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- SABOTENのトゲを外に向けろ![ 2008-11-06 12:59 ]
- 第1期VAMPS の完成形[ 2008-11-05 16:16 ]
- 豊かさもみじめさもThe next![ 2008-10-31 18:56 ]
- キマグレンツアースタート[ 2008-10-30 18:14 ]
- アイデア秀逸ピンクループ[ 2008-10-17 11:46 ]
- VAMPSオトナにならない暴れん坊[ 2008-10-15 17:35 ]
- “アジアのMISIA ”がそこにいた[ 2008-10-07 13:47 ]
- 音速ライン切なくてグルーヴィー[ 2008-09-30 15:26 ]
- 五十嵐隆のニューソングを清聴[ 2008-09-28 17:11 ]
- コブクロ 17000 人相手の“路上”[ 2008-09-22 10:46 ]

10/30は渋谷に漂流。ON AIR WESTでSABOTENのツアー・ファイナルを観た。
初夏にリリースしたアルバム『SABOTEN ROCK』を引っさげてのツアー。ストレートなパンクロックばかりでなく、シニカルに現実を捉えるSABOTENらしいミディアム・ナンバーを含む内容で、ファンにとって賛否両論、バンドにとっても新境地開拓という真っ向勝負のツアーとなった。だからファイナルはそのあたりを注目して観た。
キャリアを積んではいるが、メンバーは20代で枯れる訳がない。そのキャリアならではの高いテクニックがどんな方向に向けられるかが焦点だ。おそらく当代ナンバーワンの超高速ドラマー、さけが絶好調。どんな速いテンポの曲でも、ドラムで歌ってみせる。きよしのギターも正確な上にドライブ感たっぷり。さらにやっそーのベースがツアーを経て太くたくましくなっていて、ギター3ピースの醍醐味が大きく成長していた。
それは不思議なムードを醸し出す「ray」などの曲で発揮され、これまでとひと味違うSABOTENを強く感じさせた。
そんな変化を歓迎する若いオーディエンスに対してきよしが心底嬉しそうに「ありがとう」と感謝を述べるシーンが、バンドとしての自信と確かな立ち位置を示していて、今後の好展開を予感させた。おそらくこのツアーで得たアッパーなエネルギーが次のアルバムで確実に爆発する。
ロックシーンの中でかたくなに自分達のスタイルを貫くSABOTENは、まるで針で武装するサボテンそのものだ。が、そのトゲをロックシーンなどという狭いところでなく、もっと外部の大きな世界に向けて欲しい。そして、そのフトコロにもっと多くの音楽ファンを受け入れて欲しいと思った。痛快なファイナルだった。

10/28はお台場に漂流。ZEPPでVAMPSのツアー・ファイナルを観た。
全国ZEPPを6~10本ずつという“滞在型”という日本初の試みは、バンドの急速な成熟を促して大成功だったと言えるだろう。その頂点を期待して観に行った。DVD収録が入っていることもあって、HYDEを初めとするメンバーはいい意味でオーディエンスに一切媚びず、第一期VAMPSの完成形を見せてくれたのが嬉しかった。特にハードなサウンドと歌を伝える表現力の両立が達成されていて、大きな収穫のあるツアーだった。詳しくは“月刊VAMPS”に書くので、興味のある人はそちらも読んでみてください。
10/31は再びお台場に漂流。VAMPSのハロウィーン・イベントを観た。
こちらはうって変わってリラックス・ムード。出演および司会のDAIGOくんがいい味で進行役を務める。オーディエンスも出演者もコスプレ全開で楽しめた。モノラルが実力を充分発揮して、会場を沸せる。そして最後に登場したVAMPSは完全にお祭りモード。だからよけいにツアー・ファイナルとは違う意味で、ロックバンドとして最高のエネルギーを発散していた。
来年はさらにパワーアップして、シーンに戻ってくるだろう。アルバム、ツアーとも大いに期待したい。

10/17は下北沢ERAでアーチンファームとジャンガ69を観た。
10/19は国際フォーラムで藤井フミヤに行った。奥田民生やゴーイング・アンダーグラウンドから楽曲提供を受けたアルバムのツアーだったが、THE MODSのカバー「TWO PUNKS」が出色の出来。ドラムの屋敷豪太のプレイが凄まじく、彼の在籍した伝説の“バンドミュートビート”を彷佛とさせるグルーブは、圧巻だった。そこにチェッカーズ風味も加わって、名曲を堪能。
10/22は東京プリンスホテルで実力派ジャズ・ボーカルのサリナ・ジョーンズのコンベンション・ライブ。ジャズから一歩踏み出したパフォーマンスが新鮮だった。どうやら本格始動して、来年はジャパン・ツアーを行なうらしい。要チェック!
10/23は下北沢に漂流。デージーバーでJINとThe next!を観た。
一年半ぶりに観たJINは、相変わらずの怒濤のライブ。ライブハウスをはみ出すスケール感が気持ちいい。バンドはタイトさを増していたが、もう一息、何かが足りない。バンドには音がいきなりスコーンと抜ける瞬間がある。そうしたバンドにしかないアンサンブルの一致を手に入れたとき、JINは破格のバンドになるだろうなと予感した。
不思議バンドThe next!を間近で観ると、偶然性が支配しているようでいて、ライブの成り行きにメンバー全員が気を張り詰めているのが分かる。前半のつかみで充分にフロアをあっためた後、正念場の演劇的なパフォーマンスに入る。じっくり時間をかけてオーディエンスを別世界へ運ぶ独自のロックは、豊かさもみじめさも包括した僕らの日常を爆音で表現していた。
11/19のLIVE STARS FESでは、どんな表情を見せてくれるのだろう。ある程度、広いステージの方が似合うバンドだけに、とーっても楽しみ!!

ちょっと間隔が空いちゃったけど、ライブ漂流ゴーズ・オン。
10/15は京都に漂流。mojoでキマグレンのツアー“キマグレCAMP”初日を観た。
彼らのライブは久しぶり。ブレイク以前に観て以来だから、期待は高まる。
遊びゴコロあふれるリズム・アンサンブルに乗せてグルービーなリリックを届けるのが持ち味のグループだけに、バックは豪華。メンバー2人はドラム、パーカッション、ベース、ツインギター、キーボードを従えて、mojoのステージはぎっしり満員。もちろんフロアも超満員だ。特にラテン色の濃いアコースティック・ギターと、アフリカン風味たっぷりエレキギターの個性的なふたりのギタリストが、キマグレンの音楽を効果的に盛り上げる。
イケイケな曲があるかと思うと、「約束の丘」などの美しいバラッドもある。ステージ運びも軽快で、会場はハッピー&リラックスなまるで湘南のパーティ。デビュー・シングルにしてロングセラー「あえないウタ」は大盛り上がり。聴かせるべき曲に大雑把なところがあるが、ツアーが進めば解消されるだろう。
キマグレンとツアーをともにするHi-Fi CAMPは、この日が初ライブ。メロディの良さとKIMとSOYAのダブル・ボーカルが魅力の仙台発のグループ。AIBAの作るトラックと、TOSHIROのDJプレイはまずは合格なものの、パフォーマンスはまだまだ未開拓。こちらもツアーを重ねる中で成長していくだろう。
ファイナルの代官山UNITで待ってるぜ!
(写真はmojoの入り口の名物オブジェ)

10/13は品川に漂流。プリンスホテル・クラブeXでイベント「TOKYO ASIA MUSIC MARKET」を観た。
このイベントはアジアの音楽コンテンツを世界に発信しようというもので、応募で選ばれたアーティスト達がパフォーマンスを繰り広げる。話題の18才ガールボーカルMISAKIを擁するスペシャルサンクスも選ばれて登場することになっている。
ポップスも含め様々なバンドが出たが、手応えのあるプレイを披露したのはピンクループだった。
ギター・スリーピースでパワフルなサウンドを立て続けに繰り出す。線の太い音に乗るメロディはとてもポップで明るい。曲によってはシーケンサーを走らせて、パンキッシュな演奏にダンサブルなカラーを加える。そのアイデアが成功して、ユニークなサウンド・キャラクターを見せつけた。
すでに四カ国からオファーが来ているという嬉しい話を聞いた。
世界の皆さん、ライブで確かめて、日本の素晴らしいロックバンドをどんどん買ってとくれー!!
それと、スペシャルサンクスの成長ぶりにも驚いた。少し見ないとあっという間に伸びる時期のバンドとはいえ、自分達の音楽を人に届ける歓びをメンバーが全身で表していたのが印象的だった。演奏後、先輩ピンクループのライブを熱心に見ている姿もすがすがしい。
早く世界に羽ばたいて欲しいぜ。

10/8は大阪に漂流。Zepp OsakaでVAMPSを観た。
滞在型ツアーも終盤の5カ所目。仙台、札幌、福岡、名古屋と各所に滞在しながらライブを行ってきた。
なので大阪では、非常に安定したライブが見れた。
ステージ全面に張られたスクリーンを使ったスリリングな演出で、スタート。PAのとてもクリアな音に目一杯のエネルギーが注ぎ込まれたバンド・サウンドが気持ちいい。特にK.A.Z.のギターの抜けが良く、HYDEの歌にしっかりした輪郭を与える。歌モノの曲に、これまでなかった柔らかい色気が加わって、聴き応え十分。後半はややラフになったものの、決してオトナにならない暴れん坊ぶりが痛快だ。
最終盤ではこの日、オープニングアクトを務めたモノラルのメンバーが登場して盛り上げる。
ラストの曲に、ツアーを通じて完成度を高めたアンサンブルをもう一度ぶち壊す勢いを感じた。
さあ、ラストのZepp Tokyoはどうなるか。ここまできたら、全カ所観たるで。
(写真は、楽屋に置いてあったラジコン・ミニヘリコプター)

10/04は香港に漂流。Asia World-Arenaで“THE TOUR OF MISIA DISCOTHEQUE ASIA”を観た。
昨年、台北で初のアジア・ライブを行なったMISIAが、今年はスケールアップしてアジア・ツアーを敢行。夏の終わりの台北を皮切りに、ソウル、シンガポールなどでそのハイクオリティなパフォーマンスを繰り広げてきた。
もちろん、ここ香港もライブ初見参だ。巨大展示場に作られたステージは、とても見やすい感じ。観客の出足はのんびりしたもので、20時過ぎにアリーナが8割くらい埋まったところでライブがスタートした。
昨年の台北と同じく、バンド・スタイルではなく、DJとダンサーをメインにしたメンバー構成。MISIAはアジアでもバラードシンガーとして人気を集めているのだが、あえて攻撃的なセットリストで挑むあたり、アーティストとしての自信とメッセージに確信があるのだろう。それを感じ取ってか、オーディエンスも若い層が中心だ。
DJタッシンがばかでかい音でコスる。一瞬ドキっとした会場から、次の瞬間、大歓声が上がる。6人のダンサーが現われて踊り出すと拍手が起こり、ステージサイドから上がった白煙が消えてMISIAが登場するとアリーナが総立ちになった。
昨年の台北では観客が立つまでにかなり時間がかかったことを考えると、すでに成功したも同然。実際、ステージ全体の洗練度は明らかに上がっている。また、対する香港のオーディエンスのリアクションがいい。
中盤のバラードをしっかり聴かせるあたりからMISIAの声に伸びが加わって、はっきり言って昨年の海外公演より2段階ステップアップした“アジアのMISIA”がそこにいた。
ステップアップの要因は、ひとつにはダンスを軸に音楽の歓びを分かち合う呼吸がスムーズになったこと。特にダンサーSUTEZOの切れの良さは神業クラス。そして何より、MISIA自身がライブ全体の流れを把握して、自在に会場をコントロールできるようになったことが挙げられる。
バラードから再びダンサブルな曲に変わると、スタンドのオーディエンスも立ち上がって踊り出した。気が付けば、会場は満員になっている。みんな楽しそうにニコニコ楽しんでいる。
どうしてもウェットなメロディが中心になりがちなアジアの音楽シーンに、MISIAがレボリューションを起こす予感を強く感じた一夜だった。

9/28は赤坂に漂流。BLITZで音速ラインを観た。
シングル「ポラリスの涙」をリリースしたばかりだが、アルバム・リリースはもう少し先ということで、ツアー内容は今までの作品からのベスト選曲。なので、メンバーは何の縛りもなく、これまでやりたくてもやれなかった曲を思い切り歌えて嬉しそう。
メロディアスな曲を爆音で演奏する。このギャップがたまらない。激情のギター、ロマンティックなボーカル、グルービーなベースが織りなすトライアングルが音速ラインの最大の魅力だ。このところ急速に人気上昇中のバンドだけあって、以前からのファンばかりでなく新しいファンもおおぜい詰め掛けている。そうした人たちは主にメロディの良さに惹かれているのだろう。あまりの爆音に少し戸惑っている様子だ。が、それでも新しいファンも巻き込んで盛り上げていく実力はさすが。
アンコールの「ポラリスの涙」では弦カルテットが登場。切なくてエキサイティングな音速ラインの世界を満喫させてくれた2時間だった。
ところで音速のニューアルバムをひと足お先に聴かせてもらったのだが、ファンキーチューンありフォークロックあり、いい意味でやりたい放題のビッグスケールのポップアルバムだ。たぶんメンバーのお母さんは「こんな子に育てた覚えはありませんっ!!」と泣いて喜ぶに違いない(笑)。リリースを楽しみに待つべし!
9/23は渋谷に漂流。AXでイベント“924”を観た。出演は五十嵐隆、スパルタローカルズ、the telephones、People In The BOXの4アーティスト。気鋭達が集まったスリリングな内容だった。
楽しかったのはthe telephones。バスドラ4つ打ちに、ディストーション・ギターが絡み、さらにシンセがピコピコしてる。むちゃくちゃハイブリッドなセンスで編み出した、ユニークなダンスミュージックが驚きだった。
そしてイベントの最後に登場した五十嵐隆が凄かった。Syrup16g以降の彼の動向はいかなるものか、超満員のオーディエンスも緊張気味。歌われた7曲に、じっと耳を傾ける。応えて五十嵐も、高い集中力でひとつひとつの歌を届ける。聴こえてくるリリックに、しばしばドキッとさせられる。the telephonesをプロデュースした岡野ハジメ氏と並んで聴いていたのだけれど、「久しぶりに“清聴”した」という岡野氏の言葉に全面的に賛成だった。
またどこかで聴きたいと強く思った。
楽しかったのはthe telephones。バスドラ4つ打ちに、ディストーション・ギターが絡み、さらにシンセがピコピコしてる。むちゃくちゃハイブリッドなセンスで編み出した、ユニークなダンスミュージックが驚きだった。
そしてイベントの最後に登場した五十嵐隆が凄かった。Syrup16g以降の彼の動向はいかなるものか、超満員のオーディエンスも緊張気味。歌われた7曲に、じっと耳を傾ける。応えて五十嵐も、高い集中力でひとつひとつの歌を届ける。聴こえてくるリリックに、しばしばドキッとさせられる。the telephonesをプロデュースした岡野ハジメ氏と並んで聴いていたのだけれど、「久しぶりに“清聴”した」という岡野氏の言葉に全面的に賛成だった。
またどこかで聴きたいと強く思った。

9/20はさいたまに漂流。スーパーアリーナでExcite Music Festival’08の第1日目を観た。
出演は、いきものがかり、大塚 愛、コブクロ、秦 基博、FUNKY MONKEY BABYSの5組。
前半で目を引いたのは秦のパフォーマンス。アリーナ2階最上段までを埋めた音楽ファンに、楽々届くそのスーパーボイスは、圧巻だった。
お待ちかねのトリはコブクロ。登場VTRが流れただけでドカンと盛り上がる会場に、期待の大きさがうかがえる。そしてコブクロはその期待を遥かに上回る歌を聴かせてくれたのだった。
人気曲「潮騒ドライブ」や、新曲「ベテルギウス」で気合いの入りまくった声を聴かせる。ツインボーカルの魅力全開だ。最後はギンギンのロックナンバー「神風」でいったん終了。
さてアンコールは何かと待っていると、流れ出したピアノのイントロは「蕾」。猛烈な拍手の後、シーンと静まりかえる。曲が半ばを過ぎた頃、ふたりはマイクから離れて歌い出す。完全なアンプラグドで、アリーナ中の耳を引き込んでいく。生声でそのハーモニーの美しさまでを伝えるスピリットはトリ肌モノ。
ふと気が付けば、これは彼らの原点の“ストリート・パフォーマンス”と同じではないか。17000人を相手の“路上”は、本当に感動的だった。







