっぽんがこんなに相性いいなんて。飲んだ人もそうでない人もぜひトライしてほしい。そえられたお漬け物に皮付き長いもがありまたまた、小さな感動

せいろ(735円) これを食せずして吉法師を語るなかれ。石臼びきの厳選蕎麦粉を使用した細打ちめんはのど越しの良さが絶妙。手打ちならではの蕎麦粉の香りが鼻腔にひろがります。かえし(つゆ)は濃くも薄くもなくちょうどよい感じ。あ〜もういちまい食べたい!

蕎麦はせいろ以外もさまざまな種類があり、料理はふんわりとした食感が素晴らしい、蕎麦屋の定番、玉子焼き。手間ひまかけた処理を感じる焼き魚や鴨料理など、お酒を飲まない人にもおすすめできる品々が揃っている。冬には、予約制でふぐも。とにかく、日本各地の新鮮で美味しい食材をつかって本格的に食べさせてくれる。また、塩、味噌、七味などが厳選されていて、うれしい。魚はとくに上質で、新鮮なお刺身やアレンジ上手な品々多数。もちろん、日本酒、焼酎、など酒好きには極楽なる一杯を楽しめる。そして、甘党ならずとも食べたい、大納言小豆をつかったそばかきしるこやそばかきぜんざいなどの和スウィーツも充実という心くばりに脱帽。
さて、次回は初夏あたり、また一献かな♪
予算は軽く飲んで、つまんで、せいろを食べて3500円前後というところです。わざわざ探していっても価値ある蕎麦屋さんです。
【DATA】
東京都目黒区碑文谷4-2-3
電話03・3794・5253 営業時間12時〜15時 17時〜21時半
定休日 月曜日(祭日の場合は営業。翌日休み。月1回 不定休休みあり)
アクセス 東急東横線学芸大学駅から徒歩7分
Hamako*
根津の町並にとけこむ、そこは、時間の流れの異なる、うどん専門店~釜竹~
普段、自分のブログでは、「朝昼晩、三食スイーツ食べてるんじゃないの・・?」
と聞かれるくらい、スイーツを食べない日はありませんが、ご安心ください、ご飯も食べています。
今回、並木組ランチブログの更新を前に、皆さんのこれまでのランチ記録を改めて読み返していたら、あら?「和食」カテゴリーに、まだ投稿がありませんでした。
和食とは!なんてタイムリーなんでしょう!ちょうど、行きたかったお店があったんです。
それは、下町風情あふれる、文京区・根津に昨年10月にオープンした、「釜揚げうどん専門店」の「釜竹(かまちく)」。

少し前に、こちらのお店に、夜、知人達とお訪ねする予定だったたのですが、急な予定のため、残念ながら伺えず・・。
以来、いつ行こうかと、機会を見計らっておりました。
お昼であれば、ぶっつけで行っても入れるかな、とも思ったのですが、いやいや、ここは万全を期して、昼でも予約をお願いできるならそうしよう!と思い直し、早速、お電話を。
すると、「土日は混みあうので、できれば予約をされた方がよいかと思います」とのこと。
テーブル席と掘り炬燵席、どちらが希望か聞かれたものの、ややイメージがつかなかったので、
「・・うーん、どっちにしよう。おすすめはどちらですか?」とお尋ねしたら
「テーブル席はお庭が見えるので、お庭の緑をご覧になられたい方は、そちらになさることが多いです。」と。
掘り炬燵の方が雰囲気があっていいかな、と傾いてもいたのですが、せっかく昼間にお訪ねするし、春のいい季節ですから、それではお庭の見える方にしよう!と決めました。
こうやって、短いやり取りをさせていただく中でも、お店の方のご対応がとても丁寧で、きりっとしていて、とても気持ちよい印象を受けます。
あぁ、これは、ますます期待がふくらみます。楽しみ~。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
不忍(しのばず)通りから、ちょっと入った先に、看板にしたがって歩いていくと、お店を発見・・と思いきや、涼やかな青竹の目隠しの向こうに見える、その不思議な建築に、思わず声を呑んで、見渡してしまいました。
そう。実際、「見渡す」、という表現が、当てはまったのです。
一軒家のお店と思いきや、んん?広いお庭と、かなり不思議な、私のイメージでは、
『千と千尋』に登場する「湯屋」を、ふと想起させるようなレトロモダン調の建物と、一体、どこが境目なのか、わからない・・。

「釜竹」の本店は、大阪府羽曳野(はびきの)市で1985年に創業。
根津のお店は、息子さんが取り仕切っていらっしゃるそう。
中に入ってみると、お店の方のご説明の意味が、わかりました。
奥は、一段高くなった、石造りの土蔵をそのまま活かしたつくりになっていて、その中に、掘り炬燵の席がいくつか。その前側にせり出しているテーブル席が、ガラス越しにお庭を楽しめるようになっています。
土蔵は、明治年間築造とのことで、建物の内側に幾本も見える、黒光りする太い梁が、その歴史を物語ります。
メニューは、釜揚げうどんと、ざるうどん(細打ち・太打ち)の3種類のみで、
それぞれ、大盛りを選ぶこともできます。
おっと、「ねぎの追加:100円」もありました。
それに、利き酒師の資格をお持ちのご主人が選んだ「麺前酒」の数々と、「季節
の肴少々」。これをいくつか選んで、私が釜揚げ、相方がざるの太打ちを、それ
ぞれ注文。二人とも、日本酒は下戸に近いのが、残念ですね・・。
ちなみに、私のパートナーは、大阪生まれ。
大阪の人に、関東のうどんについて語ってもらうと、出汁の味の違いが大きいのか、「あれは、関西のうどんとは違う食べ物」といったような言いっぷりで、なかなか満足がいかないもののよう。さて、そんな彼も気に入ってくれるでしょうか・・。
注文を受けてから麺を刻む、というご説明どおり、歯切れのよい、トントンというリズミカルな音が聞こえてきて、それにつられるように、期待感も否応なく高まって参ります。
順に、つゆ、そして薬味が運ばれて、お待ちかねのうどんが出てくるまで、しばしの時間の猶予が。よく、「うどんは和のファーストフード」なんて言われるけれど、どっこい、そうはいきません。
でも、こんなのどかな休日の昼間、たまにはゆったりと時間をかけて、手間ひまをかけて作られた、極上の食事をいただける。幸せなひと時ですね~。
店内に、本店の様子を紹介した、閲覧用の雑誌記事のスクラップがあり、待つ間、パラパラと眺めておりました。
その中の、『週刊現代』の山本益博さんの記事で、このうどんのために、大阪の本店までわざわざ旅をするに足るといったお言葉を拝読。釜揚げうどんの一杯のために、遠く大阪まで足を運ばれる。その情熱も素晴らしいですが、そういううどんと出会えたことは、とても幸せなことだなぁと思われました。
お庭を共有するような形になっている、隣接する建物は、後から知ったことによれば、老人ホームとのこと。こんな素敵なうどん屋さんが、まるで「離れ」のように隣にあるなんて、うーん、贅沢なホームだなぁ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そうこうするうちに、先ほどお願いした、酒の肴が運ばれてきました。
たこの粕漬け、ごま豆腐、ねぎとかつお。意外なところでは、「レーズン&レパン(レーズンバター詰のパンだそう!)」なんてものまでありました。

こりっ、くにゅっとした噛み応えが癖になりそうな、たこの粕漬けは、
「お土産があったら買って帰りたい・・!」と思わずつぶやいてしまうほど、絶妙な漬かり具合の上品な美味しさ。ご飯にも合いそう~。
うっすらと、緑鮮やかな山葵をひいた、白いごま豆腐の、美しく、繊細な味と、ほんの一口でも存在感たっぷりの、もちもちとした弾力といったら!
店内には、塊から削り節まで、様々な形状のかつお節も販売されているのですが、実は、女将さんのご実家が、かつお節問屋さんでいらっしゃるそう。
友人が、「麺もさることながら、かつお出汁の香りが素晴らしかった!」と絶賛していたのも、なるほど、とうなずけました。
ちなみに、ご主人のご実家は、酒屋さんでいらっしゃるそうで、まさに、「集大成」のようなお店なんですね。
さて、いよいよ、待ちに待ったうどんとのご対面!
ですが、真打登場までに、順に段取りというものがあります。

まず最初に、釜揚げ用のつゆを入れた、大きな徳利が運ばれてきました。
注ぎ口近くに、しめ縄のように太い紐が巻かれているのは、地肌が熱くて持てないためのよう。それにしても、こんなに大きくて重い汁徳利は、初めてです。
そして、薬味。
器一杯の青みの九条ねぎ、揚げ玉、そして、惜しげなくたっぷり使えそうなおろし生姜。
これが、テーブルに出しっぱなしといったことなく、1人1人に専用に出されるのが、なんとも嬉しい。
さて、これだけの準備を整えて、いよいよ、たっぷりの湯の中で泳ぐ、釜揚げうどんの登場です!
うどんは太打ちで、少し白くにごったゆで湯に浮いて、つやつやと、真っ白よりはやや黄色味をおびて、半透明にすけています。

まずは一本、ここはやっぱり、つゆも薬味もつけずに、そのまま口に運びます。
・・・うーん、もちっとしたうどんが、周囲の、ほんのわずかとろっとした食感を残しつつ、口の中で伸びながら、ぷつんと切れるまでの、その心地よいやわらかさ。甘い、小麦粉のやさしい味がします。

つゆは熱く、軽くひたして、はふはふっと一口。
醤油の色をすかして、いっそう、その透明感が美しく引き立ちます。
そのまま、もう二口、三口。
その後、半分くらい一気に食べたところで、薬味にねぎを入れて、一口。
たまに、薬味でねぎの小口切りを使った後、辛味や青臭さがずっと口の中に残ってしまうことがありますが、これは、そんなことはなく、丁寧に一手間かけて、軽くさらしてあるようです。

さらに、揚げ玉を入れて、そして生姜をたっぷり。
揚げ玉が入ると、一気にコクと独特の甘みが加わって、また全然違った味わいになりますね。
出来たての美味しさを一気に堪能し、やっと一息ついた頃、ちょうど相方の、太打ちのざるうどんも運ばれてきていました。
こちらは、見た目、やや量が少ないようにも見えて、男性だとちょっと足りないかしら?とも。
ですが、これまた、つやつやと光る、「美しい」という表現を使いたくなるような、見事な太打ちうどんです。
山本益博さんが、コラムの中で、こちらを「デュラムセモリナのパスタ」にたとえていらっしゃって、そうはいっても、うどんだし、さすがにセモリナとまではいかないんじゃないのかな?と思っていたのですが・・。

味見させてもらって、見事なまでに、そんな思いが覆されました!
デュラムセモリナとは・・・言い得て妙!うん、わかります。まさにそういう感じ!!
釜揚げとは、これまた全然食感が異なり、きゅっと締まった感じで、モチモチ、しこしこして、そのコシの強さといったら、想像以上でした。
彼も、「うん、なんとなく、大阪のうどんって感じやな。」と。最近、東京でも多く見られる稲庭や讃岐うどんとは、やっぱり、ちょっと違うものに感じてくれたようです。
「釜揚げうどん専門店」なので、ちょっと申し訳ないかもと思いつつ、私は、このざるうどんの美味しさに、すっかり魅せられてしまいました。
こちらのつゆは冷たく、釜揚げ用よりも、少し味が濃いようにも思われたのですが、温度の違いによったのかも知れません。
でも、それなら、細打ちのつゆは、どうなんでしょう?おそらく、細い分、つゆが絡みやすいので、太打ちと同じではないような気もするのですが・・。
今度はぜひ、細打ちのざるも、食べに来たいと思いました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして、帰り際に、本店で女将さんの手作りが人気という、ちりめん山椒を、お土産に。
「バタバタしていてすみません!土日は、やっぱり混んでしまって・・平日だと、全然すいてるんですよ。」と、お店の方は申し訳なさそうにおっしゃいますが、混んでいるといっても、決してあわただしさを感じさせない、ゆったりした時間の流れは変わらない、とても不思議な空間でした。
御礼と、またぜひお訪ねしたいとお伝えして、そして、もう一度、この素敵な土蔵造りの建物を振り返りつつ、根津の町を後にしたのでした。

その日の夜、さっそく、お土産のちりめん山椒をあけて、土鍋で炊いたご飯にかけて、いただいてみました。青々とした山椒の実。大好きなので、あら、もっとたくさん入っていてもいいくらいなのに・・と思ったものの、一口食べてみたら、想像以上に、全体に山椒の清々しい香味が行き渡っていて、あぁ、すごい、美味しい・・・。
ランチから、夕飯まで幸せをおすそ分けしてくれた、素敵なお土産でした。
また、ぜひともお訪ねしたいです!
今度は、甘鯛の干物と、ねぎ焼きを肴に、できたら、日本酒党の友人と一緒に・・かな。
【DATA】
〒113-0031
東京都文京区根津2-14-18
Tel: お店のご都合により掲載いたしません
営業時間:
火曜~土曜 11時から14時 17時から20時
日曜・祝日 11時から14時 16時から19時
手打ちのため、うどんが無くなり次第閉店となります
(文責:平岩理緒)
と聞かれるくらい、スイーツを食べない日はありませんが、ご安心ください、ご飯も食べています。
今回、並木組ランチブログの更新を前に、皆さんのこれまでのランチ記録を改めて読み返していたら、あら?「和食」カテゴリーに、まだ投稿がありませんでした。
和食とは!なんてタイムリーなんでしょう!ちょうど、行きたかったお店があったんです。
それは、下町風情あふれる、文京区・根津に昨年10月にオープンした、「釜揚げうどん専門店」の「釜竹(かまちく)」。

少し前に、こちらのお店に、夜、知人達とお訪ねする予定だったたのですが、急な予定のため、残念ながら伺えず・・。
以来、いつ行こうかと、機会を見計らっておりました。
お昼であれば、ぶっつけで行っても入れるかな、とも思ったのですが、いやいや、ここは万全を期して、昼でも予約をお願いできるならそうしよう!と思い直し、早速、お電話を。
すると、「土日は混みあうので、できれば予約をされた方がよいかと思います」とのこと。
テーブル席と掘り炬燵席、どちらが希望か聞かれたものの、ややイメージがつかなかったので、
「・・うーん、どっちにしよう。おすすめはどちらですか?」とお尋ねしたら
「テーブル席はお庭が見えるので、お庭の緑をご覧になられたい方は、そちらになさることが多いです。」と。
掘り炬燵の方が雰囲気があっていいかな、と傾いてもいたのですが、せっかく昼間にお訪ねするし、春のいい季節ですから、それではお庭の見える方にしよう!と決めました。
こうやって、短いやり取りをさせていただく中でも、お店の方のご対応がとても丁寧で、きりっとしていて、とても気持ちよい印象を受けます。
あぁ、これは、ますます期待がふくらみます。楽しみ~。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
不忍(しのばず)通りから、ちょっと入った先に、看板にしたがって歩いていくと、お店を発見・・と思いきや、涼やかな青竹の目隠しの向こうに見える、その不思議な建築に、思わず声を呑んで、見渡してしまいました。
そう。実際、「見渡す」、という表現が、当てはまったのです。
一軒家のお店と思いきや、んん?広いお庭と、かなり不思議な、私のイメージでは、
『千と千尋』に登場する「湯屋」を、ふと想起させるようなレトロモダン調の建物と、一体、どこが境目なのか、わからない・・。

「釜竹」の本店は、大阪府羽曳野(はびきの)市で1985年に創業。
根津のお店は、息子さんが取り仕切っていらっしゃるそう。
中に入ってみると、お店の方のご説明の意味が、わかりました。
奥は、一段高くなった、石造りの土蔵をそのまま活かしたつくりになっていて、その中に、掘り炬燵の席がいくつか。その前側にせり出しているテーブル席が、ガラス越しにお庭を楽しめるようになっています。
土蔵は、明治年間築造とのことで、建物の内側に幾本も見える、黒光りする太い梁が、その歴史を物語ります。
メニューは、釜揚げうどんと、ざるうどん(細打ち・太打ち)の3種類のみで、
それぞれ、大盛りを選ぶこともできます。
おっと、「ねぎの追加:100円」もありました。
それに、利き酒師の資格をお持ちのご主人が選んだ「麺前酒」の数々と、「季節
の肴少々」。これをいくつか選んで、私が釜揚げ、相方がざるの太打ちを、それ
ぞれ注文。二人とも、日本酒は下戸に近いのが、残念ですね・・。
ちなみに、私のパートナーは、大阪生まれ。
大阪の人に、関東のうどんについて語ってもらうと、出汁の味の違いが大きいのか、「あれは、関西のうどんとは違う食べ物」といったような言いっぷりで、なかなか満足がいかないもののよう。さて、そんな彼も気に入ってくれるでしょうか・・。
注文を受けてから麺を刻む、というご説明どおり、歯切れのよい、トントンというリズミカルな音が聞こえてきて、それにつられるように、期待感も否応なく高まって参ります。
順に、つゆ、そして薬味が運ばれて、お待ちかねのうどんが出てくるまで、しばしの時間の猶予が。よく、「うどんは和のファーストフード」なんて言われるけれど、どっこい、そうはいきません。
でも、こんなのどかな休日の昼間、たまにはゆったりと時間をかけて、手間ひまをかけて作られた、極上の食事をいただける。幸せなひと時ですね~。
店内に、本店の様子を紹介した、閲覧用の雑誌記事のスクラップがあり、待つ間、パラパラと眺めておりました。
その中の、『週刊現代』の山本益博さんの記事で、このうどんのために、大阪の本店までわざわざ旅をするに足るといったお言葉を拝読。釜揚げうどんの一杯のために、遠く大阪まで足を運ばれる。その情熱も素晴らしいですが、そういううどんと出会えたことは、とても幸せなことだなぁと思われました。
お庭を共有するような形になっている、隣接する建物は、後から知ったことによれば、老人ホームとのこと。こんな素敵なうどん屋さんが、まるで「離れ」のように隣にあるなんて、うーん、贅沢なホームだなぁ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そうこうするうちに、先ほどお願いした、酒の肴が運ばれてきました。
たこの粕漬け、ごま豆腐、ねぎとかつお。意外なところでは、「レーズン&レパン(レーズンバター詰のパンだそう!)」なんてものまでありました。

こりっ、くにゅっとした噛み応えが癖になりそうな、たこの粕漬けは、
「お土産があったら買って帰りたい・・!」と思わずつぶやいてしまうほど、絶妙な漬かり具合の上品な美味しさ。ご飯にも合いそう~。
うっすらと、緑鮮やかな山葵をひいた、白いごま豆腐の、美しく、繊細な味と、ほんの一口でも存在感たっぷりの、もちもちとした弾力といったら!
店内には、塊から削り節まで、様々な形状のかつお節も販売されているのですが、実は、女将さんのご実家が、かつお節問屋さんでいらっしゃるそう。
友人が、「麺もさることながら、かつお出汁の香りが素晴らしかった!」と絶賛していたのも、なるほど、とうなずけました。
ちなみに、ご主人のご実家は、酒屋さんでいらっしゃるそうで、まさに、「集大成」のようなお店なんですね。
さて、いよいよ、待ちに待ったうどんとのご対面!
ですが、真打登場までに、順に段取りというものがあります。

まず最初に、釜揚げ用のつゆを入れた、大きな徳利が運ばれてきました。
注ぎ口近くに、しめ縄のように太い紐が巻かれているのは、地肌が熱くて持てないためのよう。それにしても、こんなに大きくて重い汁徳利は、初めてです。
そして、薬味。
器一杯の青みの九条ねぎ、揚げ玉、そして、惜しげなくたっぷり使えそうなおろし生姜。
これが、テーブルに出しっぱなしといったことなく、1人1人に専用に出されるのが、なんとも嬉しい。
さて、これだけの準備を整えて、いよいよ、たっぷりの湯の中で泳ぐ、釜揚げうどんの登場です!
うどんは太打ちで、少し白くにごったゆで湯に浮いて、つやつやと、真っ白よりはやや黄色味をおびて、半透明にすけています。

まずは一本、ここはやっぱり、つゆも薬味もつけずに、そのまま口に運びます。
・・・うーん、もちっとしたうどんが、周囲の、ほんのわずかとろっとした食感を残しつつ、口の中で伸びながら、ぷつんと切れるまでの、その心地よいやわらかさ。甘い、小麦粉のやさしい味がします。

つゆは熱く、軽くひたして、はふはふっと一口。
醤油の色をすかして、いっそう、その透明感が美しく引き立ちます。
そのまま、もう二口、三口。
その後、半分くらい一気に食べたところで、薬味にねぎを入れて、一口。
たまに、薬味でねぎの小口切りを使った後、辛味や青臭さがずっと口の中に残ってしまうことがありますが、これは、そんなことはなく、丁寧に一手間かけて、軽くさらしてあるようです。

さらに、揚げ玉を入れて、そして生姜をたっぷり。
揚げ玉が入ると、一気にコクと独特の甘みが加わって、また全然違った味わいになりますね。
出来たての美味しさを一気に堪能し、やっと一息ついた頃、ちょうど相方の、太打ちのざるうどんも運ばれてきていました。
こちらは、見た目、やや量が少ないようにも見えて、男性だとちょっと足りないかしら?とも。
ですが、これまた、つやつやと光る、「美しい」という表現を使いたくなるような、見事な太打ちうどんです。
山本益博さんが、コラムの中で、こちらを「デュラムセモリナのパスタ」にたとえていらっしゃって、そうはいっても、うどんだし、さすがにセモリナとまではいかないんじゃないのかな?と思っていたのですが・・。

味見させてもらって、見事なまでに、そんな思いが覆されました!
デュラムセモリナとは・・・言い得て妙!うん、わかります。まさにそういう感じ!!
釜揚げとは、これまた全然食感が異なり、きゅっと締まった感じで、モチモチ、しこしこして、そのコシの強さといったら、想像以上でした。
彼も、「うん、なんとなく、大阪のうどんって感じやな。」と。最近、東京でも多く見られる稲庭や讃岐うどんとは、やっぱり、ちょっと違うものに感じてくれたようです。
「釜揚げうどん専門店」なので、ちょっと申し訳ないかもと思いつつ、私は、このざるうどんの美味しさに、すっかり魅せられてしまいました。
こちらのつゆは冷たく、釜揚げ用よりも、少し味が濃いようにも思われたのですが、温度の違いによったのかも知れません。
でも、それなら、細打ちのつゆは、どうなんでしょう?おそらく、細い分、つゆが絡みやすいので、太打ちと同じではないような気もするのですが・・。
今度はぜひ、細打ちのざるも、食べに来たいと思いました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして、帰り際に、本店で女将さんの手作りが人気という、ちりめん山椒を、お土産に。
「バタバタしていてすみません!土日は、やっぱり混んでしまって・・平日だと、全然すいてるんですよ。」と、お店の方は申し訳なさそうにおっしゃいますが、混んでいるといっても、決してあわただしさを感じさせない、ゆったりした時間の流れは変わらない、とても不思議な空間でした。
御礼と、またぜひお訪ねしたいとお伝えして、そして、もう一度、この素敵な土蔵造りの建物を振り返りつつ、根津の町を後にしたのでした。

その日の夜、さっそく、お土産のちりめん山椒をあけて、土鍋で炊いたご飯にかけて、いただいてみました。青々とした山椒の実。大好きなので、あら、もっとたくさん入っていてもいいくらいなのに・・と思ったものの、一口食べてみたら、想像以上に、全体に山椒の清々しい香味が行き渡っていて、あぁ、すごい、美味しい・・・。
ランチから、夕飯まで幸せをおすそ分けしてくれた、素敵なお土産でした。
また、ぜひともお訪ねしたいです!
今度は、甘鯛の干物と、ねぎ焼きを肴に、できたら、日本酒党の友人と一緒に・・かな。
【DATA】
〒113-0031
東京都文京区根津2-14-18
Tel: お店のご都合により掲載いたしません
営業時間:
火曜~土曜 11時から14時 17時から20時
日曜・祝日 11時から14時 16時から19時
手打ちのため、うどんが無くなり次第閉店となります
(文責:平岩理緒)
< 前のページ次のページ >

