
東京は渋谷で待ち合わせといえば、やっぱりハチ公。この
忠犬ハチ公(ウィキペディア)、生誕の地が秋田県大舘市にある。今や伝説的とも言えるこの犬のルーツを訪ねて生誕地へ出かけてみた。すると現在も普通に人が暮らす民家だが、その前に碑が立っいた。
ハチ公がなぜ東京の渋谷へ旅立ったのか、碑文を読むとよくわかる。

忠犬ハチ公 生誕の地
大正十二年秋、斉藤家に大子内山号を父犬、ゴマ号を母犬として4匹の秋田犬が生まれた。当時この地では耕地整理事業が行われその技師たちの恩師にあたる東京帝国大学農学部教授上野英三郎氏はかねてより秋田犬を飼いたいと望んでいた。翌年の一月、その中の一匹がこの地より旅立った。列車は折り悪く地震のために遅れたがどうにか無事に上野駅に到着する。大正十三年一月十五日、その仔犬は、上野博士の腕に抱かれ「ハチ」と名づけられた。(銘文より)
雨の日も嵐の日も、そして主人亡き後も、渋谷駅に迎えに行った忠犬への人々の思いは生誕地でも大切に記憶されている。
現在でも多くの人がハチ公の前で待ち合わせをしているのは、偶然のこととはいえ、とてもシンボリックなことに思えてくる。ハチ公前なら、待ち人はきっと来る、のだ。