| ヨハン・ヨハンソンの新曲が日本で初演!演奏は日本が誇る世界のヤザワ! |
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ヨハン・ヨハンソンの新曲が日本で初披露される!という嬉しいニュースが入ってきました。うわぁ〜〜、うわぁ〜〜、うわぁ〜〜!!ってコーフンしますよね!(笑) それじゃヨハン来日?と思ったら、そうではなく、日本のアーティストがピアノ・ソロで演奏するのだそうです。え、ピアノ?それもソロ??? だってヨハンでしょう。電子楽器とストリングスがないとダメじゃん。生ピアノでポロポロ弾いたところで面白いの? と思ってしまったアナターーー当然です。私もそう思いました。 でも大丈夫です。長々と書きますが、私の考えは、以下のように変化していきました。心配無用どころか、大いに期待していいと思います! まず、この度、ライブでヨハンの新曲を初演奏するのはピアニストの矢沢朋子さんで、現代音楽の世界ではかなり名前の通ったアーティストです。有名も無名はどうとも、面白いのか?というのがひたすら私の論点。 ヨハンのファンであれば理解していただけると思いますが、あの音の世界をどうやってピアノで表現するのか想像できますか?どう考えても私にはピアノ・ソロで表現し得ると思えない。 だってだって、ヨハンの演奏を何度か聴いていて、レイキャヴィクではストリング・カルテットがついていて、東京公演ではチェロ一本。弦楽器の数の差は如実で、電子楽器ありぃの、ヨハン本人が演奏しぃのでも、結構差があり、やはりストリング・カルテット付きに演奏の軍配が上がります(もちろん私の音楽的趣味が基準です)。演奏を比べること自体が邪道だけど、でも、本当にそうなんだから仕方がない。ましてピアノ・ソロじゃねぇ、というのが正直な感想。 私が納得しないものはブログで紹介しないので、失礼ながら、ご本人にその旨を正直に伝えて、参考になる音源(=彼女のアルバム)を送っていただきました。 そしてアルバムを聴いたらーーーーー目からウロコ!! あぁ、やっぱり音楽の世界は奥が深いわ。百聞は一見にしかずです。 私が聞かせていただいたのは『Flash Point』というアルバム。これ、、様々なモジュールによる演奏が入っていて、生ピアノ一本だけのピアノ・ソロではなく、ジャズ・ピアノのファンが聴いても、エレクトロ系が好きな若者が聴いても、どちらに転んでもイケル!クラシックの系譜の現代音楽を演奏したかと思えば、ポピュラー寄りのトランスやテクノを合わせたりして、なかなか刺激的な内容。こりゃ面白い。 なるほど、こういう感覚の持ち主であれば、ヨハンの曲をうまく料理することもできるでしょうし、ヨハンもこういう演奏スタイルの持ち主に楽曲を提供するのは、すごく挑戦のしがいがあることでしょう。 そうなんです。ピアノ・ソロ(生ピアノ一本という意味)でどこが面白いの?という懐疑的な思考はすぐにふっ飛んで、「聴きに行くっきゃないんじゃない」になっていました。私って、変わり身が早いわぁ(笑)。 更に書けば、このアルバムが刺激になり、がぜん現代音楽に興味が湧き、封印していたクラシックまで手を出し始め、全集物が大半の枚数を稼いでいるとはいえ、一週間で250枚以上のアルバムを買ったのは後にも先にも初めて(モーツアルト大全集170枚が一万円強という値段は異常に有り難い)。クラシックが私を廃人化するに違いありません。正気を保つのはポピュラー音楽、空想の世界へ逃避するのはクラシック。現代音楽はいい感じで中間地点です。 とにかく、このアルバムがいかに刺激的だったかというのは、上記の通り。なので、ライブへ行けない方は、せめて彼女のアルバムだけでもお聴きください。 今の私は、矢沢さんが演奏するヨハンなら、間違いなく面白いだろうと確信してます。ヨハン・ファンのブログ読者のみなさまにも、強くお勧め致します。結構聞き物になる予感がするので、ぜひ矢沢さんのライブにお運びください。 ライブ情報は最後に書きますが、その前に、矢沢さんのサイトの紹介を。 ![]() 『Geisha Farm Tokyo』 http://geishafarm.net/ 矢沢さんはご自分のブログでヨハンのやり取りを一部公開していて、なかなか譜面が送られてこない様子に苦笑。いかにもアイスランド的?! これとかこれ です。 後者のブログに「エレクトロニクスのパートはこれからですが、ピアノパートだけでも素晴らしく、ピアノ・ソロとしてと、ピアノとエレクトロニクスと2バージョンでもそれぞれムードがまた違ってステキなのではないかと思ったのでした。 2回弾くかな!?バージョン違いで!」 と書いてあります。もうぜひ、2ヴァージョンお願いしたいです!! 矢沢さんはこのライブについて「アイスランドの自然を反映させた叙情的でありながらハイテクノロジーな音楽は、クラシック音楽の聴き手だけでなく、テクノ、アンビエント、ジャズなど新 しい音楽に敏感な幅広い音楽ファンに強くアピールすると思います。是非、世界初演の場に立ち会って新しい今生まれる音楽を体験してください」と語っています。 うん、本当に面白そう。それにしても「面白い」としか書けない私。ボキャブラリなさすぎ〜(笑)。 矢沢朋子ピアノ・ソロ 〜現代音楽への誘い〜 2010年2月27日(土) 開演 19:30 / 開場 19:00(夜公演) 杉並公会堂小ホール (東京都) 問い合わせ先:東京コンサーツ(03-3226-9755) http://www.tokyo-concerts.co.jp/index.cfm?lang=jp&menu=concerts.2010022701 演奏予定曲目 チャイナ・ゲイト/ジョン・アダムス 大都会への賛歌/アルヴォ・ペルト ソッフェルト・オンデ・セレーネ/ルイジ・ノーノ 無常の鐘/権代敦彦 マンドラゴール/トリスタン・ミュライユ キッドA/レディオヘッド*arr矢沢朋子 ウォークマン/平石博一 委嘱作品世界初演/ヨハン・ヨハンソン 他 お〜〜、ラジオ頭まで登場させる、と。どのようなアレンジになるのか楽しみ。それから、私は聴いている音楽がポピュラー主体であるため、ヨハン・ヨハンソンを、ポピュラー出身のセミクラシック作曲家という捉え方をしてしまいますが(だって本当にパンク・ロック出身の人なんだもん・・・)、現代音楽を少しまとめて聴いてみると、なるほど、ヨハンというのは、クラシックの系譜からの現代音楽の中でキチンとした地位を確率できそうな作曲家であることが分かります。 少しばかり音楽の世界を広げてもいいかも、という人や、ヨハン・ファンで、現代音楽から見るとヨハンというのはどんな感じ?というのに興味ある方にはかなりいい機会だと思います。きっと矢沢さんのピアノから、いつもの聴き方では見えないヨハンの音楽の世界が浮き彫りにされることでしょう。(小倉悠加 / Yuka Ogura) ![]() アイスランド音楽の福袋1月末まで発売!↓ ![]() 2010年もぜひアウルムにご注目ください↓ |



私が聞かせていただいたのは『Flash Point』というアルバム。これ、、様々なモジュールによる演奏が入っていて、生ピアノ一本だけのピアノ・ソロではなく、ジャズ・ピアノのファンが聴いても、エレクトロ系が好きな若者が聴いても、どちらに転んでもイケル!




