豊かさもみじめさもThe next!
10/17は下北沢ERAでアーチンファームとジャンガ69を観た。
10/19は国際フォーラムで藤井フミヤに行った。奥田民生やゴーイング・アンダーグラウンドから楽曲提供を受けたアルバムのツアーだったが、THE MODSのカバー「TWO PUNKS」が出色の出来。ドラムの屋敷豪太のプレイが凄まじく、彼の在籍した伝説の“バンドミュートビート”を彷佛とさせるグルーブは、圧巻だった。そこにチェッカーズ風味も加わって、名曲を堪能。
10/22は東京プリンスホテルで実力派ジャズ・ボーカルのサリナ・ジョーンズのコンベンション・ライブ。ジャズから一歩踏み出したパフォーマンスが新鮮だった。どうやら本格始動して、来年はジャパン・ツアーを行なうらしい。要チェック!
10/23は下北沢に漂流。デージーバーでJINとThe next!を観た。
一年半ぶりに観たJINは、相変わらずの怒濤のライブ。ライブハウスをはみ出すスケール感が気持ちいい。バンドはタイトさを増していたが、もう一息、何かが足りない。バンドには音がいきなりスコーンと抜ける瞬間がある。そうしたバンドにしかないアンサンブルの一致を手に入れたとき、JINは破格のバンドになるだろうなと予感した。
不思議バンドThe next!を間近で観ると、偶然性が支配しているようでいて、ライブの成り行きにメンバー全員が気を張り詰めているのが分かる。前半のつかみで充分にフロアをあっためた後、正念場の演劇的なパフォーマンスに入る。じっくり時間をかけてオーディエンスを別世界へ運ぶ独自のロックは、豊かさもみじめさも包括した僕らの日常を爆音で表現していた。
11/19のLIVE STARS FESでは、どんな表情を見せてくれるのだろう。ある程度、広いステージの方が似合うバンドだけに、とーっても楽しみ!!
by hirayama_y
| 2008-10-31 18:56
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