
ここは北海道。もちろん来たからには、ジンギスカン!
しかも今年は特に、全国的にジンギスカンが大人気。
秘密は「太らない」「ヘルシー」そして「安い!」と、良いことずくめであるからには、やはりここは一つドーンとジンギスカン。
北大の図書館で一日中、本の虫をしていたわたしは、夕方の閉室とともにいざ出陣。向かったのは近くの「ジンギスカン 義経」
義経といえば、今NHK大河ドラマで放映中の源義経のことであるが、ジンギスカン・・・義経・・・北海道とくれば、そこに「伝説」の匂いを感じないわけにはいかない。
義経は歴史上の人物であるが、その悲劇的な運命から数々の伝説で彩られている。なかでも「北行伝説」。兄、源頼朝から追われる身となった義経は、北へ逃避行し、奥州平泉から、現在の青森、そしてついには北海道に渡ったという。
そしてそれだけでは済まず、大陸へと足を踏み込んで各部族を平定し、ついには成吉思汗(ジンギズカン)になったというのだ。(ビックリ!)そして伝説では、兄と鎌倉幕府への恨みをはたすために大軍で押し寄せてきたのが、元寇、つまりモンゴル軍の襲来だという。元寇といえば、対馬から北九州を舞台とした戦乱が思い浮かぶが、それと相前後して、彼らは北へも攻め入って、北海道の北にあるサハリンへと上陸し、南進を図った。
と、またもや前書きが少々熱くなったが、そんなバックグラウンドもあり、「ジンギスカン 義経」という店名は、まことにロマンにあふれている。食も進みそうではないか!とばかり、いざ、中へ。
まずは席につくなり本場の出来立てビール、サッポロの冷たくキンキンにグラスまで冷えた生ビールをぐっとやる。

ジンギスカンとは、鉄兜をイメージさせる鍋の下でガンガン火を焚き、熱くなったらその上に、羊肉をのせてジュウジュウいわせながら食べる。羊肉はさすがに北海道、肉がピカピカと光り輝いていた。それを鉄鍋にのせると、その兜から炎とともに音が立つ。
ジンギスカンはそのジュウジュウいう音もいっしょに食べることが肝心。皿に取ったままさめてしまったものには目も当てられない。そもそもジンギスカンは焼肉とは違い、肉にははじめから特製のアマダレが漬け込まれている。
だからこそ鉄鍋から一気に、口に持っていって、音とともに焼きたてをほおばるのがイイのだ。それなくして、ジンギスカンはない、とわたしは思っている。
そうして肉を何皿か平らげると、(わたしは無我夢中、無我の境地のうちに4皿いった!)肉汁が兜型の鍋のそこのくぼみに落ち、そこに置いた野菜、玉ねぎやジャガイモ、かぼちゃ、モヤシなどにいい具合でうまみが染み込んでいる。
その野菜類とさらに焼き足した肉を白いご飯に乗っけて食べる。タレと肉汁がしみた野菜が絶妙!これでメシが何杯もイケル。
気がつけばわたしは牛若丸のように豪快に食べていた・・・新たなる北の伝説の始まりか・・・?