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インテリア ライフスタイル
編集宮後です。
先々週に見てきたインテリアライフスタイルのリポートです。

インテリアライフスタイルは、室内で使うプロダクトや雑貨など
幅広い範囲のアイテムを紹介する国際見本市。
毎年、東京ビッグサイトで開催されており、
今年は6月6〜8日の3日間で、652社が出展し、
26485名が来場したそうです。年々大きくなっている印象があります。

知り合いのプロダクトデザイナーさんやメーカーの方も出展しており、
具体的な受注につながる大事なイベントになっているようです。
http://www.interior-lifestyle.com/

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東京ビックサイトの西ホール全部を使っていたので、
東京国際ブックフェアとほぼ同規模です。
中は撮影NGですが、プレス申請をして撮影させていただきました。

「HASAMI」のブランド名で展開している波佐見焼のシリーズ。
色が美しく、最近雑貨店でもよく見かける商品です。
今回新しく、オーブンにも入れられる新ラインが発売されるとのことで、
お披露目がされていました。以前から、HASAMIって誰がディレクションしてるのか
気になっていたので、その場で聞いてみたところ、すべて社内で担当されているとか。
ブースのつくりかた、配布物、商品のパッケージ、どれもうまいなあと思います。
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そのすぐそばに、クリスチャンラクロワの紙グッズが。
ラクロワといえば、ファッションが有名ですが、紙製品も出してたんですね。
繊細な型抜きをしたカードなどが出ていました。
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紙好きにはおなじみの紙のデザインプロダクト「かみの工作所」。
今年は、6組のクリエイターが写真を使った紙の製品に挑戦。
その作品展示のほか、新製品や既存アイテムの紹介など。
空気の器は瀧本幹也さんの写真を印刷したバージョンもできていて
さらに進化を遂げている様子。
今年の会場構成はトラフ建築設計事務所。紙を運ぶときに使う木製のパレットを
重ねて什器にしているところが、かみの工作所っぽい雰囲気です。
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こちらは、かみの工作所から独立したブランドとなった
テラダモケイのブース。1/100建築模型用添景セットや
よく飛ぶ紙飛行機便せんの新製品が登場。
半年でアイテムがすごい増えてる!
全商品を掲載した全紙ポスターも大人気で
用意した5000枚がすべてなくなったそう。
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やはり建築家は空間の作り方がうまいなあと感心していたのですが、
全体的にブースの作り方はうまくなってる印象を受けました。

シリコンのふたで容器にもなる陶器、OSOROのブースもしかり。
田子學さんのMTDO incがディレクターをつとめ、ブースデザインから
タブロイド判の冊子まで、すべて抜かりなくつくられていました。
http://www.osoro.jp
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何社か合同で大きなブースを出していたり、
デザイナーをたててきちんとブースをデザインしていたり、
出展側もよく研究して、見せ方が格段にうまくなっている。

逆に、このような見せ方競争はさらに激しくなっていきそうで、
スタイリングのうまさではなく、
本来の商品力でどれだけ顧客をつかめるかが重要になっていきそう。
by dezagen | 2012-06-18 07:59 | 展覧会 | Comments(0)