昨夜食べた鴨の香草焼に続き、今日の昼は鴨汁のつけそば。
全国的にもそばで名高い、山形そば街道の新そばをたっぷりのお湯で茹で、冷水で揉んだ後、豪快に板に盛る。
それを熱い鴨だしのつけ汁に浸して手繰り、一気に、無心で食べた。
鴨のつけ汁は、昨日さばいた鴨の骨のガラスープに、しょうゆとみりん、酒を加えたもの。
野鴨の上品な味が、新そばの香りとあいまって、じつにたまらない。
つけあわせには出し巻き卵。ほんのりと甘く、ほくほくの卵焼きはそばによくあう。
そばを食べてしまったあとは、椀に蕎麦湯を注ぎ、唐辛子をちらと落として、鴨汁を味わいつくした。