
ロビンソン・クルーソーのモデルアレクサンダー・セルカークの足跡を求めた探検も
今日で全日程を終了する。
ロビンソン・クルーソー島、チリ、ワシントン、スコットランド、ロンドンと世界をぐるっと
1周した3ヶ月の旅。
特にチリのロビンソン・クルーソー島では、これまでその解明が世界的に待たれていた
セルカークの島での足跡に関して、発掘調査においてきわめて重大な出土をもたらすことに成功した。現在専門家チームがそれぞれチリとスコットランドで編成されており、その精査、分析を経た上で、今秋の『ナショナル・ジオグラフィック』にて正式な発表が行なわれることになる。
セルカークが漂流したのが、1704年。
イギリスの海賊船によって助け出されたのが、1709年。
彼の無人島漂流300周年を記念して行なわれた今回の探検は、まさに記念すべき節目におこなわれ、そして幸いなことに大きな成果をあげることができた。
もちろん現状はといえば、世界的な名作『ロビンソン漂流記』その小説に実在した人物がいたこと、それさえまだまだ充分に知られてはいない。
今回の探検の成果が、世界中のひとりでも多くの人にその史実を伝える一助となることを念願してやまない。
生態系の中での共生をサバイバルというかたちで見事に実践したのがロビンソン・クルーソーであり、そのモデルとなったセルカークの実体験こそ、多くの人が環境について語っている現代社会のなかではひとつの大切な指針を与えるもの、とわたしは考えている。
一探検家としてわたしが挑戦したことは、誰もが作り話だと思い込んでいた物語には実在のモデルがいて、これまでだれも見つけることができなかったその男の無人島での足跡を見つけ出すということにあった。しかしその究極的な目的は、ロビンソン・クルーソーが現代のわれわれに伝えてくれるメッセージに耳を傾けようではないか!と声高に叫ぶこと。そこには自然の中でいかに人間が生きるべきか、という現代社会に生きるわれわれが自問し、自答すべく探し求めている答えがあるからである。
ロビンソン・クルーソー漂流300年。2009年まで、まだあと3年あまりある。
一探検家、一個人として、その究極的な目的のために 今後もロビンソンとともに歩んでいきたいと思っている。
また、皆様からのご声援、この場をかりて厚く御礼申し上げます。
今後とも、よろしくお願いします。ブログも続きます!
(写真:ロビンソン・クルーソー島、パンゲの大きな葉っぱの下で雨宿り。セルカークにとってもこれは傘となった)