ライター渡部のほうです。
ニットデザイナー、野口光さんの新作発表会に行って来ました。
www.hikarunoguchi.com
野口さんは主にイギリスでニットを制作。
イギリス(スコットランド、ウェールズ含め)はニット産業がかつては盛んでしたが、現在は安い生産国に押されて、工場がどんどんなくなっているという状況。
その中で昔ながらニットを作り続けている工場や技術者を探し、丁寧にものづくりをしています。
制作はイギリス、自宅は南アフリカ、実家は東京、この3カ所を行ったり来たり、アフリカのモヘア工房や八王子の工場などでも作品を作っています。
忙しくストールのディスプレーを直している野口さん。
右端の黄色のが欲しい。
メンズタイ類。こっちも欲しい。。
今回聞いていて面白かったのは、最近の作品は「オンラインで買う人も増えて、ぱっと見て分かる柄が売れている」という話。
野口さんの作品はテクスチャーが面白いものもたくさんあるのですが、パターンも豊富。
グラフィックとして見ても強いパターンを作れるのは、イギリスミドルセクス大学のテキスタイル科で勉強する前は、武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン科でグラフィックを勉強していたことが素地になっているからかも。
それにしても物欲をそそる発表会でした。
今週土日はワークショップもあるのですが、満員御礼なのだそうです。