2013年 03月 20日
夫から学ぶ?プレゼントの準備も計画的に!
ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。
今年も無事にバレンタインデーとホワイトデーが終わりましたね。
先日のホワイトデーでは、男性の皆さんは少しでも喜んでもらえるものをお返し選びに頭を悩ませたでしょうし、女性の皆さんはお返しに密かに期待をして待っていたのではないでしょうか。
さて、バレンタインデーでご主人にほんの気持ちだけでもプレゼントした奥さま、お返しでもらったものは、自分があげたもの以上のものではなかったですか?
オリックス銀行(株)が2012年10月に発表した「夫と妻の家計に関する意識の違いについての調査」で面白い結果が出ています。
こちらは、このネットアンケート調査により、夫婦でプレゼントを贈る場合、その費用をどこから捻出しているか?を尋ねた結果です。
妻の半数近くが、プレゼント費用は家計の預貯金から捻出しているのに対し、大多数の夫は自分のこづかいや自分のへそくりという「自分」のお金を使って妻へプレゼントをしていることがうかがえます。
この結果は、夫が家計を管理している家庭が約25%、妻が管理している家庭が約61%であったことと関連しているのでしょう。
また、こちらは家計の管理者別で、相手へのプレゼントにかける金額の比較を示したグラフです。
これを見ると、家計を夫が管理しようとも妻が管理しようとも、夫から妻へのプレゼントの方が圧倒的に高額なことが分かりますね。
家計を管理する妻が「家計のやりくりに大変なのよ」とプレゼントを節約する一方で、家計を管理する夫は「せっかくのプレゼントだから」と妻を喜ばせようと振る舞う姿が目に浮かびます。
これらの結果には、相手へプレゼントすることへ夫と妻の想いの差が表れているのでしょうか。
男性がロマンチストで、女性は現実的と言われる例の一つでしょうか。
いや、それだけではないかもしれません。
夫の方がお金のやりくりが上手だとも言えるのではありませんか。
お金の出所が家計の預貯金であろうと、自分のおこづかいであろうと、妻へのプレゼントを優先させ、そのためにコツコツ貯金をしたり、自分の何かを我慢したりと、夫は計画性をもって努力をしていることも考えられますよね。
バレンタインデーやホワイトデー、クリスマスも誕生日も結婚記念日も、必ず毎年決まった日にやってきます。
プレゼントを贈ることが毎年恒例となっているならば、直前になって慌ててお金の無理をしたり、お金を出し惜しみしたりすることのないよう、そのためのミニ貯金をしておくといいでしょう。
都合が悪くなって行けなくなったランチ代や飲み代、我慢をしたコーヒー代や雑誌代を別のお財布に貯めていくだけでも、きっと相手が喜ぶ素敵なプレゼントの足しになりますよ。