ジュエリーの記憶

私がジュエリーを愛する理由の一つには

ジュエリーには記憶が宿る からです。

昨日 ブログに妊娠中の思い出のあるネックレスについて

書きましたが ジュエリーには自分のもとに来た時の記憶や思い出が

刻みこまれるのです


幼少の頃 母の宝石箱にあった バラの彫刻がほどこされた

象牙のバングルや憂いをおびた少女のカメオのブローチ、

果実のようなみずみずしいザクロ石のイヤリングなど

手にするだけで、いいえ頭に思い浮かべるだけで遠い日の出来事を

まざまざと思い出すことが出来るのです


母を泣かせた私がこっそり借りて壊してしまった

祖父の形見のパールのイヤリングや

高1の時に足のサイズが大きくて落ちこむ私を慰めるために

父が買った小さなルビーのリング、

もう身につけることはない物もあるけれどジュエリー一つ一つに

沢山の思い出が宿っています

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ジュエリーを買うシチュエーションとして

嬉しかった時はもちろん 辛い出来事を克服出来た時

誰かの愛情を強く感じた時、自分を誇らしいと思えた時、

新しい自分に変わると決意した時 自分励ましたくなった時など

数えあげたらキリはないけれど


その時の記憶がずっと宿ることを覚えていてほしい


だから アンジェリーナに新人スタッフが入った時には

真っ先にこのことを話します


ジュエリーを販売するということは その時のジュエリーに

自分の接客した時のお客様の記憶がずっと残るということ


もちろん 接客したスタッフの名前や顔、お店の名前なんかは

忘れてしまうかもしれません。


でも その時担当したスタッフのベストを尽くそうとした心づかいや

温かみのある態度がもしお客様の心に伝わったのなら

ジュエリーと共にその記憶はずっと残ると思うのです。


その逆もしかり


もし心ない接客をすれば その時に販売は成立したとしても

ジュエリーにはいつまでもその時の記憶がしこりのように残ってしまうのです。


だから責任重大なのだ


あなたのジュエリーにも沢山の素敵な記憶が宿っていることでしょう

もしクリスマスにジュエリーを買う予定があるのなら

今年経験した沢山の素晴らしい記憶を宿らせて自分のもとに迎えてあげて下さい。

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篠田恵美 ブログ


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