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2013年 09月 16日

総務省統計局見学

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャル・プランナーの田中尚実です。

ファイナンシャル・プランナーがよく使う統計調査に家計調査があります。

この調査は、無作為に選ばれた世帯の人に毎日の家計収支を家計簿に
つけてもらい、その結果をとりまとめ、国民生活の家計の実態を明らかに
したもの。

私はセミナーで、リタイア後の生活費はどれ位かかるのか受講生にイメージ
してもらう時など、家計調査の数字を参考として案内します。

家計調査を公表しているのは総務省統計局。
先週、見学に行って色々勉強させていただきました。

経済の動きというのは、供給側(企業)と需要側(世帯)の両面から把握
することが基本。家計調査は需要側の動向を把握する貴重な統計で、
国の施策や地域振興、企業の商品開発など色々な場面で活用されています。

例えば、国会における消費税増税の議論の際に家計調査の数字が使われたり、
宇都宮市では、家計調査の結果をきっかけに「ぎょうざ」による町おこしを
行ったそうです。また、井村屋(株)は、パンの支出がコメの支出を上回った
家計調査の結果を見て、パンと相性の良い「こしあんのチュープタイプ」を
開発したそうです。

調査世帯に選ばれると、2人以上世帯は6ヶ月間、単身世帯は3ヶ月間、
家計簿などの調査票を記入しなければなりません。
調査票は、都道府県知事に任命された調査員さんが、毎月配布、回収しますが、
不在のことも多く何度も訪問しなければならない苦労があるそうです。
紙媒体の調査票は統計センターの職員さんが手入力でデータ化するそうです。
項目は550にわたります。
関わる人たちみんな大変な作業です。

もし、自分の所に調査依頼がきたら面倒くさくてやってられない、
と思いませんか?
でもみなさん、調査に応じるのはナント国民の義務なんです!
「統計法」に定められております。今回はじめて知りました。

私も見学に行くまでは、あたっちゃったらやってられないな〜、
と思っていた口。
しかし、実際に色々なお話を伺って、しっかり協力しなければ、
と考えを改めました。

総務省統計局のみなさま、どうもありがとうございました。
by lifeplaning | 2013-09-16 08:28 | 田中 尚実
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