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日本航空の新ロゴ
 ライター渡部です。久々に相方宮後さんと取材をしてきました。JALのロゴが変わったら、そりゃ取材せねば!これ誰取材部行って参りました!

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 JALのロゴマークに鶴丸が戻ってきた。今年2月末から尾翼などに現れてきたが、新たに「日本航空株式会社」となった4月1日が正式な採用日となる。2010年より会社更生法の適用を受け、現在経営再建中の同社。社名も変更し、今回のロゴマークの変更は新しい出発のシンボルでもある。

 JALのロゴに関しては以前『デザインの現場』の連載の中でとりあげている。(書籍『これ、誰がデザインしたの?』p90参照))前代、前々代はランドーアソシエイツが手がけている。今回の鶴丸復帰の作者は誰?と日本航空に問い合わせてみたところ返ってきたお答えは「宣伝部です」。  

 会社再建中だけに外部発注が難しかったことが理由だが、これまでも外部に依頼したデザインを管理してきたスペシャリストが社内にいるのである。それが真下淳氏率いる宣伝部の制作チームだ。真下氏はJAGDAにも在籍するアートディレクターである。

「ロゴマークをリニューアルするという話が実際に動き始めたのは2010年の秋でした。様々なものを提案しましたが、開拓精神を持って初心に戻るという意味を込めて鶴丸のマークが選ばれたのです。しかし古いものに戻すのではなく、新しいイメージを与えることが重要。そこで鶴丸を再検討し、細かいところで微調整をしています」  

鶴の頭部がやや鋭くなりクチバシが上向きに、また羽根の切り込みが深くなっているのが特徴だ。中の「JAL」抜き文字は、以前よりも太くなっている。これは「JAPAN AIRLINES」の新しいロゴタイプと同じもの。視認性が高くなり、ウエブなどの画面でも見やすくなっている。  

機体、空港内サインから、紙コップや紙ナプキンまで、航空会社のロゴが使われるのは20万から30万アイテムとも。一気に変えるのはさすがに無理で、特に大きな機体の塗り替えはメンテナンスの機会と合わせて変えていく。すべてのロゴが変更されるまでには7,8年かかるという。デザインのリニューアルは発表されたら終わりなのではない。これからが始まりなのだ。



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↑新ツル丸と旧ツル丸の比較。赤いほうが新ツル丸。

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↑新ツル丸変更のポイント






◎歴代ロゴの変遷

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1代目 1953年~1959年 一般公募 JALの文字を飛行機を前面から見た形に見立てたもの。





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2代目  1959年~1989年
ジェット機の採用を受け作られた初代鶴丸。宮桐四郎氏(日宣美会員のフリーランスデザイナー、との記録あり)が原案を作り、アジア方面に強かったアメリカの広告代理店Botsford, Constantine & Gardner(吸収され現Ketchum)のヒサシ・タニ氏が製図。 70年代から航空会社のCI化が一般的になってくる。それまでは文字ロゴ、シンボルマーク、社章の使われ方はばらばらというのが普通だった。





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3代目 1989年~2003年 ランドーアソシエイツ 完全民営化を機会にロゴをリニューアル。使い方のあいまいだったロゴ、シンボルマークを文字ベースのロゴに一括。鶴丸は尾翼に残され、鶴丸マークを描いた飛行機は2008年5月31日まで続いていた。





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4代目 2003年~2011年 ランドーアソシエイツ 日本エアシステムとの統合によりロゴをリニューアル。





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5代目 2011年4月1日~
by dezagen | 2011-05-16 11:21 | これ誰取材記事