上野の芸大で明日から開催される
「資生堂・サントリーの商品デザイン展」の内覧会に行ってきました。
この展示は、社会提携事業の一環として
芸大が企業と一緒に開催している企画展で、
2005年に開催されたいいちこ展、2007年のJR展に続き、
今年で3回目を迎えるそうです。
今回画期的だったのは異なる2社の協同展であるということ。
各企業の思惑をいかに調整しながら一つの展覧会にまとめあげていくか、
関係者の方々のご苦労があったかと思います。
展示では両社の歴代の商品が交互に紹介されており、
飲料と化粧品という全く違う商品ながら、
一つの空間で調和していたのが感動的でした。
写真は1階の様子。
黒い空間に資生堂とサントリーの商品が交互に展示されています。
2階は一転して白。テーマごとの展示です。
(館内は撮影禁止。この写真は許可をいただいて撮影しています)
それぞれ社内にデザイン部を抱え、質の高いデザインを発信してきた
両社だからこそ実現できた協同展だったのかもしれません。
広告でも高い評価を得ている両社なので、
普通ならポスターやCMなどの広告展になりそうですが、
商品パッケージに絞って展示されていたあたりに
「商品で勝負するんだ」という決意が感じられました。
下の写真は、同展のカタログ。
デザインはデザイン科准教授の松下計さんです。
緑がまぶしい芸大構内で撮影してみました。
都会とは思えないほど、癒されます。思わず仕事を忘れました。
展覧会は、5月13日(水)〜6月1日(月)まで
東京藝術大学大学美術館陳列館で開催。
http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2009/design_ss/design_ss_ja.htm
reported by miyago
by dezagen
| 2009-05-12 23:41
| 展覧会
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