ライター渡部のほうです。
韓国の男子アイドルグループ Super Junior をYoutubeで見ながら
(理由は聞かないで欲しい)、
某誌の記事でマンダム
http://www.mandom.co.jp をリサーチ、という日々が続いている。
マンダムのマークと
Super Juniorの衣装が似ている。
http://youtu.be/H6TXeHahuT4
と、思う。
(エキサイトにyoutubeって勝手に転載していいんだろうか…)
この共通項は80年代。
マンダムの方に聞いてみると、マーク起用は1983年。
ジャクソン&ミキ(現Gray Institute of Management
http://www.gray-institute.co.jp/jpn/history.html)がデザインを手がけた。
「「脱・男」「脱・ブロンソンのイメージ」「脱・頭髪」と言った企業命題の時期で、
今までのマンダムを一新させるためのCI導入でした。
マークも「業容や男女や国内外」などをイメージさせない意匠とカラーを求めました。
3段の階段のようなマークは、3つの「理想の社員像」を示しています。
「ファインセンス/オリジナルパーソナリティ/パーフェクトバランス」
また右上がり45度の角度は会社の成長を意味します。
見方により男性MANのM,女性MOMANのWが隠れているヴィジュアルとなっています。」
とのこと。
斜め45度と蛍光っぽいパステルカラー。確かに80年代に多く見た形で、
そう意識すると、ワンループ回って今カッコいいとされる80年代風に見える。
そのワンループ回って今カッコいい80年代風、をスタイルとして使っているのが
Super Juniorの新譜『Mr SImple』なのだが、
ジャケ写真はどうやって手に入れればよく分からないので、
各自検索して探していただきたい。
(一応、分かりやすいサイトだとこの辺だろうか
http://www.kanryupublic.net/shopdetail/002000000196/ )
見事に斜め、見事に蛍光色。
making
http://youtu.be/N_9cxKby0Ow
マンダムの「男女や国内外などをイメージさせない」というのも、そのまま当てはまる。
そういえば、80年代「ユニセックス」という言葉が蔓延していた。
辞書を調べて見ると、英語のunisexはジェンダーフリーの運動をルーツとし
1960年代から使われ始めた言葉とされているが、
日本で一般的には、男女の区別のない「ユニセックスファッション」くらいから
使われ始めたのではなかっただろうか。
現役で80年代を通過した自分としては、当時のi-Dを彷彿とさせる、とはいえ
当時だってこんな格好してなかったような気もするし、
ユニセックスというか、誰も真似できないよ!こんなの!
サービス120%はさすが韓国のアイドル。
このマークを80年代風と言い切ってしまうと、
時代を感じさせる、さてリニューアルと言われかねないが(言われないか)
是非、マンダムにはこのロゴで継続していただきたいと思う。
昨今はマイルド思考で、丸っぽい、グラデーションっぽい、やんわりしたシンボルマークが多いなか
マンダムのマークはエッジが利いている。
ちなみに85年から使われているアサヒビールのシンボルマークも右肩上がりの斜め。
斜めとは、垂直水平の既存の常識に対して疑問を投げかけ、社会に刺激を与える要素であり
「やり過ぎた時代」と思われながら、ファッションの要素として80年代風がたびたび戻ってくるのは
そうした刺激が求められているからであろう。
Super Juniorはヘアスタイルもすごいことになってるので、
マンダムのイメージキャラクターにどうだろう。