execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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アイスランド平和迎賓館視察
c0003620_1728385.jpg 行ってきましたアイスランド平和迎賓館(栃木県那須烏山市)への視察。とても不思議な気分になります。だってアイスランドで全く同じ建造物を見ているから!!本当に寸分の狂いもないようなので、一瞬「ここはレイキャヴィーク?私はどこ?」状態になります。ここまで徹底してやったのは、スゴイ!
 
 日本ではアイスランド平和迎賓館と呼ばれていますが、現地ではホフディ・ハウスという名前で、80年代に米国とソ連の核の恐怖による冷戦状態を崩す話し合いが行われた場所です。一般にレイキャビク会談とかレーガン・ゴルバチョフ会談と言われ、たぶん現在30代後半くらいの人はこの会談で「レイキャビク」という地名を初めて耳にし、また記憶に刻んだのではないかと思います。私自身もそのひとりです。
 なので、この建物は世界の歴史を変えた場所であり、それを見て感激した日本人が居たとしても何の不思議もありません。なにせ、世界が真っ二つに分かれた時代に終止符を打ったのですから。
 
 現在この場所は、日本アイスランド協会の本部が置かれている他、通常はウエディング・ハウス/レストランとして営業しているそうです。中をぐるりと見せてもらいました。
 階段を上がり、玄関に入ると、そこは吹き抜けの踊り場で暖炉もあります。室内はウッディフロアで、とても落ち着いた感じ。元々は民家なのですごくゴージャスということはありませんが、上品にまとめられています。吹き抜けを通り過ぎて真っ直ぐ進むと、本来はどのような部屋になっているのかわかりませんが、その左右に会食場や応接間があるので、たぶんウェイティング・ルームの役割をしている場所ではと思われます。大きな窓が一面にあり、さんさんと光の入る、明るい一室です。
 レーガン大統領とゴルバチョフ書記長の米ソ首脳会談が行われたのは、右手の奧にある応接間で、そこには8人掛けのテーブルと椅子があり、やはり窓からたっぷりと明かりが入ります。内装も調度品も、出来る限り本国と同じものを調達したそうで、会談の写真と比較すると、内部が寸分も違っていないことが分かります。
 
 左手の会食場は20-30名ほど収容できるでしょうか。ごく限られた関係者と和気あいあいと、会食したであろう場所で、歴史を変えたのがこのような家庭的な場所だったことに驚きを覚えると共に、人間は心であり行動力なのだなぁと、つくづく感じさせられました・・・って、ここは本物のホフディ・ハウスではありませんが、同じ建物なので説得力があります。
 
c0003620_17293984.jpg 木のぬくもりを感じながら2階へあがると、左手には宿泊可能な素敵なバス付きの部屋で、迎賓館から見える小高い丘の上にあるチャペルで結婚式を挙げたカップルが、この家を独り占めで宿泊できるのだそうです。また、2階の一角には日本アイスランド協会事務所の部屋もあり、執務用の机と椅子、電話やファックス等もありましたが、誰かが常駐しているわけではなく、協会の象徴として存在しているようです。
 
 ここで、いろいろと疑問を持たれた方がいることでしょう。私もそのひとりです。いったいこれを誰が何の目的で建てたのか?アイスランドはこの建造に何か関わり、現在も関わっているのか?
 
 90年代初頭のバブル当時、たまたま日本アイスランド協会の設立を知り、設立前にアイスランドを訪れたある実業家が、ホフディ・ハウスを見て感激し、「ぜひこれをアイスランドと日本の友好、ひいては世界平和のシンボルとして日本に建てたい」と思われたそうです。その時、既にヴィグディス・フィンボガドッティル元大統領の来日が決定していたため、急遽レイキャヴィーク市から建築図面を借り、土地を見つけて、3ヶ月間の突貫工事で大統領来日までに作り上げました。
 迎賓館のオーナーは「バブルの頃だったので」と苦笑なさっていましたが、そんな勢いでもなければ、思い切ったことはなかなかできないものです。バブルがはじけた後もこの建物は生きながらえ、今ではみなさんから「よくぞ作ってくれた」と感謝されるそうで、私もそんな気持ちでいっぱいです。
 建物の前の中庭には、当時のフィンボガドッティル大統領が植樹された木が人の背の高さ以上に大きく育っています。
 
 というわけで、この建物はアイスランド共和国の持ち物でもなければ、建設に共和国が積極的に関わったということでもありません。すごーく平たく言えば、ある人が感激して、その勢いで作っちゃった、ものです。オーナーの話を聞き、後先をあまり考えずやってしまうところは、私の行動と同じなので(規模は大きく違いますが)、正直苦笑してしまいました。アイスランドとはこうも同じような人間を惹きつけるものなのか、と。
 
 迎賓館の話が長くなりすぎたので、迎賓館での食事と宿泊した温泉(迎賓館オーナー経営)のことは次回に。
 
 アイスランド迎賓館の情報や写真はサイトがあるのでこちらをご覧ください。 (小倉悠加)
  
 *どうぞICELANDiaのショップにお立ち寄りください。
 *ICELANDiaの母体、アリヨス・エンタテイメントのサイトはこちらです。c0003620_22263649.jpgc0003620_13213440.gif
by icelandia | 2006-01-12 17:33 | アイスランドってどんな国? | Comments(5)
Commented by may-52 at 2006-01-12 17:46
コメントいただけて嬉しかったです。ありがとうございます!アイスランドに興味があり、ここのブログも読ませていただいたのですが、とっても濃い情報でますます興味をもちました♪いろいろと音楽も聴いてみようと思います。
Commented by respectsqeeze at 2006-01-15 21:58 x
おぉ!!
平和迎賓館に住めば、アイスランドに住んでいる
気分になれるかなぁ・・・(笑)
小倉さんの家でも、アイスランドの音楽に浸って
食事も楽しんでアイスランドに旅行へ行ってるかのように・・・。
って、そんな旅行いかがですかね?(笑)
Commented at 2006-03-01 12:02 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2006-03-01 15:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pacific at 2006-04-12 17:56 x
施設のご紹介ありがとうございます。ちなみに、昨夏こちらの建物に、以前のアイスランド駐日大使もいらっしゃいましたよ。
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