編集宮後です。
10月23日から凸版印刷の印刷博物館で
「世界のブックデザイン2009-10」展が始まっています。
海外の造本コンクールで受賞した書籍約240点が展示され、
実際に手にとって見ることができる貴重な展覧会です。
去年は異様なハイテンションでリポートしてますが、
http://dezagen.exblog.jp/12145085/
http://dezagen.exblog.jp/12145216/
今年はややおとなしめにご報告。
こちらは木活字の本『Plakat | holz | lettern』。
実際に木活字を刷った印刷見本。
木活字とは、文字通り木でできた活字で、
金属活字だと重くなりすぎてしまう
巨大サイズの文字を彫るためにつくられたもの。
なのでこの本はとにかくデカい!
そして発行部数60部、650ユーロ!
一転してこちらは繊細なクロスステッチの本。
日本だとかわいい路線に走ってしまいがちですが、
ヨーロッパだとこんなに大人な雰囲気に。
これはありそうでなかった、
タイトルの文字が小口まで続いているブックデザイン。
もう同じ手は使えないけどね。
展示は、印刷博物館で来年1月23日まで開催。
12月5日には美篶堂による製本ワークショップもあります。
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/101023/index.html