編集宮後です。
先日、渡部さんとこれ誰の取材をしてきました。
もうすぐご紹介できますのでお待ちください。
先週、六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで
開催されている「世界を変えるデザイン展」に
行って参りました。写真は金曜日に行われた
関係者向けオープニングの様子です。
この展覧会は、貧困問題、食料問題、環境問題など
発展途上国が直面する課題の解決につながるような
デザインとは何か、プロダクトとは何かを考えるもの。
会場には実際に使われているプロダクト
約50点が展示されています。
例えばこれは中に最大50リットルの水を入れて
転がしながら運べるタンク「Q Drum」。
発展途上国で水の運搬をする女性や子供の
労働負担軽減のためにデザインされたもの。
そしてこちらは汚水を浄化する浄水器「LifeStraw」。
水につけてストローのように吸い込むと
筒の中で水が浄化され、きれいな水が飲めるそうです。
(実際に試してみたかった!)
「デザインでこんなこともできる」という
新しい視点が見えるとても意義ある展覧会。
さーっとプロダクトだけ見てくるのではなく、
そのプロダクトがつくられた背景や効果を
解説したパネルもじっくり読まれることをお勧めします。
東京ミッドタウン・デザインハブの展示は
5月15日〜6月13日
アクシスギャラリーでの展示は
5月28日〜6月13日
カンファレンス、トークショウも開催されます。
http://exhibition.bop-design.com
p.s. このテーマについて詳しく知りたい方は、
『デザインの現場』2008年6月号特集
「世界を救うためにデザインができること」を
ご覧ください。
文=宮後優子