
5/13~18は銀座に漂流。博品館劇場でDRAMA&LIVE「あの頃のまま」を観た。
っていうか、平山が舞台初プロデュースに挑戦した音楽劇で、観たっていうよりスタッフとして参加してたんだけど、毎日ステージで繰り広げられるライブは「凄い」のひとことだった。
ベテラン・デュオのブレッド&バターの1979年の名曲「あの頃のまま」をモチーフにした作品で、バンドとブレバタがステージ上にいてストーリーの進行に合わせてライブを行なうという、おそらく史上初の試み。どんなものになるのか、作ってる自分にも分からなかった。音楽スタッフと演劇スタッフが入り乱れて、最初はエライ騒ぎだったけど、予想外にすっきりした仕上がりでチケットはソルドアウトになった。
バンドはギター鈴木茂、ドラムス林立夫、ベース田中章弘、キーボード新川博という70年代テイスト歌モノ・メンバーの最高峰が集結。毎日、ホットなセッションが繰り広げられた。プロデューサーの自分も、毎日違う演奏で聴き飽きない。やっぱ生音っていいよね。
中でもギタリストの茂さんは大ベテランなのに、研究心のかたまり。ホールに合う音を求めて日々いろいろな機材を持ち込み、開演前に毎日違うセッティングを試していたのには感動。最終日には素晴らしいギター・サウンドが響き渡ったのだった。
で、6日間8公演が終わって片付ける段になって、茂さんのエフェクトやアンプが増え過ぎて楽器車に積み切れないことが判明。感謝しながら大笑いさせてもらった。
あー、楽しかった。歌モノ・サウンドに興味ある人は、きっと再演するから見においで!
(写真は茂さん愛用のストラトのヘッド)

5/4は飛田給に漂流。味の素スタジアムでhideメモリアルサミットを観た。
ドームでのX JAPAN活動再開の興奮も覚めやらぬ5月の空の下、彼と縁の深かったバンドが集結して渾身のライブを捧げる。というより、YOSHIKIが約束していたようにカラッとした“お祭り騒ぎ”になったのが痛快だった。特に暴れん坊達が集結した“無敵バンド”は文字通りの無敵ぶり。やりたい放題の爆発力は、20世紀の無敵バンド以上の凄さだった。きっとhideも大笑いして楽しんでいたに違いない。
10年前のあの日、僕は横浜でのイエローモンキーのライブを観に行こうと渋谷駅にいた。hideの大ファンからの電話でそのニュースを知ったとき、一瞬、五月晴れの空が真っ暗になったことを憶えている。虚ろな気持ちで桜木町に降り立つと、すでにイエローモンキーにも訃報が届いていた。その日のライブで彼らは、何も言わず突然「離れるな」という曲を歌った。あれはきっとhideに捧げた一曲だったと確信している。
そしてそのとき感じた哀しみが、無敵バンドのおかげでようやく晴れた。そんな思いを抱いた人が多かったに違いない。
また、初めてルナシーや無敵バンドを観た若いファンが「21世紀にこんなイベントに出会えるとは思わなかった」と感激していたのも心に残った。人の心を開かせるのは、暴力でも恐怖でもなく、ひたすらワクワクしたり、ドキドキしたりすることなのだ。
そんなhideのスピリットが次の世代に受け継がれたイベントだった。
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