松江にツアーに行った時に島根県立美術館に行って来ました。
湖のほとりに建つモダンなミュージアム。
所蔵品にギュスターブ・クールベの『波』がありました。昔、教科書で見た…
今回、傷彦が惹かれたのは二人の写真家。
一人目は「植田正治」です。
作品は主に砂丘で撮影されたもの。砂丘で、家族やモデルなどを撮った写真です。
昭和20年代の写真ですが、まったくもってモダン。
白い砂丘の上ではすべては清潔に漂白されたように見えます。
もうひとりは「杉本博司」。
画面は半分より上が白。
半分より下が黒。
そんな写真が10枚以上並びます。
正直、全部同じ写真に見えるのですが、全部違う海を写しているのです。
近付いて見ると確かに波の立ち方や、空に浮かぶ雲が違います。
ほとんど同じに見える海を撮り続ける…そのこだわりが素敵です。
ちなみに「劇場」シリーズも雰囲気があって良いです。
愛ゆえに!
◆by傷彦◆