2015年 05月 30日
自宅の住み替えや空き家とFP ~中古住宅・リフォームの現状と問題点 シーズン2-④
ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの佐藤益弘(よしひろ)です。
前回 の続きです。
前回は、総務省「住宅・土地統計調査」(2014年)と「住宅着工統計」のデータに基づき、中古住宅(既存住宅)の取引量(流通量)とその割合の推移を見ていきました。
今回は、中古住宅(既存住宅)の国際比較を見ていきましょう。
図を見ると中古住宅(既存住宅)の取引量・割合とも日本は13.5%となっており、欧米諸国(※)と比べると1/6程度の低い水準にあります。
※アメリカ=515.6万戸/571万戸(90%)
イギリス=71.1万戸/82.1万戸(87%)
フランス=59.4万戸/92.8万戸(64%)
図:住宅流通量の国際比較
日本:住宅・土地統計調査(平成20年)(総務省)、住宅着工統計(平成21年)(国土交通省)、アメリカ:Abstract of the U S 2009、 イギリス:コミュニティ・地方政府省(URL http://www.communities.gov.uk/)(既存住宅流通戸数は、イングランド及びウェールズのみ)、フランス:運輸・設備・観光・海洋省(URL http://www.eqipment.gouv.fr/)
環境問題や環境循環型社会が叫ばれて久しいのですが、明らかにこの水準は低く、今後、この水準を引き上げようとする政策が準備されているようです。
このような状況の中、私たち実務家FPへのコラム執筆や講演、相談依頼は増えています。
今日は・・・ココまで(笑)
次回を、お楽しみに!