SABOTENのトゲを外に向けろ!

10/30は渋谷に漂流。ON AIR WESTでSABOTENのツアー・ファイナルを観た。
初夏にリリースしたアルバム『SABOTEN ROCK』を引っさげてのツアー。ストレートなパンクロックばかりでなく、シニカルに現実を捉えるSABOTENらしいミディアム・ナンバーを含む内容で、ファンにとって賛否両論、バンドにとっても新境地開拓という真っ向勝負のツアーとなった。だからファイナルはそのあたりを注目して観た。
キャリアを積んではいるが、メンバーは20代で枯れる訳がない。そのキャリアならではの高いテクニックがどんな方向に向けられるかが焦点だ。おそらく当代ナンバーワンの超高速ドラマー、さけが絶好調。どんな速いテンポの曲でも、ドラムで歌ってみせる。きよしのギターも正確な上にドライブ感たっぷり。さらにやっそーのベースがツアーを経て太くたくましくなっていて、ギター3ピースの醍醐味が大きく成長していた。
それは不思議なムードを醸し出す「ray」などの曲で発揮され、これまでとひと味違うSABOTENを強く感じさせた。
そんな変化を歓迎する若いオーディエンスに対してきよしが心底嬉しそうに「ありがとう」と感謝を述べるシーンが、バンドとしての自信と確かな立ち位置を示していて、今後の好展開を予感させた。おそらくこのツアーで得たアッパーなエネルギーが次のアルバムで確実に爆発する。
ロックシーンの中でかたくなに自分達のスタイルを貫くSABOTENは、まるで針で武装するサボテンそのものだ。が、そのトゲをロックシーンなどという狭いところでなく、もっと外部の大きな世界に向けて欲しい。そして、そのフトコロにもっと多くの音楽ファンを受け入れて欲しいと思った。痛快なファイナルだった。
by hirayama_y | 2008-11-06 12:59 | Trackback | Comments(1)
このバンドには僕も注目してました
いいライブだったんですね
いいライブだったんですね







