execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

カテゴリ:アイスランド旅行お裾分け情報
  • 今年のアイスランド・エアウエイブスにシガーロス出演決定!オーロラも見られるか?!
    [ 2012-05-08 23:28 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:最終日(2:最終回)再びビョーク他、人気者バンド満載で終盤へ!
    [ 2011-12-04 01:20 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:4日目(2)ブルーラグーンでもライブ!パスカル・ピノン、サマリスも!
    [ 2011-11-24 23:16 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:4日目(1)民家でのDJパーティに屋外ライブ、FaMR取材も!
    [ 2011-11-22 23:24 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:3日目(3)番外編は注目のUtidur、Zun Zun Egui,Bloodgroup!
    [ 2011-11-19 01:35 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:3日目(2)絶好調の夜は趣味のアーティストと初体験のメタル・ライブ!
    [ 2011-11-18 00:50 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:3日目(1)金曜の夜に注目若手バンド・ライブを見放題!!
    [ 2011-11-17 23:38 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:2日目(3)番外編はムギソン、キラキラ、ヨハン、何でもあり!
    [ 2011-11-14 00:06 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:2日目(2)ハルパで交響楽団との共演、日本のMI-GUも大活躍!
    [ 2011-11-13 16:26 ]
  • アイスランド・エアウエイブス2011:2日目(1)お気に入りのSin Fang, Hellvar, Svavar等からスタート!
    [ 2011-11-12 23:47 ]
今年のアイスランド・エアウエイブスにシガーロス出演決定!オーロラも見られるか?!
シガーロス、2012年アイスランド・エアウエイブス出演決定!


 今年のアイスランド・エアウエイブスではシガーロスが演奏します!アイスランドでシガーロスが見られる!!

 シガーロスのライブですが、内容はニュー・アルバムからの曲に加えて、近年演奏をしたことがなかった旧譜からの曲もかなりやるような気配。11人編成だそうなので、きっとアミーナやブラス・セクションもいるのかな?と今からワクワクしています。

 というニュースが入ったため、即時対応して、チケットは取れる体勢になりました。一般売りは6月からだそうですが、さて、どの程度のチケ争奪戦になるのか・・・。去年のビョークの時は、追加の公演もあったため、アイスランド・エアウエイブス中のチケットは24時間程度で無くなっていましたが、その他はもう少し時間的に余裕がありましたっけ。

 そして勿論、今年も「アイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアー」を行います!このツアーも今年で7年目で7回目。名物になってきた、シガーロスのスタジオ見学も例年通りに予定していますので、シガーロス・ファンの方は、ぜひこのチャンスにアイスランドを訪れてくださいね!

 旅行説明会は来週火曜日(5月15日)に行い、その後は私がアイスランドから帰国した6-7月に行います。 

<<アイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアー2012 説明会>>
日時:5月15日(火)19:00~20:30

場所:株式会社 ツムラーレコ-ポレ-ション
     ネットトラベルサービス
最寄駅:JR山手線・京浜東北線 田町駅(徒歩4分)
〒108-0023 東京都港区芝浦三丁目8番10号MA芝浦ビル7階
 地図は ">こちら

予約方法: お名前とメールアドレス、参加希望日、
参加人数、緊急連絡先電話番号をお書き添えください。参加確認をご返信致します。御参加者には、当日の連絡先電話番号を個別にお伝えします。
※現在、ご予約はメールのみでの対応になります。ご質問等もメールでお願い致します。
メールアドレス:iceland.airwaves.jpn@gmail.com

 今年のアイスランド・エアウエイブスは本当にワクワクですね!それに加えて、オーロラも当たり年と言われているので、オーロラ&シガーロスという至福の時になるか・・・・はお天気です!

 そういえば、アレックスが加入していたパラシューツのTシャツや、シガーロスの新作のアートワークを手がけたインガがデザインしたTシャツ等、かなりお宝をショップに出しています。
 狙い目は1000円や1500円以下のアルバムで、解説を読むだけでも結構面白いのではと思っています。まだご覧になっていない方はぜひ見てくださいね!(小倉悠加/ Yuka Ogura)





                                                新装レアレアもあるセール中!↓



こどもの音楽再生基金

by icelandia | 2012-05-08 23:28 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2011:最終日(2:最終回)再びビョーク他、人気者バンド満載で終盤へ!
  2011年アイスランド・エアウエイブスのレポートもこれが最後になりました。私の長ったらしいレポートにお付き合いいただき有り難う御座います!
 私は2003年からこのフェスに通い詰めていますが、去年の盛り上がりも驚いたけど、これほどの規模感と充実感を誇ったのは今年が初めてで、何のかんのと言いながら、やはり国立コンサートホールのハルパが出来たことは大きかったと思います。
 ただ、楽しみ方をよく考えないと、ハルパだけに入り浸ってしまうと、あれこれ(場所もバンドも雰囲気も)雑多に楽しむことを損なうので、そこらへんは私自身の課題でもあります。なので、来年のツアーはそこらへんを踏まえて、内容を変更する予定。
 
  前回のレポートはこちら
  さて、最終日の夜は日曜の夜でもあり、次は月曜日の平日になるため、本当に超まったりでチルアウトするだけでオッケーなはず。ではあるけれど、メインも4会場でやっているし(これまでは1-2会場のみとかDJだけとか)、オフ会場も夕方からかなりガンガンやっていてびっくり。
 
 夕食でお腹いっぱいの私はビョークを見るためにハルパへ。前回は着席でしたが、チケット発売当初、どのような席順になるか分からなかったこともあり、今回は立ち見にしておきました。
 ハルパに到着すると、どこからともなく12Tonarのオーナーが出てきて、

「今日は、販売手伝ってくれるんだよね?!」と真顔で私に尋ねます。
「もちろんその予定。でも、ライブ前はダメよ。席取りしたいから。ライブ後ね。それから前回日本人が多かったけど、今回はそれほど多くいないと思う」とも。
 どうやら前回、彼のTシャツ売り場に日本人が数多く詰めかけ(有り難いことです!)、コミュニケーションに苦労したのでしょう。その点日本語ペラペラの私がいれば、便利ね(と私も思ったので、手伝うって言ったんだけど)。
 「あのさ、販売の場所が少し変わったから」
 「あらま、どこへ行ったの?」
 「前回の向かい側。この前の場所は、僕らが販売してるとケツが表を向くことになるから、あっちのドリンク・スタンドで働いている女性から苦情が来てね。”ラウルスの汚いケツを見せないでくれ”って」
 「(笑)」
 相変わらず彼はおもろい。でも、階段のところからよく見える場所に、お尻が揃っていたのは事実なので、確かにあの場所で販売するのは、アイスランド人でもどうかと思ったということなのでしょう。了解。

 で、早速ビョークの会場へと急ぎます。今回は立ち見だし、絶対にあの場所をとってやろうと狙っている場所があるので、そこへ直行。すると、既にツアー仲間の方がそこを陣取っていらっしゃり、心優しく私をそこに入れてくださいました。ありがと〜〜!!!
 そこはもう超かぶりつきの最前列で、前にいるのは、コーラス部の先生みたいで楽譜をめくってる。パーカッションにも至近なので、ビョークがこの付近に来ると、ほんの2-3メートルしか離れていないという感じ。
 
 ライブの内容は前回と変わらず、自分のポジションだけが変わった感じでしたが、さすがにこれだけ近いと、例えば途中でワインを飲んだり、シュシュって鼻に薬を入れたあとにタオルで抑えたりとか、つまーんない細部が分かって微笑ましかった。
 それから、前回は着席で大人しくしていたけれど、今回は立っているのでノリノリでDeclare Independenceの「higher! higher!」をいっしょにやれたし(これ、すごーくやりたかったんだぁ!)、なので満足。
 客席のリアクションがちょっとイマイチかとも思ったけれど、でも、ビョークは声もよく出ているし、私は『Biophilia』のコンセプトは大好きなので、まったく問題ありません(でも、その数日後の水曜日に見たヤツの方がもっとよかったけど)。

 ビョークは写真厳禁なので、写真がなくて失礼。その代わりというか、これがセットリストです。アイスランドの初日と演奏曲目は同じ。

 そして、約束通りTシャツ売り場を手伝いました。が、初日ほど人は来ないし、それでも数名寄っていただいたようで有り難う御座いました。
 アイスランドのライブ会場で売り子さんをやるのも楽しいです。英語で通じるし。

 で、人があまりいなくなったところで私もそこをお暇して、最後の最後はアイスランド・エアウエイブスらしく盛り上がろうと、定番のライブハウスであるNASAヘ。
 この日のNASAのラインアップが一番ポピュラーなバンドが多く、人気バンドを見るならNASA、ちょいとコアなものを見たい場合はAmsterdamでした。Amsterdamでは80年代から活躍しているバンド名があったので、私自身は興味津々でしたが、身体がふたつないので、確実に楽しく盛り上がれるNASAを選択。
 
 ハルパでビョークがやっている間に、NASAではアルバム『 Leikur fleiri islenzk log 』で話題沸騰のDJ・Hermigervillが登場。その次に激しいパフォーマンスがお約束のReykajvik!がしっかりと盛り上げます。
 
  Reykjavik! というバンドは、大学で哲学を学ぶ学生で結成。音楽はコンセプトとして、ロックンロールで壊れるというのが哲学らしく、ブチギレ系のヴォーカルです(笑) 

 私は次のレトロ・ステフソンから間に合いました。このバンド、中学生くらいの時から知ってるので、ホント、大きくなったぁ。

  盛り上げ方もすごく上手になり、まだ二十歳そこそこで若いけれど、中堅所のしっかりしたライブを見せてくれます。

  お客さんもノリノリ。


 次に登場したのはヒャルタリンで、バンド歴としてはたぶん前のレトロ・ステフソンの方が長いか同じくらいか。でも、年の功(?)もあり、音楽的にはこちらの方が大人っぽい 

 最近ヴォーカリストとしてGusGusにも加入した、ホグニ。

  大ヒット曲を排除し、最新アルバムの『Teminal』からの曲を中心に演奏。 

 どことなく抑えた感じのパフォーマンスで、もしやイメチェン?という感じがしないでもなかったけれど、元来彼らにそれほど浮いたところはなく、音楽学校の仲間で結成しただけあり音楽の基礎もしっかりしているので、アーティストとして着実な成長ぶりという印象でした。
 
 ん?あらま、シバノさん、フォトブースに入ってノンビリ座っている私を撮影してたのね。私が着ている赤いTシャツはビョークのツアーシャツ。暑いので、セーターを腰に巻いてる(笑)。もっと暑ければ、タートルをその場で脱いで、Tシャツだけになれるようにしてあるのです。

  このフェスは脱ぎ着できる格好にしておくのが大切。
 でもって、手前でビデオを回しているのは、2009年のアイスランド・エアウエイブス・ドキュメンタリー『Where's the Snow?』を撮影したボウェン君。

 で、これで今年のエアウエイブスは締めようとしたけれど、翌日はバスに座ってノホホンとしていればいいだけなので、欲張ってあと1箇所だけ寄ることにしました。そこでやっていたのが、絶対的にライブ上手を誇るマムット! 

  典型的なライブハウスのギグで、ヴォーカルのカッタは迫力もあるし、可愛げもあるし、健康的にセクシーだし、このバンド、ホントどこでどう見てもいいわぁ。最高!
 あぁ、このバンドが最後でやっぱりアイスランド・エアウエイブスは最高ね、ということで外に出ようとすると・・・ん?ん??あれは、アレックスだ!

 ヨンシー&アレックスに、インガ経由でサインをお願いしていることもあり、誰にも捕まえられないうちに早く帰ろうとしている様子がありありと分かるけど、話しかけさせてもらいました。アレックスは私の顔は知ってるし。
 
 しっかしミーハーしてツーショットを撮らせていただきましたが、あまりにも化粧気のない顔なので、割愛(失礼)。その代わり、とびきり素敵なアレックスのポートレートをシバノさんが提供してくださいました。アレックス、ラブだわぁ(笑)。

 その後、「お疲れ様でした!」とシバノさんとは分かれたのですが、なんと、あれだけフェス中に捕まえようとして時間がないと延期、延期になって諦めたReykjavik!のギタリストであり、英語情報紙Grapevineの編集長でもあるホイクルがいた!
 捕まえるならこのタイミングしかないので、疲れ切ってる&かなり酔ってるホイクルを引き留め、シバノさんに電話をかけて戻ってきていただき、ビデオを回せる場所をテキトーに探し取材をさせてもらいました。
 フェス中は誰でもそうですが、特に音楽関係者は睡眠時間が・・・無いほど忙しい!彼は毎日情報紙を臨時で出さなければならず、その上Reykajvik!のギタリストなのでライブもあり、この一週間ほど平均2-3時間しか寝ていないそうで。
 それでも快く協力してくれたホイクルに感謝。ドロドロに疲労困憊の二人です。精力的に写真を撮ってくださったシバノさんにも限り無く感謝。日曜日にしては、ちょっとがんばり過ぎたかな。でも、ま、いいですよね!

 今年のエアウエイブスも忙しかったぁ、充実してたぁ。ツアーのお客さまも、ものすごく楽しく過ごし、その上オーロラツアーに出た人はすごく素敵なオーロラも見たそうで、大満足だったようです。みなさま、本当にお疲れ様でした&有り難う御座いました!

 今年のレポート長かったけど、しっかり最後まで書けてよかった。でも、帰ってきて時間が経つと、かなりいろんなことを忘れていたりして・・・。私の長ったらしい文章はともかく、写真だけでも楽しんでいただければうれしいです。
 長々とレポートをお付き合いいただき有り難う御座いました。が、実はまだ続くのです。ウフフ・・・。(アイスランド・エアウエイブスの初日のレポートに戻る)(小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アイスランドの素敵なクリスマス・アルバムあります!↓



by icelandia | 2011-12-04 01:20 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2011:4日目(2)ブルーラグーンでもライブ!パスカル・ピノン、サマリスも!
前のブログはこちら
 今回は私が夜のお勤め(?)をサボッたため、早々と番外編です。で、この日はブルーラグーンでのChillイベントがありましたが、写真担当も私も誰も行かなかったという・・・。このイベントは、DJや生演奏を聴きながらブルーラグーンを堪能することができる素敵な催しですが、フェス前にブルーラグーンへは行ったし、これに参加すると他のことができなくなるので、残念ながら仕事組はレイキャヴィクに残留。

 ちなみに、こんな感じです。これは私が前年に撮影したスナップ。広いでしょう!

 で、DJブースの周囲にゴシャっと人が集まり、ワ〜っと盛り上がります!

 でも、私達は行かなかったのです。はい。

 その間に前回のブログに書いたようなことをしていました。で、今回の番外編(私は見てなくても写真家のシバノさんが撮影してくださったもの)を撮影後。シバノさんはなんとレイキャヴィクでオーロラに遭遇。何とか上手に撮影したいと、 夜中以降はそれに奮闘なさっていたそうです!

 こちらはReykjavik BackpackersでのVigriというグループ。なんでも、前夜にシバノさんがハルパで絡まれた5人組だそうで、「写真を撮りに来てほしい」と言われてCDを渡されたそう。・・・っていう強引な写真家の勧誘が通るのですね(笑)。

 トロンボーンやホルンなど、ロックらしからぬ楽器が入っているところがいかにもアイスランドらしいグループだったということです。
 
 この後、ほとなく私とシバノさんは合流しているので、前回のブログに書いたところまでは行動が同じ。その後シバノさんが撮影したのは・・・おっと、For a Minor Reflectionの取材時に、こんなのを写してくださっていたのですね、有り難う御座います。

 これはパスカル・ピノン。私はハルパで見ましたが、こちらはGlambarというバーでのライブ。たぶん彼女達もこちらの方がリラックスして、いつもの調子で演奏できたのではと思います。



 こちらはNASAでのKiriyama Family。映画『スクリーミング・マスターピース』に登場したNilfiskの元メンバーが何名か入っているグループで、フェス前に私がKEXへ行った際にPVを撮影したグループでもあります。
 NASAならすごく盛り上がったことでしょう。カラフルな音色で楽しいポップなグループです。

去年に引き続きStafraen Hakon登場。一番手前にラウルスが映ってるけど、彼とお茶ができなかったのは、ここ数年初めてでした(個人的なことだけど)。
  去年のアルバム『Sanitas』中心の演奏はすごくよかったなぁ。今でも思い出します。今年はヴォーカル無しだったらしいけど、透明感があり、音響系の広がりもあり、アイスランドらしいサウンドで評判も上々のよう。

 ギターのこの人がStafraenn Hakonことオーラブル・ヨセフソン。

 以前のグランド・ロックはFAKTORYという場所になっています。

 そのファクトリーでの Captain Fufanu。エレクトロニカ2人組。この前のゴースティギタル(元シュガーキューブスのエイナール率いるユニット)の熱気を引き継ぎ、激しく動き回りながらのパフォーマンスだったそう。

 こちらは同じファクトリーでも地下の会場のサマリス。パスカル・ピノンのヴォーカル、Jofridur Akadottirを含む2名の女性と男性1名でのユニット。今年のアイスランドの新人バンド合戦の勝利者でもあるのですね。さすがにいい感じのデモを作っています。生演奏は、重低音がきいたエレクトロニカ。

 パルカル・ピノンとサマリスではイメージを使い分けているのか、こちらはお化粧バッチリで妖艶な感じ。このユニット、どこの会場でも大評判。

 今年一番人気の新人 of Monsters and Menのハルパ会場ライブ。人気バンドは人が入りきらなくて困るので、ハルパがちょうどよかった。

 こちらが女性のメインヴォーカル。

 男性のヴォーカルがこの人。

 会場もいい雰囲気でよかった。

 そしてシバノさんは、ハルパ会場の外でオーロラが出ているのを見て、撮影に挑んだそうです。でも寒くて、風が強くて、なかなか・・・ということだったので、その写真を見せていただけるかはわかりません。が、期待したいな!

 アイスランド・エアウエイブス、まだ続きます。次回からが最終日になります!(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アーティスト直筆サインアルバムを放出中!↓




 

 

 
 
 
by icelandia | 2011-11-24 23:16 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(2)
アイスランド・エアウエイブス2011:4日目(1)民家でのDJパーティに屋外ライブ、FaMR取材も!
 2011年アイスランド・エアウエイブスのレポートをシリーズでお送りしています。前回のブログはこちら。
***

 2011年アイスランド・エアウエイブスも終盤となり、金曜の夜思い切り盛り上がると、もう土曜日はゆるゆるでいいっかぁとなります。が、去年からのエアウエイブスは盛り上がりのレベルが以前とは異なる感じで、土曜日もすごいんです。ホント。
 
 午前中の私は、前の晩に用意した品物をみなさんに公開です。今年はお土産ものもあったので、かなり便利にご利用いただけたと思います。小物で人気だったのがひつじのモコモコキーホルダーで、かわいい上にとってもリーズナブル(確か300円程度でご販売した記憶が)。早いもの勝ちでした。
 アルバムはトラッドものがよく出ていたのと、昨夜のHAMのライブがめちゃ面白かったから、同僚に配りたいというのでHAMのアルバムを複数枚持っていかれた方が印象的でした。ちょっと残念だったのは、各種サイン・アルバムをこの日までに揃えることができなかったこと。
 それでも、とにかくある程度は揃えることができたし、CDショップの店頭では気づかなかったり、分からなかったりというものもあったと思うので、少しでも役に立てていればいいなぁという感想に今年も尽きました。
 ちなみに、見に来てくださった方全員に、アイスランドのキーホルダーをお土産としてお渡ししました。
 
 さて、また食事の話です。昨日の夜、ホットドックを食べた後、ホテルに戻りクラッカーをつまみ、朝食もクラッカー。なので、そろそろしっかり食べた方がよさそうです。
 
 毎年、お昼はツアーのお客さまといっしょに食べることが多いのですが、今年は昼食・夕食ともゼロ。これまでは毎年、ストリート・パフォーマンスがしたいとか、オフ会場に飛び入りしたいというご相談が割とあり、そんな方と食事をしていた記憶が。今年はそれがゼロだったので、ちょっと寂しかったかも。

 でも、ツアー中はひとりでゆっくりする時間がほとんど無いので、ひとりでの食事は考え事をしたり、携帯メールをしたり、ボケっとする格好の時間ではあります。
 
 これが土曜の昼に食べたランチ。以前もアップした写真かと思います。ふわふわの甘エビサラダで、マンゴーとかジューシーなフルーツも入っているところが特徴。また、私は白いパンが苦手なので、アイスランドでよく出て来る雑穀の黒いパンもありがたい。ガーリックブレッドでした。

 で、私があらかた食べちゃったところにシバノさんからの電話。3軒ほど離れた中華料理屋にいらっしゃったようで、それなら二人でご飯すればよかったね、と。シバノさんが私のカフェに来ると、また私の携帯が鳴り、今度は以前日本のアイスランド大使館に駐在していた公使参事官からでした。
 以前の大使も含めて、私が何をしているのか気になるのか、日本の情勢が気になるのか、しばしばお声がけをいただきます。で、彼は何でも本屋の上のカフェにいるそうで、お茶しない?ということですが、私はランチを食べかけだし、シバノさんは私のカフェに来たばかりだし・・・
 でも、そのカフェというのも3軒隣だし、数分で往復できるからいいか、と、カフェのランチは食べかけのまま飛び出して彼のいる本屋へ。そして、2階のカフェに居たベネディクトをキャッチしました。一年ぶりに会うのがうれしくて、思わずジェスチャーが外人並みに大げさになったためか、周囲がから注目された・・・ハズカシ。
 私の帰国2-3日前に彼の家へ食事へ行くことをその場で決めました。

 カフェに戻ると、シバノさんはワッフルを注文。ひとりでゆっくり・・・なんて思っていると、急にあちこち動き回るようになるのも、小さなレイキャヴィクの特徴でしょうか。 
 
 シバノさんと軽く打ち合わせをして、外に出ると、広場でこんなライブをやっていました。が、これがどのバンドだったのか・・・。撮影したシバノさんも分からないそうです。でも、雰囲気はこんな風でした。


 そして向かったのがカフィバリンのオフ会場。昨日ヘルギに約束したので見に行きました。それにしても、私が好きなアーティストって、どうしてたまたまこうもベッドルーム一派になってるんだろう。去年のモッディもそうだったしなぁ。

 あまり混まないうちに行ったので、今回は前の方のイスに座ることができてよかった。
 ヘルギ・ヨンソンはこの場所に慣れているし、私もここで何度もヘルギを見ているし(ソロじゃないけど)、やりやすかったみたいで、確かにハルパの時よりもずっとヘルギらしかった。それに、バックの演奏も、この場所の方がよかったと思うな。特にギターの轟音はものすごく印象に残った。いいバンドだなぁ。ニュー・アルバムもバックの音がハードになって、ちょっとシガーロス風なテーストも。以前のアルバムはアコースティックな響きの方が勝っていたけど、今回はバンドっぽくて、どちらのヘルギも私は好きです。

 彼のニュー・アルバム『BIg Spring』には、そんなテーストがよく現れています。

 この後、ベン・フロストが出てくるそうで、ベンも大好きだけど・・・。『By the Throat』をやるのであれば、絶対に居たんだけど、何人もギタリストが出て来るヤツをやるというので、あれは数年前に見たからいいか、という判断。でも、これがすごくよかったそうで(前回の評価は実はボロクソで、私は前回の数少ない賞賛者だった)、前回との違いも見えただろうから、見逃して残念。

 でも、他にすごく偵察(!)したかったライブがあったのです。題して「i8ハウス・パーティ」。これはハウス・ミュージックのパーティではなく、民家でパーティをやるというコンセプト。「i8(アイ・エイト)」はアイスランドで一二位を争う名ギャラリーです。私から見れば一番だけどなぁ、なにせエゲルトも所属しているし。
入り口には、なぜか毛布をかぶった人が。自宅の居場所がなくなってるとか?

 行ってみるとたしかにまんま民家で、DJはやってるけど、部屋に観客が10人も入れば満杯の狭さ。あまりにも狭くて笑えます(笑)。

 ちゃっかり(?)スープやビールも売っていて、そこそこ商売になるのかな?とも。ーーということは、食品衛生法とか、そういうのは関係無く食品を売っていいのね?という野暮な疑問は捨てて、要は楽しくやればいいのでしょう。

 DJはGusGusとかHjaltalinとか、結構そうそうたるメンバーが出ていたようです。が、私たちが見た時に誰がやっていたのかは分かりません・・・。
 
 こちらは、土曜の午後のお決まりのオジサンの溜まり場(これ以降の写真は小倉のスナップ)。

 ん?このブルーラグーンみたいなのはなんだ?プレス・ラウンジに指定されていたバーの入り口に、こんなものが出没していました。が、私は次なるアポがあるため、指定の場所へ急ぎます。


 そして取材場所へ向かいます。18時に取材をさせてもらったのは、For a Minor Reflection。「もう一度しっかりと彼らの写真が撮りたい!」という写真家のKurita Keikoさんのリクエストが発端でしたが、ついでなので、トーキョー・ノーザンライツ・フェスティバル用にもあれこれを取材。ついでに(ついでばっかり!)、アルバムにサインを貰ったり、も。

 4人揃ってると壮観だし、かっこいいわぁ(私は単なるミーハー)。やっぱりロック・グループは見た目も大切だし、みんな素直でいい感じの青年だし(こう書いているウチに、ニターっとして口角が上がってくる)、私は好きだわぁ(単純にミーハー(笑))。

  見た目が一番ロッカーっぽいアンドリが身に付けていたペンダントが、ヴァイキングのルーンのドリーム・シンボルビョークのタトゥーはサインポストですね。

 あん、記念撮影したのが、ひとり帰ってしまった後で残念。

 この取材の後、シバノさんはホテルに一旦戻り、Kuritaさんと私で食事をすることにしました。お互いにシッカリ食べようということで合意し、魚料理がおいしい(と私は思う)Oliverへ。いつものことながら、ここは混んでいて1時間待ちと言われたけど、まぁ30分くらいかな、というのが普通なので、30分後に再集合ということで各自解散。
 レイキャヴィクは狭いので、クリタさんも自宅まで5分、私もホテルまで5分なので、余分な荷物を置いていくとか、そういうのをやりたかったのです。

 いつもは食べ物をしっかり録る私が・・・写真がないところを見ると、カメラを忘れたのかな?魚がおいしい店ではあるけれど、私は鳥肉が食べたかったので、赤ワインに鳥肉。これがおいしかったぁ。誰も何も語らないけど、アイスランドの鳥肉は臭みが全くなくて、フワフワに軟らかくて大好き!

 この日私が見たい夜のギグは、深夜12時からのGusGus。あえてもっと言えば、オーラブル・アルナルズだけど、ハルパというのが気になって及び腰になっていました。彼のような音楽はハルパにぴったりのはずだけど、もしもまた、オーディエンスが借りてきた猫のような感じで、雰囲気が冷たいと、私は本格的にハルパ恐怖症(先入観という意味)みたいなりそうなので、これは、すごく迷った結果、行かない!にしたのです。

 ということは夜12時まで時間があるので、ご飯の後、ちょっと休憩することに。で、ホテルに帰り、ツイートしたり、仕事関係のメールをしているうちに、すごく眠くなってきたので横になる。

 考えてみれば、ここ数日まともな睡眠時間がないし、動き通しだし、赤ワインはグラス一杯とはいえ、日本の2倍の量があるので、そりゃ酔うよね。11時までひと眠りすると起きられなくなる可能性があり、でもGusGusはものすごく見たいので・・・。結局、私は寝ることを選択したけど、そこに至るまでの2時間、まどろんでは10分おきに時間をチェックし、GusGusへ行くべきかを体調と相談していたのです。最終的に行くのは無理と判断したのが11時40分頃かな。行かないのであれば、最初からゆっくりと眠っておけばよかったとも思ったけれど、でも、どうしても、どうしても見たかったことも真実でした。

 案の定、翌日に「GusGusすごかったねぇ」とみんなから言われた。私が当然GusGusを選択して見ているだろうと、関係者もみんな思った訳ね。当たってるわ。でも、ま、疲れ過ぎて見られない時もあるということなのでしょう。けど、未だにちょっと悔しい。GusGusは、ずっと前の2003年とか2004年に見たことがあるけれど、それ以来見る機会がなかったし、今年はヒャルタリンのホグニまでヴォーカルで入ってるので、ちょっとレベルが違うぞ、ということで、大注目だったんだけどなぁ。来年にでもリベンジします!
 Olafur ArnaldsもGusGusもクリタさんが写真を撮っているはずなので、それに期待しています!(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アーティスト直筆サインアルバムを放出中!↓




 
 
 
by icelandia | 2011-11-22 23:24 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2011:3日目(3)番外編は注目のUtidur、Zun Zun Egui,Bloodgroup!
 ニュース!!ヨンシーの新曲「Gathering Stories」 12月13日リリースのサウンドトラックからだそうです!ここで音が聞けます→ http://bit.ly/tO3lIn
***

  2011年アイスランド・エアウエイブスのレポートを連載中。前回のブログ
今年のフェスはICELANDiaのために2名の写真家が動いてくださった関係で、私が見ていないライブの写真もたくさんあります。
 番外編は該当日に シバノ・ジョシアさん が撮影した写真をご紹介しています。

 夕方頃から本屋のEymundssonで行われたUtidurのオフ会場ライブ。このグループもこれでアイスランド・エアウエイブス3回目の登場、グループとして随分と実力をつけてきたとはシバノさん談。
 特にヴォーカルのラッケルはとてもスター性を感じる女性なので、私もすごく期待しています!

 この時間帯、私も外出をためらった大雨でしたが、会場は観客でいっぱい。

 同じ会場で演奏したSoley。パーカッション担当との記念ショット。


 雨宿りとして入ったカフェでもあるHerressingarskalinn(通称Hresso)ではデンマークからのTer Harrが演奏中。


 こちらはハルパで演奏したイギリスのZun Zun Egui。え?ズンズン・エグイ?と思いますよね。イギリス在住の日本女性がメンバーのせいかな?このバンド、ビデオを見ましたが、メンバーが世界の広範囲から集まっているせいか、感覚にちょっとエスニック(アジアっぽい)が入っていて独特で面白い!ライブ見たかった!


 KEX会場で撮影に来てほしいと声をかけられたというGlaumbarでのContalgen Funeral。

 
 オランダの基礎自治体ナイメーヘン出身のバンドDE STAAT。アグレッシブなパフォーマンスで、美術館会場を大いに沸かせたそうです。


 なにせフェス中で一番盛り上がる金曜の夜。外に出ている人の数もすごく多くて、美術館会場を出て目の前もこんな感じ。


 この日のラストはNASAでのBloodgroup。開始は夜中の2時半!ノリノリのエレクトロ・ポップで、観客もプレスも大騒ぎ。


 おぉ、ヴォーカルの子がセクシー。


 そのバックには、シニック・グルのリーダーであり、昼間は交響楽団のバイオリニストのローランド。市会議員がメタルのヴォーカリストで、交響楽団員がロッカーというのも当たり前のレイキャヴィク。それがいいところ!


 それにしてもシバノさんがホテルに帰ったのは何時だったんだろう。お疲れ様でした!(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アーティスト直筆サインアルバムを放出中!↓


by icelandia | 2011-11-19 01:35 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2011:3日目(2)絶好調の夜は趣味のアーティストと初体験のメタル・ライブ!
 前回のブログ。そして私はベッドルーム・コミュニティの注目株であるPuzzle Mutesonを見にIdnoへ向かうのですが、その途中で見かけたNASAの列がドすごかった。

 何をやっていたかといえば、アメリカからの tUnE-yArDsで、プレスの入場も制限されているほどだったとか。シバノさんが写真を撮ってきてくれました。熱気でピントが合わないほど会場は凄まじかったそうです。


 私は品行方正(?)にお気に入りの小屋であるイズノへ行き、エアウエイブスのお作法に則り(マイルールだけど)、人混みをかき分けて一番前へ。

ちょうど始まる前でよかった。Puzzle Mutesonはイギリスはワイト島出身のシンガーソングライターで、とっても繊細な歌声(超好み!)。そこに(ヨンシーと同じく)ニコ・ミュリーがアレンジしたこれまた超繊細なアレンジが加わり、私の音楽的趣味としてはこれ以上あり得ないほどの超ドツボ。
 バックのメンツを見ると、すごいなぁ。ベッドルーム・コミュニティ・オールスターズ状態。ソロで立てる人ばかりがバックについてる。例えば、キーボードのダニエル・ビャルナソンは現代音楽の作曲家であり、クラシック楽団の指揮者。ギターのベン・フロストはノイズの帝王(だと私は思う)。トロンボーンとヴォーカルのヘルギ・ヨンソンに関しては何度かこのブログで書いた通り。パーカッションのヴァルゲイル・シグルズソンはこのレーベルの親玉。前日、交響楽団で自作曲をプレミアした人だし、ビョークと10年間やってきた人です。この会場の写真は私のスナップ。

 Puzzle Mutesonに関しては別口にブログにしますが、実は私、ハマリにはまって、悶絶死しそうな状態。あくまでも私個人の音楽的趣味だけどね。

 ニンマリしながらPuzzle Mutesonに心酔した後は、私の周囲でバズっていたOwen Pallettを同じ会場で。
 カナダからのアーティストで、以前はファイナル・ファンタジーと名乗っていた人ですね。ずっとベッドルームのスタジオでレコーディングしていて、それでイズノにベッドルーム一派として出演という流れだったとか。

この人のバイオリンは独特だし、そこに裏声をかぶせたりして、声の感じも七変化で面白い。ニュー・アルバムは誰がプロデュースしたんだろう。やっぱりオーウェン自身かな。ベッドルームのレーベルが持つ音作りと、オーウェンの雰囲気と、すごくベクトルがあってると思うから、きっと素敵なアルバムになるだろうなぁ。楽しみ!


 で、ここまでが本来の私の音楽的趣味に基づく動きでした。そして、じゃじゃ〜ん、今夜最後の私のトリを務めてもらうのはHAM!
 1988年から5-6年間活躍したバンドですが、現役の間は、酔いどれすぎてどーにもならなかったというのが伝説。でも、その後に評判が高まり、時々再結成コンサート等もやっていました。で、その時のメンバーにヨハン・ヨハンソンが入っていたりします。

 ポスト・クラシックのヨハンがメタル!というのが、珍しくもないのが音楽カテゴリーの隔ての無いアイスランドのいいところ。
 HAMはこの秋、久々に再結成アルバム『 Svik, harmur og daudi 』を発表。この内容がすごくいいと業界内で評判。私が聴いても悪くないと思うので、メタル好きならもっといいのかも!

 HAMはビョークが主題歌を歌っていた映画『Sodoma Reykjavik』のサウンドトラックの多くの曲を手がけたことが、現役時代の一番の功績だったとか。

 そんな歴史も興味深く、また現在ではシンガーであるオッタル・プロッペがベスト党員であるためレイキャヴィクの市議会議員。はい、市議はメタルのシンガーです。市長はコメディアンって、どんな都市なんか・・・。

 というわけで、ライブ前から殺気立つ美術館会場に戻ってきました。係員から「写真ブースは最初の3曲まで」と念を押され、抜け駆けの特等席へ。
 そして登場したHAM。うぉ〜〜!!
 低音響くわぁ。ヴォーカル迫力あるわぁ。客のノリが異常だわぁ。メタル、おもしろ〜〜!!!
 
 実は私、メタル・ライブ初体験。私の音楽人生ン十年の中の希有な出来事です。良くも悪くも、メタルの美学を探究・追究したことがないので、ただひたすら面白い。もちろん演奏もすごくしっかりしていて上手。じゃないとこんなの聞けないよね。

 最初から結構なモッシュ状態。

 3曲終わったところで私はすぐにフォトブースを出て、「安全」で楽な二階へ。ちょうどイスが空いていたので、座りながら縦ノリ。ひたすらずっと縦ノリ(笑)。じっと聴き入るような類の音楽ではなく、これは縦ノリして聞くのがお作法だと感じました。が、イス席で縦ノリしてたのは、私と、前列の青年3名ほど。少数派でした(笑)。

 自分の年齢と、とっている行動を改めて考えると落ち込むので、それは考えずひたすら縦ノリ。

 私がフォトブースを出た後ほどなくステージ前ではすごいモッシュとなり、一足遅れたシバノさんはブース近くで身動きが取れなくなる悲劇。凶暴な観客に押しに押され、危険なのでセッキュリティに裏口から出してもらったとか。メタルの撮影は命がけ?

 HAMを堪能すると、もう夜中の1時過ぎ。うひゃ、仕事があるからもう帰らなくちゃ。ということで、ホテルに到着した後に書いたのが、前回のブログの文章。

 え?夜中の1時過ぎに仕事?と思うかも知れませんが、これがあるのです。翌日の土曜日の午前中、お客さまにCD等のセールをするので、凝ったことはしないけれど、値付けとか、解説とか書いて、準備をします。
 この写真は、準備完了後に撮影。ここにはまだインガの旗が2つとも揃っていますね。寝たのは5時近かったと思う。


 アイスランド・ウエイブスは本当にありとあらゆる音楽を聞くことができて楽しいし、今年のフェスはまた去年以上の盛り上がり。なぜかといえば、アイスランドの景気が回復しつつあり、街の雰囲気も明るく、お祭気分が似合っていたし、去年がすごくよかったので、噂を聞き付けてやってきた、という人も。また、ビョークが出演するという目玉もあったので、複合的な理由の作用でそうなったと思われます。
 いやぁ、今年は本当にすごいわ。なにせオフ会場が混んで入れないところばかりっていうのが、以前にはあまりなかった現象だから。(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アーティスト直筆サインアルバムを放出中!↓


by icelandia | 2011-11-18 00:50 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2011:3日目(1)金曜の夜に注目若手バンド・ライブを見放題!!
 アイスランド・エアウエイブスに関する前回のブログはこちら。

 アイスランド・エアウエイブス3日目は金曜日、フェスが一番盛り上がる日です。
 でも私は精神的に絶不調。本当に参った。ショックから立ち直れない自分も情けないが、常識では考ええられないような理由が原因であるところが、また情けない。だから本当は部屋から出たくない。

 音楽を聴いたり、人と話せば楽しくなるので、踏ん切りをつけて外に出ればいいんだけど・・・。

 でもこの日は私が外に出なくても、私のところに人が来てくれました。お客さまではなく、アイスランドのお土産物を仕入れたので、業者との受け渡しがこの日の午前中。音楽とは無関係なので、初めてお会いする方ですが、お兄様が趣味でピアノのアルバムを出しているというので、そんな話でひとしきり盛り上がりました。

 この日のことは、当日の夜につらつらと書いていた部分があるので、以下、そのままコピーしますね 時系列がわかりにくくならないことを祈ります。
***

 なんと、ホテルに帰還したら、ネットのコネクションがアウト。一度電気が落ちて、それからネットを建て直そうとしてもできなかったとか。明日の朝には戻るはずっていうけど・・・。超不便!

 今日は金曜の夜なので、バカ盛り上がり中です。夜中の1時半に私は帰ってきましたが、それでも割合品行方正な方で、オフ会場指定されていなくてもライブ満開の街中ではバーのセキュリティが目立ち、どこもかしこも人でいっぱい。

 帰り道では、酔払ってまっすぐに歩けない人が多すぎて、私もいっしょに左右に揺れながら歩かないとぶつかりそうになります。

 昨日行ったオフ会場のBarbaraが気入り、ホテルに帰る途中で誰が演奏してるのかなぁと入ってみると、そこはピンクの照明に照らされた男性カップルばかり・・・。夜はいつもの通りゲイバーになってたのね(汗)。

 本日の私は朝寝坊して、昼間はほとんど細々とした仕事や雑用に費やし、やっとオフ会場へ行けたのが夕方5時半頃。

 ちょっとだけ外に出た時、窓越しに見たカフェのワッフルがすごくおいしそうで、途中それを食べたんだけどね。朝食は抜きで、昼食は前日スーパーで買ったパスタだった・・・。

 それから、インガのお願い事を私が叶えたので(これは結構大きなことなのです。)、その代わりということでもないけれど、ヨンシーにアルバムのサインをお願いしました。オッケーってうれし〜〜!!

 というようなアレコレをこなした後、昨日私が見逃したHauschkaをベッドルーム・コミュニティ・レーベルのオフ会場でやっているはずなので、そこへ向かいます。
 会場はすごく混んでたけど、それは想定内なので人をかき分け、とにかく少しでも演奏しているアーティストの姿が見えそうな場所へ移動。こういった時のコツは、図々しくなること!!

 ミキシングボードのところに一人くらいは入って見られそうな感じで、どの位置であれば背後にいる人の視界を妨げないかと、身の置き場を定められずモジモジしていると、すぐ側にいた男性がこの場所に来ていいよとばかり私に場所を譲ってくれました。ん、ヴァルゲイルじゃん。ども!

 Hauschkaの演奏、素敵、素晴らしい!昨日の教会の演奏、最高だったろうなぁ。最近はテクノロジーが本当に進んで、ピアノ演奏といっても全く一筋縄ではなく、面白いエフェクトもいっぱい。テープを貼って音をミュートするようなアナログなやり方もしてたけど、ノイズのかけ方とかもすごく好みでした。

 このような機会はなかなか無いので、ミーハーして写真を撮ってもらいました。カメラマンはミオ君。片付けのためにそこに居たので、無言でカメラを渡したら理解してくれた(笑)。


 そこから、もう演奏には間に合わないと知りつつCDショップの12Tonarへ。というのも、ヘルギにニュー・アルバム『Big Spring』のサインを頼んだので、もしかしたらライブの前か後にやっておいてくれたかなぁと思って。
 ヘルギに会えたことは会えたけど、サインは翌日するということでした。時間的に余裕があるので。
 
 で、12Tonarは閉店直前のせいもあり、店にいたのはヘルギのバンドと店のオーナーのみ。ヘルギ・ヨンソンのギグは昨日見たけれど、「会場が冷たい感じで、僕自身の出来が悪かった」と(はいはい、なるほどね)。で、オフ会場の12tonarのギグはよかったし(見逃してごめん。写真家のKuritaさんもやはり12Tonarのヘルギはよかったと言ってた)、明日の4時にカフィバリンで演奏するので、絶対にもう一度見て欲しい、とリクエストをされていまいました。自分が満足できるパフォーマンスを見て欲しいというその気持ちはよく分かるから、なるべく行くようにするね。

今年の私は、どこへ行っても誰に会っても、なるべく記念撮影をしていきます。なのでヘルギともパチリ。そしてドラムスのドッディ君にもそれをお願いしました。ヨンシのドラマーでもありますね。ソロアルバム 『Thorvaldur Thor Thorvaldsson』も出しています。


 その後、12Tonarのオーナー2名と私だけになり、オバカな話をして盛り上がるのと同時に、アイスランド音楽業界の四方山話も。それから、次のビョークのライブの後、ハルパ国立劇場に出してる臨時ビョーク売り場を私も手伝うことにしました。ライブの後だけ売り子さん。何か楽しそうじゃない?!お遊び気分で申し訳ないけど。

 年に1-2回しかアイスランドへは来られないとはいえ、9年間も通い続けているので、最近は何を頼むにしても、本当に気軽・気楽だし、私のリクエストには必ずベストを尽くしてくださるので本当に有り難い。

 思い起こせば最初は3-4年間通い、やっと何となく「あぁ、こんなのが通いつめてるな」というのが認識してもらえて、これが6-7年続くと「こいつは本気か」となり、それ以上になると「仲間(ファミリー)」扱いになるようです。仲間か特別なお客さまか、ですね。私に関して、よく「ファミリーだから」とか「僕らのひとりだから(one of us)」という表現を聞きます。どちらにしても大切にしてきた関係で、これからも大切にしていきたいと、彼らの笑顔に出逢う度に思います。

 人に対してとても暖かな彼らでも、仕事となると排他的なところがあり、(そりゃまぁ、私ひとりだけでやってることだから、理解してもらえなくても仕方がないとはいえ)最初はホント、大変でした。業者としてアルバムを卸してもらえるようになるまで3-4年かかったもの・・・。
 特にこの12Tonarはオーナーが厳しく、手強かったのです。なので余計に、こんな風にバカ話ができるようになり、裏事情なども教えてもらえるようになったことは本当にうれしい。
 この写真は、オーナー同志が「僕はむっつりするから、お前は変な顔しろよ」とか、そんな感じで撮ったもの。写真を撮った後、爆笑でした。

 その後ホテルに戻るともう7時近く、8時のギグに間に合わせるには夕食をキチンと食べる時間がない。お腹も空いてきた。なので、またホテルでチーズとサーモンをクラッカーに乗せて食べます。シャルドネを買っておいたので、それも一口。
 
 その時間、外はすごい風雨で、長くは続かなかったけれど、一瞬、外に出ることがためらわれました。
***

 ここまでが、当日書いたもの。

 この後メイン会場で見たのが、イズノのUlfur。Kliveというプロジェクト名でアルバムを出していた人で、Kliveとは少し違うけれど、路線的にはそう違わないエレクトロニカ。

そして、何か食べないとどうしても持たないと判断し(いつもこれだけど)、時間は取れないから、お約束のホットドックを食べに行く。私ひとりでこんなに食べたのではありません。私の前の人がオーダーしてたの。すごい!


 次に向かったのが、ホットドック屋にほど近い美術館会場。お〜、イズノの次に美術館会場をハシゴ。やっといつもの私のエアウエイブスだわぁ、となぜか感心・安心。

 ここでお会いしたのが、今回ICELANDiaから写真をお願いした写真家のお二人。ふたりで話合いながら、とてもいいコンビネーションで写真を撮っていただき、ひたすら感謝。
 そして私が撮影したのが、お二人の姿。アーティストを撮っても私のは素人のスナップなので、写真は専門家に任せればいいだけのこと。


 この美術館会場で見たのは、大好きなFor a Minor Reflection。そうか、とうとう美術館まで這い上がってきたか、と、何となくお母さん気分で感無量。美術館は千人以上入る(レイキャヴィクにしては)大会場なので、それなりの人気と実力がないと出演できません。
 
 キャァ〜、みんなまた背が伸びたぁ?(←最初の感想がそれかよ!)演奏の雰囲気は変わらないけど、何だか凄く息があってしっかりしたわぁ。素人臭さが抜けたというか、数年前に初めてこのグループを見た時もかっこよかったけど、もっとかっこい〜(音も、見た目もね!)。

 みなさんにもどーしても見聞きしていただきたいので、前日のKEXでのライブですが、以下のYouTube動画をぜひどう!たぶん、シガーロスのファンは、最初のこのギターを聞いただけでツボだと思います。

 キャァ〜かっけ〜!!こういう音響系ってすごく好き!この曲は、グループが自主制作した『EP』に収録!ここに、全員サイン入りのがあります。

 ここからは、シバノ・ジョシアさんが撮影した、迫力ある写真をどうぞ。

 出ました、グルッフィ君。こんなに細い彼ですが、水泳で鍛えているそう。

普段は大人しくて地味な感じのエルヴァルも、ステージの上ではいい感じに動き回る。

 こちらがキャルタン・ホルム。シガーロスのゲオルグの弟さん。普段はとっても柔和で、ちょっとお茶目な雰囲気。(全然音楽の話じゃなくてごめん)

 あら、ドラムスのアンドリのソロ・ショットがないけど、彼が一番かっこいいと私は思っているのです。グループの中で一番ロックンローラー的な気がする。えと、すいません、見た目のことに終始して。でも、音はかっこいいし、本当にいいグループです。


 ひゃぁ〜良かったねぇ、と、会場の一番前を陣取っていたツアーのお客さまともいっしょにコーフンし、その後に登場したのが、地元で大人気のAgent Fresco。ロックではあるけれど、キーボードがジャズ・フレイバーなのが特徴。ヴォーカルも高音の伸びがよくて聞きやすいしね。
 地元の子なら誰でも知ってる曲があり、大合唱でした。有り難いことに英語なので、私も歌った!


 このステージ後、写真家の Keiko Kuritaさんが楽屋に潜入!。そして撮影したのがこの写真。For a Minor ReflectionとAgent Frescoの両方のバンドがそこにいて、ステージ後の高揚した雰囲気で楽しそう!
この写真は、フェス中に私が現地から書いた、このブログで掲載したものです。(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アーティスト直筆サインアルバムを放出中!↓


by icelandia | 2011-11-17 23:38 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2011:2日目(3)番外編はムギソン、キラキラ、ヨハン、何でもあり!
 前回のブログはこちら。この回のブログは、アイスランド・エアウエイブス2日目、木曜日の番外編です。番外編は写真家の シバノ・ジョシアさん が、雑事に追われる私に代わり、これは!というアーティストをチョイスして、撮影してきてくださった写真をフィーチュアしています。

 それにしても、プロと素人の差は歴然ですね。前回のブログは、シバノさんの写真と私のスナップが混在していますが、コンパクトカメラのお任せモードで撮影しているので、一応は映っているけど、プロの写真とは比較になり得ない。
 私のスナップとの混在で本当に失礼しております>シバノさん。

さて、アイスランド・エアウエイブス2日目木曜日のオフ会場は、会場数が前日の5割増し!どこへ行こうか迷うところですが、人気者がKEXに結集していました。
 KEXの会場紹介の時も出しましたが、この日に出演したのがヨハン・ヨハンソンもここでやりました。オーラブル・アルナルズも同日に予定されていましたが、キャンセルになってしまい、オーラブル目的で行った人は残念。


 そしてオーラブルに代わって出てきたのが、いつ見ても迫力満点のマムット。私がマムットを初めて見たのは・・・2006年のオフ会場だったでしょうか。
 バンドとして見違えるほど成長し、パワフルな女性ヴォーカル中心のロック・バンドとしては、ほとんど100点満点ではないでしょうか。いつどこで聴いても、絶対に間違いの無いチョイスがこのマムットです。


 こちらはムギちゃんことムギソン。ニュー・アルバム『Haglel』が大ヒット中。去年まではウエストフョルズルのスザヴィックという小さな街に住んでいましたが、今年からレイキャヴィクの大学で音楽を学び、修士課程をとっているそうです。

 日本では「元漁師」というふれこみでしたが、漁は夏のバイトで幾度かやった程度で、肝いりの本物の漁師ではありません。
 でも、風情が本当に漁師っぽい(笑)。まだ30代半ばで、素敵な奥様と可愛らしい男の子が2人の四人家族。時々ムギファミリーを見かけますが、微笑ましいです!

 これはDillonというオフ会場でのスヴァヴァル。ここでも暖かな歌声に加え、ユーモアたっぷりのMCで会場を沸かせていたそうです。


 Reykjavik Backpackersでの Hyrrrokkin。ヒョロォロォロォキィンと読むのだとか。デビューほやほや時代のロウクロウをもう少しポップにした感じとのことなので、将来性がありそう。それにかわいい女子はどこで見ても可愛いね。


 それにしても、オフ会場充実しすぎ。これだけで満腹になりそうです。

 そしてこちらが教会ライブの写真。私があまりにも何度も「教会が見たい!教会が見られない!身体がふたつほしい!」と言うので、それに呆れたのか、哀れに思ったのか、シバノさんから「小倉さん、私が教会のギグ全部ビデオ撮ってきましょうか?」と優しい言葉をいただきました。
 それと、今回は Keiko Kuritaさん さんにも写真をお願いしているので、写真家二名がいつも同じライブを撮影しても・・・ということで、二人が手分けしてくださいました。

 これは日本でも根強い人気のあるクリスティン・ビョルクことKirakiraの特別パフォーマンス。いつもはまったりとアンビエントな彼女ですが、今回は驚くほど重低音をきかせた演奏で、ダークな雰囲気さえ漂わせていたとか。ん?いつもは白やピンクの明るい色の服が多いクリスティン。黒服の彼女って初めて私は見たかも。


 アイスランドの業界関係者から注目されている Dream Central Station。 会場はIdno。キャッチーなロックで、いわゆる売れ線に乗りやすそうな感じす。この手の音を聴くと、ローリング・ストーン誌に絶賛され、あわやインターナショナル・スターになるかと思われていたものの、一枚のアルバムで消滅(解散)したヤコビナリーナを思いだします。もしや、あの時のバンド・メンバーが入ってたりして?


 こちらはロック系のメインが多く登場するNasaに出演したエストニアからのIiris。ヴォーカル女性の激しいパフォーマンスに、会場が大いに盛り上がっていたそうです。

 うーん、こういった雑多な雰囲気が私にとってのいつものアイスランド・エアウエイブスで、やはりハルパが異次元に思えますが、それは私自身の慣れの問題なのでしょう。なにせ2003年からずっとこのフェスを見続け、今年初めてハルパが現れたので、私自身も慣れてないということに尽きますね。
 アイスランド・エアウエイブスはこれが中盤、まだまだ盛り上がり続けます。(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アーティスト直筆サインアルバムを放出中!↓




 

 

 
 
 
by icelandia | 2011-11-14 00:06 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2011:2日目(2)ハルパで交響楽団との共演、日本のMI-GUも大活躍!
 さて、ここからがアイスランド・エアウエイブス2日目の本番です。毎回前置きが長くてスイマセン。

前回のおさらいですが、この日は教会のライブが素晴らしいメンツ。でも私は別会場へ。教会にはヨンシー&アレックスも見に来ていたそうで、あん、私のヨン氏に会い損ねた!

 それでもハルパの交響楽団を選んだのは、アイスランド・エアウエイブス初の交響楽団であり、ベッドルーム・コミュニティ・レーベルの親玉であるヴァルゲイルの作品『Dreamland』と交響楽団のプレミア・ライブだからでした。ホールの感じとか、音響とか、そういうのにも興味があったし。

 教会のメンツは、Kirakira, Dustin O'Halloran. Hauschka, Johann Johanssonで、その中でも一番聞きたかったのがHauschka。というのも、Kirakiraもヨハンも私は何度か見ているし、Hauschkaは最近Hildurとこんなアルバムを出していて、それが結構気に入っているのです。そして、ヨハンの教会ライブが格別なことはよく知ってるし、逃すのは本当に惜しかった。

 そして向かったのが雨上がりの夜のハルパ。
 正面に見える一筋の光は、ジョン・レノンのイマジン・ピース・タワー。ハルパが明るいとはいえ、場合によってはこの光景にオーロラが加わることもあるそうです。この目で見て見たい!
 (以下、美しい写真はシバノ・ジョシアさん撮影:クレジットあり。スナップは小倉撮影です)

 20時開演のアイスランド交響楽団によるヴァルゲイル・シグルズソン作『Dreamland』に遅れること10分程度。既に1-2階席は締められていて、3階に行くよう指示を受けました。何事もゆるゆるなレイキャヴィクといえども厳しい!クラシックだから当然か。
 会場内に入ると、おぉ、本格的なコンサートホール!うわぁ、凄いなぁ。雰囲気はすみだトリフォニーだ。キャパもすみだよりも少し大きいかなという程度。ここならクラシックがきちんと響く。

 既に演奏が始まっていた『Dreamland』は、奇しくもアイスランドの経済崩壊を予言していた同名の書籍(日本語タイトル『よみがえれ!夢の国アイスランド』)に基づく映画が制作された際、著者であるアンドリ・スナイル マグナソンの希望で、ヴァルゲイルが書き下ろしたサウンドトラック

 ヴァルゲイルはビョークのコラボレーターとして10年ほど活躍してきた人で、ポップな感覚を持ちながらも、クラシカルな要素が強い曲も得意で、特にストリングスのアレンジは、ミニマルで、細やかで穏やか。音数が少なくして情感を汲み取るようなところが特徴です。
 私の印象では、少人数の弦楽器がちょうどいい感じのアレンジをする人なので、フルオケだとライブでどうなるかというのも、とても興味あるところでした。

 やはり生の弦楽器の音は格別で、弦と弓がこすれる音がふわぁっと漂ってくると、いつも私は鳥肌が立ちます。それは録音物で聴く弦楽器の音とは全く別物だと私は常々感じています。
 そして、ヴァルゲイルのこの曲に、特に私が好きなメロディがあり、それはメロディというよりも、いかに弦の音を膨らませるかというところで、そこがやはり素晴らしかったぁ。聞きながら、「うっひゃぁ〜、この音たまんなぁ〜い!」と心の中で身もだえしていたのです。大げさ?!(笑)

 クラシックよりもずっとポップ寄りで、それでもポップではなく、いわゆるポップスをカバーしたようなクラシックでも全くなく、すごく微妙な路線でジャンル分けはヤボ(ポスト・クラシックというのでもない)。やっぱり独自路線の真のクリエイターなんだなぁとしみじみ。

 うん、素晴らしい、ヴァルゲイル、これは大成功です。おめでとう!


 さて、次は同じくベッドルーム・コミュニティ仲間で、ヴァルゲイルの曲を指揮していたダニエル・ビャルナソンの作品。うーん、ダニエルのは現代音楽で、私にはちょ〜っと小難しい。

 ダニエルの間に教会へ走るのも手ではあるけれど、教会へ行くと往復で40分ほどかかり、もしや教会へ入れないと無駄足。それに、ダニエルが演奏しているのはちょうど40分程度なので、教会へ行って見ていると、楽しみにしている次のスティーブ・ライヒに戻ってこられなくなる。
 それにお腹が空いた。ここ2日間まともな食事をしていないので、健康のためにもキチンと食べることを自分に推奨。

 そしてやって来たのが、最近オープンした気配の店で、前回サラダがおいしかったHappへ。そこで奮発して食べたのが、ラム肉と地ビール。プハァ〜です。

よし、食べた。ライヒがオンタイムだとしてもまだ20分余裕がある。

 ハルパに到着すると、どうやらまだダニエルがやっているらしい。ちょっとだけ聞こうと中に入る。今度は1階で入れてくれた。
 ダニエルの曲は小難しいことは小難しいけど、割合聞きやすくて、私が持っていた印象とはチト違う。結構いい感じで、もっと聴いてもいいと思ったところで終わった。
 なんでも今回は新曲だったそうで、私が話した人はみな、前回よりもずっと分かりやすいということだった。うーむ、聞き逃したけど、やはり腹ごしらえも大切。

 次の演奏までに15分程度休憩があると踏み、大急ぎで同じハルパ内のKaldalon会場へ。そこで演奏していたのがパスカル・ピノン。
 また成長したなぁ。なにせ14-5歳の時から毎年見てるので、年々女性らしくなってくるこの子達がかわいいのです。今年はしっかり大人の女性の風情。

 演奏も歌も、ごく安定してきた感じはするけど、どうも観客もアーティストもこの会場に慣れないようで、ヴォーカルの子も「静かすぎて・・・」と言っていたし、どこまで声を出していいのかさえ掴めない様子。 

 アイスランドのライブ・ハウスは煩いことが多く、みんな雑音が多いのは慣れているけれど、この会場は雑音ひとつしなくて、観客もアーティストもイマイチ「場」が作れず、部屋に圧倒されてしまっている印象。
 演奏がどうのという前に、居心地が悪いのが気になる。たぶん、まずはアーティストが場に慣れて、観客を引っ張っていく必用があるのでしょう。ほとんどは「慣れ」で解決するはず。

 もっと言えば、例えばムギソンのような百戦錬磨のアーティストは、このハルパでも充分に盛り上がりを作れたし、オーラブル・アルナルズのようなポスト・クラシックやアンビエント系は、当然このような会場の方が合っていて、やはり非常によかったと言われています。
 ハルパは数ヶ月前に開館したばかりなので、まだまだ試行錯誤中なのでしょう。

 そして私は、楽しみにしていたスティーブ・ライヒを聴きに、大ホールのエルドボルグに戻ります。

 ここでお断りしますが、アイスランド・エアウエイブスの中心はやはりロックで、滅茶苦茶ノリノリで楽しい音楽が満載。ただ、私の音楽の趣味が、例えばスヴァヴァルのようなフォーキーなものだったり、エレクトロニカ、ミニマル、ポストロック、ポスト・クラシカル等なので、自ずとそのようなアーティストばかりを見ています。
 何を見るかは自由自在だし、毎日メイン会場だけでも50組のアーティストが出演しているので、ロック・ファンはそちらに押し寄せればいいのです。

 スティーブ・ライヒは、ライヒ大先生がいらっしゃる訳では無く、ライヒ側から許可を得たストリングス・カルテットが演奏します。私はライヒは大好きだけど生で聴いたことがないので、すごく聴きたかった。

 観客が入り始めた頃のエルボルグ会場。木目なら分かるけど、会場の色が赤っていうのがスゴイ。

 私が会場へ入る頃には1階の真ん中が既に埋まっていたため、座る席の選択は一階の前か後方のどちらか。弦の音がそのまま生でよく聞こえるのが好きなので、前方へ。これが不正解だったみたい・・・。

 この日の題目は『Different Trains』。これは駅名のアナウンスが入るので、当然全部生ではなく録音したものが入ります。NHKの芸術劇場でもそうだったのを思い出した。駅名のアナウンスもその場でということはなかった。
 それに加えて、どうやらこれは弦楽四重奏では賄いきれない数の弦楽器が必用で、不足分の弦はやはり録音してある。

  録音物が入るということは(特に駅で録音したアナウンス!)ノイズがかかるということを意味して、私の場所からはシャーというノイズがかなり耳障り。それに加え、生のストリングスの音が録音のサウンドに負けてる・・・。

 クラシックは電気的に増音しないのが基本ですが、これに関してはマイクでストリングス音を拾ってミックスしているため、どうやらその関係で私がいた場所はバランスが悪かったみたい。演奏は素晴らしいと思ったけど、音のアンバランスが終始気になったのが残念。

 この話を後日、知り合いのエンジニアとしたところ、彼がいた上階の後方のバランスはエクセレントだったそう。演目は違うけれど、確かに3階にいた時のヴァルゲイルの曲のバランスはオッケーだったし、ダニエルを聴いた1階の後方もオッケーだった。

 ということで、演奏はよかったけど、終始音のバランスに悩まされたライヒでした。それでも、生のライヒってこんな響きなんだというのがわかってよかった。

 さて、次はアーティスト本人に約束したので、オノ・ヨーコさんのバンドのパーカッションを担当している荒木ゆうこさんのユニット、MI-GUを見に行く。
 それにしてもこの日はハルパの人が少ないなぁ。ヴァルゲイルだけは盛況だったけど。
 前日この会場が満杯だったのは、ビョーク効果だったことを感じた。満杯で人が入れないほどだったSoleyも、ビョークの直後の人が流れたのか、と。
 
 そしてアイスランドらしい(?)ブルーの照明の中に現れたのが荒木さんことMi-gu。ちょっと緊張した面持ちだったかな。ドラムスを叩き始めるとキリっとした切れのいいドラミングで爽快、豪快、超かっこいい!! 

 うわぁ、日本女性でこんなドラミングする人がいたんだぁと、ひたすらびっくり。そこに一本ギターが乗るだけなんだけど、音がゴージャス。楽器数が少ないだけにダイナミズムがストレートに伝わるんですね。
 こんなにかっけーユニットが日本にいたなんて、ある意味ショック。

 (私から見ると)外人も「She's cool!」を連発(アイスランドにいる時は私が外人なので、一応お断りしておこうと思って(笑))。
 長年アイスランド・エアウエイブスを見てきましたが、生粋の日本人アーティストの登場はこれが初めて!以前、ロンドン在住の日本人がヴォーカリストで歌ったとか、アメリカ人と日本人のハーフというのはあったけれど、日本から来た生粋の日本のグループ初登場、快挙でした!!

 そして次のオノ・ヨーコさんも応援したいと思いつつ、ヘルギ・ヨンソンがすごく好きだし気になるので、同じくハルパ内のカルダロンへ。先ほど、パスカル・ピノンがやっていた場所です。

 ヘルギとは長い付き合いで、最初に彼を見たのはベッドルームのレーベル設立時だから2006年かな。ベッドルームの一員として、ニコが作った曲を歌ってきたのがヘルギは随分とみてきたけど、ソロとしてまともにヘルギを見たのは、もしや・・・これが初めて?うわッ、考えてみると彼のソロって・・・初めてかも!

 ヘルギの場合もやはり場所に慣れない様子。彼はストレートに、「冷たい感じ」と言ってましたっけ。
 バックのバンドの腕は想像以上にプロで、ヨンシーのバックバンドのドラマーのドッディや、ギターはアメリカのウエストコーストのバンドで活躍していた人で、ギター一本でかなり分厚い音を作り出していた。なかなか腕利きです。

 なので、確かにノリノリではなかったにしても、彼らの演奏は悪くないどころか、ヘルギの少しばかりハスキーで高音のボーイッシュな歌声を骨太にバックアップして、かなり魅力的。それは、彼のニュー・アルバム『Big Spring』に反映されている通り。
 私から見れば、ヘルギも決して悪い出来ではなかったけれど、どうも本人は不満みたいで気の。で、これには後日談があり、それはまた後で書きますね。

 さて、ここでちょうど深夜を迎えてシンデレラ・タイムです。MI-GUが演奏していた会場では、ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンドが演奏中。

 会場ではヨーコさんがいつもの通り精力的に歌い、若い頃に行った、服を切り刻まれるという有名なインスタレーションやジョンのフィルムなどをたっぷり流し、ピースタワーのある都市に相応しいライブが行われたそうです。



 ヘルギの後はKreatiivmootorというエストニアのグループがKaldalonに登場し、かなり実験的なエレクトロニカ・アンビエントを演奏。リーダーらしき人物がPCニ向かう様子があまりにも真剣すぎて、観客が失笑していたとか。

 私が見たKaldalonでのアーティストは、みんな可哀想なくらい会場に慣れなくて飲まれてしまっていたため、失笑でも何でも、フっとほぐれる瞬間があったのはよかったのかな・・・。(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アーティスト直筆サインアルバムを放出中!↓




 
 
 
 

 
 
 
 

 
by icelandia | 2011-11-13 16:26 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2011:2日目(1)お気に入りのSin Fang, Hellvar, Svavar等からスタート!
 この前のレポートはこちら

アイスランド・エアウエイブスの2日目は大好きなベッドルーム・コミュニティ・レーベルの演奏と、大好き系のアーティストが集まっている教会ライブがぴったりと重なり、スケジュールを見た瞬間、頭がクラクラして怒るべきか、泣いて突っ伏すべきか混乱。このふたつが重なるなんて最低最悪!どっちも見たい!でも、時間帯が全く同じ!どーすりゃいいの?!と、ホント泣きべそ状態。

 ある意味、自分がこれだけ大好きな音楽の時間帯が重なるほどフェスの内容が濃くなったとも思えるけれど、個人的には大問題。どっちも捨てがたい。普通は、そう言いながら、どちらかを諦めることができるけれど、今回の場合はどちらも諦めたくない!!

 私の音楽趣味が見事に出揃っているので、普通の私ならルンルンの絶好調のはずだし、絶好調であれば、がんばってハルパと教会を往復しようかという気も起きるけれど・・・実は初日に精神的打撃を受ける出来事があり、あまり調子がよくない。
 前の晩はほとんど眠れず、朝も起きるのが辛く、ゴハンも食べたくなかった・・・。でも時間はないし、お客さまもいらっしゃるし、自分がやるべきことはやろうという責任感だけで実は動いていました。

 ここで少し別のことをご説明しましょう。夜になってメイン会場の演奏が始まるまで、私は何をしているかといえば、オフ会場の演奏も見ますが、それ以上に「仕事」に負われます。

私のツアーでは、参加者のお客さまに私が仕入れたCDをお分けします。え〜、アイスランドへ行ってるから、CDなんてショップで購入すればいいじゃんと思うかもしれませんが、初めてアイスランドへ来た人はオプショナルツアーで忙しく、ショップへ行けなかったり、行っても何がいいのかわからなかったりして、私がご紹介するのが一番手っ取り早く、安全確実(?)で、重宝がられるのです。
 これは元を正せば、私が仕入れたものを見たいという参加者がいて、それを分けてあげたところすごく喜ばれ、それが口コミで広まり、結局全員に個別で見せることになったことがあり、それならみなさんの都合がつきやすい時間帯に、サービスのひとつとしてCDをご紹介しながらお裾分けするのもアリだろうということになったのです。

 で、これをやるためには、土曜日の朝までにCDを仕入れて揃えておかなければならず、これが至難の業。仕入れたものを金曜の夜までに私のホテルに持ってきてほしくても、ショップの人も忙しくてなかなか持ってきてくれないのです(泣)。また、レーベルによっては倉庫まで出向く必用があり、この時期誰でもエアウエイブス関係で忙しいので、全然時間が合わなくて・・・etc 。毎回けっこうこれで苦労します。

 なので、まずは近場のBad Tasteの店へ行き、大量注文。次に12Tonarへ行き、ここでも「最近は何が注目?」と尋ねながら仕入れます。
 今年の収穫はなんといっても旧譜。絶盤・廃盤になったはずのアルバムが結構ある。「あれぇ?これ、もう在庫が無いって言ってたのにあるじゃない!」とちょっぴり非難を込めて言うと、
 「それね、以前コペンハーゲンに店を出していただろう。あの在庫が最近アイスランドに戻ってきたんだ。だから数年前のデッドストックだよ」と。
  ナヌ!確かに3-4年前にあったアルバムばかりだ。ラッキーとばかり、例えばPornopop(ファーストセカンドの両方!), Ragnheidur Glondalの私が大好きな英語アルバム『After the Rain』、Hudson Wayneの絵本仕様盤Askirkjaの聖歌隊などをゲット。Pornopopは「全部さらっていい?」と尋ねてぜーんぶ浚いました。Pornopopに関してはアイスランドにはもう何も残ってない!

 また、あの頃はまだ私があまりトラッド系のアルバムに手を出していなくて、仕入れていなかったと思われるVoces Thulesという、アイスランドの中世の楽器を再現して演奏し、その時代に歌われていたと思われる歌唱を再現したものをゲット。これは目玉だわぁ。こちらにあります。
 実はこれはエアウエイブス前に見た時に「おっ」と思って、一枚だけ先に購入して聞いておいたのです。非常に内容がよかったので、普通のポピュラーの盤よりも多めに仕入れておきました。というのも、こういうのは資料として持っていたい人もいるだろうと思うからです。

 そして昼の1時半にインガとコーヒーショップで会う約束だったので、仕入れ後に急いで行ってみると、彼女が来てない!5分10分待っても来ない。それも、席がなくて立ってる状態だし。うーむ、アイスランド時間だから30分遅れなのか・・・。とりあえずお腹が空いてきたので、前の店でホットドックを流し込む。
 で、コーヒーショップに戻ってもあまりにも来ないし、私は彼女の携帯番号を知らないのですごく困ってしまったので、苦し紛れに、そこにたまたまいたミュージシャンのBorkoに「インガの番号知ってる?待ち合わせしたんだけど来ないから、連絡入れたいんだけど」と言って、彼の電話を借りました。
 
 同じミュージシャン同志なので知り合いだろうし、Borkoが知らなくても、彼の知り合いが知ってると踏んだからです。Borkoとは以前に少し話した程度で、よく知っている人じゃないんだけど、快く携帯を貸してくれてすごく助かった。

 で、電話に出たインガは「え?カフェ・スミジャンにいるの?時間変更したから、カフィタルにしたのよね」と言われてびっくり。そうかぁ、私、上の空でメール読んでたから、場所変更が頭に入ってなかったんだ。ごめんインガ。私が悪い。

 すごーくBorkoに感謝して、記念ショットまで(笑)。

 カフェ・スミジャンからカフィタルまでは、うーん、早足で5分かな。インガに会いたいというツアーのお客さまがいらっしゃったので、いっしょに会いましょうとお誘いしたんだけど、余計な時間を取らせてしまってごめんなさい。でも、とりあえずチラリとでも会っていただけてよかった。

 インガに会ったのは、彼女の作品をいくつか買い取るという話でした。
 「あまり作品がなくてごめん」と言いつつ持ってきてくれたのが素敵な旗で、日本に持ってきやすいサイズのものを2つばかり購入させてもらいました(既に両方ともソールドアウトです)。

 その際によもやま話でシグリズール・ニールスドッティルおばあちゃんのドキュメンタリーを作っているということを、インガが話してくれました。(彼女の追悼ブログはこちら)これはあちこちから噂を聞いていて、さっき12Tonarへ行った時もその話になり、
「製作者はシグリズールおばあちゃんがライブで演奏している動画を持ってるのかな?」と私が尋ねたところ、
 「彼らは彼女とよく会っていたし、膨大な量のビデオがあるそうだから、当然もってると思うよ」と。

 そうかなぁ、おばあちゃん本人は、私しかライブ演奏を聞かせたことがないって言ってたんだけどなぁ。その貴重なライブを私は動画で持ってるんだけど・・・。

 なので、インガにも「あのさ、私、彼女がライブで演奏してるフッテージ持ってるのよね」と言ったら、インガの顔色が変わり、
 「え?マジで?製作者側にはいろんなフッテージがあるけど、ライブのだけが、誰にどう尋ねてもどう捜してもどこからも出て来なくて。もしもそれが本当なら、映画全体のコンセプトが変更になるくらい凄い!」

 おぉ、やっと本当の物事を知ってる人が出てきた。でしょ、でしょ、でしょ〜!!だってシグリズールおばあちゃん、あれほど、「あなただけだから」って言ってたんだもん。でも「恥ずかしいからあなただけ」と言いながら、私に動画で撮っていいって言ってくれたのよね。
 
 「確かフッテージは2曲分あるはず。一曲はアイスランドに持ってきたラップトップに入っていると思うけど、もう一曲は自宅のHDDにあるの。とりあえずホテルに帰ったら私のMacをチェックしてメールするね」

 彼女が言うには、そういった動画が存在することさえまるで聞いたことがなく、画像のクオリティも音質も関係なくて、音がなくても、とにかく彼女が演奏している動画があるだけで凄いんだそう。
 大丈夫、ちゃんと音も入ってるから。ただし、私のデジカメの動画だけどね。

 「デジカメだろうと何だろうと、全然問題なし!10秒でもすごく凄い!」
 「いえ、少なくとも1分はあるはず。長い方は3分以上あったと記憶してるから」


 という会話で、インガは超コーフン!なんか目をパシンと見開いて、鼻がフンガと大きくなったような、そんな雰囲気でした。インガってすごく可愛いんだけど、私のこの描写、ぜんぜん可愛くないね(笑)

 ということで、こちらも記念ツーショット。ね、インガってすごく可愛いでしょう。ヨンシーの妹さんです。

 それにしても、やっぱり精神的ダメージは大きい。体力的には問題なくても、インガと会うのは楽しくても、心が疲れ果ているとエネルギー不足がひどく、ホテルに戻らずにいられない。
 そしてホテルへ戻り、おばあちゃんの動画があるかを調べてみる。

 あったぁ〜。やっぱり!

 動画の動作チェックにそれを見ていると、あぁきっと彼女が私に残してくれた形見なんだなぁという思いがこみ上げてくる。形見であり、アイスランドの音楽に貢献しなさいよという激励でもあるのでしょう。そう思うと、涙がこぼれて仕方ありませんでした。

 『 Grandma Lo-fi 』という映画になったようなので、そのうち、みなさんに見ていただく機会があるかもしれません。

 午後6時。インガのパートナーでもあり、Sin Fangというソロ名義で活躍中のシンドリのライブがあるというので、オフ会場のヘレッソへ向かいます。
 あぁ、ギリギリ間に合った! 

Sin Fangはソロ名義の音楽ですが、バンドのメンバーはシーベアと共通で、昨日私がハルパで見たソーレイもバンド・メンバーとして加わっていました。分かりやすいポップスだけど、暗すぎない影というか陰影のあるポップスで、とても私好みです。

 会場は満杯!すごい人だなぁ。オフ会場っていつもこんなに人がいたっけ?!

 シンドリはアート作家でもあり、去年、一昨年と二年続けて展示会をやっていましたが、どうやら今年はそれがないようで残念。シンドリの作品の写真はありませんが、シンドリのサインがアート作品並みですごい!サイン入りの彼の最新アルバム『Summer Echoes』はあと数枚あるので、希望者はお早めにどうぞ。ちなみに、アルバムジャケのアートワークそのものはインガの作品です。

 ライブ後、ツアーのお客さまですごーくシンドリ大好き!という方がいたので、シンドリと写真に収まるのを見届けたかったのですが、ツアーの御案内時間があるため、希望者がいてもいなくても、決まった時間にはホテルに帰る必用があり、「絶対にサインもらって写真撮ってもらった方がいいよ。大丈夫だから」と言い残して、その場を去りました。

 で、ホントに5分程度だったけど時間の余裕があったので、帰り道の途中にあるHemmi&ValdiでやっていたHellvarをチラ見。 私はHellvarのヴォーカリストのHeidaのヴォーカルがすごく好きなので(ハスキー&かわいらしい系の声なのに、ブルージーなロックが得意!)少しでもライブで見られてよかった。

  Hellvarの新作『Stop the Noise 』がなかなかよくて、1作目よりも肩の力が抜け、気張りすぎないバランスで歌っていて、骨太な演奏と、彼女のパワフルなのにかわいらしいヴォーカルが炸裂。 
 で、このオフ会場も足の踏み場がないほど人がいっぱい。もっとも、30人入れるか入れないかの場所なので、私自身、結構無理してギュ〜って中に入って行きました。

 「ホテルの集合時間に遅れちゃう」と言いつつ、ホテルまでは走れば30秒!という距離なので、その後欲張りでチラ〜っとだけBarbaraにも寄りました。そこでやってたのは、キーボードを操って歌うLjosvakiで、悪くは無い。はぁ〜、一応チラリとでも聞いたから、さてホテルへ戻ろう・・・と思ったら、そこに居たのがSvavar Knutur!

 「あ〜、スヴァヴァル、一年ぶりぃ〜」と、演奏中なので小さな声でハグしあうと、「あと5分で僕の番だからね!」と言われて、うーん、どうしよう。だって7時半にはホテルに帰る義務があるんだけど・・・。
 「悪いけど、本当に3分で戻ってくるから、一旦外に出させて」
 「あと5分で演奏するよ。5分なんてすぐだよ。君が居てくれるとものすごくうれしいんだけど」
 「あ〜、分かってる私も、ものすごくスヴァヴァルの歌は聴きたいんだけど、仕事の義務だから、どーしても、ね、3分だから」

 と、その場所を飛び出して、30秒後にはホテルのロビーをチェック。おぉよかった、誰もいない。ホテルのロビーの受付の人にも「日本人が座ってなかった?」と尋ねて、一応誰もいなかったことを確認し、それでBarbaraへ戻りました。
 
 「あれ、本当に早かったね!」
 
 当たり前じゃん。日本人は3分と言えば、5分以内には戻ってくるよ。それに、お客さまがいたらいたで、この場所に連れてくればスヴァヴァルも聞いてもらえるし、どちらに転んでもこの場に帰ってこられると踏んでたの。
 
 1年ぶりのスヴァヴァル。相変わらず暖かな歌声で好き。こういうギターやピアノのポロンポロン弾き語り大好き(たぶん70年代の好きだったシンガーソングライターの名残)。

 1年前のライブでも彼の話には大笑いしましたが、今年も彼はニカっと笑わせてくれました。

 「僕はスヴァヴァル。アイスランドでは、ムギソンほど才能があるわけではなく、彼よりも不細工な弟として知られています」
 
 うっ、訳しても面白くない(汗)。ムギソンというとても才能のあるアーティストがいて、アイスランドでは大人気です。私がムギちゃんと読んでいる人ですね。スヴァヴァルは、ムギの血縁ではないけれど、何となく雰囲気が似ているとはいえ、ムギほどヒットしていないし、ちょっと太っているので、それを茶化しているんだけど・・・解説すると、もっと面白くないね Orz

まぁそういったことを知っていると、クスっと苦笑いするんですけどね。

 なんでもこのBarbaraという場所はゲイバーだそうで、自分の知り合い(お兄さんだったかな)が働いていた関係で、学校が終わると必ずここに来ていた、と。それが16歳の時。自分はストレートだけど、ずっとゲイバーにいたので、ゲイの仕草が身について、時々困る状況に陥ることがある・・・とか。あとは若干オゲレツな話になるので略しますが、彼は本当に話し上手。思わず笑ってしまうことばかりです。

 そして彼のあったかぁ〜な歌声を聞いていると、本当にじっくりしんみりして、心が安まる。じわっと癒されていく感覚があり、この場でスヴァヴァルと出くわしたのも、”いつまでも腐ってないで、早く音楽を聴ける状態になりなさい”と言われているような気さえしました。
 彼の最新アルバムは、おばあちゃんに捧げた『amma』というアルバムで、やはりそういう暖かな雰囲気が全般にただよっているので、どうやら今後私の精神安定剤的なアルバムになりそうです。

 彼とは後日また会うことを約束して、彼は次なるオフ会場へ。私はそのまま残って、Elin Eyを少しだけ。Elinはメゾフォルテのエイソール・グンナルソンの娘さんで、去年オノ・ヨーコさんのライブ会場で会いました。シンガーソングライターとは知っていたけれど、ブルースだとは・・・。ちょっとびっくり。

 そしてこのオフ会場を去り、向かったのは昨夜に引き続きハルパで、教会か、ハルパかをものすごく迷った結果、いくつかの理由でハルパを選択。アイスランド・エアウエイブスに交響楽団が出るのは初めての試みだし、私が大好きなベッドルーム・コミュニティ・レーベルのヴァルゲイルの曲のプレミア演奏だし、大会場の場所も見たいし・・・ということで。(次回に続く) (小倉悠加/ Yuka Ogura)





  アイスランド・エアウエイブスのTシャツも格安!↓


 
 
by icelandia | 2011-11-12 23:47 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Trackback | Comments(0)
Copyright © 1997-2008 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - ヘルプ - エキサイトをスタートページに | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム