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2010年 03月 22日

スペイン、次のギリシャ?

ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの大山潤です。

ユーロに関しては、
独vsEUと米vs中のつばぜり合い
ソロスをはじめとするヘッジファンドの重鎮が1ドル=1ユーロに言及
でも書いたように、ギリシャを中心に混迷を深めています。

メディアを見ていても、ギリシャは自力での問題解決は無理だろうというエコノミストのコメントが目立つようになってきました。

財政赤字で破たん寸前であるという認識はあるが、自分たちが痛い思いをするのは嫌。
厳しい財政削減を提案しても、それぞれの利権を抱えたグループによるストライキなどの抗議行動が続いています。
首相は、自分たちで何とかします、IMFが助けてくれ、EUからの援助の選択肢も残しておきたい、とブレまくり。

日本とギリシャでは逼迫度合が全く違いますが、状況はまったく同じにみえます。

以下は、calculated riskで紹介されていた、PIIGSの債券償還の2010年のスケジュールと金額(ユーロ)です。
3-12月の間のPIIGS全体での総額は、4046億ユーロ(5460億ドル、49兆円)


仮にギリシャがEUからの支援を受けられたとしても、その後にPIIGSと呼ばれる国々が控えている訳です。

EUによるギリシャ支援は、ギリシャ問題が片付づくことと引き換えに、ユーロ圏の財政がさらに悪化することを受け入れたも同然。

ここは恥を忍んでIMFにお願いしたほうがよいのかもしれない。

例えばスペインは次のギリシャとしてブルームバーグの記事に登場しています。

首相のホセルイスロドリゲスサパテロ氏は、ユーロ圏で3番目の財政赤字削減に苦戦しているようです。

公的支出の37%を17の州がコントロールしている上に、翌年に選挙を控える州のトップたちは、歳出カットに協力を渋っているとのこと。

財政の問題や国の行く末よりも、政局が優先されてしまうのは、どこの国でも同じのようです。

このままでは投資家に、ギリシャのようにスペイン国債の投げ売りを促す結末を迎えてしまうかもしれないと、記事では警告しています(現在のドイツとスペインの金利スプレッドは77bpでギリシャの1/4)。

悪いことに、失業率がユーロ圏内で最高の18.8%に達しているスペインの経済は、ギリシャの4倍の規模がありますので、万一のときのユーロに与えるインパクトはさらに大きくなることが予想されます。
by lifeplaning | 2010-03-22 03:13 | 大山 潤 | Trackback | Comments(0)
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