編集宮後です。
目黒区美術館で開催中の展覧会
「PAPER ― 紙と私の新しいかたち ― 展」のレポートです。
紙による表現の可能性を追求している
アーティスト、建築家、デザイナーの作品展示です。
出展しているのは、植原亮輔と渡邉良重( キギ)、
鈴木康広、寺田尚樹、トラフ建築設計事務所、
DRILL DESIGN、西村優子(敬称略)の皆さん。
目黒区美術館2階にあがった左手の展示室が
トラフ、寺田さん、DRILLの展示、
中央に鈴木さん、右側の展示室がキギと西村さん。
プレス写真をいただいたのでアップします。
植原亮輔と渡邉良重 《時間の標本》 2007年
鈴木康広 《キャベツの器》 2004 年 / photo: Amana Co.,Ltd. / created for “TAKEO PAPER SHOW 2004: HAPTIC” exhibition (2004)
寺田尚樹 《テラダモケイ 1/100建築用添景セットNo.26 オープンカフェ編》 / photo: Kenji Masunaga
トラフ建築設計事務所 《空気の器》 / Photo: Fuminari Yoshitsugu
DRILL DESIGN 《geografia 地軸23.4度 [マテリアル] 組立式地球儀》 2010年 / Photo: Ryokan Abe
西村優子 《 organic 》 2006 年 【参考図版】 ※実際の展示作品とは異なります。
かみの工作所ファンやデザイン好きにはおなじみの方々ですが、
区立美術館という場所柄からか、
デザインにあまりなじみのないお客様も多く、
「紙でここまで表現できるんだ」という
新鮮な驚きとともに受け入れられていたようです。
作品や商品という形になった状態で見ると
はじめからそこにあったように思えますが、
これらの作品はすべてかなり試行錯誤を繰り返してつくられたもの。
印刷や加工の制限と戦いながら、できあがったものなのです。
それぞれの制作背景や加工技術も説明できるけれど、
今回はあえて解説なしで、
美術展示として見てきてほしいなあと思います。
展示ポスター、チラシ、入場チケットなどの
グラフィックデザインは三星安澄さん。
1枚の紙の角とカットしてチケットに、
残りをチラシにしているそうです。
PAPER ― 紙と私の新しいかたち ― 展
会期:2013 年7 月20 日(土)~ 9 月8 日(日) 月曜休館
場所:目黒区美術館
http://www.mmat.jp/
8月24日(土)、8月25日(日)には
出品作家の製品をはじめ、さまざまな「紙の道具」が並ぶ
直売ショップが出店するそうです。
ワークショップも開催されます。
http://mmat.jp/exhibition/archives/ev130720