ガーディナーズ島からきた返事。島のオーナーXXXX氏の代理人YYYY氏からのメッセージ(プライバシー保護の観点から特定の個人名はXとYとしました)によれば、残念ながらわたしの訪問の希望は受け入れられてはもらえなかった。探検家としてのわたしの島への興味、真摯な歴史調査への姿勢を尊重しつつも、島は一個人の家であり、数年来訪問を希望してきた親戚や友人たちへの対応でまずは手一杯だとのこと。
(以下原文)
Dear Mr. Takahashi
Mr. XXXX has asked that I respond to your recent letter. He appreciates your interest in Gardiner’s Island and your serious historical purpose. As you may know the XXXX’s use the Island as a home. The Island has been under the sole control of the XXXX’s for less than two years. Facilities there are limited. They have many friends and relatives who over the years have expressed interest in seeing the Island. For the present the XXXX's are restricting visits to certain of these friends and relatives. Thus, it will not be possible at this time to invite you to visit.
Sincerely yours,
YYYY
探検には様々な障害がつきもので、ひとつのことをなすのに何年もかかる。とくにこのような許可取りは準備段階では一番難しい。今後また時間をかけてアプローチしたい。とはいえ、キャプテン・キッドについてはこれまで多くの人が調査をしてきたし、埋められた宝も十八世紀に回収されてしまっているのでそこで新たな発見は望み薄だろう。わたしが興味を抱いたのは、宝そのものの発掘ではなく、海賊の宝は一体いかなる場所に隠されたのか、その現場はどんなところなのか、という点にある。そしてキャプテン・キッドの宝島がスティーブンソンの小説のモデルだとするならば、何らかリンクするところがあるのか、ないのか・・・。
ところが必要は発明の母。そんなわたしの望みをかなえるもうひとつの方法があったのである。