編集宮後です。
1月17日からクリエイションギャラリーG8で、トラフ建築設計事務所による展覧会「ここをホッチキスでとめてください。」が始まりました。
すでにSNSなどで話題の展覧会なので、あらためて説明するまでもないかもしれませんが一応。
トラフ建築設計事務所は、建築の枠を超えて、さまざまなジャンルで活動を続けている建築家。
建築・インテリアのお仕事のほかにも、プロダクトデザイン、舞台デザインなどその活動内容は多岐に渡ります(詳しくは
ウェブサイトをご覧ください)。
普段はグラフィックデザインやイラスト、写真など、平面系の展示が多いG8で、建築家が展示すると聞いてどんな展示になるのか、とても楽しみにしていました。
展示空間写真はこちら。
会場に木材を運び込み、その場で組み立てていったそうです。
(設営に約1週間かかったとか)
そこにトラフがいままでに発表した仕事やさまざまな仕掛けをほどこし、それぞれの展示を来場者が触って体験できるように構成されています。
入口の紐を引っ張ると打楽器のように缶が鳴ったり、伊千呂の「コロロデスク」に座って
かみの工作所の紙のゲームで遊んだり、一つ一つに遊べる仕掛けが施されていました。
展覧会名「ここをホッチキスでとめてください。」は展示ポスターの中に記載されていた一文からとったそうです。ポスターを折り畳んでホッチキスでとめるとカタログになるというすぐれもの。
会場でポスターを購入し、その場でカタログをつくって持ち帰ることもできます。
(ポスターデザインは、トラフと一緒に数々のプロジェクトを手がけているデザイン事務所「TAKAIYAMA inc.」)
その隣では、トラフ関連グッズが当たる豪華なくじびきも用意されています(1回500円でハズレなし!)。同行者はTシャツが、私は本が当たりました(自分が担当した本じゃなくてよかったw)。
楽しい仕掛けは隣の部屋にも続きます。
二人向かいあわせで座ると....何かが起きる鏡や紙でつくった舞台美術の模型展示など、遊園地のおばけやしきのように次から次へといろいろな仕掛けが飛び出してくる感じといったら分かっていただけるでしょうか。大人も我を忘れて楽しめる展示でした。
(子供と一緒に行くとさらに楽しいと思います)
建築、デザイン系の方々には、「楽しかった〜」で終わらずに、「楽しい」の裏にあるトラフの考え方やアイデアを感じとっていただけるとよいかなと思います。
あまり詳しく書くとネタばれになるのでこのへんで。
展示はクリエイションギャラリーG8で2月13日まで開催。
日曜日はお休みなのでご注意ください。
http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201401/g8_exh_201401.html
展示に行かれる前にはG8のFacebookやトラフのTwitterで現状を確認されてから出かけると
さらに楽しめると思います。
https://www.facebook.com/creationgalleryg8?fref=ts
https://twitter.com/_TORAFU