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シンガポールのサイン
ライター渡部のほうです。

シンガポールは旅行者にとって、使いやすい国だ。
とはいえ、ここ数年で変わったという印象。

15年ほど前だったか、観光ガイド冊子を作るための取材旅行の際は、タクシーを使っていたが、タクシーを止められる場所が決まっているので、猛暑の中その地点まで歩いたり、突然の雨の時は全然止められずに足止め。
公共交通に関しては、MRTがそれほど伸びておらず、バスは現地の人でなければ把握できない、という状況。

が、ビバ!スマートホン!
シンガポールの公共交通(特にバス)はアプリですぐ調べられ、最寄りバス停、掛かる時間などすぐ分かるようになった。
バス停のサインもシンプルながら分かりやすい。

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ちなみにMRT駅前タクシーのサインは大きすぎると思う…。
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が、これくらい大きければ誰でも分かるな。
MRTもかなり拡張されていた。ただし、駅まで行くのに猛暑の中疲れる、ということもある、が。

交通関係ではないけれど、工事中のサインが「はたらくおじさん」風でよかった。三角の中にクレーンを動かすおじさん。
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# by dezagen | 2016-08-23 02:00
シンガポールの日用品+食品パッケージ補足
ライター渡部のほうです。
まだ、ブログ制作画面の新しい使い方に慣れない!けど。

シンガポールで見た日用品のこと。
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雑貨屋+ケータリング用品店にて。左側の棚の上に乗っているハンガーの色は、シンガポールのプラスチック用品でよく見る色。
若干グレー掛かった鈍目の赤で、屋台の食器、プラスチックの袋、ビニール紐など、生活のそこかしこで見る色。
こういうプラスチックの生活用品の色というのは、意外に意識していなくても身についているようで、日本だと薄い水色やピンク(最近あんまり使われなくなったけど)が普通に使われているので、海外で違った色を見るとなんとなく違和感を持つ。

そういえば、食器洗いのスポンジは各国どこへ行っても黄色のスポンジに、ざらざらした緑、というのが普通。どこがオリジナルなのだろう。

ほうき
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海外に行くとほうきが気になる。
知人友人に聞くと「私も〜!」という人が意外に多いことに気がついた。
とはいえ、大概大きすぎて持って帰れない。
サー・テレンス・コンランは各国のほうきコレクションをしていたが、今も続いているんだろうか。ならば、展覧会を開いて欲しい。

緑茶効果をアピールした緑色の歯ブラシ。こんなにアピールしなくてもいいくらい茶葉アピール。
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分度器を思わせるハンドソープ。手を洗っているうちにソープの色が変わってくる、という商品なので珍しいなーと買ってみたら、単に透明の液に緑色の粉の固まりが入っており、緑色の粉が溶けて緑色に変わる、という、ひどくアナログなものだった。
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「ゴールド」なボディーソープ。別に金粉入れなくていいと思うけど。これも金粉が溶けて、金色の液色に変わります、とか言うんだったら面白いな。
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日本人の心をくすぐるママレモン。特に下の中国語版の形態がいい。
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アメリカでも不思議だった、殺虫剤パッケージの脱臭スプレーっぽいイメージ。ピンクのCOMBAT。部屋の脱臭剤として使ってしまいそうだ。
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日本の衣料用洗剤トップもシンガポールではこの大胆な色!
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概して東南アジアでは、強そうな洗剤が好まれる。ちなみに一気に沢山洗うためであろうか、サイズは大きめ。これは2.8kgサイズで、4.4kgサイズもある。

赤い顔のお姉さん。エプロン光ってる。
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BBQ用の炭にもコックさんが。食品回りのパッケージイラストにコックさんは不滅です。
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食品のパッケージのところで書こうと思って忘れていたもの。
シンガポールのスーパーマーケットチェーンFair Priceでは海外のスーパーマーケットのプライベートブランドも売られている。
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上がベルギーにベースを置くDelhaize。下はイギリスのTESCOの商品。
基本的に、プライベートブランドはそのスーパーマーケットチェーン及び、系列店が使うものだが、契約により、他の店(チェーン店)でも一部の商品が販売されることもある。そのプライベートブランドへの信頼、知名度あってのことだろう。

最後。
世界のマヨネーズ容器は、瓶か、固めプラスチックボトルの逆さまタイプかがほとんど。たまにドレッシングボトルタイプもある。日本(と、韓国)の柔らかスクイーズボトル式はマイノリティだが、最近、キューピーが世界展開を頑張っているためか、日本の形も徐々にポピュラーに。
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とはいえ、シンガポールはイギリス文化が根付いているためなのか、ガラス瓶タイプが多かった。
今後どうなっていくのだろうなあ。


# by dezagen | 2016-08-23 00:56 | プロダクト・パッケージ
シンガポールのパッケージ
ライター渡部のほうです。
ブログの制作画面が変わったのに着いて行けない。なんか変な文字になってるかもしれないけど、失礼。

シンガポールに2泊3日で行ってきた。
トランジットでは何度か使っていたが、本国に来るのは久しぶりのような…(うろ覚え)。

シンガポールのスーパーマーケットデザインに関しては、以前もブログに書いた記憶なので、内容にダブりがあるのはお許し下さい。

ランダムに。

缶詰ブランドNew Moonのマーク。お変わりなく。
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スーパーマーケット、茶飲料の棚。
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もともとペットボトル(それより前は缶や紙パック)のお茶は普及しているのだが、さらに幅が広がっている。

シンガポールは、そもそもが土地が小さく、農産物や工業品など輸入に頼っている部分がほとんど。マレーシア、インドネシア、タイ、オーストラリアなど近隣諸国や、移民(といってもかなり昔から、な話だけど)の母国(という言い方が正しいのかどうか)である中国、インドのものも多く入ってきている。

特にタイ、マレーシア、インドネシアの茶飲料が目立つが、日本もコカコーラの「綾鷹」が出ていた。一番上の胴体がくびれているタイプの緑茶。
色味ですぐ分かると思うが、フレーバーティーがほとんど。フルーツ系が多く、ブレンドするお茶も紅茶、ハーブティーなど様々なので、日本の無糖中心の茶飲料とはかなり違う感覚。

日本のものといえば、シンガポールは東南アジアの中でもかなり日本のものが、スーパーマーケットで普通に流通している国の一つだと思う。
カップ麺のコーナーで、カップヌードル。前は発砲スチロールのカップに紙のスリーブを巻いているタイプだったけれど、今は紙のエコカップ。
日本と違うのは、シズル写真があること。あとはフレーバーが違う(おいしい…)。
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グリコのポッキー、プリッツ。一番上は中国で人気が出たPejoy(変な言い方ですが、ロッテのトッポみたいな、筒状のプレッツェルの中にチョコレートフィリングが入っている商品)。
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チョコレート菓子と言えば、シンガポールと(確か)マレーシアで良く見るチョコレートウエハース。
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これ、確か、外で食べてもチョコレートが溶けなかったような気がする。今度見たら買ってみよう…。
味は推して知るべし。

チョコレートなぞ、店頭に並べただけで溶ける、買って店から出た途端に溶ける、東南アジアでのチョコレート愛は日本のそれとはかなり違うのだけれど、年々、どこの東南アジア諸国に行ってもチョコレート製品が増えてきている。
冷房化された店に車でお買いもの、という消費者が増えているためだろう。
それにしてもこのパッケージの文字は強そう。食べると強くなりそう。

私だったら、おいしいお米、じゃないほうを買う。
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藁はデコレーションのはずだが、商品名が見えないどころか、そのものが何だか分からない。
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イタリアのパスタ、ファルファッレっぽい。が中国のほうが起源だという説もある、ということをアピール。胡蝶粉。
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でもビーフンは間違いなくアジア圏の文化だと思うが、
トマトソースで食べたくないな。

ハラール系の店で。
お前に私のパワーを与えて上げよう、みたいなポーズを取っているこの人は誰なんだろう。
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シンガポールの民族割合を見てみると、中華系74%、マレー系13%、インド系9%、その他3%。(外務省HPより)
宗教は仏教、イスラム教、キリスト教、道教、ヒンズー教など。
東京23区を会わせたくらいの小さい国の中に、全然習慣の異なる人々が平和に暮らしているわけだが、中華系が好きな豚はイスラム教徒がほとんどのマレー系の中では禁忌のもの。ヒンズー教では牛が神聖な動物であり、ベジタリアンのインド系の人々も多々。というわけで、特にイスラム教に則ったハラールの食品はスーパーマーケットでもきちんと分かれていることが多いし、マレー系の多い地区ではハラール専門の店が多い。

というところで見た、多分、油、なのだが。
このお兄さんかおじさんの真面目すぎる顔と、パイナップルに見えるボトルの意味が分からず。
食用じゃなくて、他の用途の油なのだろうか。

これも同じくハラールのお店の万能薬的なもの(のはず)。
メーカーはバラバラなのに同じ緑のキャップであるところが面白い。
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上述したように、多様な民族のいる中では、一番人気、もしくは無難な肉は鶏であるが、シズル写真における鶏のプレゼンテーション。
首付。丸鶏。
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こっちは背中見せ。
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こっちは脚見せ。どっちがおいしそうに見えるんだろうか。
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次はちょっとレトロなものを。
シンガポールは法律が厳しく、国としての方向性がびしっと決められているところを見ると、国策ブランディングの最も行き届いた国、という印象を受ける、が、スーパーマーケットのブランディングはお世辞にもいいとは言えない。
前述したように、様々な国のものを輸入し、自国のものは少ないため、店のブランディングがきれいに出来ても、中の統一感はなし。

すっごいシャープな今時なものもあれば、50年くらい変わってなさそうなものもある。一番最初のNew Moonは1959年創業だそうだが、多分その時代から変わってないんじゃないだろうか。

アーモンドパウダーにビビアン・リー的な。
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このHUP SENGブランドはマレーシアのブランドだった。
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いつも見る度に「買いたい」と思わせる、レトロなんだけど古くさいというよりは伝統感を感じさせるいい例。創業1958年。

これは前にもブラログに乗せたような気がする、魚の扇。
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アーモンドシロップ。
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小さすぎて分かりにくいかもしれない、tea dust=茶クズのパッケージ。
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茶葉を製造する時の、最低グレードになる(もしくは小さく砕けてしまった茶葉)茶クズは、煮出してコンデンスミルクと混ぜ、テー・タリックというものを作る。
シンガポールやマレーシアの昔ながらの茶屋(コピティアム)で飲まれているもの。

家で作るゼリーのTORTALLY ブランド。
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真っ正面のシンメトリーなゼリー。ゼリーって昔は贅沢なデザートだったなあ。

インクに見える、着色料、エッセンス類。
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どうでもいいけど、こういう小さいパッケージの表示は段々見るのが辛い、老眼。
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レトロなパッケージでおなじみなブランドが、少しリニューアルしていた。ピーナツ売りのおじさんの恰好。左が前からのもの、右が最近のもの。まあ、ピーナツ売り自体もういないけど。
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まずはこんなところで。

# by dezagen | 2016-08-22 21:45 | プロダクト・パッケージ
DesignTalks 02 「『これ、誰がデザインしたの?』取材裏話」トークイベント開催のお知らせ
本とデザインにまつわる浅草のスペース「Book&Design」でトークイベントを開催します。本ブログ「これ、誰がデザインしたの?」開設8周年を記念して、ライターの渡部さんと編集の宮後が取材裏話をお話します。身の回りのロゴやパッケージがどのようにデザインされているのか、知りたい方はぜひ!


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(8月19日追記)
この告知の最後に過去に取材したものリストを追加しました。

(8月22日追記)
トンボ鉛筆様より来場者の皆様へ素敵なプレゼントがあります。
(お渡しするのは写真のどちらか一方になります)
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出演:渡部千春(デザインライター、『これ、誰がデザインしたの?』著者、東京造形大学准教授)
(聞き手:宮後優子[編集者、元『デザインの現場』編集長])

日時:2016年9月4日(日) 16:00〜17:30

場所:Book&Design
(東京都台東区浅草2-1-14 2F/最寄り駅は東京メトロ銀座線、都営浅草線、東武スカイツリーラインの浅草駅です。朝日信用金庫となりの4階建てビルの2階です)

定員:先着順 30名、要事前申し込み

会費:1000円(1ドリンクつき。当日会場でお支払いください)

内容:
デザイン専門誌『デザインの現場』で2000年から連載を開始し、書籍化(2冊)ののち、Excite ismの公式ブログとして継続している長寿連載「これ、誰がデザインしたの?」。ロゴやパッケージなど、身の回りのものがいつ誰によってデザインされたのか、当事者を取材する記事としてスタートし、16年間で100以上の企業やデザイナーを取材。これまでに、企業のロゴや、ビール、カップ麺、お菓子のパッケージなど、誰もが知る定番デザインの意外な誕生秘話を紹介してきました。
Excite ism 公式ブログ「これ、誰がデザインしたの?」
http://blog.excite.co.jp/dezagen/
過去に取材したもの:日本航空のロゴ、キリンビール、カップヌードル、ポッキー、キャンパスノート、MONO消しゴム、アラビックヤマト(やまと糊)、パスポート、年賀はがき、切手、プロ野球のユニフォーム、サッカーチームのロゴなど

今回のDesignTalksでは、デザインライターでこの本の著者である渡部千春さんをお招きし、取材に同行した担当編集者が聞き手となり、取材の舞台裏についてお聞きします。記事には書けなかった取材時のエピソードなども交えて、普段は聞けないお話をしていただく予定です。デザイン関係の仕事や勉強をされている方はもちろん、デザインに興味がある方々もふるってご参加ください!

会場は、本とデザインにまつわるイベントを開催するスペース「Book&Design」(「浅草デザイン蚤の市」会場)です。蚤の市で販売した各種デザイン雑誌のバックナンバーも直接手にとって見ていただけます(販売あり)。今後は、さまざまなゲストをお招きし、本とデザインに関連したイベントやセミナーを不定期開催する予定です。

申し込み方法:
参加ご希望の方は、お名前、参加人数、メールアドレス、携帯電話など当日のご連絡先(緊急連絡用)、渡部さんへの質問(質問がある方のみでかまいません)をご記入の上、以下の宛先までメールでお申し込みください。折り返し、受付完了のお返事をいたします。会費は当日会場でお支払いください(1万円札はご容赦ください)。お申し込み後、欠席される方はお手数ですが、ご連絡いただけますと幸いです。

 申し込み先:y.miyago(アットマーク)gmail.com
 件名:DesignTalks 02申し込み


(8月19日追記)
過去に取材したものリスト:

『これ、誰がデザインしたの?』
歯ブラシ、乾電池、キャンパスノート、三菱ユニ、ハイマッキー、チャーミー、タバコ、カップヌードル、菊水、ヤクルト、ほんだし、キリンラガービール、カール、百貨店の包装紙、紀ノ国屋、日テレのマスコット、toto、プロ野球のユニフォーム、JAL、ドトールコーヒー、ロンドンの地図A-Z、パスポート、成田国際空港、JR東海、郵便はがき

『続これ、誰がデザインしたの?』
ポッキー、サントリー烏龍茶、牛乳、紙おむつ、ジャポニカ学習帳、MONO消しゴム、アラビックヤマト、オーバンド、公衆電話、初期の携帯電話、デザインケータイ、東北楽天、PASMO、TOP’S、Pasco、週刊新潮、名作ロゴ、Jリーグ、出版社、ファストフード(ケンタッキーフライドチキン)、銀行、日本郵政グループ

『Typography』01〜06
トンボ鉛筆のロゴ、NHKスタジオパークVIのリニューアル、日本たばこMEVIUS、超変換!! もじバケる、切手のデザイン、日本航空のVI

これ誰ブログ
オキナ Project Note、メイトーのホームランバー、オリックスバファローズのユニフォーム、美術大学・専門学校のロゴ、ライオン事務機のテープカッター、東京オリンピック招致ロゴ、ツバメノート、鈴廣かまぼこのデザイン、仙台の七夕まつり、マルマンのスケッチブック
# by dezagen | 2016-08-19 07:39 | イベント | Comments(0)
仙台七夕まつり 鐘崎の七夕飾り
編集宮後です。以前、箔押しマスキングテープの取材をさせていただいたデザイナーの小玉 文さんが仙台七夕まつりの七夕飾りをデザインされたとうかがい、詳細をお聞きしました。

仙台七夕まつりは東北三大祭りの一つで、江戸時代初期から続く歴史ある伝統行事。8月6日から8日の3日間、仙台中心部の商店街に約3000本の七夕飾りが飾られ、約200万人が訪れるというビッグイベントです。

仙台で笹かまぼこの製造・販売をしている会社「鐘崎」が「七夕飾りをもっと魅力的にしたい」と、2014年から「未来の七夕プロジェクト」をスタート。若手実力派のデザイナーに七夕飾りのデザインを依頼し、今までにない七夕飾りの制作に着手したそうです。一昨年と昨年は髙谷廉さんが、今年は小玉 文さんがデザインを担当。「斬新な印象の七夕飾りをつくりたい」というクライアントの期待に応えるべく、デザインの挑戦が始まりました。

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小玉さんは笹かまぼこを白い提灯で表現し、かばぼこの原料となる「きちじ」という魚が昇っていくようなデザインを提案。仙台の七夕飾りにはビニールなどの素材ではなく、すべて紙を使うことから、魚の部分にはファンシーペーパーの「タント」を使用。折り紙の専門家に依頼して、きちじの形になるように紙を折っていただいたそう。かなり緻密に魚の形が再現されています。

1本の七夕飾りに9色のタントをグラデーションで使用し、50匹の魚を設置。飾りは全部で5つあるので、合計250匹の魚が天に昇っていく様子は圧巻です。魚の下の吹き流し部分には、人にあたっても痛くないよう、柔らかい和紙を使用。和の雰囲気を保ちながらも、見たことのない斬新なデザインに仕上がりました。コンテストでも見事、金賞を受賞し、「鐘崎さんならではのものが出せて良かったです。文化事業にも力を入れてこられた鐘崎さんの心意気がこの七夕飾りで伝わるといいなと思います」と小玉さん。


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毎年、似たような七夕飾りが多いなか、惰性にならず、常に新しいことにチャレンジしていきたいという老舗企業の心意気とそれに答えたデザイナーの仕事。従来、デザインされてこなかったところにデザイナーが関わった事例として興味深くお話をうかがいました。このような取り組みはぜひほかでも見てみたいと思います。


# by dezagen | 2016-08-17 18:30 | これ誰取材記事 | Comments(0)